評伝 イサム・ノグチ 響きあう東洋と西洋 | ドーレ・アシュトン
20世紀を代表する彫刻家、イサム・ノグチの評伝。家族との確執や日本の伝統文化との関係性、世界を跨いだ芸術家たちとの交流など、波乱に富んだその生涯と創造の人生を辿る一冊。
Christo and Jeanne-Claude: Barrels and the Mastaba 1958-2018 | クリストとジャンヌ=クロード
建造物を梱包するという大規模な野外プロジェクトで知られる現代美術作家、クリストとジャンヌ=クロードの写真資料集。2018年に発表した、ドラム缶を積み上げたパブリック・アート作品「ロンドン・マスタバ」の記録をはじめ、ドローイング、縮尺模型ほか、60年間にわたるドラム缶作品の豊富な図版、テキストを収録。 英語表記。
球体写真二元論 私の写真哲学 | 細江英公
写真家、細江英公による自伝三部作のうちの一冊。細江がこれまで手がけた仕事の数々を、未公開の写真を含めたモノクロ、カラーの豊富な図録資料とともに紹介。細江の仕事の全容と写真哲学を網羅した一冊。
Birds | Jim Dine ジム・ダイン
アメリカの芸術家、ジム・ダインによる写真集。あるカラスを追うことで、同類他種の動物たちとの関係性、環境との対比などを社会的イメージを映し出す。
Plant Kingdoms: The Photographs of Charles Jones | チャールズ・ジョーンズ
イギリス出身の庭師であり、写真家のチャールズ・ジョーンズの写真集。野菜や果物など作物作ることを生業としていたジョーンズが植物を撮影したもの。そら豆やブロッコリー、チューリップ、イチゴ、メロンなど、愛情を持って写し出された植物の美しい造形の数々が収められている。英語表記。
恩地孝四郎展 | 東京国立近代美術館 ほか
2016年に開催された、恩地孝四郎の回顧展の図録。抽象表現の先駆者として知られる氏が手掛けた、版画、油彩画、水彩画、デッサン、写真、ブックデザインなどを多数収録。
Man Ray: The Paris Years | マン・レイ
パリを拠点に活動したアーティスト、マン・レイの写真作品集。マン・レイのポートレートは、人物の外見だけを記録するのではなく、創造的な個人としての本質を捉えることを目的とし、さらに芸術の自由と大胆な実験の象徴とも称される。被写体として登場するのは、ベレニス・アボット、アンドレ・ブルトン、ジャン・コクトー、マルセル・デュシャン、アーネスト・ヘミングウェイ、メレット・オッペンハイム、パブロ・ピカソ、エリック・サティら同時代の文化人たち。 英語表記。
谷内六郎の軌跡 その人と仕事 没後25年 | そごう美術館、阪神百貨店 他
2006年から2007年にかけて各地を巡回した「谷内六郎の軌跡 その人と仕事 没後25年」展の図録。週刊新潮などの装画で知られる画家、谷内六郎の生活に寄り添ったペインティング作品を多数収録。
岡崎乾二郎 Kenjiro Okazaki 1979-2014 | BankART1929
2014年にBankART1929で開催された展示の際に刊行された作品集。造形作家・岡崎乾二郎の立体作品を中心に、彫刻作品、ペインティング、建築作品などを紹介。カラー・モノクロ含む豊富な図版、解説を収録。
The Atlas of Furniture Design | Mateo Kries、Jochen Eisenbrand、Alberto Bassi
家具デザインの歴史を包括的に紹介する写真資料集。546人のデザイナーと565社のメーカーによる1,740点の作品を収録し、詳細な作品写真から、インテリア、特許、パンフレット、美術や建築の参考文献などの歴史的資料まで、2,500点以上の画像を掲載。コレクター、デザイナー、販売者にとって、百科事典のようなリファレンスツールとなっている。英語表記。
Charlotte Perriand and Photography: A Wide-Angle Eye | Jacques Barsac
20世紀を代表する革新的なインテリアデザイナーおよび建築家として知られる、シャルロット・ペリアンの写真集。ペリアンが1927年から撮り始めた写真をセレクトし、まとめたもの。彼女の創造的なプロセスや知的な成長を垣間見ることができる貴重な資料集。英語表記。
