Anselm Kiefer Studios | アンゼルム・キーファー
戦後ドイツを代表する芸術家、アンゼルム・キーファーのスタジオを紹介する写真集。ドイツにある廃校した学校の屋根裏部屋や南仏の田舎町など、各地にあるキーファーのアトリエを写真図版を中心に多数掲載。キーファーのアトリエがいかに芸術的プロセスにおいて重要な役割を果たし、作品に影響を与えてきたのかについて検証する。
Ed Ruscha and Photography | エド・ルシェ
アメリカの現代アーティスト、エド・ルシェの作品集。ホイットニー美術館が近年収蔵したルシェの写真作品を通して、ルシェと写真との関わり、そして彼の写真がキャリアにどのように新たな光を当てているかを検証する。未発表の作品を含む、ルシェの過去の写真作品が多数掲載されており、ルシェ自身の作品を特徴づける多くのモチーフや要素、タイポグラフィ、標識、強いグラフィック要素が垣間見られる一冊。 英語表記。
Mario Giacomelli: Sotto la Pelle del Reale | マリオ・ジャコメッリ
世界でも著名な写真家の一人、マリオ・ジャコメッリの写真集。1955年から晩年の2000年までの作品を8つの章に分け収録。作業方法、印刷や編集の技術など写真とともに解説する。 イタリア語表記。
Henri Matisse: The Cut-Outs | アンリ・マティス画集 ペーパーバック版
画家、製図家、彫刻家、版画家など多彩な活動で知られる芸術家、アンリ・マティスの作品集。ペーパーバック版。1940年代初頭から1954年までに制作された切り絵作品に焦点を当てた1冊。作品図版とともに、スタジオでの制作過程を示す当時の写真も掲載し、その躍動感あふれる形と鮮やかな色彩を紹介。 英語表記。
Ralph Gibson: The Spirit of Burgundy | ラルフ・ギブソン
アメリカの写真家、ラルフ・ギブソンの写真集。フランス、ブルゴーニュ地方の1年間を写真に収めたもので、郷土料理、建築、風習、ワイン造り、風景、そしてブルゴーニュで暮らす人々の姿をカラー、モノクロ写真で収録。「ブルゴーニュの魂」というタイトル通り、フランスを愛し続けたギブソン独自の視点でエネルギッシュにみずみずしく切り取っている。 英語表記。
Siberia: In the Eyes of Russian Photo | Leah Bendavid-Val
およそ130年にわたり、50人以上のロシア人の写真家たちによって撮影されたシベリアの記録をまとめた写真集。荒涼とした自然から、ブティックや美術館が建つ都市風景、そしてそこで生きる様々な職種、ルーツを持つ人々の姿をカラー、モノクロ写真で収録。シベリアの広大さと多様さ、そして豊かで複雑なこの地域の姿を、時を超え、様々な視点から捉えた一冊。 英語表記。
Olaf Otto Becker: Reading the Landscape | オラフ・オット・ベッカー
ドイツの写真家、オラフ・オット・ベッカーが2009年から2014年の間に撮影したインドネシアとマレーシアのジャングルの自然を収めた作品集。人の手が何も加えられていない自然状態の熱帯雨林、森林伐採により殺伐とした不毛の大地、そして都市空間の中に人工的に作られた自然という3つの異なる自然を一冊に収録し、対比のような関係で構成されている。 英語、ドイツ語表記。
Whisper Not | 相見明遺作写真集
才能を惜しまれながらも、32歳という若さで他界した日本の写真家、相見明の遺作写真集。ファッション写真や風景、ミュージシャンのポートレートなど、多彩な写真作品を収録。
Pictures by David Hockney | デイヴィッド・ホックニー
20世紀を代表するイギリスの芸術家、デイヴィッド・ホックニーの作品集。1960年代から1970年代にかけての代表的な絵画やドローイング作品をカラー、モノクロ図版で多数収録。 英語表記。
Becky Suss | ベッキー・サス 画集
米国・フィラデルフィアを拠点に活動するアーティスト、ベッキー・サスの作品集。親密さ、家庭性、記憶といった概念を探求した、無人の室内やオブジェを描いたペインティング作品を収録。平坦化された建築物、誇張されたプロポーション、歪んだ遠近法を用いたサスのスタイルは、事実と架空の間の緊張を増幅させ、絶えず改編され改訂される記憶の可塑性を映し出している。 英語表記。
