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君や僕にちょっと似ている | 奈良美智
2025年10月10日
2012年から2013年にかけて横浜美術館ほか全国各地で開催された展覧会の図録。日本の現代美術家、奈良美智が長年にわたり追い続けてきた「肖像」表現の深化を、刊行当時新作の作品群と共に記録する。代表的な絵画やドローイングはもちろん、作家が初めて挑んだブロンズ彫刻にいたるまで、全出品作品をフルカラーで収録。展示風景やスケッチ、制作過程の写真も多数掲載され、奈良美智の創作の軌跡を豊かに伝える一冊となっている。
I Love Paris展 J’aime la France
2025年10月10日
1992年に銀座のエスパースプランタンほか各地で開催された展覧会の図録。19〜20世紀の都市、風景、人々の暮らしやポートレートを捉えた作品群を収録。芸術的・記録的価値の双方を持つこれらの写真は、都市パリが内包する多層的な文化イメージを浮かび上がらせる。ナダール、アジェ、ケルテス、ラルティーグといった写真史に名を残す作家たちに加え、ボヴィス、コラール、ルネ=ジャックらによる作品も収録。パリという都市が、真というメディアを通じていかに記憶され、語られてきたか、その軌跡をたどることができる一冊となっている。
RED POINT | Al White
2025年10月10日
スコットランド・グラスゴー在住のアーティスト、アル・ホワイトによる作品集。2016年に制作された作品集『Concrete Cabin』のプロセスで使用された4×6インチのラボプリントを再構成し、写真という媒体の物質性と視覚的手触りに迫るというもの。ブルータリズムや未来派、そしてcrud(荒さ・未完成性)といった美的感覚に影響を受けたホワイトの作品は、イラストや版画にとどまらず、写真という手段を通じて新たな地平を切り拓いている。本書に収められたモノクロのイメージ群は、イメージと紙のあいだにある緊張感や記録性を鋭く浮かび上がらせ、視覚芸術としての写真のあり方を再考させている。
非常階段東京 | 佐藤信太郎
2025年10月10日
写真家・佐藤信太郎による、東京の都市風景を非常階段から撮影した作品集。密集する住宅地や墓地、東京タワー、歌舞伎町、団地など、日常の風景を水平の視点でとらえ、都市の奥行きと構造を静かに描き出している。見下ろすでも見上げるでもない中間的な視線から、東京という都市の息づかいや、匿名的でありながら個々の生活が重なる風景の層を浮かび上がらせている。
Glorious Flowers | Laura Peroni
2025年10月10日
イタリアの植物画家、マリレーナ・ピストイアによる精緻な水彩画とともに、各花に関する植物学的・文化的情報をあわせて紹介した作品集。植物の起源や分類、歴史的背景、さらに文学や神話、民間伝承の中で花が担ってきた象徴的意味について多角的に解説。花を単なる観賞対象としてではなく、人類の文化や感情と密接に結びついた存在として捉える視座が示されており、植物学、文化史、美術にまたがり、自然と人間との関係を再考するための手がかりを与えてくれる内容となっている。
Redoute Lilies Print Book: 50 Selections Prints | Pierre‑Joseph Redouté
2025年10月10日
ボタニカルアートの巨匠、ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテによる作品集。ルドゥーテは18〜19世紀に活躍したフランスの植物画家・宮廷画家であり、「花のラファエロ」とも称されるその精緻な描写と色彩感覚は今なお高く評価されている。本書は、彼の代表作であるユリ科植物を描いた図版の中から50点を厳選し、カラー印刷で再録したもの。各作品にはラテン語の学名とフランス語タイトルが添えられ、当時の博物学的視点と美術的価値をあわせ持った構成となっている。
額田宣彦 仮説の宇宙
2025年10月10日
