レタリング字典 | 日向数夫
書体見本、ロゴタイプ、印刷活字などをまとめたレタリングに関する辞典。「明朝」「ゴシック」をはじめ「宋朝」「篆書」「隷書」「勘亭流」「寄席文字」「浄瑠璃文字」「梵字」などの書体見本、新聞社、酒、企業などのロゴタイプほか、多くの書体を網羅した一冊。
おもしろ漢字大図鑑 | 水井正
漢字の一部をイラストに置き換えたり、部首を軸に扉ページの前後で意味が逆さになる仕掛けを施したり、漢字の成り立ちや熟語のかたちを楽しく紹介する。
広告 Vol.415 特集 流通 | 博報堂
1948年に博報堂から創刊された雑誌『広告』のリニューアル創刊から第3弾目。「いいものをつくる、とは何か?」を主題として、各号様々な特集が組まれる。今回の特集は「流通」。新たな技術、ビジネス、そしてコロナ禍を通して流通のあり方、過程、問題提起など、全30記事、図版を収録。
デザインの解剖1 ロッテキシリトールガム | 佐藤卓
グラフィックデザイナーの佐藤卓が、「ロッテキシリトールガム」をデザインの視点から解説。パッケージデザイン、ロゴデザイン、包装紙の色や印刷方法などにどんな工夫が凝らされているのかに迫る。
デザインの解剖4 明治乳業 おいしい牛乳 | 佐藤卓
グラフィックデザイナーの佐藤卓が、明治牛乳の「明治おいしい牛乳」をデザインの視点から解説。牛乳の歴史から、グラフィックデザインの構造、栄養成分表示についてなどを解説し、牛乳というものがどのように管理され、消費者の手元に届くのかを探っていく。
本 Takeo Paper Show 2011 | 株式会社竹尾
2011年に開催された竹尾ペーパーショウに際して出版されたコンセプトブック。識者78名が選んだ本と、エッセイ78本を掲載し、「物体としての本」の魅力を紹介。紙の本の未来と、本のデザインの可能性を展望する。
モダン・タイポグラフィの流れ ヨーロッパ・アメリカ1950s-’60s | 田中一光、向井周太郎
日本のデザイン界に衝撃を与えた、1950年代から60年代のヨーロッパとアメリカのタイポグラフィの黄金時代を、豊富なカラー図版とテキストにより鮮明に再現。掲載作家62名、掲載作品217点。 日本語、英語表記。
ロトチェンコ 彗星のごとく、ロシア・アヴァンギャルドの寵児 | ギンザ・グラフィックギャラリー
2012年にギンザ・グラフィックギャラリーで開催された「ロトチェンコ 彗星のごとく、ロシア・アヴァンギャルドの寵児」展図録。ロシア・アヴァンギャルドの代表的芸術家、アレクサンドル・ロトチェンコのグラフィックデザインや写真など、多岐にわたる作品を収録。巻末にはアレクサンドル・ラヴレンチェフ、矢萩喜従郎による解説も併せて掲載。
誕生65周年記念 ミッフィー展 | 松屋銀座 ほか
2020年に全国を巡回した展示の図録。オランダの絵本作家、ディック・ブルーナによって生み出されたミッフィー(うさこちゃん)とその仲間たちのさまざまな姿、直筆原画や絵本の作り方解説などを収録。
Oscar Tusquets Blanca: Sketchbook | オスカー・トゥスケ
建築、工業デザイン、絵画、彫刻、執筆活動など多彩な分野で活躍するスペインの建築家、オスカー・トゥスケによる1970年代から現在にいたるまでの製品スケッチを集めた作品集。1975年に芸術家のサルバドール・ダリとデザインしたソファ「ダリリップス」や、ベストセラーとなった椅子「ヴァリアス」「ガウリーノ」など、彼の代表作である作品のスケッチが200点近く掲載されている。 英語表記。
Honey Hunters of Nepal | Eric Valli
近年は映画監督としても活躍するフランスの写真家、エリック・ヴァリの写真集。ヒマラヤの断崖絶壁を登り、ヒマラヤオオミツバチの蜜を採取する「ハニーハンター」たちの姿を追ったドキュメント写真作品集。
