志村ふくみ 母衣への回帰 | 京都国立近代美術館
2016年に京都国立近代美術館で開催された巡回展の図録。日本の染織家、随筆家、そして人間国宝である志村ふくみの60年に渡る作品を収録。母が残した糸で織られた「母衣曼荼羅」をはじめとする、うつくしい着物を志村ふくみの言葉とともに紹介。
エジプト古代染織展 コプト織の世界 | 鐘紡
1979年に銀座シグナスにて開催された展示の際に刊行されたもの。鐘紡株式会社が(現・カネボウ)創業以来50年以上にわたり収集した染織工芸品の中から、世界の古代染織を代表するエジプトの「コプト織」に焦点を当て紹介。2世紀から12世紀までの、コプト織の種類や人物文、唐草文、幾何文などの様々な文様の図版、解説を収録。
Connaissance des Teintures Vegetales | Figue-Henric Eric
植物染料に関する研究をまとめた資料集。羊毛と染料について、植物の品種と染料を採取するための技術、詳細を図版、解説とともに収録。 フランス語表記。
19世紀アメリカインディアンの染織 | ナバホブランケット実行委員会
1984年から1985年にかけて開催された巡回展の際に刊行されたもの。 19世紀に米国南西部で生み出されたナバホ族が織るブランケットに焦点を当て紹介。 ナバホ族の染織とその背景、歴史、ストライプやひし形、楔形模様のブラン […]
フランク・ロイド・ライトと日本展 | 財団シーボルトカウンシル
1997年に開催された「フランク・ロイド・ライトと日本展」の図録。古きよき日本の芸術を愛し、蒐集家としても知られるフランク・ロイド・ライト。氏の手がけた建築作品を収録するとともに、氏に影響をあたえた浮世絵や、屏風といった日本芸術を多数紹介。
幽霊・妖怪画大全集 美と恐怖とユーモア
日本画家であり風俗研究家でもあった吉川観方が収集した、日本の幽霊・妖怪画の名品を一挙に公開した展示会図録。円山応挙、伊藤若冲、歌川国芳、月岡芳年、歌川国貞らによる妖怪画、百鬼夜行図、幽霊画など158点をカラーで掲載。
日本伝奇伝説大事典 | 乾克己ほか
日本各地に伝わる、上代から明治期にいたるまでの神話・伝説・昔話・説話・奇談・人物の逸話などを集大成した事典。時代の変遷とともに文芸化、芸能化された虚像の部分にまで叙述。
The Popular Arts of Mexico | Kojin Toneyama
メキシコの伝統的な民芸品を紹介する資料集。英語版。地域ごとの風土の特徴とともにプロダクトデザインをカラーで掲載。陶芸、ビーズ細工、染織物、木彫刻など人と大地のエネルギーを感じる鮮やかな品々が並ぶ。
美の彷徨 テラコッタ | 杉江宗七
建築物の装飾などに使われる粘土の素焼き「テラコッタ」の写真資料集。国会議事堂、浅草松竹、東華菜館など出版当時まで現存した建築を調査。大判のカラー図版、詳細な解説、イラストや図版を収録。
Mina Perhonen: Ripples | Akira Minagawa ミナ・ペルホネン
ミナ ペルホネンのビジュアルブック。テキスタイルとその原画、スケッチ、工場での制作風景、レターなどといった作品を多数収録し、ブランドの世界観やデザインの在り方を伝える一冊。デザインはサイトヲヒデユキによるもの。
つづく で起こったこと 「ミナペルホネン/皆川明つづく」展 93日間の記録 | 青幻舎
2019年から20年にかけて東京都現代美術館で開催された「ミナ ペルホネン/皆川明つづく」展を振り返り記録したもの。各界で活躍するクリエイターやアーティスト12名と語り合うクロストークやファッションショー、演劇、食などの幅広いイベントの内容を収録。
Shio Kusaka: One Light Year | シオ・クサカ
2022年にDavid Zwirnerで開催された陶芸家、シオ・クサカの展覧会を機に出版された作品集。縄文土器をもとにつくられた作品、繊細な文様の器など、展示作品の豊富な写真、解説を収録。 日本語、英語表記。
Macguffin No.6: The Ball