画家・額田宣彦による2001年の展覧会にあわせて刊行された作品集。東京のギャルリー東京ユマニテと東京国際フォーラム・エキジビションスペースの2会場で同時開催された展示構成を反映し、代表作〈ジャングルジム〉シリーズをはじめ、新たに円をモチーフとした〈Reel, Point〉シリーズ、空間性を探る〈部屋〉シリーズなど約25点を収録している。マスキングを使わず手描きで緻密に線を重ねる独自の手法により、秩序と偶然、抽象と構造が交錯する仮設的な宇宙を描き出す。静謐で思索的な絵画の本質を探る一冊。
Hope is a Girl Selling Fruit | Amrita Das
2025年10月10日
インド・ビハール州の若手ミティラ画家、アムリタ・ダスによる絵本。伝統的なインド・ミティラ画の技法を現代的に解釈し、豊かな色彩と繊細な線画で女性の感情や葛藤を表現している。物語は列車の旅の途中で出会った貧しい少女への視点から始まり、彼女の背景や未来への希望を想像しながら展開。読者はそのシンプルながら普遍的なストーリーと美しいイラストを通して、女性の自由や勇気、社会的な役割について多様な視点を与えられる。単なる絵本を超え、女性の自己表現や階級、選択の問題に触れた瞑想的な作品として評価されており、静かに心に響くメッセージと、伝統美術の革新的な融合を楽しめる一冊。
CATS、CATS、CATS | アンディ・ウォーホル
2025年10月10日
1950年代を中心にアンディ・ウォーホルが描いた猫たちのドローイングを集めた、愛らしくも鋭い感性が光る絵本のような作品集。眠る子猫や堂々とした猫、サムという名前の猫など、個性豊かな猫たちがシンプルな線と色彩でユーモラスかつ詩的に表現されている。ウォーホル自身の言葉も随所に引用されており、猫という親しみやすいモチーフを通して、ポップ・アートの巨匠が見せるもうひとつの顔ーその遊び心や私的な感性が静かに浮かび上がる一冊となっている。横尾忠則による監修翻訳。
INTIMACY | フィリップ・ワイズベッカー
2025年10月10日
フランスのアーティスト、フィリップ・ワイズベッカーのドローイング集。日用品や無名の物体たちにどこか懐かしく、親密なまなざしを注ぐフィリップ・ワイズベッカー。本書のタイトル『INTIMACY』は、親密性という意味であり、着想の原点は子どもの頃に両親がとっていた古い通販カタログ。毎晩寝る前に夢中で眺めていたという当時の記憶をなぞるように、日常に埋もれたモノたちを線と余白だけで静かに掬い上げている。身近な物品をシンプルかつ親密な視点で描くことで、日常の中に潜む美しさや温もりを再発見することができる。
Afternoon Reading | 箕輪麻紀子
2025年10月10日
イラストレーター・箕輪麻紀子による作品集。街角や部屋の片隅で本を手にする人々の姿を、やわらかな筆致と繊細な色彩で描き出している。少女とくまの読書風景や、ストリートで本を開く青年など、日常の静かな瞬間に宿る温もりと想像の広がりを表現。見る者に読書の時間がもたらす安らぎと自由を感じさせる。巻末には台湾のアーティスト、Chihoiによる詩を収録し、本と人との親密な関係をやさしく伝えている。
柚木沙弥郎作品集
2025年10月9日
型染の第一人者として知られる染色家・柚木沙弥郎の創作を集成した作品集。深みのある色彩と自由な造形感覚によって生み出された多彩なテキスタイルを多数収録している。民藝の精神を継承しながらも独自のモダンな感性で展開された意匠には、日常の中に宿る喜びと生命力が息づく。柚木自身のエッセイに加え、大岡信、藤田慎一郎による寄稿も収録し、作家の思想と美の探求を多面的に伝えている。
日本建築の形 II | 齋藤裕
2025年10月9日
建築家・齋藤裕による、日本建築の美と構造を探る大型写真集。金閣、銀閣、龍安寺方丈、桂離宮、吉村家住宅、吉島家住宅など、室町時代から明治初期に至る23の建築を収録している。豊富なカラー写真と著者による解説を通じ、時代ごとに変化する様式や空間構成を精緻に捉え、日本建築が育んできた比例感覚と美意識の系譜を照らし出している。
復刻 伊勢貞丈 包結記 2冊揃 | 荒木真喜雄
2025年10月9日
