Dick Bruna: Meer Zien / See More | ディック・ブルーナ
オランダのアムステルダム国立美術館がミッフィーの誕生60周年を記念して刊行した作品集。アムステルダム国立美術館に収蔵されているコレクションと、ディック・ブルーナの作品を並べ、一見結びつきのないように見える作品同士の関連性をみつけるユニークな1冊。折り込みページには拡大された図版と詳細を収録。デザインはイルマ・ブーム・オフィス。 オランダ語、英語表記。
Architecture & Typographie: Quelques Approches Historiques | Lyon-Rennes
『建築とタイポグラフィー』について、リヨン国立高等美術学校とブルターニュ欧州高等美術学校で開催されたワークショップの記録をまとめたもの。20世紀初頭のヨーロッパ前衛建築の書籍やプロジェクト、フォトモンタージュ技法ほか、6つの講義内容を収録。 フランス語表記。
稜線 | ホンマタカシ、大原大次郎
2013年にPOSTで開催された展示の際に刊行されたもの。グラフィックデザイナー・大原大次郎と写真家・ホンマタカシによる作品を収録。ホンマタカシが撮影した山の写真を用いて、大原がその『稜線』をドローイングする。冬の岩山、雪が降り積もった枝木などの写真と並べ、複数の線や記号が『稜線』を辿るように描かれている。限定500部。
ロシア・アヴァンギャルドのデザイン 未来を夢見るアート | 海野弘
1917年に起きたロシア革命のさなかに生まれた芸術運動、ロシア・アヴァンギャルドについての資料集。エディトリアルデザインを中心に、映画やプロバガンダポスター、ブックデザイン、陶芸作品などを収録。他にも、エル・リシツキー、ロトチェンコら、ロシア・アヴァンギャルドのアーテイストたちの解説や用語集なども掲載している。
バウハウス叢書4 バウハウスの舞台 | オスカー・シュレンマー ほか
バウハウスの創設者であるヴァルター・グロピウスと、理論的支柱を担ったL・モホリ=ナギの共同で編集されたバウハウス叢書の第4巻。オスカー・シュレンマーの「人間と人工人物」、モホリ=ナギの「演劇、サーカス、ヴァリエテ」、ファルカス・モルナールの「U-劇場」の3つの論考を図版とともに掲載。
Dorothy Meserve Kunhardt: Collected Works | ドロシー・クンハート
『パット・ザ・バニー』などで知られるアメリカの児童文学作家、ドロシー・クンハートのビジュアル資料集。エフェメラ、ドローイング、未発表原稿、写真、手紙、そして初版本の書影などを収録。クンハートの自由な発想とユーモアの源を紐解く1冊。 英語表記。
自転車讃歌 | 真鍋博
自転車讃歌/イラストレーターの真鍋博が描く自転車の未来図。サブタイトルを、自転車の走行速度から「20キロ文明への憧れ」と題して、人間の力でコントロールでき、娯楽性や環境保護にも優れる自転車のすばらしさを豊富なイラストとともに描く。
真鍋博の昆虫記 | 真鍋博
イラストレーター、真鍋博による一風変わった昆虫図鑑。現代社会の様々な物事を虫に例えて表現。選挙に集まってくる「票虫」、早春期に大量発生する「卒学バチ」など、たっぷりのユーモアと、ときに風刺を交えたイラストと解説を収録。
島田ゆか & ユリアヴォリ 絵本原画展 バムとケロ、ぶたの世界
2011年に京都、伊勢丹で開催された展示の際に刊行されたもの。カナダを拠点に活動する絵本作家・島田ゆかと、フィンランド出身の絵本作家・ユリアヴォリによる作品を紹介。『バムとケロ』シリーズ、『ガラゴ』シリーズ、 『ぶた』シリーズ 、『イエコさん』ほか、カラーの豊富な図版、解説を収録。愛らしい動物たちによって繰り広げられるファンタジーな世界が広がる。
年鑑広告美術 1983 | 美術出版社
東京アートディレクターズクラブ(略称 東京ADC)による広告美術年鑑、1983年版。1957年から刊行され東京ADC会員が審査員としてポスター、新聞、雑誌、テレビ、あらゆる媒体のその年の優れた広告、デザイン作品をADC賞として選出。ADC最高賞はガロ洋装店のポスター、サイトウマコト、日比野克彦、与田弘志、岡部正泰。装丁は戸田正寿、水島正則。
赤塚不二夫展 ギャグで駆け抜けた72年 | 松屋銀座 ほか
