Tokyo Style | 都築響一
編集者であり写真家、都築響一による写真集。無菌室のごとくデザインされた理想的なスタイルの居住空間ではなく、東京人が暮らしている多種多様な「普通」の住まいの写真集。こじんまりとした空間にモノを詰め込み、快適に暮らす人々の生活感溢れるトーキョー・スタイルを紹介。ハードカバー版。
Fuck You Heroes: Glen E. Friedman Photographs, 1976-1991. | グレン・フリードマン 写真集
ヒップホップやスケートカルチャーを中心に活躍するフォトグラファー、グレン・フリードマンによる写真集。スケートカルチャー、ハードコアバンド、ヒップホップシーンなどをカラーで掲載。 英語表記。
Woodstock '69: Drei Tage des Friedens und der Musik
1969年に開催された、アメリカの音楽史に名を刻む伝説の音楽イベント「ウッドストック・フェスティバル」を撮影した写真集。押し寄せた40万人以上の人々が雨に打たれながらも笑い、歌い、聴き、感覚を共有した奇跡のような時間を愛情を込めて記録している。 ドイツ語表記。
I Want to Take You Higher: The Psychedelic Era 1965-1969 | James Henke
1967年にアメリカで巻き起こった社会現象「Summer of Love」の30周年を記念して開催された展覧会にあわせて刊行された図録。カントリー・ジョー・マクドナルド、アレン・ギンズバーグ、グレース・スリック、ミッキー・ハート、ドノヴァンら影響力のあるバンドメンバーのインタビュー、当時の未公開写真を掲載。
Punk: An A-Z | Barry Lazell
欧米のパンク・カルチャーを網羅した百科事典。A~Zの順に、バンド、ミュージシャン、フライヤー、ジャケットアートワークなどの解説と、カラー・モノクロの図版を多数掲載。
Martin Margiela: The Women’s Collections 1989-2009 | マルタン・マルジェラ
パリ発のファッションブランド「メゾン・マルタン・マルジェラ」の創設者、マルタン・マルジェラの20年にわたるデザインを振り返る資料集。1989年から2009年に行われたランウェイショーから、非日常的な空間、音楽、デザイナーの意図、象徴的な作品など、細部に至るまで丁寧に記録し、繊細で詩的、そしてその革新的な世界を明らかにしている。 英語表記。
Hassan Hajjaj | ハッサン・ハッジャージュ
モロッコに生まれ、現在はロンドンとマラケシュを行き来するアーティスト、ハッサン・ハッジャージュの写真集。マラケシュの若い女性バイカーたちのユニークなストリートカルチャーを捉えた作品や、コカ・コーラやトマト缶などをあしらったフレームのなかでカラフルな衣装を纏いポーズをとる人々のポートレートなど、美術写真と大衆文化の両方を再構成した代表的な作品を多数収録。
Clarks in Jamaica | Al Fingers
1825年から続くイギリスのシューメーカー「Clarks」とジャマイカ文化との交流を研究するビジュアルブック。サマセット州の静かな農村で生まれた靴が海を渡り、ラスタファリアンやルードボーイたちがこぞってファッションに取り入れるようになった経緯を紐解きながら、ダンスホール・アーティストへのインタビュー、映画『Rockers』の舞台裏の写真、ジャマイカで人気のClarksのスタイルなどを紹介している。 英語表記。
Hysteric Vol.7 River Bed | 綿谷修
ファッションブランド「ヒステリックグラマー」が発行しているアートフォトシリーズ第7弾。同ブランドのアート・ディレクターを務める綿谷修が、アムステルダムで目にした光景や人々を生々しく大胆に切り取った写真作品を編纂。
Michael Cooper: You are Here | Robin Muir
60〜70年代初期のロックシーンを撮影し続けた伝説のカメラマン、マイケル・クーパーの作品集。本書は60年代のロンドンで活躍していたミュージシャン、アーティスト、詩人、作家のポートレート、レコードジャケットなどの仕事の数々などを収録。そのファッションから色濃く匂い立つ当時の空気感を感じる一冊。
