眼の劇場 | 松岡正剛
眼の劇場/元工作舎編集長、日本文化研究者の松岡正剛によるエッセイ集。〈image & imagination〉シリーズ第一作。松岡がこれまでに綴ってきたエッセイを視覚・言語・音に振り分けて編纂し、その視覚に関するテキストを収録している。
A Magazine #4 Curated by Jun Takahashi Undercaner | 高橋盾
A Magazine #4 Curated by Jun Takahashi Undercaner/「A Magazine」の第4号。キュレーターはUNDERCOVERの高橋盾。川久保玲「‘UX6’」や、加茂克也「I AM A HAIR」、戎康友撮影による「FIVE GRACES」など、高橋盾のディレクションが光る様々なコンテンツを収録。
シティボーイの80年代。佐野元春のボックスセット。
先週のオリーブ初期号に続きまして、今週も80s雑誌。だって好きなのですもの、80年代に出版された雑誌や冊子が。 本日のおすすめは、佐野元春責任編集「This」ボックスセット。バラで入荷することはあったものの、ボックスセッ […]
布の表情、唄う声。柚木沙弥郎が生み出し続ける模様の美。
2018年に日本民藝館で開催されていた「柚木沙弥郎の染色」展へ行った際、作品の印象から制作年を当て合うゲームをしたんです。それがもう、全然当たらなくて。数十年前の作品はいつ見ても新鮮・モダンで、近年の作品はどこか懐かしく […]
充実した1年のそばに。2020年カレンダー特集!
イラストレーター、デザイナー、画家など作家がオリジナルで制作した2018年カレンダーを入荷しました。
白井晟一の手と目 | 白井晟一 作品集
日本の建築家、白井晟一のドローイングや草稿をまとめたもの。個人住宅「芦屋山本邸」の計画スケッチ集や講演手稿など、貴重な資料を多数収録。 カバーに少ヤケ・少キズ・少ヨゴレ有。小口・本文ともに状態良好。
100年間のパッケージデザインを収録した、資生堂化粧品図鑑
綺麗になりたい、可愛くなりたい。資生堂のパッケージデザインには、そんな女の子の夢が詰まっています。そして今も昔も変わらずに、その気持ちを後押ししてくれるのです。 こちらは、資生堂の100周年を記念して発行されたパッケージ […]
自分の手で文字を描く男たち
これはもう自分のために作ってくれたに違いない最高のガイドブック。 グラフィックデザインのDTP以前を知らない自分としては、猛烈に憧れる「文字を描く」という技術。古書が不思議な魅力と強さを発しているのは、経年変化もあるが、 […]
アヴァンギャルド芸術の実験場。ディアギレフが築いたバレエ・リュスの時代
いま「どこでも好きな時代へタイムスリップさせてあげる」と言われたら、バレエ・リュスのある1920年代のパリに降り立ってみたい。 天才プロデューサー、セルゲイ・ディアギレフによって設立されたバレエ団「バレエ・リュス」。20 […]
シティ・ガールたちの初期オリーブ。
オリーブに教えてもらったことはファッションやメイクのみにあらず。山田詠美の小説。シャルロット・ゲンズブールの映画。渋谷系の音楽。洋書の魅力。ちょっとこそばゆいけれど、今の自分を構成する要素のルーツはオリーブに詰まっている […]
つけもの風土記 | 酒井佐和子
つけもの風土記/漬物研究家の酒井佐和子が、北海道から九州まで日本各地の珍しい漬物とその販売元を紹介。さらに「キャベツのザクザク漬け」「栄養漬」「五菜漬」など、旬の野菜をつかい家庭でつくる漬物のレシピをあわせて収録。題字は佐野繁次郎によるもの。
草月の花 | 勅使河原蒼風
草月の花/日本の芸術家で、いけばな草月流の創始者・勅使河原蒼風が、いけばなのイロハを解説。花の紹介やテーマの決め方、切る・曲げる・留めるの3つの技巧、花器と花材のバランスの取り方など、家庭でもいけばなを取り入れたくような基礎知識に加え、「草月の花」など草月流の精神や流儀を垣間見ることができる内容を幅広く収録。
まな板文化論 生活から見た料理 | 江原恵
料理研究家・江原恵による評論集。日本の料理文化の固定観念をさまざま切り口で分析し、日常の食事である「家庭料理」をみつめなおす、切れ味するどい文化論。
奈良原一高と田村隆一、勝井三雄が生み出す化学反応
11月23日より世田谷美術館ではじまる展示、「奈良原一高のスペインー約束の旅」をとても楽しみにしています。そして、このタイミングで『空気遠近法』をご紹介できることが本当に嬉しい。 本書はヴェネツィアを舞台に、奈良原一高が […]
建築好きに捧ぐ、デイヴィッド・ワイルドが手がけたコラージュ作品集。
「おー、なにこれめちゃくちゃかっこいいではないか」とスタッフみんなで盛り上がったコラージュ作品集を今回はご紹介したいのですが、これはぜひ建築好きの方にこそご覧いただきたい。 頁を開けば、デ・ステイルをはじめとするオランダ […]
