ノストスブックスは約90%の商品が古書ですが、新刊書籍も厳選して取り扱っています。今年から、毎月のラインナップをご紹介することになりました。
詳細ページに飛ぶと、それぞれの書籍を中見することができます。もちろん店頭でも取り扱っていますので、ぜひ試し読みしてみてください。
MOUTAKUSANDA!!! MAGAZINE issue 2 毒と楽園
日常に潜むあらゆるトリップを発見して、旅の途中のようにフレッシュな感覚で暮らすアイデアを提案する「(必ずしも)旅に出ない旅行誌」、MOUTAKUSANDA!!! magazine(モウタクサンダ・マガジン)。
最新の第2号は危険を孕む「毒」、そして歓喜に溢れる「楽園」をテーマにした特集です。
それぞれのコンテンツが並行して進み、あえて途中から読めないような1本のストーリー仕立てになっています。それを叶えたエディトリアルデザインも見どころ。
バックナンバーも好評取扱中。第1号は「1.3時間のタイムトラベル」特集。ものの見方を少し変えるだけで、感じる時間はいかようにでも伸び縮みできるのかも?「忙しい!」「時間がない!」なんて言ってる人にもってこい。
創刊準備号は「生活を旅する」特集。日常生活において旅のような胸騒ぎを味わうためには?(必ずしも)旅に出ない旅行のススメ。
最新の第2号は危険を孕む「毒」、そして歓喜に溢れる「楽園」をテーマにした特集です。
それぞれのコンテンツが並行して進み、あえて途中から読めないような1本のストーリー仕立てになっています。それを叶えたエディトリアルデザインも見どころ。
MOUTAKUSANDA!!! MAGAZINE issue 2 毒と楽園
- 編集
- 山若マサヤ
- 出版社
- MOUTAKUSANDA!!! MAGAZINE
- 発行年
- 2017年
モウタクサンダマガジン第2号、表裏一体・渾然一体として存在する毒と楽園特集。
モウタクサンダマガジン第1号、時間そのものの概念を問いかけるタイムトラベル特集。
エクリヲ vol.7 音楽批評のオルタナティヴ
こちらは映画美学校批評家養成ギブス第3期受講生による総合批評誌、エクリヲ。第7号は「音楽批評のオルタナティヴ/僕たちのジャンプ」の2大特集です。前半では、音楽評論家・佐々木敦へのインタヴューや音楽評論家のチャート図などを掲載。
特に音楽評論家のチャート図がとても興味深くて。音楽雑誌の人気ライターの傾向を分類しているのですが、その全体の分布図が俯瞰できると同時に、自分がどんな文章に心を動かされるのかがわかります。これは面白い。
後半は、今年創刊50周年を迎えた「ジャンプ」の批評。長きにわたって人気を保ち続けてきた漫画誌の「王道」と「邪道」の分かれ道、そして「邪道」が次代の「王道」となりえたときについて、10年ごとに傾向を分析します。
エクリヲは毎号重版なし。バックナンバーはなかなか手に入らないものとなっていますので、今号もお早めにどうぞ!
特に音楽評論家のチャート図がとても興味深くて。音楽雑誌の人気ライターの傾向を分類しているのですが、その全体の分布図が俯瞰できると同時に、自分がどんな文章に心を動かされるのかがわかります。これは面白い。
後半は、今年創刊50周年を迎えた「ジャンプ」の批評。長きにわたって人気を保ち続けてきた漫画誌の「王道」と「邪道」の分かれ道、そして「邪道」が次代の「王道」となりえたときについて、10年ごとに傾向を分析します。
エクリヲ vol.7 音楽批評のオルタナティヴ
- 編集
- エクリヲ編集部
- 出版社
- エクリヲ編集部
- 発行年
- 2017年
総合批評誌、エクリヲ第7号。「音楽批評のジレンマ」「音楽批評のアルシーヴ」「ドラゴンボールに見る、少年マンガとカンフー的身体表象」などを収録。
Myopic/山川哲矢
写真家、山川哲矢さんのフォトZINEです。
本作は光の反射や屈折をテーマにした作品集「tenten」(commune press、2016年)の続編として制作されたもの。色彩や線の交差などによって、光がまるで物体として存在するかのように捉えられています。多彩で美しい光の姿をひとつ、またひとつと知るたびに、その柔軟で自由な存在への憧れを感じずにはいられません。
山川さんは普段、Comeback My Daughtersやコンコス、Gotch & The Good New Timesなどの撮影を手がけています(私も好きなバンドばかり!)。ポートレートや広告などを手がける氏が、プライベートワークとして自らの興味を突き詰めた結晶。その振り幅の大きさにも驚かされる作品集です。
