Thorsten Brinkmann: The Great Cape Rinderhorn | トルステン・ブリンクマン
ドイツ出身のアーティスト、トルステン・ブリンクマンの作品集。テキサス州ヒューストンとベルギーで開催された展示を収録したもの。蚤の市、古着屋、路上、ゴミ捨て場などで収集した物品を組み合わせ、新たなオブジェを形作り、モノによって定義づけられるヒトのアイデンティティを再構築している。 英語、オランダ語表記。
古寺巡礼 土門拳展 | 池田真魚、藤森武
1995年に全国で開催された写真展「古寺巡礼 土門拳展」の図録。昭和を代表する報道写真家でもあった土門拳が生涯に渡って撮影し続けた全国の寺院や仏像の写真を多数収録。リアリズムを追求し独自の審美眼を通して撮影された写真の数々は、静寂でありながらも見る者を圧倒させる力を併せ持つ。
網膜 Retina | 大竹伸朗
現代美術家・大竹伸朗の展示図録。ダダやシュルレアリスムに影響を受けたとされるミクストメディアや油彩などの作品をカラーで多数掲載。“網膜” に焼きつくような衝撃的な造形作品が紙面を埋め尽くす。
Elliott Erwitt: On the Beach | エリオット・アーウィット
フランス出身の写真家であり、マグナム・フォトのメンバーでもあったエリオット・アーウィットの作品集。サンタモニカ、リオ・デ・ジャネイロ、ニース、フロリダなど、世界各国のビーチを撮影。人々の思い出の瞬間をユニークでリアルに写し出す。 英語表記。
詩人の島 | 藤原敦 写真集
写真家、藤原敦の作品集。戦前のハンセン病患者であり伝説の歌人・明石海人の歌に心うたれ、日本最古の国立ハンセン病療養所がある岡山県の長島を訪れ撮影した写真集。
Tweed | レイク・タホ
スタイリストの熊谷隆志としても知られる写真家、レイク・タホの写真集。野原と廃墟群、山や空、生い茂る草木、ランウェイ、ポートレートなどを撮影した作品を収録。モデルとして柴咲コウ、浅野忠信、麻生久美子、YUKIらが参加。
イサム・ノグチと岡本太郎 超越者たちの日本 | 川崎市岡本太郎美術館
2018年に川崎市岡本太郎美術館で開催された展示の図録。彫刻家、画家、インテリアデザイナー、など多岐に渡る分野で活躍したイサム・ノグチと日本を代表する芸術家、岡本太郎を通して「日本美」について改めて考える。2人の交流の記録や写真、それぞれの作品図版、テキストを収録。
Knoll Home & Office Furniture | Schiffer
アメリカのインテリアデザインカンパニー「Knoll(ノル)」社の製品アーカイブ集。1938年から2005年までに製造・販売した製品の記録をまとめたもの。マルセル・ブロイヤー、ミース・ファン・デル・ローエ、イェンス・リソムらがデザインした、テーブル、ベッド、デスク、キャビネットなどのモダンデザインファニチャーの数々を紹介する。 英語表記。
Ettore Sottsass: Photographs | エットレ・ソットサス
ナポリにあるカポディモンテ美術館にて開催された展示の際に刊行されたもの。イタリアの建築家・デザイナー、エットレ・ソットサスが世界中で撮影した写真が収められている。人々の暮らし、文化、宗教、建築物、自然、世界各国のあらゆる側面を映し出す。400点以上の作品と併せて解説を収録。 イタリア語表記。
Early American Tools | Hans Namuth、Marshall B. Davidson
アレクセイ・ブロドヴィッチに師事した写真家、ハンス・ナムスがアメリカの古道具を撮影した写真集。独立200周年を記念して発行されたもの。海を渡り、土地を開拓し、未開の地を切り開いてきたアメリカの開拓民。アメリカ合衆国を形成してきた数々の道具を、大判の写真で紹介。
BAGGU: Hold Everything, 15 Years | Baggu Corporation
カリフォルニア発のバッグブランド『BAGGU』のビジュアルアーカイブ集。創業から15年の間に手がけられたテキスタイルパターン、マテリアル、製品を紹介。コインケースやバッグ、ポーチ、タオル、様々な製品の図版、解説を収録。 英語表記。
