別冊江戸っ子 江戸明治 おもちゃ絵 | 上野晴朗、前川久太郎
雑誌「江戸っ子」の別冊版であり、創刊2周年記念に上野晴朗と前川久太郎により出版されたもの。江戸時代後期から明治時代にかけて子どもたちの間で人気を博した木版手摺り版画によるおもちゃ絵を紹介。現代で言うきせかえ人形やすごろく、図鑑のような役割を果たした様々な種類のおもちゃ絵をカラーで収録するとともに、その歴史や変遷などの丁寧な解説も合わせて掲載。
Pasta: The Spirit and Craft of Italy’s Greatest Food, with Recipes | Missy Robbins、Talia Baiocchi
40種類の手打ちパスタと100種類のイタリアン・アメリカン・イタリア郷土料理、モダン料理をまとめたレシピ集。ニューヨークを代表するシェフによる、様々な種類のパスタで作られる美しく洗練されたパスタ料理を紹介する。生地や形の作り方、ショートパスタ、スパゲッティ、魅力的なレシピが写真とともに詰まった1冊。 英語表記。
The Foraged Home | Oliver Maclennan
廃材やリサイクル品を用いたインテリアを紹介する写真集。海や森林で集めた流木や石、捨てられたテーブル、ハンガーラックなど、あらゆる持続可能なものとともにデザインを考える一冊。 英語表記。
American Modern | Thomas O'Brien
インテリアデザイナーである、トーマス・オブライエンによるインテリアデザイン書。アメリカンモダンを中心にアーバンモダン、カジュアルモダン、ヴィンテージモダンほか、様々なモダンスタイルをカテゴライズして紹介する。ニューヨークにある住宅のロフト、ロングアイランド東部の校舎を改造した家など、インテリアの詳細な図版とともに解説を収録。 英語表記。
三國荘 初期民藝運動と山本爲三郎 | アサヒビール大山崎山荘美術館
2015年から2016年にかけてアサヒビール大山崎山荘美術館で開催された展示の際に刊行された図録。陶器や調度品、資料写真とともに、民藝運動、「三國荘」の前身である「民藝館」や「三國荘」の軌跡を辿る。作品図版と併せて解説を収録。
芹沢銈介 作品 | 東北福祉大学 芹沢銈介美術工芸館
型絵染の人間国宝、芹沢銈介の作品集。着物から暖簾、屏風、カレンダー、装丁を手掛けた書籍、ガラス絵まで、作品全体をおさめたものと寄りのものを同時に収録することによって、その美しい模様を細部まで楽しむことが出来る。また型絵染の技法・工程も併せて掲載。デザインは杉浦康平、佐藤篤司。
茶の美術 曜変天目と名物茶器 | 静嘉堂文庫美術館
1994年に開催された展示会「茶の美術」の図録。室町時代から桃山時代にかけて鑑賞された曜変天目や茶器などを紹介。
野又穫作品集 Points of View 視線の変遷 | 東京書籍
実在しない建造物を絵画として独自の視点から描き続けている画家、野又穫の画集。1986年から2004年にかけて制作したペインティング作品をカラーで収録。太古に作られたような、はたまた未来に作られるような架空の建造物が描かれている。
Kitaj Prints: A Catalogue Raisonne | R・B・キタイ画集
生前はデイヴィッド・ホックニーとも親しく、ポップアートの画家としても知られるR・B・キタイのグラフィックワークや印刷作品をまとめたもの。学生時代のリトグラフ作品からスクリーン印刷を用いたものまで、膨大な数の作品を掲載。
Harvey Quaytman | ハーベイ・カイトマン
アメリカの抽象画家、ハーベイ・カイトマンの作品集。1960年代に制作された幾何学的なアーチを組んだ造形の作品群から、1980年代以降の十字形の交点に焦点を当てた代表的な作品まで、カイトマンの作品を時代ごとに幅広く網羅して収録。 英語表記。
Nadia Lee Cohen: Hello My Name Is | ナディア・リー・コーエン
イギリスのフォトグラファー、ナディア・リー・コーエンの作品集。蚤の市やカーブーツセールで集めた33個の誰かの名札から連想した架空の人物にコーエン自身が仮装してなりきり、撮影したもの。ポートレートとともに、財布や机の引き出し、小物入れの中身など、架空の人物の想像上の持ち物までもがコメントとともに掲載されている。 英語表記。
花曲 | 荒木経惟