本作は光の反射や屈折をテーマにした作品集「tenten」(commune press、2016年)の続編として制作されたもの。色彩や線の交差などによって、光がまるで物体として存在するかのように捉えられています。多彩で美しい光の姿をひとつ、またひとつと知るたびに、その柔軟で自由な存在への憧れを感じずにはいられません。
山川さんは普段、Comeback My Daughtersやコンコス、Gotch & The Good New Timesなどの撮影を手がけています(私も好きなバンドばかり!)。ポートレートや広告などを手がける氏が、プライベートワークとして自らの興味を突き詰めた結晶。その振り幅の大きさにも驚かされる作品集です。
Myopic
- 著者
- 山川哲矢
- 出版社
- 山川哲矢
- 発行年
- 2017年
写真家・山川哲矢のフォトZINE。光の反射や屈折をテーマにした作品集「tenten」(commune press、2016年)の続編として制作されたもの。
Everything I see returns to hell somehow/Norma Aratani
こちらもフォトZINE。音楽やファッションのシーンで活動する写真家、Norma Aratani(荒谷ノーマ)の初となるZINEは、ある一人の女性のポートレートです。
日々撮り続けている彼女をさまざまなアプローチで撮影することで、その人の本質を捉えていきます。「写真で人を写すことは、その人を知ることである」。そんなポートレートの定義を見つめ直した作品です。
女性写真家によるポートレートといえば、昨年出版された志賀理江子の『Blind Date』も素晴らしかった。こちらはバイクで通過するまったく知らない他者と視線を交わし続けた作品。一瞬のコミュニケーションで目が語ったこととは。
日々撮り続けている彼女をさまざまなアプローチで撮影することで、その人の本質を捉えていきます。「写真で人を写すことは、その人を知ることである」。そんなポートレートの定義を見つめ直した作品です。
Everything I see returns to hell somehow
- 著者
- Norma Aratani
- 出版社
- 腕白舎
- 発行年
- 2017年
音楽やファッションのシーンで活動する写真家、Norma Arataniの初となるZINE作品。
monochrome/須山菜津希、安永哲郎
イラストレーター・須山菜津希の個展「monochrome」で発表した作品のバックグラウンドを、コミック形式で綴った短編集。
日常のできごとを通して、他者の知覚や記憶に思いを馳せた12のエピソードが綴られています。文筆家・安永哲郎がコミックのエピソードから着想して綴ったショートストーリーも収録。言葉にならない想いや感覚に、そっと寄り添ってくれる1冊です。
好評だった第1弾「All That is Beautiful」も残り僅か!「あ、こんな風に感じているのは、わたしだけじゃないんだ。」って励まされている自分に気づくかも。
日常のできごとを通して、他者の知覚や記憶に思いを馳せた12のエピソードが綴られています。文筆家・安永哲郎がコミックのエピソードから着想して綴ったショートストーリーも収録。言葉にならない想いや感覚に、そっと寄り添ってくれる1冊です。
monochrome
- 著者
- 須山菜津希、安永哲郎
- 出版社
- Hiroi Publishing
- 発行年
- 2017年
イラストレーター・須山菜津希のコミックZINE、第2弾。文筆家の安永哲郎によるショートストーリーも掲載。
イッセイさんはどこからきたの? 三宅一生の人と仕事
常に独自の観点で、衣服の概念を変えるものづくりを行なってきたデザイナー、三宅一生。2016年にタッシェンより発売された書籍、『Issey Miyake 三宅一生』に収録されている小池一子のエッセイ8章に加え、第9章を書き下ろしたのが本書です。
学生時代の三宅一生についても綴られており、デザインの入門書として20代の方にも読んでいただきたい内容。
同じ出版社のHeHeからは、川内倫子の写真集も入荷しています。こちらは版元にも在庫がないとのことですので、気になる方はお早めにどうぞ!
学生時代の三宅一生についても綴られており、デザインの入門書として20代の方にも読んでいただきたい内容。
イッセイさんはどこからきたの? 三宅一生の人と仕事
- 著者
- 小池一子
- 出版社
- HeHe
- 発行年
- 2017年
クリエイティヴディレクターの小池一子が、デザイナーの三宅一生を語るエッセイ。装丁は浅葉克己、挿画は横尾忠則。