2009年に松屋銀座ほか全国各地で開催された展覧会の図録。「おそ松くん」「ひみつのアッコちゃん」「天才バカボン」などのヒット作で知られる漫画家、赤塚不二夫による貴重な数々の原画やトキワ荘時代の写真まで、豊富な図版とともに作品とその生涯に迫る一冊。
アイデア別冊 | 福田繁雄偉作集
アイデア別冊1991年11月号の、福田繁雄特集。グラフィックデザインや、立体作品などを多数収録し、氏の多岐にわたる仕事を紹介。ほか、田中一光、シーモア・クワストなどによるテキストも併せて収録。
描かれた大正モダン・キッズ 婦人之友社『子供之友』原画展 | 刈谷市美術館 ほか
2016年から2017年にかけて刈谷市美術館などを巡回した展示の図録。婦人之友社が創刊した児童向け雑誌『子供之友』に掲載された原画を紹介。北澤楽天、竹久夢二、武井武雄、村山知義らが描いた作品を多数収録している。
Andreas Gursky: Werke / Works 80-08 | アンドレアス・グルスキー
ドイツの写真家、アンドレアス・グルスキーの写真集。島や山岳のほか、オフィスや工場、証券取引所などをパノラミックに捉えた作品をカラーで多数掲載。一度目にするだけで脳裏に焼き付く、人間の目では捉えきれない壮大な世界を平面に収める。
Viviane Sassen: Umbra | ヴィヴィアン・サッセン
オランダの写真家、ヴィヴィアン・サッセンの作品集。「Umbra」=「影」をテーマに、光を巧みに操ったポートレートや静物写真を多数収録。サッセンは、影を不安や欲望のメタファーとして、または記憶や未来への希望の象徴として、そして想像力や幻想の喚起として捉えている。
Light Moods South | 小松幹直
オーストラリアを拠点に活動する写真家、小松幹直の作品集。いまだ手つかずの自然が多く残る、ニュージーランド南島を撮影。小松が捉えた風景とその瞬間の感情を、俳句として日本語表現し、その後英語へと変換する。壮大な雪山へと続く道、草原の丘と羊、霧が深まる午後の牧場、移り変わる季節とその心情を写し出す。
ヴォルフガング・ティルマンス Your Body is Yours | 国立国際美術館
2015年に国立国際美術館で開催された展示「ヴォルフガング・ティルマンス Your Body is Yours」に際して出版された図録集。ドイツ出身の写真家ヴォルフガング・ティルマンスは、街頭の若者や身近な友人たちのポートレート、またセクシュアリティーやジェンダーといったテーマで私的でありながら社会的な側面が混在した作品と、自由で斬新な展示空間で知られている。作家自らが構成しデザインした128頁に渡る写真集と解説集の2冊セット。 日本語、英語表記。
Paintings of Painting | 武田鉄平
画家、武田鉄平の初作品集。「絵画のための絵画を描く」をテーマに制作された抽象的な肖像画シリーズ「Painting of Painting」30点を1冊にまとめたもの。装丁はファビアン・バロンによるもの。 日本語、英語表記。
【新刊】 Kumo / 雲 | Osamu Yokonami
ファッション誌、広告等で活躍する日本人フォトグラファー、横浪修の作品集。若さや集団性、匿名性を以前より探求してきたが、そこには「雲(KUMO/CLOUDS)」との共通した特徴を見いだすことができる。「雲」のユートピア的位置付けは、社会におけるそれぞれの結びつきで見られる文化的な均一化によって起きる類似性を想起させる。つまり、社会構造における視覚的なメタファーとして、集団が個々の行動よりも強度を持ちうるということを表している。 本作に収録されている作品は、館山、富士山、三浦、沼津など日本国内の各地で撮影された。新刊書籍。
Jean-Michel Basquiat through Nicholas Taylor, 2014 | ジャン=ミシェル・バスキア
アメリカの写真家でDJのニコラス・テーラーが、友人であるジャン=ミシェル・バスキアを撮影した写真集。バスキアやマイケル・ホルマンと組んだフリーフォームのバンド、GRAYのライブパフォーマンスの様子や、バスキアを親密な距離から撮影した貴重なポートレイトのモノクロ写真を収録。ニコラス・テイラーの日記から抜粋した10篇のエッセイも収録。 英語表記。
Oskar Schlemmer: The Baltimore Museum of Art | オスカー・シュレンマー