ルーシー・リー&ハンス・コパー 二十世紀陶芸の静かなる革新 | 乾由明
イギリスの陶芸家、ルーシー・リーとドイツの陶芸家、ハンス・コパーによる作品集。ルーシー・リー86点、ハンス・コパー69点、共作6点、石元泰博をはじめ写真家らが撮影した作品図版とともに解説、三宅一生による寄稿を収録。
Georgia O’Keeffe and Her Houses: Ghost Ranch and Abiquiu | ジョージア・オキーフ
アメリカを代表する画家、ジョージア・オキーフの暮らした住まいを紹介する写真資料集。ニューメキシコ州アビキューとゴースト・ランチに建てられた2つの家を軸に、オキーフ自身のポートレートや周囲の風景を描いた絵画作品も交えて掲載。英語表記。
Spoon | Daniel Rozensztroch
著者のダニエル・ロゼンシュトロフの個人コレクションから数百本のスプーンを紹介する写真資料集。木やガラス、骨、金属、磁器、エナメル、セラミック製のスプーンからヴィンテージスプーン、博物館所蔵の貴重な一点物、世界中の家庭で見られる日常生活の中の典型的なスプーンまで、数年にわたり収集されたスプーンを紹介。英語表記。
Tools: Extending Our Reach | Cara McCarty、Matilda McQuaid
2014年秋のクーパー・ヒューイット・スミスソニアン・デザイン・ミュージアムのリニューアルオープンを記念した展覧会の図録。太古の時代から現在に至るまでに生み出された道具を豊富な画像と解説で紹介。文化や時代を超えた人間の創意工夫を称えながら、デザインのアイデアの世界を探求している。英語表記。
Make Do with Now: New Directions in Japanese Architecture | Yuma Shinohara、Andreas Ruby
日本の若手の建築家やデザイナーにフォーカスした作品資料集。2011年に発生した東日本大震災と福島原発事故の影響から社会、経済、環境問題に向き合い、真摯に活動を続ける新しい世代の建築家たち。本書は20を超えるプロジェクトと5つの建築事務所を、エッセイや写真とともに紹介する一冊。英語表記。
Essential Book of Shaker | David Larkin
19世紀から20世紀のアメリカで自給自足の共同体を運営していたシェーカー教徒の生み出したそのデザインの数々をまとめたもの。椅子、ワークデスク、バスケット、オーバルボックス、柱時計、建築ほか、あらゆる生活用品をカラーによる […]
生命の讃歌 建築家 梵寿綱+羽深隆雄 | 美術出版社
建築家・梵寿綱、羽深隆雄の師弟2人による作品集。梵寿綱の集合住宅「和世陀」、羽深隆雄の旅館「仙寿庵」、鮨屋「銀座久兵衛・別館」ほか、様々な作品群の写真、図面、解説、論考などを収録。
中里隆 陶の旅人 | 菊池寛実記念智美術館
2021年に菊池寛実記念智美術館で開催された展示の図録。陶芸家、中里隆のその仕事を紹介する。制作過程の様子や市場に出たり、体を動かす生活の風景、鉢、壺、食器などの作品図版、対談を収録。
熊彫 義親さんと木彫りの熊 新装版 | 上原敏
木彫りの熊のブランド構想者である徳川義親と木彫りの熊についてまとめた一冊。スイスの木彫り熊を、現在の八雲町に持ち帰り、困窮する農民たちの創作活動を支援した徳川義親の軌跡を紹介。スイスの木彫りの熊、昭和初期から1990年代の木彫りの熊の写真、解説を収録。八雲木彫りの熊作り方(復刻版)付録付き。
重要民俗資料 出羽庄内の民具 | 致道博物館
山形県の庄内地方で使われていた民具の写真資料集。同地域で盛んに使われていた荷背負い用の背中当て「ばんどり」を中心に、木・陶の暮らしの道具や刺子の仕事着などを収録。
ちょく | 野村泰三
猪口・盃・杯・ぐいのみなどを総称する「ちょく」のプロダクトデザイン集。縄文時代の土器から昭和時代まで各地の窯で盛んに作られたそれらを、時代・地域・用途などさまざまな視点から野村泰三が編纂。932点の図版をカラーとモノクロで収録。
辻村史朗 Shiro Tsujimura
陶芸家、辻村史朗の作品集。奈良県の山奥の森林を抜けた先で住宅や釜などから、すべて自分でつくりだし制作を続ける50年の軌跡を辿る。釜、作業場、ロクロを回す制作過程の姿や、唯一無二の作品の数々が辻村史朗の言葉とともに収められている。