Walter Bosse: Leben, Kunst Und Handwerk 1904-1979 | ウォルター・ボッセ
ウィーンのアーティストで陶芸家のウォルター・ボッセの作品集。可憐でありながらもどこかダークな世界観を纏う人間や動物をモチーフとした、陶器や真鍮でできた作品の数々をカラー、モノクロ図版で多数収録。 ドイツ語表記。
ファブリック・ピクチャー 刺し・織り 森麗子作品集
日本におけるファブリック・ピクチャーの第一人者、森麗子の作品集。動植物や街の風景、静物など、さまざまなモチーフを布と糸を用い一枚の絵画として表現。あたたかみのある、うつくしい刺繍作品を多数収録するとともに、それぞれの作品には自身による詩が添えられている。
Diners | Karen Offitzer
アメリカの象徴ともいえる食堂・ダイナーの写真資料集。ダイナーの過去と現在、ネオンや目を引く看板、カウンター・スツールにジューク・ボックス、アメリカ文化のエネルギーと情熱、そしてアメリカンスピリットを持つダイナーという場所を、写真や解説とともに幅広く紹介する一冊。 英語表記。
Roadside America: Architectural Relics from a Vanishing Past | John Margolies
写真家のジョン・マーゴリーズが、アメリカの道路広告やユニークな建築物を記録した作品集。メインストリートの看板、映画館、ガソリンスタンド、ファーストフード店、モーテル、ロードサイドのアトラクション、ミニチュアゴルフコース、空想の海岸リゾートなど、意匠を凝らし築き上げられた愛すべき職人技の数々を収録。
Mの辞典 | 望月通陽
美術家、染織家、造形作家など幅広く活動する望月通陽の詩画集。「MAGICIAN(魔法使い)」「MONOLOGUE(独白)」「MOVEMENT(発芽)」など24つの"M"が、美しい版画とことばで紡がれていく。装丁は望月克都葉によるもの。
Earth & Fire: Modern Potters, Their Tools, Techniques and Practices | Kylie Johnson、Tiffany Johnson
45人以上の現役陶芸家の制作の過程と作品をまとめた一冊。カップやボウル、オブジェ、ジュエリーなど、豊富な写真、テキストを収録。作家たちの様々な技法、制作スタイル、道具を探る。 英語表記。
Dovetusai: Passage through Design | Corraini
1992年にイタリア、ミラノで創業されたショールーム「ドヴェトゥサイ」の作品集。10年の間にデザイン、収集、展示された、美しさと機能性を兼ね揃えながらも伝統的で革新的なコレクションの数々を、プロダクトの細部にまで着目した写真で紹介。 イタリア語、英語表記。
明治の西洋館 | 河東義之
幕末から明治末期にかけて建設された洋風建築を記録した写真集。公共施設、学校、宗教建築など、明治の時代を特徴づける多数の建築写真が収録されている。
もうひとつの江戸絵画 大津絵 | 東京ステーションギャラリー ほか
2020年に東京ステーションギャラリーなどで開催された展示の図録。江戸時代に流行した民俗絵画・大津絵を紹介。富岡鉄斎、芹沢銈介、柳宗悦などが所蔵していたあらゆる大津絵の作品を、豊富な図版と解説とともに収録。
日本のかたち・アジアのカタチ 万物照応劇場 | 杉浦康平
グラフィックデザイナーとして活躍する杉浦康平の評論。日本およびアジアの宗教や信仰を中心とした絵画、および寺院や祭の装飾品に組み込まれた「カタチ」の文脈を、デザインの視点から読み解く。杉浦自身による、一体化した挿絵とテキストのレイアウトも見どころ。
美と宗教のコスモス 1 マンダラの世界 | 松長有慶、杉浦康平
