上田義彦写真集 at Home
写真家、上田義彦が13年に渡って自身の家族を撮影した、一冊のアルバムのような作品集。妻でありモデルの桐島かれんと、4人の子供の誕生と成長をとらえたもので、何気ない日常にある家族の愛おしい記憶が記録されている。桐島かれんが1993年からつけている「十年日記」もあわせて掲載。
実験工房展 戦後芸術を切り拓く | 神奈川県立近代美術館
2013年から2014年にかけて神奈川県立近代美術館などで開催された「実験工房展 戦後芸術を切り拓く」の展覧会図録。瀧口修造が主宰した芸術家集団/実験工房の全貌を明らかにするとともに、武満徹、山口勝弘、駒井哲郎、北代省三、大辻清司など参加メンバーの作品図版を多数収録。
木村伊兵衛写真全集 1〜3巻 | 筑摩書房
日本を代表する写真家のひとり、木村伊兵衛の作品集3冊セット。1925年から1974年にかけ大正、昭和の時代の日本を撮影したもの。横山大観ら画家の作業風景、旧満州の情景、川端康成や谷崎潤一郎のポートレート、戦前から戦後にかけての人々の暮らしなど、当時の様子を捉えた貴重な資料としても。
昭和写真・全仕事 植田正治 | 朝日新聞社
朝日新聞社より発行の「昭和写真・全仕事」シリーズ第10巻、植田正治。20世紀の日本写真を代表し、世界的に高く評価される植田正治の戦前・初期の傑作から、戦後初期の代表的作品シリーズ、そして自叙伝や岡井輝雄との対談記事なども併せて掲載。
町口覚 一〇〇〇 | 一〇〇〇BUNKO
数々の写真集やアートブックのデザインを手がけてきた、デザイナーで造本家の町口覚による写真集。分厚い文庫シリーズ「一〇〇〇本」第1弾となる本書は、著者自身が厳選した戦後からの写真集38冊からの複写を1024頁に刷り込んだもの。濱谷浩の「雪国」やWilliam Egglestonの「WILLIAM EGGLESTON'S GUIDE」、ロバート・フランクによる「THE AMERICANS」など、巨匠による写真集が新たな形となって一同に介している。
世界のグラフィックデザイン 全7冊揃 | 講談社
著名デザイナーが各巻の編集を担当している人気シリーズ「世界のグラフィックデザイン」全7巻揃え。杉浦康平、松岡正剛、原弘、田中一光、横尾忠則、永井一正、勝井三雄、粟津潔、磯崎新、福田繁雄らが参加。
ヤン・チヒョルト 書物と活字 | 朗文堂
ドイツのタイポグラファー、ヤン・チヒョルトによる欧文書体教本。日本語版。「書体の善し悪しの判断」「建築物のサインにおける正しい書体の選定」「文字のマイスターの基礎知識」などの解説を交えながら、新旧200点以上の書体、レタリングデザインを掲載。
風のバルコニー | 松本隆
J-POP界に数々の名曲を送り出してきた作詞家、松本隆の詩集。湯村輝彦や永井博、高橋キンタローらのイラストレーションと共に、楽曲の歌詞として使用された詩を収録。
The Pentagram Papers: A Collection of 36 Unique Publications Designed by Pentagram | ペンタグラム
デザイン会社ペンタグラムが発行した冊子「Pentagram Papers」を紹介した資料集。Pentagramの独特のインスピレーションをテーマにした本書の1号〜36号までの各号を、中身の写真とともに丁寧に紹介。英語表記。
How to See: A Guide to Reading Our Man-Made Environment | George Nelson ジョージ・ネルソン
1977年に出版されたジョージ・ネルソンによる名著「How to See」をカラーで復刊したもの。本書は単なる視覚的な物の見方に関する手引書ではなく、物に対しての捉え方を論理的に解説することで、認識し、評価し、理解する方法をまとめたもの。英語表記。
Mac世代におくるレイアウト術 デザインにルールなんてない | 新谷雅弘
エディトリアルデザイナー、アートディレクターの新谷雅弘のデザイン指南書。本・雑誌制作時の基本、構成する要素、対象別のデザインなどを、実際の紙面を用いて解説。デザインするための考え方を詳細に伝える。
田中一光の文字とデザイン 増補新板 | アート・テクニック・ナウ 19
