フローラ逍遥 | 澁澤龍彦
フローラ逍遥/澁澤龍彦による、植物にまつわるエッセイ集。国内外から集められた貴重な図譜と中島かほるによる美しい装丁も魅力的。
草木写生 春の巻 | 狩野重賢
草木写生 春の巻/画家、狩野重賢が描いた植物写生図を編集して図譜にまとめたもの。スケッチならではの素朴な風情を感じさせる春の花を、その花の名前や着色方法とともに収録。また線画のみの下絵をあらたに書き起こして掲載しているため、同じように色を塗って楽しんだり、図案などの参考にも。
草木写生 秋の巻 | 狩野重賢
江戸初期の画家、狩野重賢による植物図譜のなかから、「秋/上」「秋/下」をまとめたもの。当時の特色が表れた貴重かつ美しい植物画の数々をカラーで多数収録。
Troubleyn / Laboratorium | Jan Fabre ヤン・ファーブル
ベルギーの美術家、ヤン・ファーブルのシアター・カンパニー及び現代演劇・ダンス集団「Troubleyn」とそのワークスペースを紹介した資料集。ヤン・ファーブルと親交の深い芸術家や作家らの作品が随所に設置された建築物の内観や、劇団員たちの練習風景などの写真を多数収録。英語表記。
Contribution and Collaboration: The Work of Petra Andrejova-Molnar and Her Contemporaries | Katarina Burin
米国マサチューセッツ州を拠点とするアーティスト、カタリーナ・ブリンの作品集。戦後ヨーロッパ近代の先駆的建築家と称される、チェコスロバキア人のアンドレヨヴァ=モルナという架空の建築家を創造し、作品を伝記的に紹介。20世紀半ばの女性建築家であるシャルロット・ペリアンやアイリーン・グレイとの関連性もまた彼女の作品を位置づけている。 英語表記。
Flora シーボルト日本植物図譜コレクション | T.A.チェルナーヤ
サンクトペテルブルクにあるロシア科学アカデミー、V.L.コマロフ植物学研究所図書館が保管するシーボルト日本植物図譜コレクションを紹介。日本の植物画1054点を全て新規撮影で収録。
イギリス工芸運動と濱田庄司 | 中村誠一郎、野田富貴子
1997年から1998年に開催された展示会「イギリス工芸運動と濱田庄司」の図録。イギリスのセント・アイヴスに日本式の登り窯を築き、繊細で美しい作品を数多く残したバーナード・リーチと濱田庄司。2人の作品を軸に、1900年前後から30年代までを中心にイギリス工芸運動の動向を捉え、日本の民芸運動の精神的な原点を探る。
Papa | Francois Halard
フランス人フォトグラファー、フランソワ・アラールの写真集。2016年に亡くなった父、イヴ・アラールの最期の日々を、南フランスの町レ・ヴィニェールにある自宅で撮影した作品を収録。優れた室内装飾家として知られていたイヴ。アンティーク家具、玩具、祖母を偲ぶ宗教的な物、たくさんの布のコレクション、そして大切な写真などが並ぶ室内空間と、フランソワ・アラールの父に対する愛情と敬意が写し出されている。フランス語表記。発行。
Alfred Wallis Sketchbooks | アルフレッド・ウォリス
イギリスの素朴派の画家、アルフレッド・ウォリスの作品集。人生のほとんどを港町や漁船で働きながら過ごし、70代になってから絵を描き始めたウォリスが晩年に描き溜めた3冊のスケッチブックの内容をまとめたもの。シンプルな表現技法は現代の作家たちにも多大な影響を与え続けている。 英語表記。
幻燈 限定版 | 川上澄生
大正から昭和にかけて活躍した版画家、川上澄生による絵本。詩情あふれる版画と物語が織りなす、古き良き日本を思わせる作品。限定110部発行。 帙にスレ、やけ、汚れあり。本体表紙、本文の状態は並。
Cahiers d’Art: Miro | ジョアン・ミロ
フランス・パリを拠点とする出版社兼ギャラリー、カイエ・ダールが発行したアートブック。スペインの画家、ジョアン・ミロに焦点を当て、作品とミロとカイエ・ダールの関係を再考し、未発表の作品やコレクションを紹介。本号の表紙は1936年に発行されたカイエ・ダールの第1号から第4号のためにミロが制作したステンシル。また、スタファン・アーレンバーグとミケル・バルセロのインタビューや、ヘレン・マルテン、クー・ジョンア、カレル・マリッチの作品も掲載。 英語表記。