アーキグラムの実験建築1961-1974 | 水戸芸術館
2005年に水戸芸術館で開催された、イギリスの実験的建築家集団「アーキグラム」回顧展の図録。雑誌「ARCHIGRAM」の当時の誌面をそのまま綴じ込んだり、封筒や印刷紙、小冊子をはさむなど非常に凝った作り。
Geert Lap: Specific Objects | Titus M. Eliens、Ernst Van Alphen
オランダの陶芸家、ヘアート・ラップの作品を通したドキュメンタリーとして、世界中を旅しながら制作された写真集。プライベートコレクターの家を訪ね、ラップの作品がどのようにインテリアと組み合わされているかを記録。セラミックミニマリズムと呼ばれ、優れた技術と職人技、そして完璧主義者としても名を馳せるヘアート・ラップの人生を記したエッセイも収録。 英語表記。
Junji Tanigawa: The Space Composer | 谷川じゅんじ
日本の空間デザイナー、プロダクトデザイナー、クリエイティブディレクター、谷川じゅんじの作品集。谷川じゅんじによって設立された『空間クリエイティブカンパニーJTQ』の、過去10年間の仕事をすべてまとめた1冊。手がけた空間作品に交えて、自身が小学3年生のときに描いた車や家などの絵日記が、飛び出す絵本のように綴じられている。
バウハウスと茶の湯 | 山脇道子
茶の湯の世界に生まれた著者が、弱冠二十歳にして造形大学バウハウスに入学。カンディンスキー、ミース・ファン・デル・ローエ、パウル・クレーらとの親密な交流、そして学生生活を綴った回顧録。バウハウス研究に多大な影響を与える貴重な内容をふんだんに掲載。
江戸のデザイン | 草森紳一
評論家・草森紳一が江戸のデザインを語るエッセイ集。「自在の視座に立つ」書と著者自身がいうように、史学者や民俗学者、美術・デザインの研究家などの視点とは違った草森紳一らしい切り口で江戸のデザインを論じる。装丁は横尾忠則。
郷玩画文集 | 酒井秀夫、酒井徳男
画を酒井秀夫、文を酒井徳男が手がけた画文集。日本各地の個性豊かな郷土玩具を、美しい挿絵と文で紹介。題字は武井武雄、装画は酒井秀夫、造本は内藤政勝によるもの。青園荘会員にのみ頒布された当時非売品で、限定140冊発行。
原色原寸浮世絵版画 火消し風俗伊達姿 | 鈴木仁、宮次男、東京連合防火協会
江戸時代の火消しを描いた浮世絵版画の作品集。月岡芳年、歌川国芳、歌川芳艶、歌川芳虎らの作品を原色原寸大で掲載。編集は鈴木仁、宮次男、東京連合防火協会。装丁は谷村彰彦。
日本の土俗面 | 料治熊太
日本各地に伝わる面の資料集。庶民が暮らしの営みの一つとして作った木彫りの面をカラーとモノクロで多数収録。モチーフや表情に込められた意味についても丁寧に解説。
沖縄先島の世界 | 渡辺良正、谷川健一
民俗学者の谷川健一と、写真家の渡辺良正が写し出す沖縄先島(宮古群島、八重山群島)。かつて孤島苦や自然・政治権力による収奪に耐えながら生まれた濃厚で固有の生活文化が、人々の生活や儀式、祭りの様子からありありと浮かび上がる。
Josef + Anni Albers: Designs for Living | Fox Weber、Martin Filler
ジョセフ&アニ・アルバース夫妻の展示会図録。バウハウスで学び、アメリカに渡ってからはアーティスト、そして教育者として戦後の美術・デザイン界に多大な影響を与えた2人。テキスタイルや、家具、グラフィックデザインなどその多岐にわたる仕事を紹介。
工芸青花 16号 | 青花の会
青花の会が発行する「工芸青花」16号。麻布十番の骨董と現代工芸の店「さる山」の閉店直前を撮影した特集『「さる山」の店と仕事』、『川瀬敏郎の花 侘び』、『ロシアとスキタイ』、『望月通陽と as it is』などを収録。限定1000部。望月通陽の型染絵付。
工芸青花 14号 | 青花の会
青花の会が発行する「工芸青花」14号。本号では陶芸家でギャルリ百草の代表・安藤雅信が北京を取材。中国の芸術文化をグラフィカルに紹介する雑誌「漢聲」編集者の黄永松のインタビューなど、「生活工芸」文化がひろく受容されつつある背景を辿る。さらにメキシコのブリキ絵を日本国内でもっとも蒐集した芹沢銈介のコレクションも掲載。望月通陽の型染絵を貼付したページあり。限定1000部発行。
