A Gallery in Type Cases: The Arno Stolz Collection
植字工であるアルノ・シュトルツが、30年以上にわたり世界中のデザイナーに手紙でコンタクトを取り続けて完成させた300あまりのタイポグラフィのミニチュアギャラリー作品。本書では作品だけでなく、デザイナーたちと交わした手紙や年賀状など貴重なコレクションも併せて収録。
NT Rasha | 株式会社竹尾
紙の専門商社、株式会社竹尾の特別見本帳。紙は「NTラシャ」を使用。繊密で温かく柔らかな質感の紙に、印刷、加工を加えたものの他、全119色を掲載。オレンジや空、タバコ、口紅などの写真とともに収録。アートディレクターは古平正義。
球体 vol.3 建築のはなし 荒木信雄のしごと | 立花文穂
グラフィックデザイナー、立花文穂が責任編集とアートディレクションを務める季刊誌「球体」3号。毎号異なるテーマを、デザイン、アート、写真、言葉などあらゆる手段を用いて表現する異色の雑誌。本号は「建築のはなし 荒木信雄のしごと」特集。吉野伊佐男(吉本興業・代表取締役会長)、荒木信雄との対談などを収録。連載は石田千、島袋道浩他。
Pierre Guariche | ピエール・ガーリッシュ
戦後のフランスを代表するプロダクトデザイナー、ピエール・ガーリッシュの資料集。1950年代に登場した工業用素材や生産技術をいち早く取り入れ、量産可能な照明器具やシンプルでエレガントな家具のデザインで知られるガーリッシュ。その200を超える内装デザイン、家具、そしてサムモードから復刻された照明器具などを収録。 英語、フランス語表記。
Dieter Rams: The Complete Works | ディーター・ラムス
ドイツを代表するプロダクトデザイナー、ディーター・ラムスの作品集。ラムスが生涯にデザインしたすべての製品のカタログレゾネであり、プロダクトデザインの分野におけるラムスの偉大な功績を300点のカラー図版とともに記録したもの。各品は年代順に構成され、詳細な説明と仕様が添えられている。 英語表記。
Lucie Rie: The Adventure of Pottery | ルーシー・リー
2023年にイギリスのケンブリッジで開催されたルーシー・リー展に合わせて刊行されたもの。ボウルや茶器、花器など150点以上の作品写真と5つのエッセイを収録。繊細でうつくしい作品とともに女性陶芸家としてキャリアを確立したルーシー・リーの生涯を辿る。 英語表記。
Art Plastic: Designed for Living | Andrea Dinoto
プラスチックを用いたデザイン製品を集めた一冊。装飾、工業デザイン、おもちゃ、インテリアなど幅広く用いられるプラスチック製品を紹介。エドワード朝からアールデコ、ポップ、ポストモダン、あらゆるデザインの作品とテキストを収録。 英語表記。
中央アジア探検史 | 深田久弥
小説家、登山家でもあり『日本百名山』の著者、深田久弥の探検史。アレキサンダー王、マルコ・ポーロ、そして急逝する5日前に書かれたブルジェワルスキーの章ほか、20世紀初頭までの中央アジアを語る。
オーパ! | 開高健
小説家、開高健のブラジル・アマゾン川での60日間をまとめた一冊。ブラジルで出会った人々、様々な種類のピラニア、解体されたワニ、アマゾン川での釣りの様子など、カラー・モノクロ含む写真、テキストを収録。釣り竿片手に仲間たちとの大冒険といえる旅の記録。
渡辺義雄写真集 日本の塔 信仰とその象徴 | 毎日新聞社
写真家、渡辺義雄による日本の塔を集めた写真集。各地に建立された三重塔や五重塔の外観や内部、初層などを鮮やかなカラー写真で多数収録。
Berlin Living Rooms | Dominique Nabokov ドミニク・ナバコフ
アメリカとフランスを拠点に活動するフォトグラファー、ドミニク・ナバコフの作品集。「New York Living Rooms」と「Paris Living Rooms」に続くもの。ベルリンのアーティストや作家の部屋を、無人の状態で撮影。 英語表記。
Billy Sullivan: Still, Looking. Works 1969-2016 | ビリー・サリヴァン
