街区の眺め
飯田鉄
¥7,700 (税込)
写真家・飯田鉄が1972年から1998年にかけて東京で撮影したモノクロ写真68点をまとめた作品集。衣料品店の看板や古い駅舎、小さな工場や倉庫、低層ビルが並ぶ街角など、いまでは失われつつある昭和後期の都市風景が静かに写し取られている。建築の細部を強調する硬質な光、壁面の質感、陰影の揺らぎは、都市の時間が折り重なるように画面へと定着され、記憶の層をそっと掘り起こす。明治以降に形成されてきた街並みを丹念に歩きながら、かつての東京の輪郭を再び「いま」の眼差しで読み直す試みとも言える内容で、喪失と継承のあわいにある都市の表情を丁寧にとどめている。
カバーに少スレ、少汚れ、少キズあり。天地に僅かなシミあり。本文の状態は並。
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| 01著者 | 飯田鉄 |
|---|---|
| 02装丁 | 高須賀優 |
| 03出版社 | 日本カメラ社 |
| 05発行年 | 2003年 |
| 06製本、頁数 | ハードカバー |
| 07サイズ | 255×240mm |