工芸青花 11号 | 青花の会
青花の会が発行する「工芸青花」11号。山茶碗を愛する6名による巻頭特集のほか、欧州タイル紀行、大谷哲也『「生活工芸」以後の器』、川瀬敏郎『籠にいける』、連載『ロベール・クートラスをめぐる断章群』などを収録。 限定1200部。
David Hicks Scrapbooks | デイビット・ヒックス
大胆な幾何学模様のプリント、衝撃的な色の組み合わせ、アンティークと現代家具を組み合わせたデザインで一流の顧客たちを惹きつけた英国のインテリアデザイナー、デイビット・ヒックスのスクラップブックを書籍化したもの。新聞の切り抜き、パーティーの招待状、ヒックス独特のテキスタイルパターンの見本、インテリアのスケッチ、彼のプロジェクトに関する雑誌記事などを記録している。 英語表記。
花宇宙 アジアの染め・織り・飾り | 杉浦康平、後藤多聞
1992年に開催された、「花宇宙 アジアの染め・織り・飾り」展の図録。花柄を身に纏うことによって、人は樹となり花となり、「生命の樹」のイメージを心の中に育んできた。企画にはグラフィックデザイナーである杉浦康平も参加し、アジアの生活にあらわれる「生命の樹」イメージを、染め物や織物、飾り、生活用具などから読み解く。
Artifices Instables: Histoires Des Ceramiques | Cristiano Raimondi
19世紀から今日までの200点以上の陶芸作品を収録したビジュアルブック。2020年にモナコで開催された展示に際して出版されたもの。モナコの陶芸を代表する作家、フィッシャー、アルベール・ディアト、ウジェーヌ・ボーディンのほか、ヨハン・クレンテン、シモーヌ・ファタール、パブロ・ピカソら時空を超えた数多くの芸術家たちの作品を収録。 英語、フランス語表記。
Shun Kadohashi: Unearth 001 | 角橋俊
フランスのアートギャラリー「aato」で開催された際に刊行されたもの。日本人アーティスト、角橋俊による陶磁器の作品を紹介。カラー図版、アーティストのメンギュン・ハンとの対談を収録。 日本語、英語表記。
The Glove: More than Fashion
ドイツにある革博物館で開催された「The Glove: More than Fashion」の展覧会に合わせて出版されたもの。イヌイットのミトン、ボクシンググローブ、教皇のグローブまで数多くの「グローブ」を紹介。決闘の手甲、ときには愛の証としての役割など、「グローブ」の歴史や伝統を振り返る。 英語、ドイツ語表記。
Twentieth Century Houses | Robert McCarter
建築家、フランク・ロイド・ライト、アルヴァ・アアルト、チャールズ・イームズ&レイ・イームズの建築資料集。「落水荘(フォーリング・ウォーター)」、「ヴィラ・マイレア」、「イームズハウス」の詳細な図面やスケッチ、資料写真など作品図版とともに解説を収録。 英語表記。
カーサ・バラガン | 齋藤裕
メキシコで活躍した建築家、ルイス・バラガンの写真資料集。ピンクや赤の鮮やかな色づかい、彫刻的な壁、水を駆使した建築で知られるバラガンの作品について解説。バラガン邸、プリエト邸などのカラー写真多数収録。 日本語、英語表記。
Century of the Child: Growing by Design 1900-2000
100年以上にわたるおもちゃ、衣類、遊び場、学校、子供病院、保育園、家具、ポスター、アニメーション、本などのデザインを調査し、その進歩的なデザインが子供たちの身体的、知的、感情的な発達をどのように高めたかを考察した展示図録。「子供の世紀:デザインによって成長する、1900-2000」というタイトルどおり、イサム・ノグチの遊具デザイン、マルセル・ブロイヤー、アルヴァ・アアルト、エル・リシツキーによるポスターと挿絵など資料性も高い一冊。
建築の記憶 写真と建築の近現代 | 東京都庭園美術館
2008年に東京都庭園美術館で開催された展示の図録。明治期の建築を記録した写真から、現代のアートフォトまで約400点を収録。近現代の建築を、同時代の写真家がどのように捉えたのかを辿り、建築史と写真史の変遷と接点を検証する。