毎号1つのテーマを深く掘り下げるデザイン&クラフトマガジン「MacGuffin magazine」第6号。本号のテーマは「ボール」。スポーツに使用するボールだけでなく、植物、ミートボール、惑星など、様々な球体のオブジェクトを調査し紹介。 英語表記。
ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道 | 国立新美術館
2019年に国立新美術館などを巡回した展示の図録。18世紀後半から20世紀初頭のウィーンにおけるモダン・アート、モダン・デザインの黄金期を4つの章にカテゴライズして紹介。グスタフ・クリムト、エゴン・シーレ、オットー・ヴァーグナー、ヨーゼフ・ホフマンらほか、幅広い分野の図版、解説を収録。
マッキントッシュとグラスゴー・スタイル | サントリーミュージアムほか
2000年にサントリーミュージアムほかで開催された展覧会「マッキントッシュとグラスゴー・スタイル」展の図録。20世紀モダニズムの先駆者、建築家のチャールズ・レニー・マッキントッシュと、スコットランドのグラスゴー美術学校出身の仲間たち、ザ・フォーなどのデザイナーたちによる作品を多数収録。多岐にわたる才能で活躍したマッキントッシュとともにグラスゴー・スタイルを確立したデザイナーたちの業績をたどる一冊。
Brassai: Paris by Night | ブラッサイ
パリで活躍した写真家、ブラッサイの作品集。最高傑作のひとつである「PARIS DE NUIT(夜のパリ)」の英語版。屋上からの景色、公園の男女、ゴミを漁る男、雨に濡れた石畳。昼間とはまた違った表情をみせる光と闇に浮かぶ夜のパリが写し出される。 英語表記。
Andre Kertesz | アンドレ・ケルテス
ハンガリー出身の写真家、アンドレ・ケルテスの作品集。1912年から1983年にかけてハンガリー、パリ、ニューヨークなどで撮影された、日常的な風景から印象的なイメージを切り取る。 チェロを弾く男、ビル街を歩く象たち、セーヌ川のほとりから覗くノートルダムほか、55点の作品に添えて、ケルテスの表現やその生涯についての短い散文を収録。 英語表記。
David Hockney: That’s The Way I See It ペーパーバック版 | デイヴィッド・ホックニー
現代美術界を代表するアーティスト、デイヴィッド・ホックニーの自叙伝。様々な体験と試みに満ちたこれまでの20年を振り返りながら、自身の生き方や作品について率直かつ丁寧に語った一冊。1970年代から1990年代にかけて制作された、絵画、ドローイング、コラージュ、舞台装飾などの作品365点の図版を収録。 英語表記。
デイヴィッド・ホックニー | 新潮社
デイヴィッド・ホックニー SHINCHOSHA’S SUPER ARTISTS/イギリスの現代芸術界を代表するアーティスト、デイヴィッド・ホックニーの作品集。代表作であるプールをモチーフにした作品や、風景画、自画像などを多数収録。美術評論家・中原祐介がインタビュアーを務めた対談も併せて掲載。
Edward Hopper | エドワード・ホッパー
20世紀アメリカを代表する画家、エドワード・ホッパーの作品集。夜のオフィス、窓辺の椅子に座る女性、マンハッタンブリッジや街並みなど、アメリカの当時の風景、日常のワンシーンを描く。カラー・モノクロによる多数の図版とともに解説を収録。 英語表記。
Noah Davis: In Detail | ノア・デイヴィス
米国出身のアーティスト、ノア・デイヴィスの作品集。2008年から2015年にかけての作品を中心に収録。子供や女性、日常の切り取り、幻想的な情景をドライ・ペイント用いて、独特な世界を表現する。 英語表記。
The Cut-Outs of Henri Matisse | アンリ・マティス
20世紀を代表するフランスの画家、アンリ・マティスの作品資料集。大病を患った後、絵筆のかわりに新たな表現手段として制作を行った切り絵の作品に焦点を当て紹介。「Jazz」シリーズ、ヴァンス礼拝堂のステンドグラス案の「The bees」、「Blue Nude」シリーズほか、カラー・モノクロによる作品図版と併せて解説を収録。 英語表記。
Botanical Sketchbooks | Helen Bynum、William Bynum