写真家、荒木経惟による「花」を被写体とした作品集。黒を背景に、華麗に咲き誇る美しい花々の姿が鮮やかなカラーで見開きに大胆な構図で掲載されている。
Karl Blossfeldt: Art Forms in the Plant World | カール・ブロスフェルト
ドイツの植物学者であり写真家、カール・ブロスフェルトによる写真集。植物にクローズアップして撮影されたモノクロ作品を多数収録。普段は見過ごされてしまう、植物が持つ形態の美に改めて気付かされる。
Jeff Koons: Popeye Series | ジェフ・クーンズ
2009年にロンドンのSerpentine Galleryで開催された展示の際に刊行されたもの。アメリカ出身のアーティスト、ジェフ・クーンズによる「Popeye」シリーズの作品集。既製品のおもちゃ、子供用の浮き輪や日用品を用いたオブジェ、コラージュなど作品とともに解説を収録。
Joe Roberts: We Ate the Acid | ジョー・ロバーツ
アメリカのアーティスト、ジョー・ロバーツの作品集。有名キャラクターを模したアイロニックな表現や幾何学的な模様など、鮮やかでサイケデリックな世界を描く。ペインティング、ドローイングを中心とした作品を収録。 英語表記。
サンバ・サンバ・ブラジル 三木淳写真集 | 研光社
日本の報道写真家、三木淳の作品集。1960年代のブラジルの都市部や小さな町、海岸で撮影された人々のポートレートをモノクロの大型図版で多数収録。建設現場で働く労働者からアマゾンで暮らす部族、カーニバルで踊る若者、激動の時代を生きる人々の躍進的な姿を力強く捉えている。
Alfred Stieglitz | アルフレッド・スティーグリッツ
近代写真の父と呼ばれたアメリカの写真家、アルフレッド・スティーグリッツの写真集。ニューヨークの街並みや冬の景色、妻であるジョージア・オキーフなど、19世紀後半から1930年代にかけての写真をモノクロで収録した、スティーグリッツのキャリアを網羅する一冊。 英語表記。
Yoshiro Higa: Cold Frame | 樋貝吉郎
写真家、樋貝吉郎の作品集。北海道、新潟、福島、アラスカなどの各地で撮影。冬の海、雪が降り積もった道路、氷が飛び散るアクション、時が止まったような瞬間。スノーボーダー、スケーターの躍動感ある姿と自然との調和がもたらす美しい1冊。
野口里佳展 予感 Mimoca’s Eye Vol.1 | 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
2001年に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催された展覧会の図録。国内外問わず優れた若手アーティストに焦点を当て、その活動を紹介していく展覧会シリーズ「MIMOCA'S EYE」の第1回展に選ばれた写真家、野口里佳。本書では野口による「ドリーミング・オブ・バビロン」「ロケットの丘」「創造の記録」「果たして月へ行けたか?」の4シリーズの作品を収録。装丁は中島英樹。
Parkie Une Histoire D’Elephant | Stephane Audeguy
フランス人作家、ステファヌ・オードギーのビジュアルブック。1786年にスリランカからパリに渡った象のパーキーの物語。紆余曲折を経てパリ植物園付属動物園に到着したパーキーが、科学者、博物学者、画家たちのミューズとなるまでを、水彩画、版画、絵画、ドローイングなどの豊富な歴史的イメージとともに描く。 フランス語表記。
Grapefruit: A Book of Instructions and Drawings by Yoko Ono | オノ・ヨーコ
アーティスト、オノ・ヨーコによるコンセプチュアル・アートブック。1964年に初版が発行され、本書は約30年ぶりに復刊した新板。テキストと少しのドローイングのみで構成されており、何百ものシンプルで詩的な言葉の数々が綴られている。序文はジョン・レノン。 英語表記。
ウニカ・チュルン遺稿集「メゾン・ブランシュでの休暇」/ 澁澤龍彦ベルメール論集成「ファンム・アンファンの楽園」全2冊
ドイツ出身の芸術家、ウニカ・チュルンの遺稿集と、仏文学者の澁澤龍彦がウニカ・チュルンのパートナー、ハンス・ベルメールについてまとめた論集2冊セット。ウニカ・チュルンの没年に書かれた「ハンス・ベルメールとの出会い」「メゾン・ブランシュでの休暇」「小児読本」などを収録。澁澤龍彦によるベルメール論12編とハンス・ベルメールに影響を受けた人形作家、四谷シモンを綴った「変身する四谷シモン」を掲載。
