生誕100年 亀倉雄策と「クリエイション」 | 新潟県立近代美術館
新潟県立近代美術館で開催された「生誕100年 亀倉雄策と『クリエイション』」展の図録。日本グラフィックデザイン史の最前線を駆け抜け、デザイン誌「クリエイション」の編集をつとめた亀倉雄策。氏の生誕100年を記念し、当誌上に取り上げられた作家たちの作品を紹介するとともに、原稿やスケッチなど、制作にまつわる資料を併せて掲載。
年鑑日本のグラフィックデザイン1985 | 日本グラフィックデザイナー協会
日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が発行する『年鑑日本のグラフィックデザイン』1985年度版。広告ポスター、ブックデザイン、ロゴデザイン、パッケージデザインなど、優れたグラフィック作品を多数収録。序文は亀倉雄策、構成は佐藤晃一。
遊びのデザイン 山東京傳『小紋雅話』 | 谷峯藏
江戸時代後期の浮世絵師・戯作者、山東京伝(山東京傳)が『小紋雅話』において世相を洒落やもじりで巧みに描いたパロディデザインを、谷峯藏が解説する。図と詞書による作品たちを丁寧に読み下す。
Oceanarium: Welcome to the Museum | Loveday Trinick
家にいながら博物館を巡るような気分を楽しめる図鑑絵本「Welcome to the Museum」シリーズの1冊。巨大なジンベイザメ、小さな熱帯魚、凍てつく北極の海からきらめくサンゴ礁まで世界を旅し、海を守ることがなぜそんなに重要なのかを、美しいアートワークとともに学ぶことができる。 英語表記。
南方熊楠 菌類彩色図譜百選 | エンタプライズ
博物学者、南方熊楠が明治から昭和期にかけて描いた菌類の水彩画集。数千点に及ぶ原図から、100点を厳選して収録。きのこの傘のかたちや柄のつき方、断面図などを鉛筆と水彩を用いて記録している。別冊解説付。
歌舞伎の衣裳 | 婦人画報社
歌舞伎衣裳の主なるものを網羅した資料集。演目ごとの衣裳、舞台上の役者をカラー図版で掲載するほか、衣裳付帳一覧、模様と色名、名称と種類、着つけ方法などを丁寧に解説。衣裳屋秘蔵の付帳をひもとき、調査、記録した歌舞伎衣裳研究の集大成。
虚構の神々 超科学紙芝居 | 赤瀬川原平
虚構の神々 超科学紙芝居/作家・画家の赤瀬川原平による漫画作品集。「円盤からの手紙」「フィクションホール」「霊魂農場」「消えた模型」「アポロの告白」、そして表題作「虚構の神々」ほか、雑誌「ガロ」に連載されていた一連の物語を編纂して収録。
宇宙を呑む | 杉浦康平
グラフィックデザイナーとして活躍する杉浦康平が、人体マンダラを紐解いた評論。クリシュナ、聖獣たち、ヨーガ行者、道教の行者など、細密画から広がる世界の謎について考察する。
The Grammar of Spice | Caz Hildebrand
料理人のための実用的なリソースであると同時に、グラフィックデザインの参考書でもあり、スパイスの文化誌でもあるビジュアルブック。美しいイラストとともに、60種類以上のスパイスの役割を歴史、地理、人類学、政治、宗教、芸術など多面的に紹介。イラストはデザイナーであり旅行家でもあるオーウェン・ジョーンズが18世紀に著した『The Grammar of Ornament』を一部引用している。 英語表記。
Sausage of the Future | Carolien Niebling
効率的な食肉加工であり、食糧不足の時代に動物性タンパク質を最大限に活用するために考案された食品、ソーセージの現在と未来を紐解く1冊。ソーセージを構成するすべての要素を紹介するとともに、昆虫、ナッツ、豆類などの新しい食材の可能性を検討し、「未来のソーセージ」を描き出す。 英語表記。
書物往来 | 八木佐吉