ドイツの芸術家で、バウハウスでも教鞭をとったオスカー・シュレンマーの展示会図録。デッサン、ペインティング、立体作品、そして衣装から演出まで氏が総合的に監修した舞台芸術にいたるまで幅広く紹介。英語表記。
Gabriel Kuri: Sorted, Resorted | ガブリエル・クリ
メキシコ出身の彫刻家、ガブリエル・クリの作品集。人間関係を仲介する物体と場所に焦点を当て、いつもと違った角度から物事を見た際の身近なところに潜んでいる変換の可能性を探る一冊。ブックデザインははイギリスのデザインスタジオ、OK-RM。
A Frame is Now Given to You in Which You are to Wander. | 柳幸典
現代美術家、柳幸典の作品集。「Wandering Position」シリーズを通し、日本、そして世界各地にあるスタジオや展示風景などをカラー、モノクロ図版で収録。 英語表記。
Working from Memory | William Christenberry ウィリアム・クリステンベリー
写真家、ウィリアム・クリステンベリーによる作品集。少年時代の思い出や旅、多大な影響を受けたウォーカー・エバンスについての思い出などを詩的に綴ったテキストと、故郷アラバマで撮影された美しい写真を融合させた一冊。
ベン・シャーン 創造のプロセス | 多摩美術大学附属美術館
1994年に多摩美術大学附属美術館で開催された展示会「ベン・シャーン 創造のプロセス」の図録。当時まだ未発表だったペインティング、ドローイング、デッサンといった作品を多数収録し、氏の新たな一面に迫る。
マグナムが撮った東京 マグナム・フォト創設60周年展 | 東京都写真美術館
2007年に東京都写真美術館で開催された展覧会の図録。フォトジャーナリスト集団「マグナム・フォト」創設60周年を記念し、戦後から2005年までの間に総勢37名のマグナムの写真家たちが撮影した「東京」をカラー、モノクロ図版でおよそ150点収録。
愛について | 谷川俊太郎
詩人、絵本作家、翻訳家である谷川俊太郎の詩集。谷川俊太郎が24歳のときに刊行された初期作品。「空」「地」「ひと」「人々」「六十二のソネット以前」と大きく5つの構成に分けて詩を収録。愛のかたち、自然とのつながり、心へと積もる言葉の数々が詰まった一冊。
Eva Kotatkova: Pictorial Atlas of a Girl Who Cut a Library into Pieces | エヴァ・コタトコヴァ
チェコのアーティスト、エヴァ・コタトコヴァの2冊組作品集。第1巻ではコタトコワの育った1980年代の共産主義体制下のプラハにおける、架空の学校の教科書から編集された300点のドローイングとコラージュ作品を収録。第2巻では1970年代から1980年代末までにチェコの公的機関(精神病院、特別支援学校、孤児院など)によって発行された22の規制を調査し、独裁政権による教育と社会の問題を提起している。 チェコ語、英語表記。
Tir a’Mhurain: The Outer Hebrides of Scotland | Paul Strand ポール・ストランド
アメリカの写真家、ポール・ストランドの写真集。1954年にスコットランドの西海岸に浮かぶサウス・ユイスト島に3ヶ月間滞在した際に撮影した写真をまとめたもので、島の自然の風景やそこに暮らす人々の姿をモノクロで多数収録。 英語表記。
Eugene Atget: Itineraires Parisiens | ウジェーヌ・アジェ
1999年から2001年にかけてパリのカルナヴァレ美術館とニューヨーク市立美術館で開催された展覧会の際に刊行されたもの。フランスの写真家、ウジェーヌ・アジェが19世紀末から20世紀初頭にかけて撮影したパリの中心部、遺跡、広場、城壁跡、装飾物など、パリの古き街並みをモノクロ写真で多数掲載。 フランス語表記。
Brassaï L’universel | ブラッサイ
1920年代のパリで活躍した写真家、ブラッサイの作品集。街頭に照らされた夜のパリ、人々が暮らす日常風景、同時代に生きた、ピカソ、コルビュジエ、マティス、ブラック、ジャコメッティ、ダリらの姿を収める。華やかな時代のパリがドラマティックに写し出される。 英語、ドイツ語、フランス語表記。
Man Ray: The Paris Years | マン・レイ