The Bikeriders | Danny Lyon
激動するアメリカの姿を記録し続ける写真家、ダニー・ライアンが、シカゴを拠点とする「Chicago Outlaw Motorcycle Club」のバイカー達の姿を撮影したドキュメント写真集。特徴的なファッションやスタイルを記録した写真はもちろんのこと、バイク乗り達の心境や美学を伝えるインタビューも併せて掲載。復刻版。 英語表記。
すべてはALRIGHT RC Succession Japan Tour 319 | おおくぼひさこ
すべてはALRIGHT/忌野清志郎率いる日本のロックバンド、RCサクセションの1年間の全国ツアーを追ったドキュメント写真集。ライブの様子から楽屋風景、メンバーそれぞれのイラストや私物の写真など、彼らの世界観と素顔を覗くことができる一冊。撮影は仲井戸麗市の妻であり、写真家のおおくぼひさこ。
RCサクセション写真集 I feel good | 翁長裕
RCサクセション写真集 I feel good/忌野清志郎率いるロックバンド、RCサクセションの写真集。ライブ風景やオフショット、スタジオシューティングなどをカラーとモノクロで収録。写真と文は翁長裕。
Outsiders: American Photography and Film 1950s-1980s
ダイアン・アーバス、ギャリー・ウィノグランド、ナン・ゴールディンなどの写真家が撮影したアウトサイダーたちを収録した写真集。自分自身でいることに勇気のある人たち=アウトサイダーたちが、カウンターカルチャーのルーツであることを明らかにする。
Cheap Shots: A Photographic Look at Underground Bands Through the 80s and Beyond
1981年以来、バンドの写真を撮り続けるクリス・バロウズの写真集。1982年の最初のツアー中のU2、Bad Brains、Black Flag、Danzig、The Descendants、Fugazi、The Damned、UK Subsなどのライブ以外のオフショットも多数収録。スクリーチング・ウィーゼルのベンによる序文。
Hanne Borchgrevink: The Aesthetics of Plainness Paintings | ハンネ・ボルクグレヴィンク画集
ノルウェー出身のアーティスト、ハンネ・ボルクグレヴィンクの作品集。具象と抽象のあいだともいえる簡略化された「家」をいう身近なモチーフを繰り返し描くことによって、色彩、表面、知覚というカテゴリーを体系的かつ分析的に扱うことができる枠組みを作り上げている。 英語表記。
Sasanami | Masao Yamamoto 山本昌男
写真家・山本昌男と音楽家・内田輝による写真と音楽のプロジェクト作品。ページをめくると、静かな生命の刹那、息づく呼吸、空気を感じるよう。ミュージシャン・坂本美雨とのコラボレーションなど、内田輝の音源のダウンロード・コード付 […]
Red White Blue and God Bless You | Alex Harris アレックス・ハリス 写真集
Red White Blue and God Bless You/アメリカの写真家、アレックス・ハリスの写真集。ニューメキシコの山岳・高原地帯で暮す人々の生活を追ったドキュメント写真作品を多数収録。今や消えつつある文化の魂を記録した作品集。
Photo Film 1959-1990 | Danny Lyon ダニー・ライアン写真集
Photo Film 1959-1990/50年代から70年代、社会や文化・価値観がめまぐるしく移り変わるアメリカの姿を追い続けた写真家/ダニー・ライアンの写真作品集。1959年から1990年までに撮影された作品をもとに企画・開催された展覧会の内容を編纂。
幽霊の書 改訂版 | 関野凖一郎
版画家、関野凖一郎の私家版作品集。百鬼夜行、生霊、死霊、耳なし芳一、のっぺらぼうなど、幽霊や妖怪を題材とした版画作品を収録。限定200部発行。直筆献呈サイン入。
小島一郎写真集成 | 青森県立美術館
青森を拠点に北国の風景を撮り続け、39歳の若さで急逝した写真家、小島一郎の作品集。津軽平野の田で働く農夫たち、寒風吹き荒ぶ下北の浜辺の光景などを、強いコントラストで映し出した作品群を収録している。