Norman Parkinson: Always in Fashion | ノーマン・パーキンソン 写真集
20世紀を代表する写真家の一人、ノーマン・パーキンソンの作品集。ポートレートやファッション写真家として、各年代のルック(50年代のパリのニュールック、60年代のスウィンギング・ロンドンなど)を決定づけたパーキンソン。60年にわたるキャリアの中から代表的な作品を厳選して収録している。 英語表記。
Michael Kenna: Le Notre’s Gardens | マイケル・ケンナ
世界的な評価を受ける風景写真の第一人者、マイケル・ケンナの写真集。フランスの造園家、アンドレ・ル・ノートルが手がけた様々な庭園を記録したモノクロ写真作品60点を収録。
アンリ・カルティエ=ブレッソン展 写真から絵画への軌跡 | PPS通信社
1989年に開催された巡回展の際に刊行されたもの。アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真作品、写真家としての活動の間に描いてきた絵画、素描作品をまとめた図版2冊セット。安部公房、ジム・ジャームッシュ、ソール・スタインバーグ、アーサー・ミラー、ロベール・ドアノーら、ブレッソンの世界中の友人たちが写真を選び、それぞれの写真について言葉を寄せる。
写真家 中山岩太 「私は美しいものが好きだ」展図録 2冊セット | 兵庫県立美術館
2010年に兵庫県立美術館で開催された展覧会の図録2冊セット。戦前の日本の新興写真を代表する1人、中山岩太による作家自身の手でプリントされた代表的な作品や、神戸をテーマに撮影したヴィンテージプリント、同時代の作家たちによる作品や当時の資料などを多数収録。
Bentu: Chinese Artists in a Time of Turbulence and Transformation
2016年にフォンダシオン ルイ・ヴィトンで開催された展覧会の際に刊行されたもの。12人の中国の現代アーティストに焦点をあて紹介。中国の経済、環境問題、都市と地方の関係性の変容など、多角的な視点から伝統や文化を取り入れ作品へと昇華する。曹菲(Cao Fei)、郝亮(Hao Liang)、胡香謙(Hu Xiangqian)、劉昌(Liu Chang)、劉詩源(Liu Shiyuan)、劉偉(Liu Wei)、劉暁東(Liu Xiaodong)、邱志杰(Qiu Zhijie)、濤輝(Tao Hui)、徐旭(Xu Qu)、徐震(Xu Zhen)、楊福東(Yang Fudong)が参加。 英語表記。
猫 Tokyo Wild Cat | 武田花
写真家、エッセイストである武田花の作品集。猫をテーマに、道端や墓地、家のベランダ、スナックの店先などにいる野良猫や飼い猫を撮影。モノクロの図版、猫や犬の話、自身の記憶を綴ったエッセイを収録。
藤田嗣治画集 素晴らしき乳白色
1920年代のパリ派(エコール・ド・パリ)で活躍し、猫と女を描くことを得意とした画家、藤田嗣治の作品集。時系列に時代を追った作品を約160点収録。巻末には充実した作品解説や年譜、秘蔵写真他も掲載。
ベン・シャーン展 | 丸沼芸術の森
2015年に丸沼芸術の森で開催されたベン・シャーン展の図録。水彩画、ドローイング、リトグラフなど、幅広い作品を解説とともに収録。
R. B. Kitaj | ロナルド・ブルックス・キタイ
アメリカの画家、ロナルド・ブルックス・キタイの作品集。人物画を中心とした絵画やドローイングなど、172点の作品をカラー、モノクロで収録。年代順に作品が掲載されており、キタイの多彩な表現の変化を視覚的にも味わえる一冊。 英語表記。
レンピッカ展 美しき挑発 | Bunkamura ザ・ミュージアム
2010年にBunkamura ザ・ミュージアムで開催された展示の図録。アール・デコを代表する画家、タマラ・ド・レンピッカの軌跡を辿る。油彩、女性誌の表紙絵、ドローイングほか、カラー・モノクロ含む図版、解説を収録。石岡瑛子のインタビューも掲載。
マティス展 | 国立西洋美術館