横尾龍彦 瞑想の彼方 | 著者名
2022年から2023年に北九市立美術館などを巡回した展示の図録。日本とドイツを拠点に活動した画家、横尾龍彦の1960年代から2014年までの作品を紹介。シュルレアリスム、幻想絵画、書に通じる抽象画などの作品図版と解説を収録。
ジョージ・ルーカスの大博物館 | 文藝春秋
1993年に開催された巡回展の際に刊行されたビジュアルブック。『スター・ウォーズ』『インディ・ジョーンズ』のプロトタイプ、キャラクター、プロップ、イラストレーション、スケッチ、手書き絵コンテなど、スカイウォーカー・ランチに所蔵されたアーカイヴの約90%を公開。作品図版とともにジョージ・ルーカスによるインタビューや解説を収録。
Christo and Jeanne-Claude: Works and Projects 1958-2006 | クリスト&ジャンヌ=クロード
2006年から2007年にかけて札幌宮の森美術館で開催された展示の図録。建造物を梱包するという大規模な野外プロジェクトで知られる現代美術作家、クリストとジャンヌ=クロードの活動を紹介。1950年代から2000年代にかけて制作された作品、プロジェクトのスケッチ、資料写真など作品図版とともに解説を収録。
芸術と芸術家 ある抽象画家の思索と記録 | ワシリー・カンディンスキー
抽象絵画の先駆者であり、バウハウスでも教鞭をとったワシリー・カンディンスキーの評論・随想をまとめたもの。自身の心を綴った、新しい創造を目指す人々へ勇気を与える一冊。
The Photographs of Ron Galella | ロン・ガレラ
パパラッチとして世界的に知られているアメリカの写真家、ロン・ガレラの作品集。時に物議を醸しながらも、スターが最も生き生きとスタイリッシュに見える瞬間をカメラに収めてきたガレラによる数々の写真をカラー、モノクロの大型図版で多数収録。マイケル・ジャクソンやシェール、エリザベス・テイラー、マーロン・ブランド、ミック・ジャガー、その他多くの富豪や有名人、追いかけ回された人々の写真を掲載。 英語表記。
現代美術史における前衛書のリポジショニング | 宮津大輔
20世紀を代表する書家、井上有一、江口草玄、森田子龍ら墨人会メンバーによって美術としての「前衛書」についてまとめた学術書。「書」の定義から、「前衛書」の誕生と発展、墨人会による「前衛書」の技法と思想的背景、「前衛書」から「書」の未来へ、などあらゆる視点から「前衛書」について図版とともに解説する。
Question the Wall Itself | Walker Art Center
2017年にアメリカ合衆国ミネアポリスのギャラリー、ウォーカーアートセンターで開催された展示を書籍化したもの。ジョナサス・デ・アンドラーデ、ユリ・アラン、ニーナ・バイヤーら23人の国際的なアーティストが参加し、インテリア空間や装飾品が文化的アイデンティティを理解する上で重要な役割を果たすことを検証している。 英語表記。
岡本真菜子写真集 Aisatsu | Musashino coop
日本の写真家、岡本真菜子の作品集。作家自身の姉家族との他愛もない日常を写真に収めたもので、ページをめくるたびに子どもたちの元気な挨拶の声が聞こえてくるような一冊。
Barbara Nessim: An Artful Life | バーバラ・ネシム
アメリカのアーティストであり、イラストレーターのバーバラ・ネシムの作品集。1960年代からファッション、テキスタイル、グラフィックなど多彩な分野で活動し、ローリング・ストーン誌やニューヨーク・タイムズなどの表紙も手がけてきたネシム。本書は印象的な女性像のポートレート作品からドローイング、コラージュに至るまで、豊富な作品資料とともに、時代ごとにネシムの仕事や作品を紹介する一冊。 英語表記。
Don’t Take These Drawings Seriously: 1981-1987 | Nathalie Du Pasquier ナタリー・デュ・パスキエ
イタリアのポストモダンを代表するデザイン集団、メンフィスの一員であるナタリー・デュ・パスキエの作品集。アトリエに保管されていた未発表のドローイングを編纂したもの。バッグなどのファッション小物から、衣服、家具、建築まで、多様なモチーフを収録。英語表記。
