活字礼讃 | 杉浦康平、府川充男、中垣信夫他
活字礼讃/活字に慣れ親しむ26人のエッセイ集。グラフィックデザイナーの杉浦康平、印刷史研究者でありタイポグラファーとしても活動する府川充男らによる文章を収録。読書人の減少や、漫画・コミックといった非活字文化が台頭するなか、活字にこだわりつづける人々の活字礼賛。
美しい本の世界 | 庄司浅水
美しい本の世界/作家で書誌学研究家の庄司浅水によるコレクション集。聖書をはじめ、ケルムスコット・プレス版「チョーサー著作集」、ダヴス・プレス版「英語聖書」全5巻、エリザベス2世「コロネーション・バイブル」など、貴重で美しい本の数々を図版とテキストで紹介。
Rodchenko | アレクサンドル・ロトチェンコ
Steidlから出版された、アレクサンドル・ロトチェンコによる写真集。ピーター・マクギルらギャラリストが収集したロトチェンコの写真の中から、人物、建築、機械などを大胆な構図で切り取った作品を年代順で収録。 カバーにヨレ、 […]
Raymond Pettibon: Plots Laid Thick | レイモンド・ペティボン
Raymond Pettibon: Plots Laid Thick/アメリカ西海岸を代表する現代アーティストのひとり、レイモンド・ペティボンの展示会図録。ユーモアと皮肉を入り混ぜたドローイングにテキストを組み合わせた作品をカラーで多数収録。英語版。
辻まこと 山の画文 | 白日社
画家、辻まことの画文集。1971年から1976年に雑誌「岳人」で連載した表紙画とエッセイを編纂したもの。エッセイは山に纏わるテーマにとどまらず、日々の出来事や社会についてなど、自由な語り口で綴られている。
Rachel Whiteread: House | レイチェル・ホワイトリード
イギリスのアーティスト、レイチェル・ホワイトリードの作品集。氏の記念碑的な作品と言われている、イーストエンドの家全体をコンクリートと石膏で鋳造した「House」を追った、ユニークな年代記。英語表記。
Christo: The Paris Sculptures 1961 | クリスト
大規模な環境アートで知られる芸術家、クリストの作品集。本書では活動初期のオブジェ作品12点を紹介。長い間、芸術史のなかで埋もれていたこれらの作品を美術史家のマティアス・コッデンバーグが編纂したもの。 英語表記。 新刊書籍。
博物図譜ライブラリー 2 鳥獣虫魚譜:松森胤保「両羽博物図譜の世界」
明治時代の博物学者、松森胤保(まつもりたねやす)が記した「両羽博物図譜」を編纂したビジュアルブック。羽前・羽後(現山形・秋田県)の動植物を網羅するべく、10年の歳月を費やして胤保が描いた博物画を厳選して紹介。哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類などを生物学的に正確に、かつ生き生きした姿で記録している。
Luigi Ghirri: Kodachrome | ルイジ・ギッリ
現代イタリアを代表する写真家、ルイジ・ギッリの作品集。1978年に自費出版で発表し、長い間絶版状態となっていた作品の復刻版としてMACKより出版されたもの。オリジナルイメージやテキストのレイアウトなどを忠実に再現しながらも、氏のオリジナルフィルムからスキャンされた新しいイメージも追加されている。
Special Nothing | Phyllis Ma
NYを拠点に活動するアーティスト、フィリス・マーの作品集。ベルリン、ロンドン、東京、メキシコシティ、ニューヨークで撮影されたこの写真シリーズは、ユニークな旅の日記であり、ありふれたものと奇妙なものが融合し、魔法のように超現実に変化する瞬間を抽出したもの。 英語表記。
American Motel Signs II | Steve Fitch
米国の写真家、スティーブ・フィッチの作品集。2016年に刊行された『American Motel Signs』の続編。28年の歳月をかけ、全米各地のモーテルの看板を撮影したもの。日常的なアメリカの街を巡るロードトリップを通し、現代アメリカ文化の魅力的な側面を再認識させてくれる1冊。 英語表記。
Light Break, Photography / Light Therapy | Nicolai Howalt
デンマークのヴィジュアルアーティスト、ニコライ・ホワルトの作品集。デンマーク人として初めてノーベル賞受賞者となった科学者のニールス・フィンセンによって考案された光線治療法を探求し、目に見えない光をフルカラーで視覚化した作品をまとめた一冊。 新刊書籍。
ミセス全集 第1巻 きもの通 和服篇 | 文化服装学院
ミセス全集 第1巻 きもの通 和服篇/文化服装学院から出版された、「ミセス全集」第1巻、きもの通和服篇。模様や生地、着こなし方などを丁寧な解説と魅力あふれる写真とともに紹介。ミセスとして歩む女性に捧げられた、優しさと気品あふれるシリーズ。