2004年に国立西洋美術館で開催されたマティス展の図録。20世紀を代表する画家、アンリ・マティスの世界を「過程(プロセス)」と「変奏(ヴァリエーション)」をテーマに展示したもの。油彩や切り絵作品のほか、素描、版画、挿絵本、彫刻など、多彩な作品を収録。
話しているのは誰?現代美術に潜む文学 | 国立新美術館
2019年に国立新美術館で開催された展覧会の図録。世代も表現方法も異なる6名の日本の現代美術家、田村友一郎、ミヤギフトシ、小林エリカ、豊嶋康子、山城知佳子、北島敬三による作品を文学というテーマから読み解くもので、本書では展示の様子や作品、解説などを収録。
「具体」ニッポンの前衛 18年の軌跡 | 国立新美術館
2012年に国立新美術館で開催された「『具体』ニッポンの前衛 18年の軌跡」の展示図録。1954〜1972年に活動していた、吉原治良率いる前衛美術グループ/具体。「われわれの精神が自由であるという証を具体的に提示したい」という思い、そして敗戦後の高度経済成長を背景に生み出された、実験精神と創造的なエネルギー溢れるインスタレーション、ペインティング、彫刻などをカラーで収録。
にゃんとも猫だらけ | 平木浮世絵財団
2016年に開催された「あそぶ浮世絵 ねこづくし」展の図録。歌川国芳や月岡芳年など、数々の浮世絵師たちが描いた猫のいる作品の数々を紹介。古くより日本人の暮らしとともにあった猫たちの姿に、人と猫との関係、そして浮世絵の変遷を見て取れる。
ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞 | Bunkamura ザ・ミュージアム ほか
2016年に開催された巡回展の展示カタログ。浮世絵師・歌川国芳と歌川国貞の代表的な作品を、役者画、美人画、戯画などを現代の視点でカテゴライズして紹介。カラーの図版全170件、解説を収録。対照的な2人の浮世絵師が描く、幕末の娯楽、流行、芸能が詰まった一冊。
夢の博物館 | 澁澤龍彦
美術誌「みづゑ」の澁澤龍彦追悼特集に掲載された記事と、単行本未収録の美術評論「イマジナリア」「世紀末画廊」を加えて出版された函入り大型本。書斎に並ぶ本の数々やオブジェなども掲載。
ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホ どこにもない場所のこと | 金沢21世紀美術館
2022年に金沢21世紀美術館で開催された展覧会の図録。現代韓国を代表するアーティストデュオ、ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホの国内初となる大規模個展の作品を紹介。映像を中心としたインスタレーション作品を解説する。
ミロ、夢の迷宮展 豊饒なるマリョルカ時代 | メルシャン軽井沢美術館
1995年に開催された「ミロ、夢の迷宮展 豊饒なるマリョルカ時代」の図録。天性の創造力と色彩感覚から生み出された作品の数々を、絵画、素描、彫刻、タピスリーなどのカテゴリーごとに紹介。
奈良美智展 Moonlight Serenade 月夜曲 | 金沢21世紀美術館
2006年から2007年にかけて金沢21世紀美術館で開催された展示の図録。現代美術家・奈良美智のインスタレーション「Voyage of the Moon」をはじめ、小学生の子どもたちが犬の着ぐるみを着て美術館を探検するプロジェクト「Pup Patrol」などを収録。
The Kinfolk Table 小さな集いのためのレシピ集 | ネコ・パブリッシング
ポートランド発のライフスタイル誌「KINFOLK」の日本語版レシピ集。著者であるネイサン・ウィリアムスが世界中を旅するなかで出会った、さまざまな家庭料理をまとめたもの。理想的な朝食から、友人と楽しむディナーまで、大切な人とテーブルを囲むというささやかな喜びを感じさせてくれる一冊。
寿々 Jou Jou | 山内神斧
大正期の画家、山内神斧(やまうち しんぷ)の玩具絵集。大正7年に出版されたものの復刻版。インド、ロシア、ベルギー、中国など、20ヶ国の100余点の玩具を描いた多色木版画を収録。画集2冊と解説冊子のセット。冊子には山内神斧の紹介と各玩具の解説を収録している。
包 Tsutsumu | 岡秀行
アートディレクター・岡秀行が、藁、竹、木、紙などを用いた日本の伝統的な包装を大判サイズで紹介する写真資料集パッケージデザインを「包む」という行為から振り返り、生きることや日本の自然観が顕現する媒体としての「包装」の意味を問い直す。
