【ノストス奮闘記】2017年4月を振り返って
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【ノストス奮闘記】2017年4月を振り返って

代表の中野です。

風のように4月が終わりました。振り返りを記録します。
第16回目。

過去の記事はこちら:
【ノストス奮闘記】2017年1月を振り返って
【ノストス奮闘記】2017年2月を振り返って
【ノストス奮闘記】2017年3月を振り返って


レビュー機能を追加

もはや5月もすでにGWが終わってしまいましたが、改めて4月はどうだったか?

店舗は相変わらず順調に伸びていますが、ECが伸びない。ECで思ったように結果を出すのは本当に難しいですね。

めげずに先月書いた5つの改修案の中の1つ目、「商品ページがつまらない」を改善するための施策を一部実装しました。 各ブログ記事に「書いた人」を追加。アイコンをクリックするとその人が書いた記事が一覧で見られる仕様にしました。

書いた人一覧
https://nostos.jp/author

以前よりも、人となりをお伝えできるようになったのではないかと思いますがどうでしょう? 各自が書いた一覧を見てみると、なんとなく好みの傾向がわかりますね。

自分の一覧を見て「あぁ俺はこのへんが好きなんだなぁ」と改めて認識しました。なんだか昔の日記を読み返すような発見があります。すげー書いてるし。

この機能を利用して、今度は商品ページにレビューを書いていこうと思っています。最初からすべての商品にレビューを載せるのは無理なので、思い出の本や個人的なおすすめポイントがある商品から書いていく予定。

本をどう読んでどう感じようと人それぞれですから、スタッフの年齢の違いや好みがレビューに反映されることが逆に面白いはず。



テーマを決める

店をスタートするときから、いや、もっと前から気づいていたけど見ないふりをしていたこと。 それは何かというと「あなたは何のために仕事を、店を、会社をやっているの?」という自問。 コンセプト?理念?テーマ?

ブランディングの本やウェブにもだいたい書いてある、この「コンセプト」。 大事なのはわかる。あった方がいい。そりゃそうだ。

「別に何も考えてない」「感覚で」の方が断然カッコイイと思ってかれこれ40数年生きてきたので、付け焼き刃でいくら考えても出てこない。スタッフにも聞かれ、インタビューで聞かれてもうまく答えられない。

そして考え始めると「俺はいったい何のために生きてるんだ?」という巨大迷路に入って出てこられなくなる。出てこない事実が「今まで何をやってたんだ俺は…」という絶望感にもつながるわけです。

前置きが長すぎですが、「これ以上先延ばしにはできない!」ということで、実は何年も考えていたコンセプトについて真剣に向き合ってみた結果、ようやく一筋の光を見出したのでその話を。


リサーチしてみる

いきなり考えてもわからないので世の中的にはどんなものが存在するのかをリサーチ。

本屋、出版社、雑貨屋さん、あらゆる店のコンセプトを調べ倒しました。8割方「新たな価値を〜」「新たな出会いを〜」という感じでフワッと してる印象。100年続く〜、とか、伝統を引き継ぐとかのパターン。これも多かった。

ノストスの現在のコンセプトは何でしょう?
「知る」をきっかけに、多種多様な情報の中からお客様が新しい価値を見つけるきっかけとなるお手伝いが出来れば幸いです。

同じですね。改めて見たけどクソぼんやりしたコンセプトだな。


条件を決める

考えた結果、「いま一番好きなもの」「今後も好きでいられるであろうもの」「まだほとんど知らないもの」「品揃えを180°変えなくても成立するもの」という4つの条件を満たすものは何か?という視点で探すことにしました。これなら見つけられそう。

その結果、「ニッポンの芸術」というテーマにたどり着きました。

この過程で、若いときにパンクにドハマリしたのと同じ熱量で日本の芸術文化への興味があることに気がつきました。知らなかったことばかりで本当に面白い!

昔好きなバンドをテープにダビングして(古いけど)みんなで回してたあの興奮を再び手にした感覚。「これ知ってる?」「この人ヤバイよ」という対象を、20数年ぶりに見つけた!という興奮があります。

世界の芸術の共通項や影響の断片を見つけ、一緒に楽しみたい。それは独自の視点で構わないと思うのです。 見方や感じ方に正解はない。僕はこう思う。ということをノストスブックスとして活動し表現することに店をやる意味があるのではないか?

というわけで、これからのコンセプトはこちらからご覧ください
(※2019年2月に新コンセプトに変えましたhttps://nostos.jp/archives/200991。)

これからやるべきことは、この大きなテーマを「どうやって具体的に表現していくか?」という部分ですね。これもコンセプトが決まればいくらでもアイデアは出るんだ!ということを再発見。 「コンセプト=行動の判断基準になる」ということに繋がることを実感しています。

あー回り道したわ。

※写真は美しいスイングで素振りするおじさん。いまこんな気持ち。

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ノストスブックス店主。歴史と古いモノ大好き。パンク大好き。羽良多平吉と上村一夫と赤瀬川原平と小村雪岱に憧れている。バンドやりたい。