ミセス全集 第6巻 刺繍の楽しさ 手芸篇 | 文化服装学院
ミセス全集 第6巻 刺繍の楽しさ 手芸篇/文化服装学院から出版された、「ミセス全集」第6巻、刺繍の楽しさ:手芸篇。植物やイニシャルなどがあしらわれた刺繍小物を多数紹介するほか、刺し方と図版例なども掲載。ミセスとして歩む女性に捧げられた、優しさと気品あふれるシリーズ。
ミセス全集 第7巻 くらしのセンス 総合篇 | 文化服装学院
ミセス全集 第7巻 くらしのセンス 総合篇/文化服装学院から出版された、「ミセス全集」第1巻、くらしのセンス:総合篇。"くらしのセンス"という幅広いテーマを、「おつきあい」「美容」「趣味」など様々な切り口で紹介。暮らしのいたるところに隠れている、生活を楽しむヒントを教えてくれる。ミセスとして歩む女性に捧げられた、優しさと気品あふれるシリーズ。
Louis I. Kahn | Basic Art Series | Joseph Rosa
ドイツの出版社タッシェンから出版されているベーシック・アーキテクチャー・シリーズ。本書では20世紀を代表する建築家、ルイス・カーンを特集。バングラデシュのダッカにある国会議事堂やテキサス州フォートワースにあるキンベル美術館など、代表的な17の建築物を紹介。 ドイツ語表記。
Constructing Worlds: Photography and Architecture in the Modern Age | Alona Pardo ほか
建築と写真の関係に焦点を当てた写真集。ベレニス・アボット、ウォーカー・エヴァンス、ベルント&ヒラ・ベッヒャー、アンドレアス・グルスキーなど、18人のアーティストの作品を紹介。世界恐慌を背景にした超高層ビルの誕生、植民地後のアフリカ、インドにおけるモダニズムの伝統の台頭、1960年代のヨーロッパにおける産業の影響、アメリカとヨーロッパの郊外化の進行、今日の大規模な都市化の影響などを年代順に記録している。
New Promise Land, Inc N°20 | Peter Sutherland
ニューヨーク在住の写真家・映像作家のピーター・サザーランドによる写真集。柱がむき出しになり、建設会社のロゴで覆われるなど、未完成状態の家々を撮影したシリーズを収めたもの。作品の背景には自身が育った中規模都市や、80年代の映画に登場する新興住宅の風景などがある。さらにこのような住宅開発の風景は、2008年に起こった金融危機も彷彿とさせる。 英語表記。
iichiko design 1995
アートディレクター、河北秀也によるディレクションのもと、ブランドのイメージを築き上げた「いいちこ」。ポスターや様々なデザインワークをまとめ、「いいちこ」の徹底されたイメージを俯瞰する一冊。
Wolfgang Tillmans: Wako Book 2 | ヴォルフガング・ティルマンス
ロンドンとベルリンを拠点に活動する写真家、ヴォルフガング・ティルマンスが、自ら編集・デザインを行う写真集シリーズの第2巻。人々のポートレイトや彫刻といった静物、山々、街並の風景などをカラーで多数収録。限定1500部。
The Americans | Robert Frank ロバート・フランク
アメリカの写真家、ロバート・フランクの代表的な作品集。写真史に残る名作『The Americans』をScalo社が40年の歳月を経て再出版したもの。1955年から56年にかけてアメリカ合衆国各地で撮影された、当時の世相をリアルに映し出した写真を収録。 英語表記。
American Independents: Eighteen Color Photographers | Sally Eauclaire サリー・オークレア
American Independents: Eighteen Color Photographers/1970年代に台頭してきた新しい写真表現、ニュー・カラー。郊外の自然や人工物、そこに暮らす人々などを好んで被写体としたニュー・カラー派のうち、代表的な写真家の作品を編纂した写真集。ウィリアム・エグルストン、ジョエル・マイロウィッツ、スティーブン・ショアーら18名の作品を収録。アラスカの景観やテキサスのロデオ、ニューヨークの街並など様々なシーンを通してアメリカの持つ多様性や強さを表現している。
Edges Angles Lines Curves / Works on Paper | Donald Judd, Arnulf Rainer
2018年10月にアルヌルフ・ライナー美術館で開催された展覧会「Sarah Pichlkostner, Saskia Noor Van Imhoff, Donald Judd, Arnulf Rainer: Edges Angles Lines Curves」に伴い刊行された、ドナルド・ジャッドとアルヌルフ・ライナーの作品集。どちらの作家も、自身の芸術を体現する新たな道筋を常に模索し版画という表現技法に挑み続けているという点において共通している、緊張感漂う濃密な対話のような一冊。ジャッドの版画作品集は「Print and Works in Editions」以来の一作。