印刷物は紙の弾丸なり
「読む雑誌であると同時に、眺めても楽しめる雑誌たらしめるべく、視的効果を高める為、紙質印刷等には、実は人知れぬ費用を投じてをるのであります」 この恩地孝四郎と志茂太郎の作った雑誌「書窓」の創刊意図を説明した一文に、納得し […]
「蒐集」の樹海へようこそ。村上隆の数寄ものアート・コレクション
現代アート好きだけではなく、生活工芸、骨董、民芸好きなみなさまにこそぜひ手にとっていただきたい1冊。 美術家であり、画商であり、企業家でもある村上隆。精力的な活動のかたわら、作品蒐集にも心血を注いでいます。そのコレクショ […]
ブックストアで待ちあわせ | 片岡義男
ブックストアで待ちあわせ/ベッドタイム・ストーリーズの本、SF雑誌、怪奇恐怖コミックス、エドワード・ホッパーの画集、アウトドア遊びの教典、アヴォカードを育てる人たちのためのハンドブック――草創期の雑誌「宝島」編集長でもあった小説家・エッセイスト/片岡義男が、アメリカの多種多様な本を紹介するエッセイ集。表紙画は鈴木英人。
山と別れる峠 | 串田孫一
山と別れる峠/詩人、串田孫一のエッセイ集。「生の躍動」「山に眠る人に」「富士山佐藤小屋」など、山にまつわる味わい深いエピソードを、自身の挿絵とともに掲載。
文化財から公衆浴場まで。全国津々浦々、日本の銭湯写真集
初めてこの「SENTO 二十世紀銭湯写真集」が入荷したときから、再入荷しては飛び上がって喜び、売れてしまっては我が子を送り出すような気持ちで別れを惜しむ。そんなことを繰り返しています。いつか自分の家にも本気で迎えたい。 […]
ものづくりの未来を明日へと繋ぐ。松本民芸家具・池田三四郎の 特装版エッセイ集。
「本屋で働いてきてよかったなぁ」と思ったことは何度もあるけれど、この世界にたった30部しかない本と出会えたこと、これにはもう嬉しいを通り越して感謝の気持ちが湧き上がってきました。 もちろん発行部数で本の価値は決まらない。 […]
雑誌広告からみる 70年代の日本
広告は時代を映す鏡と言いますが、『70s 日本の雑誌広告』をパラパラ眺めていると、当時の空気感が手に取るように伝わってきます。 1970年代は、大阪万博が開催され、高度経済成長の勢いが高まっていました。また、三島由紀夫の […]
80s 日本の雑誌広告 | ピエ・ブックス
80s 日本の雑誌広告/80年代の日本の雑誌広告作品集。ファッション、自動車・オートバイ、航空・観光・鉄道といったカテゴリーに分け、資生堂、キューピー、大塚製薬など企業の優れたアートワークの広告作品を紹介。また巻末には日本雑誌広告賞受賞作品とともに80年代を振り返る「80sクロニクル」を掲載。80年代当時の流行や文化も垣間みることができる一冊。
武井武雄手芸図案集 | 武井武雄
画家・武井武雄による手芸の図案集。草花、動物、人魚、幾何学模様などをモチーフとした多彩な図案の数々を解説文とともに掲載。武井武雄ファンはもちろん、クッションや壁掛け、手提げづくりなどの資料としても。
シュプレマティズムで芸術の歴史を動かした、マレーヴィチの信念と情熱
芸術家の人生を年代順に追った画集において、1年〜5年という、ここまで小刻みな年単位で紹介したものというのは珍しい気がします。カジミール・マレーヴィチの芸術家人生がいかに語るべきことが多く、濃密なものであったかということに […]
生活を豊かに美しく 武井武雄の図案たち
「生活を美化する泉は才能や技術や、又金などでは尚更ありません。只その方へ向けて眼を展(あ)くだけの心のみあります。」 1928年に発行された、『武井武雄の手芸図案集』の序文の言葉です。本書には、草花、動物、人魚、幾何学模 […]
縄文の造形に魅せられて。
いちまんねん。 途方もない年月です。 旧石器時代が終わったおよそ1万3千年前から、縄文時代は約1万年続きました。そのころ日本列島に定住していたひとびとが、暮らしのなかで使い、祀り、アップデートを繰り返しながら作り続けた […]
科学の眼を手に入れる。東京大学総合研究博物館の展示にみる人間の飽くなき探究心。
人類の”知りたい”という欲求は、こうも尽きることがないのでしょうか。東京大学総合研究博物館の展示を見るたび、人間の飽くなき探究心には心底驚かされます。 2012年に同博物館で開催された「アルケオメトリア 考古遺物と美術工 […]
デ・ステイルの創始者、テオ・ファン・ドースブルフの描いた対角線
今回ご紹介するのはデ・ステイルの創始者、テオ・ファン・ドースブルフの作品集ですが、キーはずばり「対角線」です。 なんのこっちゃ?と思うかもしれませんが、まずその説明をする前に、デ・ステイルの中心人物として活躍した人物たち […]