書物往来/昭和期の出版人、作家の八木佐吉によるエッセイ集。書物通として知られる著者が、日本最古のPR誌となる丸善の「学鐙」にて連載していたものを編集。洋書について綴られたエッセイを多数収録。装丁は芹沢銈介によるもの。
詩集 コタン遠近 | 八森虎太郎
昭和期の詩人、八森虎太郎の詩作品集。自身が発行人をつとめた詩誌『日本未来派』に発表したアイヌにまつわる詩をあつめたもの。アイヌに伝わる伝説、祭祀、民俗などをテーマにした作品を収録。 限定350部。装丁は川上澄生によるもの。
Wilder Mann: The Image of the Savage | Charles Freger シャルル・フレジェ 写真集
フランスの写真家、シャルル・フレジェの作品集。ヨーロッパの各地に伝わるワイルダーマン(獣人)の仮装を集めたもの。仮面や角を付けたり、獣毛を着込んだり、鳴り物を提げたりと、奇妙かつ独創的な生き物に扮する人々のポートレートを収録。 英語表記。
The Making of Rodin | オーギュスト・ロダン
西洋彫刻の歴史に大きな変革をもたらした急進的な彫刻家、オーギュスト・ロダンの展示図録。ロダンの代表的な作品の新たな読み解きや、水彩画のセレクションとともに、実験的な作品を探求したもの。ロダンの素材の使い方、ユニークな制作方法、想像力に富んだ写真の使い方に光を当て、ロダンがいかに現代的な彫刻を作り上げたか、そしてなぜ彼の作品が今日まで人々を魅了し、刺激し続けるのかを明らかにする。 英語表記。
モホイ=ナジ 視覚の実験室 | 国書刊行会
モホイ=ナジ 視覚の実験室/バウハウスの教師をつとめ、写真・建築・絵画・彫刻・タイポグラフィなど多領域に渡り活躍したモホリ=ナジ・ラースローの図録。絵画・写真・フォトグラム(レイヨグラフ)などをカラーで多数掲載。
Ludwig Bemelmans | ルドウィッヒ・ベーメルマンス
米国のイラストレーターであり絵本作家、ルドウィッヒ・ベーメルマンスの資料集。『マドレーヌ』シリーズの挿絵、自伝的物語、壁画、ホテルやレストランのメニューなど、多様な作品や資料を集め、ベーメルマンスのの人生とともに紹介している。 英語表記。
Cartier and Islamic Art: In Search of Modernity | カルティエ
カルティエの創業者、ルイ・フランソワの孫であるルイ・カルティエとイスラム美術の関係を紐解くビジュアル資料集。パリ装飾美術館での大規模な展覧会に合わせて出版されたもの。イスラムの様式的かつ抽象的なモチーフを、どのようにカルティエのジュエリーに取り入れたかをたどった贅沢な一冊。 英語表記。
Fashionary Shoe Design: A Handbook for Footwear Designers
靴のデザインについてのハンドブック。「靴スタイルライブラリ」「靴百科事典」「靴のテンプレートコレクション」の3つに分けられ、実用的な靴のデザイン情報を網羅した資料性の高い一冊。
マンダラ発光 杉浦康平のマンダラ造本宇宙
マンダラ発光/現代デザインに多大な影響を与え、アジア図像研究の分野を開拓したグラフィックデザイナー、杉浦康平。氏が尋常ならざる情熱を傾けたブックデザインのなかから、とりわけ「マンダラ(曼陀羅)」を息づかせた豪華本の数々を紹介。その書物たちは、まさに智の宇宙へと読者をいざなう方舟。
李朝工芸 出羽桜コレクション
山形県の酒蔵、出羽桜酒造株式会社は所蔵する李朝工芸コレクションの目録。白磁、染付、木工家具、民具、ポジャギ、民画などをカラーで図版で収録している。
Baskets: Masterpieces of Japanese Bamboo Art 1850-2015 | Joe Earle
日本の竹工芸を紹介する大判ビジュアルブック。1850年から1950年までの代表的な作家の作品に特に力点を置いたもの。作品の全容だけでなく網目に迫るダイナミックな写真と、作品に刻まれた銘から得られる貴重な記録情報を組み合わせて掲載。世界中で注目を集める竹工芸において、不可欠な参考文献となっている。 英語、日本語、中国語表記。
