以前、デザインの基本は文字。デザイナーなら知っておきたいタイポグラフィ参考書 5選という記事を書きました。制約はありますが、webデザインでも文字の扱い方次第で圧倒的な差が出ます。
とはいえ、
「タイポグラフィの世界はなんだか小難しい。。。 」
「書体の種類が多すぎてよくわからない。。。 」
という方も多いのではないでしょうか?
本日は、そんな悩みを解決できるかもしれない、面白くて(くだらなくて)タメになる書籍をご紹介。
じょうずなワニのつかまえ方
じょうずなワニのつかまえ方
- 著者
- ダイヤグラムグループ
- 出版社
- 主婦の友社
- 発行年
- 1986年
ロンドンのデザイナーチーム「ダイヤグラム・グループ」発行のトリビア・雑学集。写研・モリサワなどの写植文字を網羅した書体見本帳としての機能も兼ね備えた一冊。
「いまは無用の知識でもいつか必ず役に立つ!」というコピーの通り、素晴らしきムダ知識が満載の本書ですが、実は写研・モリサワの写植文字を駆使した書体見本帳でもあります。
一つのトリビアに使用した書体名とQ数、長体や斜体をかけている場合はその数値まで記載されています。なーるほど。
カウトゥーシュ(象形文字で書かれた王名を囲む長円形のわく)を見れば、それが誰だかわかるらしい。意外とタメになる?
「ファラオの見分け方」「油田を掘る方法」「水上スキーをはいて、立ち上がるには」など、数百の雑学が書体とともに掲載されています。役に立つのかたたないのか全く不明ですが、小ネタとして一つ二つ覚えておいても損はないかもしれません。
「赤鼻の直し方」。これは知らなかった。意外と役立つかも?
何気なくパラパラとページをめくりながら気になった書体を調べてみる、という流れから、個人的には写研書体に興味を持つきっかけになりました。
ノストスブックスには写研書体を使ったタイトルの書籍がたくさんあります。平野甲賀のエッセイで、かな民友ゴシックを詰め詰めにするタイトル処理のエピソードを読み、さらに写研書体に興味を惹かれました。
正木香子さんが綴る文字についてのブログ「文字の食卓」もオススメです。
http://www.mojisyoku.jp/
現在は更新されていないようですが、本の中の一文やセリフを抜き出し、書体の説明とともに文字の味わい方を書かれています。これだけで読みたくなってしまう文才がすごい。ウチでも連載してほしい。
一つのトリビアに使用した書体名とQ数、長体や斜体をかけている場合はその数値まで記載されています。なーるほど。
カウトゥーシュ(象形文字で書かれた王名を囲む長円形のわく)を見れば、それが誰だかわかるらしい。意外とタメになる?
「ファラオの見分け方」「油田を掘る方法」「水上スキーをはいて、立ち上がるには」など、数百の雑学が書体とともに掲載されています。役に立つのかたたないのか全く不明ですが、小ネタとして一つ二つ覚えておいても損はないかもしれません。
「赤鼻の直し方」。これは知らなかった。意外と役立つかも?
何気なくパラパラとページをめくりながら気になった書体を調べてみる、という流れから、個人的には写研書体に興味を持つきっかけになりました。
ノストスブックスには写研書体を使ったタイトルの書籍がたくさんあります。平野甲賀のエッセイで、かな民友ゴシックを詰め詰めにするタイトル処理のエピソードを読み、さらに写研書体に興味を惹かれました。
文筆家・片岡義男の初期エッセイ集。コミック、ロック、ブルース、ハードボイルド小説、カウボーイ映画など、50年代のアメリカを象徴するカルチャーに触れた体験などを編纂。
正木香子さんが綴る文字についてのブログ「文字の食卓」もオススメです。
http://www.mojisyoku.jp/
現在は更新されていないようですが、本の中の一文やセリフを抜き出し、書体の説明とともに文字の味わい方を書かれています。これだけで読みたくなってしまう文才がすごい。ウチでも連載してほしい。
タイポさんぽ 路上の文字観察
タイポさんぽ 路上の文字観察
- 著者
- 藤本健太郎
- 出版社
- 誠文堂新光社
- 発行年
- 2012年
グラフィックデザイナー、藤本健太郎が街角で見つけたタイポグラフィについて思考を巡らせる。
日本各地に残る「市井の文字」を収集した本書も、文字に興味を持つには最適な一冊です。読んだ後は、街を歩くだけで不思議と今まで目に止まらなかった看板が気になってしまいます。
本書より引用:「エイフェックス・ツインのロゴに匹敵するシンボリックパワーがこの「ず」には宿っているように思う。」
なんという達筆。。。
アナログの手仕事で描かれたロゴや看板には不思議な強さがあります。PCで誰でも簡単に作れるというのも良いですが、アナログの魅力を再発見するきっかけになるのではないでしょうか。
松陰神社前周辺にも気になる看板がたくさんあるので、そのうちタイポさんぽやってみようと思っています。
本書より引用:「エイフェックス・ツインのロゴに匹敵するシンボリックパワーがこの「ず」には宿っているように思う。」
なんという達筆。。。
アナログの手仕事で描かれたロゴや看板には不思議な強さがあります。PCで誰でも簡単に作れるというのも良いですが、アナログの魅力を再発見するきっかけになるのではないでしょうか。