グラフィックデザイナー・田中一光が自らタイポグラフィの技法を公開。レタリング、カリグラフィ、フォトスケッチ、ロゴ等デザインにおける文字の役割を具体的に解説する。豊富なカラー図版、作例、そして新人へのアドバイスも収録。装丁は粟津潔。
粟津潔 デザインになにができるか | 谷川俊太郎、針生一郎、粟津ケン 他
2019年5月から9月に金沢21世紀美術館で開催された「粟津潔 デザインになにができるか」展のカタログ。戦後日本の復興期に活躍し、社会をたくましく生きる人たちへまなざしを向けてデザインを発信し続けた粟津潔の作品とともに、粟津潔のテキストや対談、批評なども掲載。
デザインの種 いろは47篇からなる対話 | 戸田ツトム、鈴木一誌
グラフィックデザイナーの戸田ツトムと鈴木一誌による対談集。15年にわたって継続した対話を「未知と断念」「生態と予兆」「座標と重力」「画面と物質」「陰影と運動」という5つの章ごとに掲載。2人が考えるデザインの過去・現在・未来を、対話を通して手繰り寄せるかのような一冊。
EIKO ISHIOKA: SURVIVE | ギンザ・グラフィック・ギャラリー
2020年から2021年にかけてギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)ほか各地で開催された展覧会に際して刊行された展示のカタログ。折り込みシート7枚揃え。日本を代表するアートディレクター、石岡瑛子による鮮烈なデビューから1980年代に渡米するまでの日本での仕事に焦点を当てたもので、資生堂やパルコ、映画、演劇のポスターやグラフィックアートをポスター仕様で収録。
カエルの死 タイポグラフィクション | 夢枕獏
小説家でエッセイスト、夢枕獏による文字と記号だけで構成されたビジュアルブック。漫画、物語、詩篇、音楽、創造曲、童話のフィクションを、タイポグラフィで表現したユニークで視覚的にも楽しめる一冊。写植の切り貼りという途方もない忍耐と技術によって完成させた渾身の一冊。
A Book Cat Dictionary | 中西なちお・トラネコボンボン
料理人であり作画家の中西なちおによる猫の絵本。英語の辞書のようにAからZまでの単語とともに、猫のイラストと短い文章が添えられている。1匹1匹タッチの違う猫たちの詰まった可愛らしい1冊。
伊坂芳太良の世界
緻密で和洋を折衷した線画が特色のイラストレーター、伊坂芳太良の遺作集。ファッションブランド「エドワーズ」のポスターを含む様々な作品や遺稿を収録。日暮真三、和田誠、横尾忠則らなどによる寄稿も併せて掲載。
TDM 5: Grafica Italiana | Corraini Edizioni
20世紀初頭から現代に至るまでのイタリアのグラフィックデザインを紹介する作品資料集。広告、パッケージ、ポスター、装丁など、イタリアのグラフィックデザインの歴史と伝統、その変遷を豊富なカラー図版資料とともに網羅して掲載。イタリア語、英語表記。
多主語的なアジア | 杉浦康平
戦後日本のグラフィックデザイン界を牽引してきたデザイナー、杉浦康平による1960年代から現在までの執筆、インタビュー、講演、対談などを収録した「杉浦康平 デザインの言葉」シリーズの第1弾。第1弾となる本書は、アジア図像学の研究者でもある杉浦による「多主語的なアジア」を軸に、杉浦日向子、日高敏隆との対談や講演、インタビューなどを掲載。
アジアの音・光・夢幻 | 杉浦康平
戦後日本のグラフィックデザイン界を牽引してきたデザイナー、杉浦康平による1960年代から現在までの執筆、インタビュー、講演、対談などを収録した「杉浦康平 デザインの言葉」シリーズの第2弾。第2弾となる本書は、アジアの国々への深い憧憬と眼差しが込められた杉浦によるエッセイの数々を収録。調香師、中村祥二との対談もあわせて収録。
活字に憑かれた男たち | 片塩二朗
昭和初期の印刷・出版・活字界にあった人々を中心として、活字版印刷術の始まりから活字文化に関する様々な運動、書体の変遷などの歴史を紹介。活字に憑かれ、活字に翻弄される等身大の活字人たちを描いたエッセイ集。
Tapies: Affiches | アントニ・タピエス
スペインの現代芸術家、アントニ・タピエスのポスター作品集。1950年代以降に自身の展覧会などのために制作したポスターデザインをカラーで144点収録。アンフォルメル、アルテ・ポーヴェラ、ミクストメディアといった芸術の潮流の中心にあったタピエスの活動を、ポスターを通して追える1冊。フランス語表記。