Adolf Dietrich in His Time and Beyond | アドルフ・ディートリッヒ画集
画家、アドルフ・ディートリッヒの作品集。アウトサイダー的芸術とポスト印象派の間に位置しているとして脚光を浴びたアドルフ・ディートリッヒ。田園風景や、静物画、動物、人物の肖像画などといった作品を、同年代の画家たちの作品とともに収録。ドイツ語・英語表記。
Murakami | Dick Hebdige、Midori Matsui 他
Murakami/2007年から2008年にかけてロサンゼルスで開催された、現代美術家・村上隆の展示図録。立体造形、ペインティング、アニメーション作品に至るまで、その多岐にわたる芸術活動を収録。英語記載。
Richard Long: Berlin Circle | リチャード・ロング
ランド・アートを代表するアーティスト、リチャード・ロングの作品集。1996年のハンブルガー・バーンホフのオープンに合わせてが設置された、石の円の作品のほか、5つのフロア・ワークと巨大な壁画作品を収録。 英語表記。
遠くの顔 | 中川一政
遠くの顔/洋画家、歌人などとしても活動した中川一政によるエッセイ集。「岸田劉生」「河野通勢」「松尾芭蕉」など、著名作家らについて綴った人物記。著者自装。1700部限定発行。
芹沢銈介作品集 5 肉筆 | 求龍堂
型絵染の人間国宝、芹沢銈介の作品集第5巻/肉筆号。自然・生活・文化にまつわる手描きの作品に焦点を当てて収録したもの。型絵染作品とはまた印象の異なるやわらかな筆の動き、色の広がりが味わえる一冊。
Craftland Japan | Uwe Roettgen、Katharina Zettl
日本全国の伝統工芸に携わる25名の熟練した職人の陶磁器や藍染、和紙など、美しい品々の製造工程や素材、それらに影響を与える風景を363点の図版で紹介した一冊。序文は隈研吾。
Shio Kusaka | シオ・クサカ
ロサンゼルスを拠点に活動する陶芸家、シオ・クサカの作品集。ドローイングと彫刻を融合させ、表面にグリッド、ドット、ラインなどで構成される幾何学的で複雑な文様を描いた陶器作品のシリーズを収録。 英語表記。
Folk Art in America: A Personal View | Adele Earnest
デコイ、貿易標識、船の彫刻、風見鶏、彫刻など、アメリカの民芸品を紹介するビジュアルブック。豊富な図版と解説とともに、美術界に民芸品を広めた初期のコレクターたちの回想なども収録している。
FRONT 復刻版 第1期 | 多川精一
FRONT 復刻版 第1期/戦時中に発行された対外宣伝誌「FRONT」復刻版第1期。参謀本部と内閣情報部の協力をもとに設立された東方社が制作し、日本の軍事力や国威を誇示するために発行。原弘、多川精一、小川寅次、木村伊兵衛、渡辺義雄、菊池俊吉、濱谷浩、渡辺勉ほか、様々な名立たるデザイナーや写真家がスタッフとして集結し、後の日本デザイン史・写真史に多大な影響を及ぼしたもの。本巻は海軍号、満州国建設号、空軍号、そして解説冊子のセット。
Norm: The Things | Manuel Krebs、Dimitri Bruni
チューリッヒを拠点とし、書体設計で高く評価されるデザイン事務所Normが出版したグラフィック資料集。アイコン、書体設計、グリッドデザインなどの実験的なプロジェクトをまとめたもの。同じくスイスのデザイナー、ユルク・レーニとのサインジェネレーターを用いたオンラインコラボレーションも収録。 英語表記。
視覚の地平 | 勝井三雄
グラフィックデザイナー、勝井三雄の作品集。「表現の新領域を探し求めて」「デザインで組み立てる世界」「光が生成する宇宙」の3章で構成され、幾何学的なパターンを用いたグラフィックデザインや、ブックデザインなどその多彩な仕事を丁寧に紹介。また、向井周太郎や粟津潔、田中一光らによるテキストもあわせて掲載。
グラフィックデザイン大系 4 グラフィックエレメント | 原弘他