高野山真言宗の僧侶にして宗教家の松長有慶と、グラフィックデザイナー・杉浦康平の共編による思想・哲学書。1980年に西部美術館で開催された「マンダラ 出現と消滅」展に際して行われた講演会の内容を加筆したものや、新たな書きおろし論文を収録。「思想としてのマンダラ」「造形としてのマンダラ」「現代に生きるマンダラ」の3章で構成。装丁は杉浦康平、谷村彰彦。
Moire Index | Carsten Nicolai カールステン・ニコライ
アルヴァ・ノト名義でミュージシャンとしても活躍するアーティスト、カールステン・ニコライの作品集。規則正しい繰り返し模様を重ね合わせたとき、それらの周期のずれにより視覚的に発生する縞模様・モアレ効果を追求した一冊。モアレ効果を実感できる曲線がプリントされた透明シートと、モアレのデジタルファイルを収録したCDROM1枚が付属。
August Eriksson: The Walk | オーガスト・エリクソン
スウェーデンを拠点に活動する写真家、オーガスト・エリクソンが世界遺産にも登録された日本の熊野古道を撮影した写真集。写真の構図が常に歩いているときの目線の高さで固定されており、ページをめくるたびに自分自身も自然の奥へ吸い込まれるような感覚になる一冊。 英語表記。
Phrase of Everything | Nerhol
デザイナーの田中義久とアーティストの飯田竜太によるユニットNerhol(ネルホル)による作品集。数分間にわたって一人の顔に向けてシャッターを切り撮影した写真を重ね合わせることで、歪みやぼやけによる多層的なイメージが生まれる。時間を写し出したポートレート集。 英語、日本語表記。
Elnias Forest エリナスの森 | 津⽥直
人と自然との関わりを写し出す写真家、津⽥直の作品集。バルト海東岸に位置する国、リトアニアに受け継がれる文化や信仰を見つめ、4年にわたって撮影した写真を収録。 英語、日本語表記。
内藤礼 明るい地上には あなたの姿が見える | 水戸芸術館
2018年に水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催された展覧会の図録。国内外で活躍する現代美術家・内藤礼による、はじめて自然光のみで空間をつくりあげた展示の様子を写真に収めたもので、作品や展示会場の息遣いがそのまま伝わってくるような一冊。
クアトロ・ラガッツィ 桃山の夢とまぼろし 杉本博司と天正少年使節が見たヨーロッパ | 長崎県美術館
2018年から2019年にかけて長崎県美術館で開催された展覧会の図録。現代美術家・杉本博司が撮影した作品を軸に、天正少年使節やキリシタン文化に関する貴重な史料、南蛮美術など、豊富な図版資料とともに天正少年使節の足跡を辿る一冊。
Joel Sternfeld: Campagna Romana | ジョエル・スタンフェルド
アメリカの写真家、ジョエル・スタンフェルドの作品集。ターナー、コローなど、近代の画家を魅了してきたイタリア・カンパーニャ地方の美しい風景を撮影したもの。ローマ帝国の遺跡が現代の都市景観と共存している風景を通し、整備されないまま荒廃していく歴史の遺産を憂いている。 英語表記。
Rodin / Arp | Raphael Bouvier
近現代を代表する彫刻家、オーギュスト・ロダンとハンス・アルプ。自然主義的なアプローチで芸術界に革命をもたらしたロダン、抽象的な彫刻で新境地を開拓したアルプ。2人の芸術的な親和性と対照性に焦点を当てたビジュアルブック。 英語表記。
Arp | ハンス・アルプ
彫刻家、画家、詩人であるドイツの芸術家、ハンス・アルプの作品資料集。アルプのこれまでの軌跡、1900年代から1960年代にかけての、絵画、グラフィック、コラージュ、彫刻、レリーフなどを紹介。カラー・モノクロ含む図版184点とテキストを収録。 英語表記。
写真分離派宣言 | 鈴木理策、鷹野隆大、松江泰治、清水穣、倉石信乃