アメリカのアーティストで写真家のビリー・サリヴァンによる作品集。1970年代初頭からニューヨークのアンダーグラウンドやアート、ファッションシーンをカメラに収め、その写真を油絵やパステル画、インスタレーションにアウトプットしてきたサリヴァンによる、1969年から2016年までのポートレートや静物画などのペインティングや写真を多数収録。 英語表記。
Sophie Taeuber-Arp: Living Abstraction | ゾフィー・トイバー=アルプ
スイスの芸術家、画家、彫刻家、テキスタイルデザイナー、ゾフィー・トイバー=アルプの作品集。アメリカで40年ぶりに開催された回顧展にあわせて出版されたもの。テキスタイル、ビーズ細工、多色刷りのマリオネット、建築・インテリアデザイン、ステンドグラス、紙作品、絵画、レリーフ彫刻など、約400点の作品を通して、アルプの学際的かつ異種混合的な抽象画へのアプローチを紹介する。 英語表記。
Marc Nagtzaam: Reissue | マーク・ナグザーム
オランダ出身のアーティスト、マーク・ナグザームの作品集。1995年から2011年に制作されたドローイング作品、テキストを収録。細密に描かれた幾何学的なパターンと空間の表現を探る。 英語表記。
Robert Longo: Men in the Cities | ロバート・ロンゴ
アメリカのアーティストで映画監督のロバート・ロンゴによるドローイング作品集。ロンゴの作品の中でも代表的なシリーズ「Men in the Cities」から、シンプルでありながらも躍動感のある人物たちを描いたモノクロの図版44点とインタビューを収録。 英語表記。
クラックアップ | ハーモニー・コリン
映画「KIDS」の脚本や「ガンモ」の監督としても知られるアメリカの映画監督、ハーモニー・コリンによる初の小説作品。イラストや写真、メモのような手書きのテキスト、まるでコリンの頭の中を視覚化したような不思議な一冊。日本語翻訳版。
アルフレッド・ウォリス 海を描きつづけた船乗り画家 | 塩田純一
船乗りとして働き、70歳になってから独学で絵を描き始めた画家、アルフレッド・ウォリスの生涯についてまとめた評伝集。2007年に東京都庭園美術館で開催された「だれも知らなかったアルフレッド・ウォリス」展を企画した美術史家・塩田純一が書き下ろしたもの。素朴派の画家として、そして異色の芸術家としてのウォリスの根源に迫る一冊。
Andy Warhol: A Retrospective | アンディ・ウォーホル
1989年にニューヨーク近代美術館で開催されたアンディ・ウォーホルの回顧展の際に刊行された展覧会カタログ。ドローイングや写真、シルクスクリーンなど、600点以上の図版を収録し、ウォーホルが生涯をかけて制作し続けた膨大な作品とその人生を網羅する一冊。 英語表記。
消滅した時間 | 奈良原一高 写真集
世界的に高い評価を受ける日本の写真家・奈良原一高の写真集。1970年から1974年のアメリカ滞在中に撮影され、別種の世界の如く写された超現実的な風景101点を大判で収録。装丁は勝井三雄によるもの。
Uwe Hand: Maler/Painter | ウーヴェ・ハンド
ドイツ出身のアーティスト、ウーヴェ・ハンドの作品集。コラージュのような独特なタッチで描かれた風景、人、動物、壮大な自然を描いた作品など、あらゆる手法で描かれた作品を多数収録。 英語、ドイツ語表記。
ドナルド・ジャッド展 | 静岡県立美術館 ほか
1992年から1993年にかけて静岡県立美術館と北九州市立美術館で開催されたドナルド・ジャッド展の図録。ミニマルアートを代表するジャッドによる立体作品やスケッチ、作家本人のテキストも合わせて収録。 英語、日本語表記。
Osma Harvilahti: Ethiopia | オスマ・ハヴィラティ
フィンランド人の写真家、オスマ・ハヴィラティの作品集。エチオピアの首都アディスアベバにある無法地帯となっている大きな交差点、メスケルスクエアでわずか2日間で撮影されたもの。人々の営みやそこにある風景の一瞬をハヴィラティの視点で鮮明に切り取っている。500部限定刊行。 英語表記。
Matthew Wong: Postcards | マシュー・ウォン画集
独学で学んだカナダの画家、マシュー・ウォンの作品集。晩年の2019年に制作したポストカードペインティングをまとめたもの。小さな面積に描かれた風景画作品群は、ウォン自身が「個人的・集団的なノスタルジアを活性化する」と語るように、観たものの記憶を探るよう促す不思議な引力をもっている。 英語表記。