グラフィックデザイン大系 4 グラフィックエレメント/「グラフィックデザイン大系」シリーズ第4巻。シンボルやサイン、ロゴ、タイポグラフィなど、視覚伝達の要を担う記号的なものを解説する。編集は原弘・勝見勝・小池岩太郎・山城隆一・田中正明。装丁は杉浦康平。
テリムクリお試しセット
東京香堂とノストスブックスがコラボレーションして制作したオリジナルお香「テリムクリ」のお試しセット。沈香、白檀、ヨモギ、ジンジャー、カルダモンなど20種類の天然原料で調香された香りは、世阿弥の夢幻能という様式からインスピレーションを得ています。燃焼時間は1本約30分。7本入。
青木淳 Jun Aoki Comlete Works 1 | INAX出版
ルイ・ヴィトンや青森県立美術館などを手がける建築家、青木淳による仕事とその軌跡をまとめた初の作品集。建築資料や図面など、建築家青木淳の手がけた全作品37点を、220枚を超えるカラー写真で掲載。
Miami In The 80s: The Vanishing Architecture of a ’Paradise Lost’
マイアミにおける1980年代の建築プロジェクトをまとめた資料集。温暖な気候のもと、アートと建築が密接に結びついたマイアミの建築の一時代をエッセイや写真、図面などを用いて紹介している。 英語表記。
百石譜 One Hundred Stonewares | 上田義彦、西野嘉章
西野嘉章・原研哉・上田義彦コラボレーションのマニエリスム博物誌3作目。東京大学創立130周年記念事業出版物として企画された、総合研究博物館に蓄積された稀少な石器類コレクションの写真集。先史人類学、考古学、考古美術の三部門から選び抜かれた石器、石斧、石剣、石鍬など100余点を収録。
50 Lessons to Learn from Frank Lloyd Wright | フランク・ロイド・ライト
近代建築の三大巨匠と称される建築家、フランク・ロイド・ライトのビジュアル作品集。簡潔なテキスト、豊富なビジュアルによって、ライトが手がけた住宅やインテリアに目を向けた50のレッスンを収録。 英語表記。
Monuments | Pierre Descamps
ドイツ・ベルリンを拠点に活動するアーティスト、ピエール・デカンの作品集。1980年代後半にスケートボードを始めたデカンが、都市とその形態を無限の遊び場として捉えたもの。手すりや階段などのスケーターが利用できる建築を無人の状態で撮影・収集し、都市空間の彫刻として再解釈している。 英語表記。
版画芸術 第6号 限定版 | 芹沢銈介 他
季刊誌「版画芸術」第6号、中山正/P・ウンダーリッヒ特集。その他「岡本太郎版画総目録」「ジャスパー・ジョーンズにとって版画とは何か?」「ピカソ重要作品の人気の変遷」「絵草紙とタングステン電灯」などを収録。池田満寿夫オリジナル銅版画一葉付、芹沢銈介の手染め題字題簽帙入。
Hammershoi and Europe | ヴィルヘルム・ハンマースホイ画集
デンマークを代表する画家、ヴィルヘルム・ハンマースホイの作品集。妻イーダを描いた室内画など代表作に加え、私生活や旅に焦点をあてながら同年代画家たちとの比較なども収録。
土屋耕一回文集 軽い機敏な仔猫何匹いるか | 誠文堂新光社
コピーライター、土屋耕一の回文集。短めの散文と長めの散文をあつめた三部構成で、他愛なくも思わず口ずさみたくなる名作が多数収録されている。1972年に千部ほど私家版がつくられたが、その後誠文堂新光社から再び出版され直したもので、"再販と言うには初版の資格がやや弱く、初版と呼ぶには処女性に欠ける"ため、版の明記がないという制作裏話がある。装丁は和田誠。
宮沢賢治 写真・絵画集成 3巻セット | 三好京三
宮沢賢治の資料集。「宮沢賢治の生涯」「宮沢賢治の童話」「宮沢賢治の詩」の3冊セット。人々に広く愛される氏の作品とその人生を、豊富な写真資料とともに描き出す。編集は作家の三好京三、写真はフォトジャーナリストの小松健一によるもの。
詩画集 珠江 | 井上靖
小説家であり詩人、井上靖の詩画集。タイトルとなっている『珠江』のほか、『北極圏の海』『エトルスカの石棺』『オリーブの林』などの25篇の詩を収録。装画は脇田和によるもの。限定1000部発行。