江戸文字三千字 | 佐山英雄
祭で着る半纏・法被や提灯に書かれるなど、昔から庶民の生活にかかせないものとして愛されてきた江戸文字。力強く、かつ独特の持ち味があり、江戸っ子の心意気が感じられる江戸文字三千字を収録。
成田亨作品集 | 羽鳥書店
デザイナーで彫刻家の、成田亨の作品集。「ウルトラマン」など特撮作品のデザインや美術を手がけた氏の作品を、マイティジャック、ヒューマン、バンキッド、モンスター大図鑑、特撮美術、後年の絵画・彫刻まで収録。さらに未発表作品や、実現しなかった幻の企画案も含む全515点を掲載。
向井周太郎 世界プロセスとしての身振り
2013年に開催された展覧会の図録。武蔵野美術大学の名誉教授である向井周太郎の作品「世界プロセスとしての身振り」を掲載。古今東西の「身振り」にまつわる図像で構成された作品によって、氏のデザイン哲学を視覚的に紹介する。
ロック・エンド | 阿木譲
ロック・エンド/「ロック・マガジン」編集長で音楽評論家の阿木譲によるショートエッセイや金坂健二、渋谷陽一、今野雄二、細野晴臣、松岡正剛との対談を収録。それぞれが、ロック、パンク、テクノなどの近代音楽について語る、80年代のプラスティックな質感をそのまま綴じ込めた1冊。巻末には音楽系譜、年表、レコード一覧を掲載。装丁は戸田ツトムと松田行正。
Rockers Style | 河出書房新社
レゲエ・ムービーの代表作『ロッカーズ』(1978年公開)のスチールを集めた写真集。70年代、レゲエ黄金期だった時代のミュージシャンたちの生き様はもちろん、ファッションのスタイルまで大型図版で楽しめる一冊。
The Best of Jackie | Prion Books Ltd
1964年創刊のイギリスのティーン向け雑誌「ジャッキー」の貴重な記事を集めた特別号。1970年代を中心とした、ファッション、アイドル情報、ゴシップ、ヘアスタイルなどの当時の様々な記事が、ポップなイラストとともに収録されており、ページを開くとタイムスリップしたかのような気分になれる一冊。 英語表記。
季刊サブ 5号 アンファンテリブル 恐るべき子供たち
名編集者・小島素治が発刊したカルチャー誌、季刊「サブ」アンファンテリブル<恐るべき子供たち>特集号。三島由紀夫がジャン・コクトーに寄せた「軽金属の天使」、深作欣二のインタビュー記事や、アンディ・ウォーホル、ノーマン・メイラー、フランソワァズ・サガンなどに関するエッセイを収録。
文字の詩 スタジオ紙上展 日美生によるレタリングデザイン550 | 日本通信美術学園
日本通信美術学園・通称「日美」の学生たちが、機関誌「スタジオ」で発表したレタリングデザインのうち、優秀作を編纂した作品集。和文によるタイトルのレタリング、イメージによるレタリングの他、一部欧文、ロゴタイプも収録。全国各地の通信教育学生による傑作が目白押し。
特別展 和田誠の仕事 | たばこと塩の博物館
2010年にたばこと塩の博物館で開催された和田誠展の図録。グラフィックデザイナー、イラストレーター、装幀家、絵本作家など多彩な活動を展開した和田誠。その代表的な仕事を紹介しつつ、国産たばこである「ピース」や「映画の中のたばこ」をテーマにした作品にもスポットを当てる。
iichiko design 1991 | 河北秀也
酒類の概念を覆すような洗練された広告を打ち出しつづけている麦焼酎「いいちこ」のデザインワーク集。アートディレクションは河北秀也。印象的なキャッチコピーに加え、季節感と情緒溢れる写真を用いた広告作品を多数収録。
版下教室 応用編・実用編 2冊セット | 上口睦人
印刷の前工程である製版用の原稿「版下」についての指南書2冊揃え。製版、割り入れ、入稿指定、貼り込み、転写の方法など、基礎的な知識から応用的な実用例に至るまで、豊富な図版資料とともに解説を収録。
Scripts and Calligraphy: A Timeless Journey | Kaph Books、Ministry of Culture Saudi Arabia
レバノンの出版社Kaph Booksと、サウジアラビア文化省の共編著。アラビア文字の起源とカリグラフィーアートの発展について紹介するビジュアルブック。サウジアラビアと世界のカリグラファー、現代アーティスト、デザイナーへのオマージュを込めつつ、カリグラフィーと人工知能の芸術的な関係を探る。 英語表記。