Rinko Kawauchi: Des Oiseaux | 川内倫子
写真家、川内倫子の作品集。鳥をテーマにした写真集「Des Oiseaux」シリーズの1冊。自宅周辺で営巣するツバメを被写体とし、独特の詩的な表現と細部へのこだわりで、日常生活の中にある素晴らしいものや儚い命の美しさを引き出している。また、ツバメの生活様式、歴史、渡りの習性、人間との共生関係、そして生息数の減少などについてのテキストを、鳥類学者のギレフ・レザッフルが寄せている。 英語表記。
We Already See So Much: A Little Ramble | Euan Macdonald
ロサンゼルスを拠点に活動するアーティスト、ユアン・マクドナルドの作品集。3年の歳月をかけて世界各地で制作した85点の風景画とスケッチを収録。タイトルはスイスの作家ロバート・ヴァルザーの短編小説「A Little Ramble」から引用。英語表記。
Overgangar | Erla S. Haraldsdottir
アイスランド出身のアーティスト、エルラ S. ハラルドティルの展示会図録。ハラルトドティルは具象的な油絵を、西洋美術史の正典、アイスランドの近世画家、南アフリカのヌデベレ族の壁画、ベニン青銅器、個人の家族写真、中世の彩色写本など、幅広い文化的産物を引用して描いている。これは、フランスの文学運動であるオウリポの構造を取り入れた、ルールと制限に基づいた芸術制作の手法で、その巧みな絵画は、象徴主義、記憶、風景、インテリア、親族関係などについて考えるよう、鑑賞者を誘う。
横尾忠則遺作集 | 学藝書林
芸術家、横尾忠則による最初期の作品集。初期のイラストレーションからコラージュ、貴重なポートレートなどとともに、三島由紀夫や高橋睦朗、田中一光、和田誠などの著名人たちによるテキストも合わせて収録。装丁は粟津潔によるもの。
Graphic Design Manual: Principles and Practice | Armin Hofmann アーミン・ホフマン
スイスのグラフィックデザイナー、アーミン・ホフマンによるグラフィックデザインのガイドブック。点、線、テキスト、イラストレーションなどグラフィックデザインを構成する根本的な要素を詳細に考察し、デザインの基礎をレクチャーする。1965年に発行された名著の全面改訂版。
SF大会 和田誠イラストレーション集 | 岩崎美術社
和田誠によるイラストレーションの仕事を3部門にわけて紹介したシリーズのうち、SFをテーマにした挿絵を集めた作品集。星新一『きまぐれロボット』をはじめ、筒井康隆、平野威馬雄、阿刀田高らの作品に寄せた絵をモノクロで多数収録。
グラフィックデザイン 第99号 | 講談社
美術評論家、勝見勝が編集を務めたデザイン雑誌「グラフィックデザイン」の第99号。早川良雄や粟津潔、永井一正など時代を代表するデザイナーたちによるテキストともに、当時の国内外におけるポスターや広告、グラフィックデザインなどをカラー、モノクロ図版で多数収録。
グラフィックデザイン 第30号 | 講談社
美術評論家、勝見勝が編集を務めたデザイン雑誌「グラフィックデザイン」の第30号。杉浦康平や向秀男、原弘など時代を代表するデザイナーたちによるテキストともに、当時の国内外におけるポスターや広告などをカラー、モノクロ図版で多数収録。ステレオファインダー付属。
Katrin Koenning & Sarker Protick: Astres Noirs
ドイツの写真家、カトリン・コーニングとバングラデシュの写真家、サルカー・プロティックの作品集。何千マイルも遠く離れた2人がスマートフォンを用いて日常の風景を撮影する。黒の紙にシルバーインクで印刷された作品は、幻想的で美しい光の可能性を感じる一冊。 英語表記。
The Thing The Book: A Monument to the Book as Object
「本とは一体何なのか?」という問いをクリエイターたちに投げかけ、まとめた一冊。ジョン・バルデッサリ、マーク・ダイオン、エド・ルシェら30人以上の写真、アート、デザイン作品を紹介。大きくなっていくページ番号、メッセージの入ったスピンなど、他にはないグループアートプロジェクトが収められている。 英語表記。
素朴の大砲 | 草森紳一