Ruth Asawa | Tiffany Bell、Robert Storr
アメリカの彫刻家、ルース・アサワの作品集。ワイヤーを使用した複雑でダイナミックな彫刻やペインティング作品とともに、生涯と作品を記録した年表などを収録。 英語表記。
ミロ展 バルセロナの美の天才 | 著者名
1991年に開催された「ミロ展 バルセロナの美の天才」の図録。ミロを支え、20世紀美術で重要な役割を果たした画商、エメ・マーグとの出会いを中心に、ペインティングや立体作品などを収録。巻末にはミロがエメ・マーグに宛てた手紙も掲載。
Ettore Sottsass | エットレ・ソットサス
イタリアのポストモダンを代表するデザイナーであり建築家、エットレ・ソットサスのビジュアル資料集。1940年代から2000年代までのソットサスの全キャリアを網羅。膨大なアーカイブから、スケッチ、図面、建築プロジェクト、プロダクトデザイン、ジュエリー、彫刻、グラフィックなどといった作品を幅広く紹介している。 英語表記。
Tools for Food: The Objects that Influence How and What We Eat | Corinne Mynatt
キッチンアイテムの歴史を探求するビジュアルブック。各セクションは、保存、切断、挽く、絞る、混ぜるなどの機能別に分けられ、キッチンツールがどのように進化してきたかが語られている。それぞれの画像には道具の起源や、文化と料理の関係についての解説も添えられている。 英語表記。
Japanese Detail: Traditional Table And Kitchen Ware | Sadao Hibi
日本の食にまつわる伝統的な陶器や料理道具、うつわなどを集めた写真資料集。皿や茶器、重箱など分野ごとに分け、色や形に注目しながら幅広く紹介している。 英語表記。
Avant-Garde as Method : Vkhutemas and the Pedagogy of Space, 1920-1930 | ヴフテマス
1920年代にモスクワで設立され美術教育を担った芸術工芸学校、ヴフテマスのビジュアル資料集。探求的なアプローチをとり、学生と教育者の間の継続的なフィードバックを試みたヴフテマスの教育プログラムを多数の図版とともに紹介。建築家であり歴史家でもあるアンナ・ボコフがソ連の美術・技術教育の本質を探る。 英語表記。
和書ルネサンス 江戸・明治初期の本にみる伝統と革新 | 印刷博物館
2021年に印刷博物館で開催された展示の図録。江戸時代に爆発的に増加した写本と木版の整版本に焦点を絞ったもの。『源氏物語』のような古典文学から、華やかな版画が添えられ庶民の間で大流行した文学書や実用書などを一挙に紹介。
The Classic Tradition in Japanese Architecture: Modern Versions of the Sukiya Style | Teiji Ito、Yukio Futagawa
今や国内においても数少なくなった日本の数奇屋建築を纏めた大判ビジュアルブック。巧みな職人技と天然素材、入り口からから庭、屋内へと続く緩やかなアプローチや自然との調和を重要視した日本文化の美学は、世界のモダンデザインと比較しても非常にクオリティが高く、インスピレーションを与えてくれる資料性の高い一冊。英語表記。
Alvar Aalto: A Gentler Structure for Life | アルヴァ・アアルト
アルヴァ・アアルト生誕100周年を記念して刊行されたビジュアルブック。フィンランド・ホール、ヘルシンキ工科大学文化会館、オルボルグ美術館、マイレア邸、アアルトの自宅など、個人住宅から公共建築まで、様々な年代の23のプロジェクトを紹介。 英語表記。
ミナ ペルホネン:? 特装版
ファッションブランド「ミナ ペルホネン」15年の歩みを言葉と写真で綴ったビジュアルブック。「時間」「刺繍」「想像」「風」「反復」といった50のキーワードを軸に、デザイナーの想い、制作過程、テキスタイルやアトリエ、工場の様子などを美しい写真とともに収録。特装版。