モノフィジットの僧院世界 異界の小都市1 | 三宅理一、平剛
エジプト、シリア、アルメニアなどの中東地域に建てられた原始キリスト教の僧院をテーマにした建築資料集。美しい写真とともに、僧院の成り立ち、建造方法、装飾の解説などを収録。装丁は杉浦康平らによるもの。
Alvar Aalto | アルヴァ・アアルト 作品集
20世紀を代表するフィンランドの建築家/アルヴァ・アアルトの作品集。人間的な近代建築を目指したアルヴァ・アアルトの建築ドローイング、写真そして建築図面などを豊富に掲載。 カバーにスレ・僅かなヨゴレ有。本文状態良好。
百年百刷 凸版百年
凸版印刷株式会社の創立100周年にあわせて、出版された社史。日本の印刷業界を牽引し続ける会社の歴史と、印刷技術の発展を多数の図版を交えながら紹介。
The Music Library | Jonny Trunk
1960年代から1980年代前半に制作されたライブラリー・レコード(=ソースミュージックやムードミュージックとも呼ばれ、アニメやコマーシャル、映画やテレビ番組で使用するためだけに作られた音楽)のジャケット・アートワークを網羅した資料集。市販されることはなく、限られた枚数しか製造されなかったコレクターズアイテムのアートワーク625点を収録。 英語表記。
Support Independent Type: The New Culture of Type Specimens
現代の活字文化、デザイン、タイポグラフィのビジュアル資料集。冒険的なタイポグラフィ・レーベルとデザイナー400人以上による、物理的およびデジタル的な活字見本を収録している。 英語表記。
Planetarium: Welcome to the Museum
家にいながら博物館を巡るような気分を楽しめる図鑑絵本「Welcome to the Museum」シリーズ、銀河篇。太陽や太陽系、星の一生、天の川やその向こうの宇宙まで、宇宙のあらゆる側面を取り上げ、美しいイラストレーションとともに紹介。 英語表記。
Issey Miyake by Irving Penn 1991-92 | 三宅一生、アーヴィング・ペン
直島のベネッセハウスオープニング記念の企画展「三宅一生展 ツイスト/ISSEY MIYAKE TWIST」に合わせて写真家のアーヴィング・ペンが、ファッションデザイナー三宅一生の91年から92年にかけてのコレクションを撮影した写真作品集。ブックデザインは田中一光。安藤忠雄による寄稿文収録。限定1500部。
Joy Division: Juvenes | ジョイ・ディヴィジョン
ポスト・パンクを代表する伝説的バンド、ジョイ・ディヴィジョンの写真集。2007年に226部限定で出版された写真集の改訂版。写真家、ケヴィン・カミンズがジョイ・ディヴィジョンの象徴的な写真をアーカイブから厳選し、新たな資料や初公開の画像を加えて再編集されている。
Richard Tuttle, TheStars | リチャード・タトル
米国のアーティスト、リチャード・タトルの作品集。2020年にロンドンで開催された展示に際して出版されたもの。針金、紙、木片などの日常的な素材や廃材を用いた小さな彫刻を収録。展示会場の空気感を取り入れたミニマルで繊細なブックデザインも魅力的な1冊。 英語表記。
アーヴィング・ペン自選展
ウイルデンスタイン東京で開催されたアーヴィング・ペン展に際し刊行の写真集。アーヴィング・ペン自らセレクトした39点の代表作で構成した一冊。笠原美智子による序文。
Tabboo! The Art of Stephen Tashjian | スティーヴン・タシジン