Brigitte March Niedermair: Transition Giorgio Morandi | Gianfranco Maraniello
写真家、ブリジット・ニーデルマイルによる作品集。「地平線」をテーマに作品を2つのパートにわけて収録。「TransitionGiorgio Morandi」では、ジョルジョ・モランディによる絵画の緊張感や繊細さを写真で表現。続く2つめのシリーズ「are you still there」では、エジプトのピラミッドの地平線から、精神性、エネルギー、そして私たち一人一人に内在する地平線を探っていく。ボローニャ現代美術館(MaMbo)などで開催された展覧会にあわせて刊行されたもの。
Anders Gesehen: African Ceramics | Anders Gesehen
2020年に開催された展示会図録。19世紀から21世紀までの、個性豊かなアフリカの陶磁器を豊富な図版と解説で収録。主にろくろを用いず、手で作られた作品を紹介し、国際的専門家による分析を掲載。英語、ドイツ語表記。
Alberto Giacometti: Traces of a Friendship | Ernst Scheidegger
スイスの彫刻家、アルベルト・ジャコメッティの写真集。友人であるエルンスト・シャイデッガーが、20世紀において最も偉大な彫刻家の一人として名高いジャコメッティの人生と氏の作品を、20年間に渡って撮影した写真を掲載。ドイツ語、英語表記。
感性のバケモノになりたい | 十文字美信
コマーシャルな作品でも知られる写真家・十文字美信の写真集。MoMAに展示された処女作品「首なし」をはじめ、20代の作品から60代にいたる最新作までの272点を編纂し収録。「感性のバケモノ」たらんとする十文字美信の集大成。 カバーに少スレ有。小口に僅かなヨゴレ有。本文状態良好。
立つ人 STANDING MAN | 有持有百
アニメーション作家として国際的に活躍する有持有百(ありもちありも)によるドローイング作品集。シュルレアリスムの“優美な屍骸”という手法に着想を得て制作された「立つ人」シリーズを中心に、石のような丸の集積によって余白を作ることで曖昧な視点を作る「Abstract Drawing」など20点の他、ジョルジュ・セバッグの論考、コロナ禍に交わされた水田紗弥子氏との往復書簡を収録。
Armand Schulthess | Hans-Ulrich Schlumpf
スイス出身のアウトサイダー・アーティスト/アルマン・シュルテスの残した膨大な作品を、作家ハンス・ウルリッヒ・シュランプフが収集し記録として残した作品集。缶詰しか口にしないと決め、食べ終えた缶詰の蓋の裏に人類の知りうるあらゆる知識を記し、自宅の木々に無数に括りつけて創り上げた「知識の庭」と、女性器の詳細な模写やコラージュによる紙上での性交などから成るごく個人的かつ性的なノートの数々。本書は庭の様子を記録し、家の内部を示し、性に関するシュルテス自作の本を総合的に見ることができる。 ドイツ語表記。
イエロー・マジック・オーケストラ | 坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏
イエロー・マジック・オーケストラ/坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏らで結成されたYMOことYellow Music Orchestraのインタビュー集。2002年の全アルバム復刻の際にライナーノーツ用として行われたインタビューを再構成し、羽良多平吉の書容設計によってまとめ上げられた愛蔵版。
バツ×の時代 ×の文化 | 松岡正剛
バツ ×の時代 ×の文化/松岡正剛をエディトリアルディレクターとして、アート・デザイン・ファッション・建築などさまざまなジャンルから「×(バツ)」の文明史を展開する。松岡と横尾忠則・磯崎新・松本瑠樹たちの対談を収録している他、木暮徹による写真、矢吹申彦や安西水丸によるイラストレーションなどをカラーとモノクロで掲載。
日本ロック写真史 ANGLE OF ROCK | 鋤田正義、三浦憲治 他
日本ロック写真史 ANGLE OF ROCK/1970年代から1990年代にかけてのロックミュージシャンを撮影した写真集。伊島薫、井出情児、ヒロ伊藤、迫水正RCサクセション、YMO、戸川純など1970年代から1990年代にかけてのロックミュージシャンを撮影した写真集。伊島薫、井出情児、ヒロ伊藤、迫水正一、鋤田正義、平間至、三浦憲治、ハービー・山口ら8名の写真家によるアーティスト102組・162点の写真作品を収録。アートディレクションは信藤三雄。ぴあの創刊35周年を記念して出版されたもの。