GAアーキテクト 12 安藤忠雄 1988-1993 | A.D.A. EDITA Tokyo
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』安藤忠雄特集vol.2。安藤忠雄が1988年から1993年に手がけた作品を紹介。兵庫県立こどもの館、直島コンテンポラリーアートミュージアムほか、カラー・モノクロによる大判の図版とともに解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖。 日本語、英語表記。
GA Document 世界の建築 25 GA JAPAN ’90 | A.D.A. EDITA Tokyo
建築作品を独自の視点で紹介し、世界各国へと発信する建築専門誌『GA DOCUMENT』第25号。特集は『JAPAN’90』。安藤忠雄、磯崎新、黒川紀章、槇文彦、篠原一男ら、20名の建築家たちによる作品を紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖。 日本語、英語表記。
GA グローバル・アーキテクチュア No.12 フィリップ・ジョンソン | A.D.A. EDITA Tokyo
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第12号。アメリカのモダニズムを代表する建築家、フィリップ・ジョンソンの邸宅を紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖。 日本語、英語表記。
Claus en Kaan: Dutch Embassy in Mozambique | クラウス・エン・カーン
オランダの建築家ユニット、クラウス・エン・カーンによって建てられたモザンビークにあるオランダ大使館について紹介する建築資料集。オランダのビジョンに基づいて設計され、アフリカで採取された材料や技術によって建設された、両国の文化が合わさったこの独特の建築物を、設計図面や写真とともに紹介する一冊。 英語表記。
ヨーロッパの窓 1 | 遠山孝之
写真家、遠山孝之のヨーロッパ各国を訪ね、家々の窓を写した作品集。第1集ではオランダ、ベルギー、フランス、西ドイツ、オーストリア、スイスの窓を収録。前半はカラー写真、後半は旅の記録と解説を収録。
ヨーロッパの窓 2 | 遠山孝之
写真家、遠山孝之のヨーロッパ各国を訪ね、家々の窓を写した作品集。第2集ではノルウェー、スウェーデン、デンマーク、イギリス、アイルランド、ギリシア、イタリア、スペインの窓を収録。前半はカラー写真、後半は旅の記録と解説を収録。
Frank Lloyd Wright | フランク・ロイド・ライト
近代建築の三大巨匠の一人として知られているアメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトの資料集。初期のプレーリースタイルによる住宅、落水荘(フォーリング・ウォーター)、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館など、作品図版と併せて解説を収録。 英語、ドイツ語、フランス語表記。
Bogdanovic by Bogdanovic: Yugoslav Memorials through the Eyes of their Architect
旧ユーゴスラビアの建築家、ボグダン・ボグダノヴィッチの作品集。1950年代初頭から1970年代後半にかけて、ボグダノヴィッチが設計したモニュメントに焦点を当てたもの。国の崩壊から25年以上経った今日でも注目を集める、ユニークな造形をカラー図版とともに紹介。 英語表記。
安藤忠雄の建築 0 Process and Idea | TOTO出版
日本を代表する建築家のひとり、安藤忠雄の建築資料集。図面、手書きのスケッチを中心に初公開のドローイングを含めた61作品と併せて解説を収録。緻密な制作過程、その独自のデザインへ繋がる発想の数々を紐解く。