世界各国の芸術家、植物学者、科学者たちによる植物についてのスケッチやドローイングをまとめたもの。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ゲオルク・ディオニシウス・エーレットら、あらゆる分野の視点から描かれる緻密な植物画が収められている。カラーによる豊富な図版とともに解説を収録。 英語表記。
フローラの神殿 | ロバート・ジョン・ソーントン、荒俣宏
イギリスの植物学者、ロバート・ジョン・ソーントンが制作したリンネ植物分類解説図集を、荒俣宏が編纂・解説。学術の域を超えたロマンティックで艶やかな花達が、鮮やかに紙面を輝かせる。装丁は鈴木一誌。
Act of Love: A Visual Dictionary of Animal Courtship
様々な動物の求愛行動を集めた求愛図鑑。積極的なダンスを披露するピーコックスパイダー、アーティスティックな東屋を建てるチャイロニワシドリなど、全73種の動物たちの求愛行動を豊富な写真とテキストで紹介した、アートブックとしても楽しめる一冊。本書のために設立した出版社「Human Research」の編集チームが独自でリサーチを重ね編纂した、貴重な資料となっている。
ジャン・アンリ・ファーブルのきのこ
昆虫記でも知られるフランスの作家、博物学者/ジャン・アンリ・ファーブルのきのこ図鑑。221点に及ぶ美しい水彩画と解説を収録。
百学連環 百科事典と博物図譜の饗宴 | 印刷博物館
2007年に印刷博物館で開催された展覧会「百学連環 百科事典と博物図譜の饗宴」の図録。「事典と図譜の黎明」にはじまり、「植物図譜を通してみる東西の文化交流」「科学と芸術、そして俳諧文学」など幅広く解説。百科事典と博物図譜の刊行がどのようにして可能になったのか、そして現在までの人知の成果がどのように収納されたのかを明らかにしていく。
John J. Audubon: Birds of America | ジョン・ジェームズ・オーデュボン
米国の画家・鳥類研究家、ジョン・ジェームズ・オーデュボンの作品集。アメリカに生息するあらゆる種類の鳥を豊かな色彩の銅版画で表現したオーデュボンの作品から、厳選して70種余を収録。 英語表記。
Elina Brotherus: Carpe Fucking Diem | エリナ・ブロテルス
フィンランド出身のアーティスト、エリナ・ブロテルスの写真集。自身のセルフポートレートを中心にまとめた一冊。「子どもを授かる」という希望と苦悩、そして移ろいゆく時間を無情で美しく表現した1冊。 英語表記。
My House | 熊谷聖司
写真家、熊谷聖司の作品集。2009年から2013年に国内外で撮影された写真を収録。ロンドンの公園、老夫婦の食事後の風景、本屋をのぞく女性。一枚一枚大事にシャッターを切られた、その瞬間が映し出される。
Beyond | 城林希里香
ニューヨークを拠点に活動する写真家、城林希里香の写真集。荒野、砂漠、山、人が集うビーチ、真っ白な海の世界に浮かぶ船など、広がる風景のもつ、いつかの思い出とともにその風景映し出す。別紙に自身の記憶と想いを綴った散文を収録。
The Universal Photographer | Anne Geene and Arjan De Nooy
ドイツのビジュアルアーティスト、アンネ・ジーネとアルヤン・デ・ノイの写真作品集。1955年から2010年まで生きた架空の写真家「U」の活動を描いたもの。さまざまな芸術運動を引用する「U」の個人的なライフストーリーでもあり、疑似科学的な写真の百科事典でもあるユーモラスな1冊。 英語表記。
ドローイングの可能性 | 東京都現代美術館
2020年に東京都現代美術館で開催された展示の図録。線を核とする様々な表現を現代におけるドローイングと捉え、その可能性を再考する。「言葉とイメージ」「空間へのまなざし」「水をめぐるヴィジョン」の3部構成で、アンリ・マティス、石川九楊、戸谷成雄、盛圭太、草間彌生、山部泰司、磯辺行久らの作品を紹介。
山中現 全版画集 1976-1993 | アート・ギャラリー タピエス