江戸時代の研究家で、公家や武家の故実に通じた伊勢貞丈による『包結記』を復刻した全2冊。贈答の作法としての「つつみ」と「むすび」を解説した書を、折形の第一人者・荒木真喜雄が現代文で読み解いている。第2巻には、現代に応用可能な展開図や図解を収録し、伝統的な礼法を具体的に示している。歴史的資料としての価値に加え、今日の暮らしにも生かせる知恵を提示している。
はにわ | 三木文雄
2025年10月9日
考古学者・三木文雄による埴輪の研究と美を紹介する写真資料集。埴輪の起源や形態、用途、歴史的変遷、さらには出土分布地名までを網羅的に解説している。全国各地で発掘された埴輪の代表的作例を、80点のモノクロ図版と12点の貼り込みカラー図版で掲載。造形の素朴さと造作者の精神性を映し出しながら、日本古代の信仰や社会構造を読み解く手がかりを提示している。
ノーマ 北欧料理の時間と場所 | レネ・レゼピ
2025年10月9日
北欧料理に新たな価値観をもたらしたとして世界的に高く評価されるシェフ、レネ・レゼピによる料理写真集。美しい撮り下ろしの写真とともに、90種類を超えるレシピを収録している。デンマーク・コペンハーゲンのレストラン「ノーマ」で提供された料理を中心に、素材の選び方や調理法、盛り付けの工夫に至るまでを紹介。土地の気候や風土に根ざした食文化を、革新的かつ洗練された料理として提示し、現代ガストロノミーのあり方を鮮やかに伝えている。
エットーレ・ソットサス 151ドローイングス
2025年10月9日
イタリアの建築家・デザイナー、エットレ・ソットサスが1965年から1995年にかけて描いた151点のドローイングを収録した作品集。家具、建築、プロダクトなど多様な分野を横断する構想の過程を、直感的かつ自由な線描で記録している。一枚ごとのスケッチには、形が生まれ、思考が具現化していく瞬間が刻まれており、ソットサスの創造の源泉を示している。ジャンルの枠を超えたイマジネーションとデザイン哲学を伝える貴重なヴィジュアル・アーカイブを提示している。
Christian Coigny: Sittings
2025年10月9日
スイスの写真家クリスチャン・コワニーによるポートレート作品集。デザイナー、建築家、ミュージシャン、政治家、コメディアンなど多様な分野の人物が、個性豊かなデザインチェアに腰掛ける姿を捉えている。レイ・イームズ、マイルス・デイヴィス、ジョン・ケージ、イッセイ・ミヤケ、ピナ・バウシュらが登場し、それぞれの存在感と椅子の造形が響き合う構成となっている。椅子という媒介を通して、人間とデザインの関係を静謐に映し出している。
Carlo Scarpa: Museo di Castelvecchio Verona
2025年10月9日
イタリアの建築家カルロ・スカルパが改修設計を手がけた〈カステルヴェッキオ美術館〉を紹介する写真資料集。中世の城郭建築を舞台に、古代から現代までの美術作品を展示する空間構成を、スケッチや設計図、現地写真を通して詳細に記録している。石材や金属、光の扱いにより新旧の要素を調和させたスカルパ建築の精緻な美学を映し出している。
神聖空間縁起 | 毛綱毅昿、横尾忠則、藤塚光政
2025年10月9日
建築家・毛綱毅曠のテキスト、写真家・藤塚光政の写真、そして横尾忠則による二百数十点のドローイングによって構成された異色の建築書。神社仏閣をめぐる旅を通して、建築と宇宙、宗教と芸術の関係を壮大なスケールで描き出している。毛綱が「未来の都市や建築への予言めいた大ボラ」と語るように、論考、写真、絵画が一体となって展開する構成は、神聖空間の生成と人間の想像力の可能性を照らし出している。
蔵 暮らしを守る
2025年10月9日
日本各地に残る「蔵」をテーマに、その建築的構造と文化的背景を探る写真集。火災や風雪から生活や財を守るために発達した蔵のかたちを、建築学と民俗学の両視点から考察。地域ごとに異なる意匠や素材の特徴を捉え、暮らしの知恵としての蔵の存在を明らかにする。写真は石元泰博、装丁は白井晟一が手がけ、静謐で緊張感のある構成が日本建築の美と精神を照らし出している。英文解説冊子付き。
萬葉色名大鑑 | 上村六郎
2025年10月9日