加納光於《稲妻捕り》Elements 瀧口修造《稲妻捕り》とともに
独自の世界を切り開く日本の画家・加納光於、そして詩人であり美術評論家の瀧口修造による詩画集。リトグラフ作品、エンカウスティークの技法で制作された作品図版に併せて、瀧口修造の自筆文を収録したもの。
Todd Webb in Africa: Outside the Frame | トッド・ウェッブ
アメリカの写真家、トッド・ウェッブの作品集。1958年に国連の依頼を受け、アフリカの国々の産業発展の進捗状況を記録したもの。50年以上経過した後に再発見された2,000点ほどの写真の中からカラー図版203点を掲載。ボートに乗り込む労働者、路上の物売り、工業地帯など、時代の転換期を写す。英語表記。
Andre Kertesz: His Life and Work | アンドレ・ケルテス
ハンガリー出身の写真家、アンドレ・ケルテスの作品集。農村やパリの街並みなどの風景写真、ポートレート作品、鏡を用いて被写体を歪ませ写し出す『ディストーション (歪曲)』シリーズの数々を掲載。アンドレ・ケルテスの生涯のキャリアを包括した大ボリュームの1冊。モノクロによる図版、解説を収録。英語表記。
Tuscany | Joel Meyerowitz ジョエル・マイヤーウィッツ
ニュー・カラー派を代表する写真家の1人、ジョエル・マイヤーウィッツの作品集。マイヤーウィッツが捉えたイタリア・トスカーナの穏やかな田園風景や広大な自然の写真に、小説家で劇作家のマギー・バレットがこの地について謳った詩のようなテキストが添えられている。英語表記。
Axel Hutte: Fantasmi e Realta | アクセル・ヒュッテ
ベルント・ベッヒャーとヒラ・ベッヒャー夫妻が教鞭をとったデュッセルドルフ美術アカデミー出身の写真家、アクセル・ヒュッテの作品集。ドイツからイタリアへの旅路で目にしたアルプスの山々と、ヴェネチアの厳かな宮殿を撮影したシリーズを収録。英語表記。
Puglia. Tra Albe e Tramonti | ルイジ・ギッリ
イタリアの写真家ルイジ・ギッリの作品集。白壁の家が続く街並み、煌めく夜の風景、玄関口やアーチ、鉢植えのサボテン、移動遊園地、ビーチなど、南イタリア特有の光と、輝く太陽と表情豊かな影、日が沈んだ後にネオンや町の灯が醸し出す空想の世界のような空気感に満ちたイメージを捉えた一冊。 英語表記。
Andre Kertesz: The Polaroids | アンドレ・ケルテス
ハンガリー出身の写真家、アンドレ・ケルテスのポラロイド写真集。ケルテスのニューヨークのアパートの窓辺から撮影されたものを中心に、ガラスのオブジェを用いた美しい景色や静物、ポートレートなどが収められている。カラー、一部モノクロによる作品図版と併せて解説を収録。英語表記。
Karl Blossfeldt: The Alphabet of Plants | カール・ブロスフェルト
ドイツの植物学者であり写真家、カール・ブロスフェルトの作品集。植物の種子、茎、葉、球根など、その構造の複雑さがわかる近距離で撮影。44点のモノクロによる作品図版とともに解説を収録。自然の幾何学的な造形の美しさを写し出す。
Imogen Cunningham: Photographs | イモージン・カニンガム
アメリカを代表する写真家の一人、イモージン・カニンガムの作品集。1901年から1970年に撮影された作品94点を解説とともに収録。様々な年代の人々のポートレートを中心に接写された植物写真など、カニンガムが捉えた芸術的視点の数々が収められている。英語表記。
L.A. Crossing | Jens Liebchen イエンス・リープヒェン
民俗学を学んだ後フリーランスの写真家として活動する、イエンス・リープヒェンによる作品集。ロサンゼルスの街を移動する車の中から撮影。落書きだらけの壁、閉店した店舗、路上生活者、高級ブランド店など、対極な現実が広がる都市を写し出す。 英語表記。
Grain Elevators | Bernd Becher、Hilla Becher ベルント&ヒラ・ベッヒャー 写真集