伝説的なアンダーグラウンドアーティスト、スティーヴン・タシジンによるモノグラフ。「Tabboo!」の名でドラァグクイーン、人形師、パフォーマー、画家としても幅広く活躍するタシジン。ドラァグパフォーマンスシーンの発展を、チラシやスナップ写真などの膨大なアーカイブで紹介し、大衆文化や1980年代のアート界との接点を浮き彫りにする。英語表記。
瀧口修造の造形的実験展
2001年に富山県立近代美術館と渋谷区立松濤美術館で開催された展示図録。近代日本を代表する美術評論家、詩人、画家として幅広い分野で活動した瀧口修造がその後半生に力を注いだ造形作品を紹介。ドローイング、デカルコマニー、本、オブジェなど多数の作品をカラーで掲載。
Joseph Cornell: Master of Dreams | ジョゼフ・コーネル作品集
アメリカの芸術家、ジョセフ・コーネルの作品集。アッサンブラージュ、コラージュなどの代表的な作品をカラーとモノクロで収録。
Domenico Gnoli | ドメニコ・グノーリ画集
イタリアの画家、ドメニコ・グノーリの作品集。2021年にミラノのプラダ財団で開催された展示に際して出版されたもの。静物、建築物、身体、衣服などの細部を拡大して描いた作品で知られるグノーリ。本書では画家、舞台デザイナー、イラストレーターとしてのグノーリの仕事を網羅し、同時代の国際的な文化シーンとのつながりを明らかにしている。ブックデザインはイルマ・ブームによるもの。 英語表記。
Dali: Les Diners De Gala | サルバドール・ダリ画集
Dali: Les Diners De Gala/シュルレアリスムを代表する画家、サルバドール・ダリの料理本、「ガラの晩餐」。全12章、136点ものレシピとともに、ダリ自身のペインティングやドローイングを多数収録。ときにシュールで官能的なダリの世界観を、食を通じて堪能できる一冊。
漢聲技藝叢書 中國結2
中国伝統の「結び」の方法を解説した資料集。前半では伝統的な結びを現代的にアレンジしたアクセサリーやファッションなどをカラー図版を用いて紹介。後半では複雑なアレンジを加えた技法を解説している。 中国語表記。
Luciano Giubbilei: The Art of Making Gardens | ルチアーノ・ジュビレイ
英国王立園芸協会のチェルシーフラワーショーで受賞した庭園や、世界中の個人宅の美しく穏やかな庭園で知られる造園家、ルチアーノ・ジュビレイの写真資料集。ルチアーノが影響を受けたものを「水」「色」「質感」という広いテーマで調査し、何が彼を刺激し、それが彼のデザインにどう反映されているのかを美しい写真とともに解説。さらに庭に植えられている植物のリストも収録。 英語表記。
土の発見 現代陶芸と原始土器 | 滋賀県立陶芸の森陶芸館
1990年に滋賀県立陶芸の森陶芸館で開催された展示の図録。国内の芸術性の高い現代陶芸作品と、日本の原始土器を対比させることで、現代の陶芸作品に宿るプリミティヴィズムを提示する。
そば猪口 | 料治熊太
そば猪口/古美術研究家・料治熊太によるそば猪口についてのエッセイ集。「そば猪口の誕生」「窯印と窯紋」「図案の多様化」など、様々な視点からそば猪口の魅力を紹介。また「そば猪口名品百選」として、約二千点の中から厳選された名品を図版で紹介。
世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦 | 板橋区立美術館
南インド・チェンナイの出版社「タラブックス」の活動を紹介するビジュアルブック。2017年に板橋区立美術館で開催された展示に際して出版されたもの。代表的な本31冊を撮り下ろし、絵本の原画から画家たちの制作風景、印刷工房の様子やチェンナイの街の風景まで、多数の写真でタラブックスの本の生まれる土壌を紹介、
日本のたばこデザイン 1904-1972
日本専売公社が日本のたばこデザインを振り返る図録。今では貴重な日本の伝統的文様をあしらったデザインや、国外デザインの模倣から始まったものなど、多種多様なパッケージデザインを掲載。