万葉歌に詠まれた52の色名を、手染めの実物裂地で収録した資料集。各色には、その名称が登場する歌と解説が添えられ、古代文学と色彩文化の関わりを視覚的に伝えている。さらに巻末には摺衣に用いられた花や植物の写生図5枚を掲載し、当時の染織と自然観の結びつきを示している点も特徴。伝統的な染色技法による裂地と文献学的な考察を併せ持つ構成となっており、日本における色彩表現の歴史的背景と美的意識を明らかにしている。
型絵染 芹沢銈介珠玉作品原色図録
2025年10月9日
染色工芸家・芹沢銈介の代表作を精選して収録した作品集。着物、帯、着尺、部屋着、蒲団地など、多岐にわたる染色作品を原色図版で紹介している。伝統的な型絵染の技法をもとに、独自の構図と色彩感覚で生活の美を追求した芹沢の創作世界を鮮やかに伝える。巻末には今泉篤男「芹沢銈介氏の型絵染作品」、岡村吉右衛門「技術・才能・執念」を収録し、芹沢銈介の精神と技術を照らし出している。
Postmodernism: Style and Subversion, 1970-1990
2025年10月9日
2011年から2012年にかけてロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で開催された展覧会に併せて刊行された図録。1970年代から1990年代にかけて、芸術とデザインの世界に旋風を巻き起こしたポストモダニズムの全貌を探る。建築、インテリア、都市計画、プロダクト、グラフィック、ファッション、映像など多岐にわたる領域を横断し、既存の価値観や権威への挑戦としてのポストモダンの思想を多角的に考察している。マイケル・グレイブス、ロバート・ヴェンチューリら建築家から、MTV、グレース・ジョーンズ、『ブレードランナー』に至るまで、文化の変容を映し出している。
心願の美 民俗の祈りの系譜 | 高橋南勝
2025年10月9日
写真家・高橋南勝が3年の歳月をかけて撮影した、日本各地の信仰と祈りの風景をまとめた作品集。青森のおしらさま、石仏、沖縄のシーサー、神社への奉納品など、土地ごとに受け継がれる信仰の形を丹念に記録している。巻末には各写真の解説と撮影地図を収録。監修を岩宮武二、テキストを岡本太郎と桜井徳太郎が担当し、日本人の祈りのかたちと民俗の精神史を照らし出している。
アイヌ藝術 金工・漆器篇 | 金田一京助、杉山寿栄男
2025年10月9日
アイヌ民族の工芸文化を体系的に記録した資料集。金工と漆器に焦点を当て、腰刀(イコロ)や太刀(タンネプイイコロ)、椀(イタンキ)などに施された意匠の意味や造形の背景を丁寧に考察している。巻頭には貴重な写真資料をカラーとモノクロで収録し、道具としての実用性と装飾美の両面からその魅力を浮かび上がらせる。アイヌ文化の造形感覚と自然観の関わりを読み解くための貴重な記録。
新しい日本の風景を建設し、常識を変え、日常の生活空間を創りだすために 荒川修作/マドリン・ギンズ展
2025年10月9日
1998年にNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)で開催された、荒川修作とマドリン・ギンズによる展覧会図録。〈遍在の場・奈義の龍安寺・建築的身体〉や〈養老天命反転地〉といった代表的プロジェクトを中心に、彼らが試みた「生と空間の再構築」を示す実験的建築を紹介している。作品図版、設計資料、解説テキストを通じて、芸術と建築の境界を超えた構想の全貌を提示している。
釣具曼陀羅
2025年10月9日
江戸時代以降に発展した日本の釣具を、美術工芸の観点から紹介する写真資料集。竿、針、糸巻き、仕掛け箱など、職人の高度な技術と美意識が注がれた釣具の数々を豊富なカラー図版で収録している。単なる道具としてではなく、素材選びや造形、装飾に至るまで精緻に作り込まれた手仕事の魅力を通して、日本人の自然観と遊芸の文化を照らし出している。
道具曼陀羅 | 村松貞次郎、岡本茂男
2025年10月9日
建築史家・村松貞次郎と写真家・岡本茂男によって編まれた、日本の職人道具に関する資料集。鍛冶、木工、漆、染織など、手仕事の現場で使われてきた多様な道具を、美しい写真とともに紹介。職人の技と精神が刻まれた形や使い込みの痕跡を通して、「用の美」としての造形の魅力を浮かび上がらせる。日常の中に息づく日本の美意識と、ものづくりの精神を伝えている。