David Hicks Scrapbooks | デイビット・ヒックス
大胆な幾何学模様のプリント、衝撃的な色の組み合わせ、アンティークと現代家具を組み合わせたデザインで一流の顧客たちを惹きつけた英国のインテリアデザイナー、デイビット・ヒックスのスクラップブックを書籍化したもの。新聞の切り抜き、パーティーの招待状、ヒックス独特のテキスタイルパターンの見本、インテリアのスケッチ、彼のプロジェクトに関する雑誌記事などを記録している。 英語表記。
Tapies | アントニ・タピエス
スペインの現代芸術家、アントニ・タピエスの作品集。工業的な素材や自然の石や木などを用いた作風で知られるタピエスによる1946年から1989年までの作品およそ90点をカラーで掲載するとともに、禅と道教が彼の作品に与えた影響を紹介する。英語表記。
Karl Blossfeldt: Masterworks | カール・ブロスフェルト
新即物主義を代表する写真家、カール・ブロスフェルトの写真集。植物をクローズアップで撮影し、ディティールの造形美を明らかにした詩的な作品の数々を収録。英語表記。
Wolfgang Laib: A Retrospective | ヴォルフガング・ライプ
ドイツのアーティスト、ヴォルフガング・ライプの作品集。2001年から2003年にかけて世界各国で開催された大規模な回顧展に際して刊行されたもの。自然の素材で生み出される美しさと静けさを持ち合わせたライブによる作品群を多数掲載するとともに、彼の芸術と哲学を包括的に紹介する一冊。英語表記。
The World of Donald Evans | ドナルド・エヴァンズ
アメリカの画家、ドナルド・エヴァンズが手がけた切手の作品集。31年という短い生涯でありながらも、自身が想像した架空の国の切手を描き続けたことで知られるエヴァンズ。本書は果物や野菜、動物、建築といった様々な種類の美しい切手をカラーで80点以上収録。英語表記。
Luc Tuymans: La Pelle | リュック・タイマンス 画集
ベルギー出身のアーティスト、リュック・タイマンスの作品集。「恐怖」「不安」「暴力」を題材にし、独特の淡い色合いで繊細に描かれる絵画は国際的にも評価が高い。本書はヴェネツィアでの大規模展示に合わせて刊行された一冊。1980年代後半のキャリアスタート時から2018年までの作品から80点を掲載。絵画作品だけでなく、展示会場の構成がわかる地図も収録。 英語表記。
Georgia O’Keeffe & New Mexico A Sense of Place | ジョージア・オキーフ
2004年から2005年にかけてニューメキシコ州にあるジョージア・オキーフ美術館ほか各地で開催された展覧会の図録。1917年に初めてニューメキシコを訪れた画家、ジョージア・オキーフはたちまちこの地に魅了され、絵を描くようになった。本書はオキーフが描いた荒涼とした美しい山地や自然のの風景画を50点掲載するとともに、絵のインスピレーションとなった場所の写真などもあわせて収録。英語表記。
チェコ・エデン | マシュー・モンティス
アメリカの写真家、マシュー・モンティスの作品集。2001年から2003年にかけて、チェコ全土を旅し撮影した写真をまとめたもので、ポートレートや町並み、風景を写し出した鮮やかな色彩の中にユーモアとどこか不吉さを漂わせた写真群を多数収録。
Alchimies | Sarah Moon サラ・ムーン
フランスを代表する写真家、サラ・ムーンによる作品集。2013年に開催された展示の際に刊行されたもの。パリの国立自然史博物館で剥製などを撮影したシリーズ、動物や植物、様々な生命をテーマにした未発表作品含めた49点を収録。生命の儚さと尊さ、そしてこの生きる世界の本質を捉える。フランス語表記。
幻影 | 植田正治
20世紀の日本写真を代表し、世界からも高い評価を受ける写真家・植田正治の作品集。植田が1980年代後半から90年代初頭にかけて撮影したカラー図版によるシリーズ「幻視遊間」からの写真をまとめたもので、静物を独自の眼差しでとらえた貴重な未発表作品を多数収録。
写真集 石内都 都とちひろ ふたりの女の物語 | 求龍堂
