レアジェム × ノストスブックス「Magazine Bag」の出来るまで。その2。
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レアジェム × ノストスブックス「Magazine Bag」の出来るまで。その2。

中野です。

ノストスブックス初の本格的オリジナル(コラボレーション)商品、マガジンバッグ。
その2はこのバッグの魅力を伝えるためのビジュアル制作について。

前回のお話し
レアジェム × ノストスブックス「Magazine Bag」の出来るまで。その1。



誰と作るか

今回は、NECKTIE design officeの千星さんと一緒に作ることにした。

千星さんはデザイナーでありながら、自らプロダクトを作る人。ノストスも運営しているのはデザイン会社なので、周りにデザイナーはたくさんいる。だが、自分で作り、なおかつ売るところまでを実行している人となると、ほとんどいない。どう売るかという話しができる人は貴重だ。

ティーバッグの待ち時間を「会話の時間」に変えるというコンセプトの人気商品「ティーバッグホルダー・シロクマ」。

レアジェムが生まれる場所

今回のバッグを仕上げているタイミングに合わせて、レアジェムさんの工房を撮影&見学させてもらった。ものづくりの現場。楽しそうで羨ましい。

タタタタッ
シューシュー
タタタタッ
ぶ厚い帆布をひっくり返して縫うのは大変。
無理難題ばっかり言って大変な仕様にしてしまいました、ごめんなさい…

実際にこの大変な仕様のバッグを作っている工房スタッフの方々の姿を見て、感謝とともに、「これはたくさんの人に届けないといけない」と心が引き締まる。

活版印刷で栞を作る

商品につける下げ札をどうしようか?というアイデアを話し合う中で、「下げ札ってなかなか取っておくことはないですよね。」という話に。 であれば、「紐を切ることで栞に変貌する商品下げ札」というのは面白いかもしれない。些細なことかもしれないが、動的に変化するというのはとても良い。本屋のバッグだからこそ、栞になるということに意味があるはず。

千星さんは朗文堂で講師をするなど、タイポグラフィに精通している。さらに活版印刷機も持っている。自分の手で刷ることで、より愛情を持つことができそうだ。

自慢げなわたくし
失敗ver。1枚として同じように刷れないのもまたよし。

イメージムービー用に音楽を作る

イメージムービーを作るなら、音楽を作らねば!ということで、a picture of herのギター田子くんに依頼。ウチのキーボードが彼のバンドのベースと夫婦というご縁もあり、強引に呼び出していきなり曲を弾かせる無茶振り。でもバンドマンってムチャぶりに強いから大丈夫(勝手)。

自分で考えたフレーズが弾けない田子くん。
音楽のイメージは「始まりの予感」。
ラフで繋いだ動画を見つつ、音を合わせていく。
弾きながら「これだと音数が多すぎますね。」とか「こっちだと暗すぎる?」などと、言い合いながら音の印象をすり合わせていった。やっぱり音楽作りは最高に楽しい。

そして大変だったけど楽しすぎた完成ページはこちら

一人じゃできないし、一人じゃつまらない。

いろんな人の協力があったからこそ、完成までたどり着いたこのMagazine Bag。 たくさんの人に届くと嬉しいです。

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ノストスブックス店主。歴史と古いモノ大好き。パンク大好き。羽良多平吉と上村一夫と赤瀬川原平と小村雪岱に憧れている。バンドやりたい。