画家のブックデザイン。佐野繁次郎をコレクションする
「専門分野をつくりコレクションせよ」と、詩人アンドルー・ラングが自著「書斎」でアドバイスしているように、どうやら愛書家たちにはマイルールがあるらしい。 本書「佐野繁次郎装幀集成」も、ひとりのコレクターの努力が結晶化したも […]
五十嵐威暢デザイン事務所 スペースグラフィック | 中村善郎
五十嵐威暢デザイン事務所の作品集。グラフィックデザインや、CI、ロゴ、アルファベットの彫刻など代表的な作品を解説付きで収録。
カンディンスキーの絵が奏でる音楽
カンディンスキーの作品をみていると音楽が聴こえる。そして音楽を聴いてふと、カンディンスキーの絵が浮かぶ。それもそのはず。氏は、常に音楽を意識しながら作品づくりをしてきた画家だったからです。 小さい頃からピアノやチェロなど […]
発生と消滅、そして変化。人間と文字の歴史を知る。
人間と文字。 なんという壮大なタイトルか… この壮大なタイトルとオールドな碑の表紙を見て「なんか難しそう…」と思った方にこそ、ぜひ手にとっていただきたい。 この本は、エジプト文字、メソポタミア文字、アルファベット、漢字、 […]
Max Ernst: A Retrospective | Werner Spies | マックス・エルンスト 作品集
Max Ernst: A Retrospective/シュルレアリスムの代表的作家、マックス・エルンストの作品集。ペインティング作品を時系列にカラーで多数収録。
海錯図筆記 | 張辰亮
清代の画家兼生物愛好家・聶璜による博物画集「海錯図」を、現代の生物学の視点から再解釈する図鑑。想像で描かれた生物たちを、貝・魚・虫・鳥に大別し、カラー図版を用いて解説。中国語表記。
日本霊地巡礼。細野晴臣と中沢新一のめくるめく観光旅行。
気がつけば、2年ぶりの入荷です。あれれ、とっても好きな本なのに! 本書「観光」は、音楽家の細野晴臣と宗教・人類学者の中沢新一によって結成された観光団体「妙音講」が、日本の様々な霊地を巡礼した体験を語らう対談集です。ちなみ […]
700作品に詰め込まれたソットサス・デザインの根源。
頁を開いて思わず声をあげながら飛びついてしまった一冊。エットレ・ソットサスの描くドローイングは、まるで絵本やアニメーションから飛び出してきたかのような遊び心にあふれていて、どこかワイズベッカーに通じる可愛らしさもあって… […]
クリスマスの歌 | 望月通陽
染色家・望月通陽が挿絵を添えた絵本。イギリスやドイツにつたわる民謡、賛美歌など、クリスマスにまつわる歌の和訳を14篇収録。
バウハウス・オールスターズ。殿堂が生み出したグラフィックデザイン。
バウハウス関連の書籍は数あれど、グラフィックやタイポグラフィのみを集めて紹介した書籍はなかなかありません。約2年半ぶりにお目にかかれて興奮。 モホリ=ナジ・ラースロー、ヨゼフ・アルバース、ヘルベルト・バイヤー、マックス・ […]
風と光を求めて。鈴木英人が描く心のアメリカ。
まだまだ暑いとはいえ、少しずつ秋の気配を感じはじめた今日このごろ。でもこのカタログ・レゾネをひらけば心は一気に、さんさんと太陽の光が降り注ぐアメリカへひとっ飛び。 雲ひとつない青空、光を受けてゆらゆらときらめく海。明るい […]
ヴィネット14 Typography Kaleidoscope─文字の万華鏡 | 今田欣一、片塩二朗
ヴィネット14 Typography Kaleidoscope─文字の万華鏡/朗文堂発行のタイポグラフィ・ジャーナル「ヴィネット」第14号。「企業制定書体の制作への基準と展開」「和字 限りなき前進」、さらに「組版講座2」などを収録。
ヴィネット13 Typography Kaleidoscope─文字の万華鏡 | 河野三男、片塩二朗
ヴィネット13 Typography Kaleidoscope─文字の万華鏡/朗文堂発行のタイポグラフィ・ジャーナル「ヴィネット」第13号。「タイポグラフィの基本原理 スタンリー・モリスン」「立原道造の詩とその視覚形象の形成」、さらに「組版講座1」などを収録。
モダニズム探求誌「ドノゴトンカ Donogo-o-Tonka」
羽良多平吉デザインの書籍を収集していた頃に出会った不思議なタイトルの同人誌「ドノゴトンカ Donogo-o-Tonka」。 このドノゴトンカという不思議な言葉は、昭和初期に存在した同名雑誌にちなんでいる。旧来の文学、思想 […]
ファーブルが描いたきのこ。自然を愛した偉大なる科学者のまなざし
ファーブルといえば、『昆虫記』。ではありますが、氏がこの世界に残したモノそのものよりも、自然へ寄せられた確かな愛情と、それを純粋に世の中の人々に知ってもらいたいという誠実さに、ファーブルという人間の人となりを感じます。 […]