評論家・草森紳一が、20世紀初頭のフランスで活動した素朴派の画家アンリ・ルソーを語った一冊。24のテーマに分け自身のエッセイを交えて、ルソーの作品を語っていく。カラー・モノクロ含む図版も多数収録。装丁は横尾忠則によるもの。
Andreas Muhe: ABC | アンドレアス・ミューエ
写真家、アンドレアス・ミューエによる写真集。表紙に選ばれたヘルミュート・シュミットのオフィスや、ゲルハルト・リヒターを作品とともに写した「Richter walk」、そして政治家や著名人のポートレート作品など、空間演出と繊細な照明技術が光る作品を多数収録。
Brice Marden: Marbles and Drawings | ブライス・マーデン画集
アメリカのアーティスト、ブライス・マーデンの作品集。2020年にアテネで開催された展示に際して出版されたもの。小さな大理石の破片に描かれた絵画を中心に、 ドローイングの小品群と、6枚組の絵画などを収録。 英語、ギリシャ語表記。
Self-image | 蜷川実花
写真家、蜷川実花による作品集。20代の頃から18年間にわたり世界各国で撮られたセルフポートレートを中心に、独特の色彩や構図で切り取られたイメージを収録。蜷川幸雄による寄稿を掲載。限定1500部発行。
Days In Between | 中野道
写真家・映像監督として活動する中野道の2作目となる写真集。とどめられない大きな流れの中にある一瞬を、より親密かつ広がりのある視点から捉える。ぼやけて散らばる数え切れない星、サイドミラーに映る過ぎた景色。命と宇宙、過去と未来などさまざまなものの繋がりと価値を問いかける。 日本語、英語表記。
John Baldessari: The Space Between | ジョン・バルデッサリ
アメリカ人アーティスト、ジョン・バルデッサリの作品集。本書は、最晩年の絵画シリーズを収録した一冊。「2つのものを見る時は、ものではなく、その間の空間を見なくてはならない…重要なのは2つのものの間の空間だ」と語るバルデッサリのキャンバスに描かれた30点の絵画を通じて、言語とイメージ、前景と背景、写真と絵画、存在と不在など、2つのものの間の空隙を探求する。
The Tomato Project 25th Anniversary Exhibition “O” | トマト
2016年に渋谷パルコで開催されたTomatoの結成25周年記念展の図録。世界的に活躍するデザイン集団Tomatoが創作してきたさまざまな作品を一堂に展示。結成から25年間に渡り作られてきた商業作品や、チーム内で実験的に制作された作品に加え、TomatoがUnderworldの為に制作したレコードジャケット、グラフィック、映像、アートワークなども紹介。
Studio on Fire: Iron Beasts make Great Beauty
アメリカ・ミネソタ州を拠点にするデザインスタジオ、Studio on Fireの作品集。活版印刷、シルクスクリーン印刷、箔押し、エンボスなどの技法を取り入れたデザインを多数収録。伝統的な技術や手仕事と現代的なデザインをシームレスに融合させている。 英語表記。
名取洋之助の時代 | 中西昭雄
ルポルタージュ・フォト(報道写真)の手法をいち早く実践したことで知られる写真家・名取洋之助の評伝。アサヒカメラ1980年1月号から12月号まで連載した「名取洋之助は何を残したか」を纏めたもの。木村伊兵衛や原弘らと設立した日本工房や、世界に日本を紹介するグラフ誌「NIPPON」の創刊についてなども掲載。
Francois Halard | フランソワ・アラール
インテリア写真や建築写真で知られるフランスの写真家、フランソワ・アラールの作品集。アクセル・ヴェルヴォルト、ロジェ・ヴィヴィエ、リチャード・アヴェドン、ジュリアン・シュナーベル、バルテュス、ココ・シャネル、イヴ・サンローランら20世紀を代表するアーティストやデザイナーたちの邸宅を収録。エレガンスとボヘミアンが混ざり合い、親しみやすくパーソナルな空間は、インテリアコーディネートや家具選びの資料の宝庫と言える。 英語表記。
桂離宮 | 西川孟
日本の写真家、西川孟が撮影した桂離宮の写真集。「桂」以前、桂離宮、「桂」以後、に章を分け大判の図版を収録。後半は歴史とともに建築について図版を用いた論文を掲載。「桂離宮全図」の配置図を付属。