続・道具曼陀羅 | 村松貞次郎、岡本茂男
2025年10月9日
建築史家・村松貞次郎と写真家・岡本茂男による、日本の伝統的な職人道具を記録した資料集の続編。刀、斧、はさみなど、用途の異なる多様な道具をカラーとモノクロの写真で紹介している。磨き上げられた形態や素材の質感には、機能を超えた造形美と職人の精神が宿る。長年の使用を経て刻まれた痕跡を通して、手仕事の継承と日本的な「用の美」の在り方を浮かび上がらせている。
A Constructed View: The Architectural Photography of Julius Shulman
2025年10月9日
建築写真家ジュリアス・シャルマンの活動を紹介する作品集。1930年代から1980年代にかけて撮影された写真を年代順に収録し、初期カリフォルニア・モダニズムを代表する眼差しを伝えている。R.M.シンドラー、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエ、オスカー・ニーマイヤーら著名建築家の作品をとらえた図版を多数掲載。建築の造形美と写真表現の融合を通じて、モダニズム建築の魅力を浮かび上がらせている。
EL CROQUIS 111 MVRDV 1997-2002
2025年10月9日
スペインの建築専門誌『El Croquis(エル・クロッキー)』第111号は、オランダの建築家グループ MVRDV を特集。1997年から2002年にかけての26の主要プロジェクトを、写真、図面、模型資料とともに包括的に紹介している。「Dutch Pavilion for Expo 2000」や「Hageneiland Housing, Ypenburg」など、都市と建築を横断する実験的な試みを詳細に分析。巻頭ではメンバーへのインタビューやステートメントを掲載し、「高密度都市」や「プログラムの重層性」「空間の可視化」といったMVRDVの理論的思考を明らかにしている。
Super Potato Design | Mira Locher
2025年10月9日
インテリアデザイナー・杉本貴志が設立した設計事務所「SUPER POTATO」の活動をまとめた作品集。1970年代から2000年代にかけて手がけたレストラン、バー、ホテル、ショップなど多彩なプロジェクトを収録している。木、石、紙などの素材を生かし、日本の伝統的な美意識を現代空間に再構築したデザインの数々を、豊富なカラー図版と解説で紹介。序文は建築家・安藤忠雄が寄せている。
Claus en Kaan: Dutch Embassy in Mozambique
2025年10月9日
オランダの建築家ユニット、クラウス・エン・カーンが手がけたモザンビーク・オランダ大使館の設計と建設過程を記録した建築資料集。オランダの設計理念を基盤に、アフリカで採取された素材や現地の技術を融合させた建築は、気候や環境への適応を図りつつ、機能性と造形美を両立させている。図面、模型写真、現地撮影による建築写真を豊富に収録し、異文化の交差点としての建築のあり方を照らし出している。
nendo 10/10
2025年10月9日
デザイナー・建築家の佐藤オオキが2002年に設立したデザインオフィス〈nendo〉の活動を総覧するモノグラフ。ミラノ・サローネをはじめ、国内外のデザインイベントで発表された代表作を中心に、CappelliniやBisazzaなど世界的ブランドとのコラボレーション、家具、日用品、展示空間など幅広いプロジェクトを紹介している。エレガントで繊細、かつ遊び心あふれる造形を通じて、日本的感性と現代的ユーモアを融合させたnendoのデザイン哲学を明確に示している。
藤森照信展 諏訪の記憶とフジモリ建築
2025年10月9日
2010年に茅野市美術館で開催された展覧会の図録。建築家・建築史家の藤森照信が手がけてきた作品群を、故郷・諏訪の記憶と重ね合わせながら紹介している。草や土、銅板、炭など自然素材を巧みに用いた独創的な建築を、写真、図面、スケッチを通して総覧。地域性と素材へのまなざしを基盤とした藤森建築の思想と美学を浮かび上がらせている。