パリを拠点に活動したアーティスト、マン・レイの写真作品集。マン・レイのポートレートは、人物の外見だけを記録するのではなく、創造的な個人としての本質を捉えることを目的とし、さらに芸術の自由と大胆な実験の象徴とも称される。被写体として登場するのは、ベレニス・アボット、アンドレ・ブルトン、ジャン・コクトー、マルセル・デュシャン、アーネスト・ヘミングウェイ、メレット・オッペンハイム、パブロ・ピカソ、エリック・サティら同時代の文化人たち。 英語表記。
キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート
2021年に庭園美術館で開催された展示図録。22万点を超えるボタニカルアートを所蔵する世界最大級の植物園、英国王立植物園「キューガーデン」の貴重なボタニカルアートコレクションのほか、シャーロット王妃が愛し、王室御用達となったウェッジウッド社など陶磁器などを収録。時代が大きく変革していく中で、英国において自然科学や植物画がどのように発展し、どのような歴史的背景を歩んできたのか、変遷を辿る一冊。
【新刊】 Frameworks | 横山雄
イラストレーター、グラフィックデザイナーとして活躍する横山雄の作品集。2019年より制作を続けている「Frameworks」シリーズを収録。軽やかなリズムある線描は、ずっと眺めていたくなるような一冊。
Peter Saville Estate 1-127 | ピーター・サヴィル
ジョイ・ディビジョンのアートワークなどで知られるイギリスのグラフィックデザイナー、ピーター・サヴィルの作品集。ポスター、ジャケットデザイン、ラベルのサンプル、写真作品、立体造形など、氏の多岐にわたる作品の数々をカラーで掲載。
Designed by Peter Saville | ピーター・サヴィル
ジョイ・ディビジョンのアートワークなどで知られるイギリスのグラフィックデザイナー、ピーター・サヴィルの作品集。CDジャケット、パッケージ、ブックデザイン、ポスターデザインなどをカラーで多数掲載。
Gelman Thinks | アレクサンダー・ゲルマン
イギリスの製紙会社「Howard Smith Paper」がアーティストやデザイナーを紹介するシリーズ。ニューヨークを拠点に活動するメディアアーティスト、アレクサンダー・ゲルマンの作品に焦点を当てる。 英語表記。
風と光のデイ・トリッパー 鈴木英人全版画作品集 1993-1984
イラストレーター・鈴木英人の版画作品をすべて収録した作品集。活動拠点とする逗子の風景のように、光の差し込む海辺の風景を鮮やかなカラーで描き出す。
The Little Black Jacket: Chanel’s Classic Revisited | Karl Lagerfeld カール・ラガーフェルド
シャネルのアートディレクターにして写真家でもあるカール・ラガーフェルドの写真集。ミラ・ジョヴォヴィッチ、サラ・ジェシカ・パーカー、オノ・ヨーコなどのアーティストたちが、シャネルのリトル・ブラック・ジャケットをそれぞれに着こなしたファッションポートレートをモノクロで多数掲載。日本からは椎名林檎、蒼井優、菊地凛子らが参加。
Magazine Antidote 16
ファッション誌『Magazine Antidote』のvol.16。ファッションデザイナーのアルベール・エルバスのインタビュー、アーティスト、デザイナーのミシェル・ラミーの生涯などの特集を収録。フォトグラファーはRen Hang(レン・ハン)。 フランス語表記。
Jean-Daniel Lorieux: Coconuts |ジャン=ダニエル・ロリュー
フランスの写真家ジャン=ダニエル・ロリューの写真集。白い壁、遠い水平線、夏の海岸など、1冊丸ごと80年代の空気感が漂う一冊。ページデザイン、レイアウトもいまなお新鮮。 英語表記。
Return of the Rudeboy | Dean Chackley、Harris Elliot
ダフト・パンクやノエル・ギャラガー、ポール・マッカートニーなどを撮影するディーン・チョークリーと、さまざまな雑誌や広告で活躍するスタイリストのハリス・エリオットによる写真集。第二次世界大戦後にイギリスへと移住したジャマイカの若者のスタイルにルーツを持つ、「ルードボーイ」のファッション写真をカラーで多数収録。指先まで完璧にキマった不良ファッションは、年代・性別を超えて憧れる。