写真家の鈴木理策、鷹野隆大、松江泰治と評論家の清水穣、倉石信乃で構成されるグループ、写真分離派による写真資料集。写真の現状と未来、そして彼らの活動に関する対談や未発表作品を収録。
Fish Zhang: Tang Tao | フィッシュ・チャン
中国のフォトグラファー、フィッシュ・チャンの作品集。工藤司がデザイナーを務めるメンズウェアブランド、kudos(クードス)のコレクションの服を、舞台となった香港でストリートキャスティングした女性を被写体に撮影したもので、自由なスタイルのルックブックのような一冊となっている。500部限定刊行。 英語、日本語表記。
Hibi | 深瀬昌久
写真家、深瀬昌久の作品集。1990年から1992年にかけて制作された、深瀬昌久最終作の1つ『ヒビ』シリーズを収録。地面にはしる亀裂を撮影し、その後プリントした写真に鮮やかな色を付けていく。 英語表記。
有元利夫の世界展 没後10年・よみがえる女神たち | 毎日新聞社
1995年に開催された「没後10年・よみがえる女神たち 有元利夫の世界展」の図録。1985年、38歳という若さでこの世を去った有元利夫。氏の東京芸術大学卒業制作から絶筆までの代表作品を収録し、氏の芸術世界の全貌を明らかにする。
Adrian Paci: The Guardians | Mousse Publishing
ミラノを拠点に活動するアルバニア人アーティスト、エイドリアン・パーチの作品集。ミラノで開催された作品展を記録したもの。独裁政治下にあったアルバニアでの自身の経験をもとに、教区博物館のフレスコ画や空間と対話し、移民や宗教との関係をテーマにした物語を描いている。 英語表記。
五味文彦画集 瞳の中の触覚 | 求龍堂
画家、五味文彦の画集。グラス、食べ物、動物、植物、人物にいたるまで、圧倒的技法で描かれた写実絵画の数々を収録。ホキ美術館館長との対談もあわせて収録し、制作の過程や作品に込められた物語についてなどを追求する。
かたちとシミュレーション 北代省三の写真と実験 | 川崎市岡本太郎美術館
2013年に川崎市岡本太郎美術館で開催された「かたちとシミュレーション 北代省三の写真と実験」の展覧会図録。瀧口修造が主宰する実験工房に参加し、昭和のモダニズム芸術を発展させた一人、北代省三の写真やペインティング、立体作品などを収録。
北に東に 掛井五郎展 | 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館 ほか
1999年に中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館ほかで開催された展覧会「北に東に 掛井五郎展」の図録。日本の各地にパブリックアートをのこしたことでも知られる彫刻家、掛井五郎による、主に1990年代に制作されたブロンズや鉄の立体作品をモノクロ図版で収録。
長谷川利行展 Hasegawa Toshiyuki Retrospective | 福島県立美術館 ほか
2018年に開催された巡回展のカタログ。「日本のゴッホ」とも呼ばれる、大正、昭和初期の画家、長谷川利行の約140点の作品を紹介。油彩、水彩、素描、ガラス絵、テキストを収録。
和花 小林鷹写真集
写真家、小林鷹による日本の和の花を集めた写真集。絵画のような構図で切り取られた花の写真にそれぞれ詩や短歌、俳句が添えられており、日本の四季の美しさや時代を超えてそれを楽しむ人々の心が映し出されたかのような一冊。 日本語、英語、フランス語表記。
ア・ターブル!ごはんだよ!食をめぐる美の饗宴 | 三重県立美術館
2014年に三重県立美術館で開催された展示の図録。食をめぐる造形世界をテーマに作品を紹介。厨房・食卓・夢の中・美術館の4つの章から構成され、食と美術の様々な世界を感じることができる1冊。