現代建築の根 | クリスチャン・ノルベルグ・シュルツ 、二川幸夫
2025年10月9日
ノルウェーの建築理論家クリスチャン・ノルベルグ=シュルツによる建築論集。写真家・二川幸夫の企画と撮影によって構成され、図面やドローイング、建築写真を交えながら、近代建築の思想的基盤と空間的本質を探究している。9章構成により、建築の形態・構造・場所性を通して「近代とは何か」を問い直し、20世紀建築の精神的根拠を明らかにしている。
絵唐津文様集 | 古舘均一
2025年10月9日
桃山時代より受け継がれる唐津焼の文様を精緻に模写した図案集。昭和初期に唐津焼復興へ尽力した古舘九一と、その長男で建築設計士でもあった古舘均一による1940年の私家版を再編集したもの。九一が蒐集した絵唐津の陶片から、均一が特徴的な文様を忠実に描き写し、釜ごとに整理・収録している。素朴で温かみのある筆致を通して、唐津焼の造形美と土地の風土が息づく意匠の魅力を伝えている。
鹿島の建築 1964-2012 | 鹿島建設株式会社
2025年10月9日
鹿島建設が手がけた本社ビル、支店ビルなど計11棟の建築を記録した写真集。上巻「元赤坂地区」、下巻「赤坂地区・支店ビル」の2冊構成で、新・旧本社ビルやAKASAKA K-TOWER、鹿島赤坂別館、鹿島KIビルなどを網羅している。撮影は石元泰博、川澄明男らが担当し、建築の構造美と都市との関係を精緻に捉える。巻末には詳細な図面も収録され、戦後日本建築の変遷を辿る資料としての価値を提示している。
Caliphs and Kings: The Art of Islamic Spain | Heather Ecker
2025年10月9日
7世紀から15世紀にかけてムスリムが支配したスペイン〈アル=アンダルス〉の芸術を通して、イスラム、キリスト教、ユダヤ文化の交錯を読み解く作品集。陶器、金工、テキスタイルなど多様なイスラム美術コレクションを紹介し、社会や信仰、政治の変遷とともにその造形表現の広がりを示している。豊富なカラーおよびモノクロ図版を収録し、イベリア半島における文化交流の軌跡を照らし出している。
アイリーン・グレイ 建築家 デザイナー | ピーター・アダム
2025年10月9日
アイルランド出身の建築家・デザイナー、アイリーン・グレイの生涯と作品をたどる評伝。モダニズム建築の名作〈E1027〉をはじめ、家具、照明、インテリアなど多彩な創作活動を豊富な写真や図面資料とともに紹介している。男性中心の近代建築史の中で独自の美学を築いたグレイの思想と実践を丹念に検証し、モダンデザインにおけるその革新性と精神の自由を明らかにしている。
芹沢銈介展
2025年10月9日
型絵染作家・芹沢銈介の創作活動を総覧する展覧会図録。屏風、文字絵のれん、板絵、装丁、肉筆作品など、多彩な仕事をカラー図版で収録している。型紙と染色の技法を自在に操り、生活の中に息づく美を追求した芹沢の造形世界を豊かに紹介。冒頭には息子で考古学者の芹沢長介による寄稿を掲載し、芸術家としての歩みと精神を多角的に伝えている。
北大路魯山人 古典復興 現代陶芸をひらく
2025年10月9日
2019年に開催された巡回展にあわせて刊行された図録。北大路魯山人の作品を、名料亭・八勝館所蔵品や世田谷美術館の塩田コレクションを中心に紹介している。皿、茶碗、壺などの代表作に加え、同時代に活躍した陶芸家たちの作品も収録。古典様式の再解釈を通じて、近代陶芸に新たな美の基準を築いた魯山人の創造精神と、その影響の広がりを照らし出している。
建築の20世紀 終わりから始まりへ
2025年10月9日
1998年に東京都現代美術館で開催された展覧会にあわせて刊行された図録。20世紀の建築を総覧し、代表的建築家の作品を300点以上のカラーおよびモノクロ図版とともに紹介している。技術革新や都市化、社会思想の変遷を背景に、建築がどのように時代と向き合ってきたかを多角的に検証。20世紀建築の流れを視覚的にたどる資料性の高い一冊を提示している。
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