平成の紙譜 全3冊揃 | 全国手すき和紙連合会
全国各地の和紙を集めた和紙資料集。上巻・下巻・資料集の3冊揃。北海道から沖縄まで、各地から集めた350点の実物標本紙を収録。そのほか規格、原料、特徴なども掲載。緑資源を大切に保護してきた伝統文化として、未来へと繋げていくための貴重な資料。
石山修武 建築がみる夢 12の物語展 | 世田谷美術館
2008年に世田谷美術館で開催された展示会「建築がみる夢 石山修武と12の物語」の図録。「カタログ編」と「物語編」の2冊組。「カタログ編」では、鈴木博之、柄谷行人らのテキストや、国内外で進行中の12のプロジェクトを豊富な模型、図面、スケッチなどとともに紹介。「物語編」では、12のうち8つのプロジェクトにかかわる“物語”を、石山修武ならではの視点で語る。
原視紀行 地相と浄土と女たち | 石山修武
建築家、石山修武による日本の地相と歴史を訪ねた旅行記録集。地質学や女性史などの観点から、フォッサ・マグナや奥州平泉、いわき市白水の浄土庭園、伊勢松坂など日本列島の各地を哲学的思考を通して紐解いていく一冊。写真家、中里和人による写真と、作家の野田尚稔による解説をあわせて収録。
茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術 | 京都国立近代美術館、東京国立近代美術館
2016年から2017年にかけて、京都国立近代美術館、東京国立近代美術館で開催された「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」展の図録。安土桃山時代、千利休の「侘茶」の具現化の一つとして初代長次郎によって制作された茶碗から、現在活躍している十五代樂吉左衛門に至る450年間の樂家の芸術を現代の視点から俯瞰する。
おそうざい十二ヵ月 | 暮しの手帖編集部
暮しの手帖社から出版されたレシピ本。見栄えや豪華さにこだわったおもてなし料理ではない、日常の暮しを豊かにする毎日のおかずを、丁寧なレシピとレトロな写真で紹介。ほんの少しの心遣いを込めた、四季を感じながら味わえる一品が満載。装丁は花森安治。
特別展 中近東遊牧民の染織 松島コレクション | 松濤美術館
1985年に松濤美術館で開催された展示の図録。中近東の遊牧民の衣類、テント、敷物、袋類などの図版とともに、生活と織物について、織物のデザイン、遊牧民族についてなどの解説を収録。
Wild Beads of Africa | Billy Steinberg
アフリカのパウダーグラス・ビーズのビジュアル資料集。19世紀にガーナやトーゴのアシャンティ族やエウェ族の人々が、割れた瓶や窓ガラスなどから採取したガラスを細かく砕いて作ったビーズを多数収録。手作りの風合いを生かした光沢のある色鮮やかな作品をカラー写真で紹介するとともに、歴史、分類、ガラス製造技術についてのテキストも収録。 英語表記。
斎藤裕の建築 | TOTO出版
日本の建築家、斎藤裕の作品集。代表的な作品、「るるるる阿房」「好日居」ほか、住居、オフィスビル、別荘などを紹介。大判のカラー写真、詳細図含む図版、テキストを収録。構成、装丁は田中一光、序文は勅使河原宏。
Bamboo Architecture: Vo Trong Nghia & The Work of VTN Architects | ヴォ・チョン・ギア
アジアで最も革新的な建築家の一人、ヴォ・チョン・ギアの写真資料集。アジアの建築で古くから使用され、軽量で強度が高く、入手しやすい理想的な素材である竹を駆使した設計例を収録。柔軟な「タムボン」と頑丈な「ルオン」の2種の竹を使った新しい方法を開発し、標準化したモジュールを製造できるワークフロー、素材を長距離にわたって使用できる編み技術などを、美しい写真とともに紹介。 英語表記。
Without Thought vol.10 Box | 深澤直人
プロダクトデザイナー、深澤直人によるデザインワークショップ「WITHOUT THOUGHT」から生まれたプロダクトを紹介する作品集。10回目となるテーマは「箱」。分野の異なる若手デザイナーたちによる様々な用途、形、デザイン、アイディアに溢れた作品を収録。