2019年から2020年にかけてちひろ美術館・東京で開催された展覧会にあわせて刊行された一冊。写真家・石内都による、いわさきちひろの遺品を撮り下ろしたシリーズとともに、石内自身の母親である「藤倉都」の身体や遺品を撮影したシリーズを掲載。同じ時代を生きた2人の女性の物語を、自身の視点でとらえている。
Herbert List: Hellas | ハーバート・リスト
ドイツの写真家、ハーバート・リストの作品集。1937年から1939年にかけてギリシャを訪れ、アルカディア、オリンピア、アテネにある古代の遺跡や彫刻などを撮影した、白黒の陰影が美しい荘厳な写真の数々を掲載。 英語表記。
ユージーン・スタジオ 新しい海 | 東京都現代美術館
2021年から2022年にかけて東京都現代美術館で開催された展覧会の図録。現代美術家、寒川裕人によるアーティストスタジオ、EUGENE STUDIO(ユージーン・スタジオ)の初の国内美術館での個展であり、平面作品、インスタレーション、映像作品など、代表的な作品から最新作に至るまで、ユージーン・スタジオによる表現の垣根を越えた様々な作品群を掲載。
レンバッハハウス美術館所蔵 カンディンスキーと青騎士展 | 東京新聞
2010年に全国を巡回した「レンバッハハウス美術館所蔵 カンディンスキーと青騎士展」のカタログ。デザイン学校・バウハウスでも教鞭をとった画家、ワシリー・カンディスキーによるペインティング作品と、氏がフランツ・マルクと共同で創刊した芸術年刊誌「青騎士」に関する資料を多数掲載。
Tunichtgut | Frank Darius ランク・ダリウス
ベルリンを拠点に活動する写真家、アーティスト、フランク・ダリウスによる作品集。パステルカラーのトラック、広大な平原、一列に並んだショッピングカート。自然や都市の風景と、エロティックなモチーフが織りなすどこか非日常のイメージの世界が広がる。 英語表記。
没後25年 有元利夫展 天空の音楽 | 千足伸行、有元容子
2018年に開催された「没後25年 有元利夫展 天空の音楽」の図録。バロック音楽を愛し、「素晴らしい音楽を画面いっぱいに鳴り響かせるー、いつかそんな作品を作ってみたい」と記したとされる有元利夫。収録された絵画、版画、立体など約110作品は、観るものを美しい音楽が鳴り響く創造の世界へと誘う。
近代都市と芸術展 1870-1996 | 東京都現代美術館
1994年に東京都現代美術館で開催された展覧会の図録2冊揃え。「ヨーロッパの近代都市と芸術」では、ヨーロッパの主要都市を通して、文化の変遷や建築・都市計画などをポンピドゥーセンター所蔵作品によってたどるというもの。「東京:都市と芸術」では明治維新から現代にいたるまでの「東京」の変遷を、日本の芸術家や建築家たちによるおよそ100点の作品で紹介する。日本語、フランス語表記。
ポール・ランド作品集 | 亀倉雄策
グラフィックデザイナー、ポール・ランドの、1950年代末頃までの作品を収録した作品集。装丁や、ダイレクトメール、パッケージ、雑誌広告などカテゴリーごとに分類された作品を多数収録するほか、編集を手掛けた亀倉雄策によるエッセイ「ポール ランドを訪ねて」や、ハンス・シュレーガーの「ニューヨークでポール ランドを発見する」なども掲載。英語・日本語表記。
Max Huber ペーパーバック版 | マックス・フーバー
戦後のイタリアで活躍したグラフィック・デザイナー、マックス・フーバーの作品集。ペーパーバック版。大胆なタイポグラフィーと鮮やかな色遣いで20世紀のグラフィックデザインを牽引したフーバーの作品を12のテーマ別に300点以上収録。英語表記。
Horse | 中西なちお・トラネコボンボン
料理人であり作画家の中西なちおによる馬の絵本。遊んだり、駆けたり、跳ねたりしながら色んなすきなものに出会うお話。草や雨、歌がすきな馬が最後にすきになるものとは。やさしさに満ちた、心が暖かくなる1冊。
QSL?: A Visual Language of Two-way Radio Communication
アマチュア無線や市民ラジオで通信の確認ために使用されるQSLカードのデザインをあつめたビジュアル資料集。インターネットのアバターのように、オペレーターたちの個性が反映されたQSLカードは現在ではコレクターズアイテムとなっている。1960年から1990年にかけて使用された190枚以上のカードを収録。タイポグラフィや印刷の参考資料に。 英語表記。