版画家、山中現の作品集。木版を軸に銅版、ガラス絵、油絵、水彩、立体作品と作域を広げながら、同時に、串田孫一や松永伍一といった詩人との協同作業による詩画集やオリジナル版画集も数々刊行している山中現の、初期作品から1993年までの作品を266点収録。
宮沢賢治の世界展 誕生百周年記念
宮沢賢治の生誕100年にあわせて開催された「宮沢賢治の世界展」の図録。「風の又三郎」「春の修羅」などの直筆原稿や、「雨ニモマケズ」の手帳、書簡、遺品など、戦火を免れ展示された貴重な資料の数々を収録。別役実「賢治の演劇性」、井上ひさし「彼のやりたかったことのリスト」、原子朗「外国の賢治受容」といったエッセイも併せて掲載。
Branches | Sven Lukin スヴェン・ルーキン
アメリカ系ラトビア人アーティスト、スヴェン・ルーキンの作品集。1960年代に初めて変形キャンバスをアートの世界に発表し、その後は前衛芸術家の間で確固たる地位を築いたにも関わらず1972年にアートシーンから姿を消したルーキン。以来、マンハッタンのミッドタウンのスタジオで、木の枝の枠に麻布を張った変形キャンバスを用いた作品を制作。本書はルーキン作品の中でもあまり知られていない25点の彫刻を初めて書籍化した一冊。限定500部。全体的に状態良好。
The Architecture of Collage | Marshall Brown マーシャル・ブラウン
建築家でありアーティスト、マーシャル・ブラウンの作品集。サンタバーバラ美術館で開催された展示に合わせて出版されたもの。建築物の写真を再構築した約40点のコラージュ作品を掲載。「Chimera」「Je est un autre」を含む彼の4つのコラージュシリーズと、未発表の「Prisons of Invention」「Piranesian Maps of Berlin」から構成。また、『キメラ』のコラージュをもとにデザインされた野外彫刻『ジグラット』の写真も収録。 英語表記。
アジェ、マン・レイ、ブラッサイの巴里 1920-40年の写真世界 | 東京都写真美術館
1992年に東京都写真美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。パリで前衛美術家たちが写真芸術を開花させた1920年代から、1940年代にかけて活躍した写真家たちの作品を紹介。アジェ、マン・レイ、ブラッサイを中心に、ハンス・ベルメール、ブランクーシ、中山岩太ら、同時代に活躍したアーティストたちの作品を解説とともに収録。
坂口寛敏 パスカル 庭・海・光 | 東京藝術大学大学美術館
2017年に東京藝術大学大学美術館で開催された展覧会「坂口寛敏退任記念展 パスカル 庭・海・光」展の図録。ドローイングや絵画、インスタレーションなど、様々な制作活動を行いながら、学生と共にアートと地域との連携にも取り組んできた坂口寛敏による、教育者として、作家としての創造を振り返る一冊。 英語、日本語表記。
東京都美術館開館90周年記念展 木々との対話 再生をめぐる5つの風景
2016年に東京都美術館で開館90周年を記念して開催された展示の図録。國安孝昌、須田悦弘、田窪恭治、土屋仁応、舟越桂ら、木を用いた創作活動を行う5人の現代作家を紹介。愛らしく神秘的な牡羊や麒麟の彫刻、チューリップや睡蓮をかたどった木彫など作品の写真と解説を収録。
Hans J. Wegner | ハンス・J・ウェグナー
デンマークの家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナーの作品集。「椅子作りの巨匠」と呼ばれ、生涯で500種類以上の椅子をデザインしたウェグナーによる代表的な作品や資料をカラー、モノクロ図版で多数収録。 デンマーク語、英語表記。
Eames Design | チャールズ・イームズ、レイ・イームズ 作品集
チャールズ・イームズ&レイ・イームズ夫妻の仕事と作品を詳細に編纂した作品集。戦時中に開発し、成功への起爆剤となったプライウッド製の副え木、そして家具メーカー/ハーマンミラー社のためにデザインした家庭・オフィス用家具、そのほか映像作品など200点を超える作品を分析し、丁寧に解説する。