ドイツのコンセプチュアルアーティストおよび写真家、ベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻の作品集。給水塔、溶鉱炉、ガスタンク、冷却塔といった夫妻が長年にわたって記録してきた建築物に加え、アメリカ、ドイツ、ベルギー、フランスで撮影された穀物倉庫を収録。過ぎ去った時代の農業の繁栄と、それに取って代わる今日の空虚さを想起させる。
Bauhaus Fotographie | Edition Marzona
ドイツのヴァイマルに設立されたデザインの教育機関・バウハウスの写真資料集。ルチア・モホリ、モホリ=ナジ・ラースロー、ハンネス・マイヤーらによって撮影された、1920年代から1930年代にかけてのバウハウスの活動や実験の記録写など真379点を収録。
The Architecture of Collage | Marshall Brown マーシャル・ブラウン
建築家でありアーティスト、マーシャル・ブラウンの作品集。サンタバーバラ美術館で開催された展示に合わせて出版されたもの。建築物の写真を再構築した約40点のコラージュ作品を掲載。「Chimera」「Je est un autre」を含む彼の4つのコラージュシリーズと、未発表の「Prisons of Invention」「Piranesian Maps of Berlin」から構成。また、『キメラ』のコラージュをもとにデザインされた野外彫刻『ジグラット』の写真も収録。 英語表記。
杉本博司 光の自然 | IZU PHOTO MUSEUM
2009年にIZU PHOTO MUSEUMの開館記念として開催された杉本博司展の図録。シリーズ作品「光子的素描」や「放電場」、杉本博司本人によるテキスト、カロタイプと呼ばれる初期の写真を発明したW.H.フォックス・タルボットの図版解説、そして美術評論家の清水穣による論考も合わせて収録。英語、日本語表記。
House of Love | Dayanita Singh ダヤニータ・シン
インド出身の写真家、ダヤニータ・シンの作品集。作家アヴィーク・センとコラボレーションし、写真、記憶、そして文章の関係性を、13の短編小説の形で探求したもの。モノクロとカラーで神秘的でありながらも親しみやすい世界がひろがる。 英語表記。
花も美ぢ | 金子倉吉
金子倉吉が大正時代に創業した製菓実験社が出版した木版多色刷りの和菓子の見本帳。神祭、御即位記念、慶事、仏事ほか、季節や行事の際に出される和菓子70種を美しいビジュアルとともに紹介した一冊。500部限定。
かたち 日本の伝承 II | 岩宮武二
日本の伝統的なプロダクトデザイン、インテリアデザインを集めた写真集。石・金属・布・竹をテーマを用いたさまざまな「かたち」にフォーカスする。写真は岩宮武二、執筆は高階秀爾。装丁は早川良雄。
丸石神 庶民のなかに生きる神のかたち | 木耳社
主に山梨県周辺で道祖神や屋敷神として祀られている自然石の丸石を調査した資料集。なぜ丸石を神として祀るのか、日本人の神観念や美の感覚とどう関わっているのか、さまざまな謎を追い記録した1冊。
Early American Tools | Hans Namuth、Marshall B. Davidson
アレクセイ・ブロドヴィッチに師事した写真家、ハンス・ナムスがアメリカの古道具を撮影した写真集。独立200周年を記念して発行されたもの。海を渡り、土地を開拓し、未開の地を切り開いてきたアメリカの開拓民。アメリカ合衆国を形成してきた数々の道具を、大判の写真で紹介。
Shaker: Function, Purity, Perfection | David Stocks
19世紀から20世紀のアメリカで自給自足の共同体を運営していたシェーカー教徒の生み出した実用的な家具を中心に紹介。チェストやテーブル、椅子、シェーカーボックス、バスケットなど28点の家具と併せて解説を収録。シェーカーの歴史や技術、20世紀の家具デザインに与えた影響を紐解く。英語表記。
Knoll Textiles, 1945-2010 | Angela Voelker
アメリカのインテリアデザインカンパニー「Knoll(ノル)」社のテキスタイルデザイン集。1945年から2010年までに展開された、テキスタイルサンプル、図面、家具、広告などを掲載。ノル社の、色と質感を重要視するモダンな感性を包括した資料集。