Haus / House | Peter Fischli、David Weiss
スイス人アーティストデュオ、ペーター・フィッシュリ & ダヴィッド・ヴァイスの作品集。 近代のインターナショナルスタイルで建てられた4階建ての商業ビル1/15サイズで具現化した彫刻作品は、日常生活と建築の関係性を考察することをテーマに、様々な空間に影響を与えるさまを見ることができる。また、そのインスピレーション源となる他作家の作品や、よりよく働くための10カ条を建物の壁面に書いた「How to Work Better」など、彼らの他の作品も収録。新刊書籍。
Charles & Ray Eames | Basic Art Series | イームズ
ドイツの出版社タッシェンから出版されているベーシック・アーキテクチャー・シリーズ。本書ではミッドセンチュリーデザインのパイオニア、イームズ夫妻を特集。夫妻の初期の実験的なデザインの家具から、短編映画『パワーズ・オブ・テン』まで、アメリカ中流階級の生活に与えた革命的な影響を紹介。 英語表記。
21オブジェクツ ペア・クラーセン展 | 21 objects: Peer Clahsen
2004年に六本木ヒルズで開催された同名展示の図録。ドイツの立体造型作家、ペア・クラーセンによるオブジェや平面作品をカラーで紹介。
Designed by Peter Saville Special Edition | ピーター・サヴィル
ジョイ・ディビジョンのアートワークなどで知られるイギリスのグラフィックデザイナー、ピーター・サヴィルの作品集。CDジャケット、パッケージ、ブックデザイン、ポスターデザインなどをカラーで多数掲載。スペシャルエディション。英語表記。
Shigeo Fukuda Masterworks | 福田繁雄 作品集
ユーモアのある作風で知られるデザイナー、福田繁雄の作品集。起業広告やイベントのポスターデザインをカラーで多数収録。イントロダクションのテキストは、シーモア・クワスト。
装幀パレード 和田誠イラストレーション集
装幀パレード 和田誠イラストレーション集/和田誠によるイラストレーションの仕事を3部門にわけて紹介したシリーズのうち、装幀作品を集めた作品集。遠藤周作「現代の快人物」、星新一「だれかさんの悪夢」、谷川俊太郎「谷川俊太郎エトセトラ」などの作品に加え、和田誠自身によるエッセイや、つかこうへいが和田誠作品に寄せたエッセイ「その種の能力」などを掲載。
CMくらぶ 和田誠イラストレーション集
CMくらぶ 和田誠イラストレーション集/和田誠によるイラストレーションの仕事を3部門にわけて紹介したシリーズのうち、コマーシャルのイラストを集めた作品集。専売公社ピース、キャノン、ソニー、紀文、日本新薬など、様々な広告作品に加え、和田誠自身によるエッセイや、椎名誠が和田誠作品に寄せたエッセイ「ぼくは和田誠さんに常に一方的にオホメのコトバをさしあげてきたのだ」などを掲載。
落葉伽藍 武内理能作品集
日本の写真家、武内理能の写真集。落ち葉や木の実を題材に、写真とは思えない手描きの風合いで、自然の恵みが醸し出すあたたかさを表現している。 函に小ヨゴレ・一部に小キズ有。本体表紙にスレ有。小口・本文ともに状態良好。
Die Perfekte Kindheit | Larry Clark ラリー・クラーク
米国の映画監督、写真家のラリー・クラークによる『タルサ』『ティーンエイジ・ラスト』などに続く写真作品集。ティーンエイジャーのポートレートやヌードなど自身の作品に加え、新聞の切り抜きや書簡、ハリウッドスターのグラビアなどをスクラップブックのように織り交ぜた構成。 ドイツ語表記。
雷鳴の頸飾り 瀧口修造に | 武満徹、加納光於、谷川俊太郎 ほか
雷鳴の頸飾り 瀧口修造に/武満徹、加納光於、谷川俊太郎らほか14名の作家や芸術家が瀧口修造に寄せて綴った随筆集。
芹沢銈介の創造 静岡100周年記念展 | 静岡市立芹沢銈介美術館
日本染織界の第一人者であり、型絵染めの重要無形文化財(人間国宝)保持者、芹沢銈介の展示図録。型絵染による暖簾、屏風、帯、着物、装幀作品などを多数収録。
桂 日本建築における伝統と創造 | ワルター・グロピウス、石元泰博、丹下健三
17世紀に八条宮初代智仁親王と二代智忠親王によって造られた皇室施設で、日本の中でも最高と言われる名園、桂離宮の写真集。建築家・丹下健三と写真家・石元泰博の視点から捉えた桂の魅力を視覚化。その構成から佇まい、パターン、テクスチャ、そして息づく歴史と、マクロからミクロまで、空間から時間まで行き届いた日本芸術の美と伝統を感じることのできる名著。石元による美しい構図の写真と、亀倉雄策によるレイアウトが共鳴し、更にそれらを引き立てる。