Leon Spilliaert: From the Depths of the Soul | レオン・スピリアールト画集
ベルギーの象徴主義の画家、レオン・スピリアールの作品集。孤独で不眠症だったスピリアールは、人々が姿を消した深夜にひとり海辺を歩き、インスピレーションを求め、空間の奥行きと広がりを誇張する独特の手法によって、不安と謎に満ちた世界への通路に変貌させた。
竹尾 Paper & Print Series 2 シマメ 現代日本のカリグラフィ | 株式会社竹尾
紙の総合商社、株式会社竹尾の紙見本帳、Paper & prints series第2弾。紙は「シマメ」を使用。漢字、かな文字、アルファベットを使用したさまざまなカリグラフィは日本タイポグラフィ協会から提供されたもの。紙の持ち味と特徴を、さまざまな印刷や加工技術を通して直に触れることができる。 表紙に少スレ、少ヤケ、少汚れあり。本文の状態は並。
人工楽園 19世紀の温室とウィンターガーデン | シュテファン・コッペルカム
19世紀に建造された欧米の温室を紹介する写真資料集。バロック様式のオランジュリーから市民向けの娯楽施設としてのウィンターガーデンまで、豊富な写真とともに解説。
Wasted: When Trash Becomes Treasure | Katie Treggiden
持続可能性、気候変動、循環型経済といったトピックを取り上げ、デザインがこれらの問題にどのように関わっているかを探求したビジュアルブック。廃棄物を主な資源として利用している、進取の気性に富んだ30人のデザイナー、メーカー、製造業者を紹介する。 英語表記。
Kintsugi: The Poetic Mend | Bonnie Kemske
伝統的な金継ぎとは何か、どのように行われるのかを、歴史的な例やインタビューを交えて解説したヴィジュアルブック。「鋲打ち」「継ぎはぎ」など、さまざまな金継ぎの技法も紹介。さらに小説や詩の短編をあわせて掲載し、壊れたものがより強く、より美しくなるという比喩的な豊かさについても追求していく。英語表記。
大津絵 日本民藝館所蔵 | 尾久彰三
日本民藝館が所蔵する大津絵を紹介した資料集。滋賀県の大津周辺で描かれた民画で、街道を行き交う旅人等に縁起物として売られていたことでも知られる大津絵を、時代ごとに解説付きで紹介。冒頭の解説文は柳宗悦によるもの。解説は日英バイリンガル表記。
現代日本のブックデザイン Vol.2
1985年から6年間に日本で出版されたブックデザインの秀作を1000点以上掲載した、本の図鑑。評論家・紀田順一郎による序文「創造的ブックデザインの条件」、道吉剛「ブックデザイン昨日、今日」も収録。 函に少ヨゴレ・スレ・値札はがし跡有。表紙・背にヨゴレ・スレ有。本文経年並。
Tago Mago | KIM HIORTHOY
ノルウェーを代表するミュージシャンとして人気も高く、同時にイラストレーター、グラフィック・デザイナー、ファイン・アーティストとしてもワールドワイドで高く評価されるキム・ヒョーソイの2007年にノルウェーのベルゲンで行われたエキジヴィションを記念して企画された作品集。ペインティング、イラストはもちろん、コラージュ、写真、描き下ろされた小冊子等もくまなく収録され、キムの2007年当時の最新の仕事は、グラフィック・デザイン以外がほぼ網羅されている。ペインティングやイラストが単色での作品が多いため単色刷りに見えるが、印刷は4色刷り。最新の作品集で限定生産。
Lukasz Wierzbowski: Sequin Covered Swans
ポーランド出身の写真家、ウーカシュ・ウィズボウスキーの写真集。ヴィヴィアン・サッセンらに通じる身体的、視覚的表現が独特なモデルのポージングや色彩が魅力の一冊。初版460部発行。
ヴェネツィアの光 | 奈良原一高 写真集
ヴェネツィアの光/国際的な評価も高く、戦後日本において目覚ましい活躍を見せた写真家・奈良原一高の写真集。「沈みゆく都市」、「宇宙都市」、「石舞台を思わせる劇場都市」、「大地とのつながりを忘れさせる浮島」、幾度となくヴェネツィアに魅せられた著者が、街と夜の光を記録する。
Composition No.1 | 川内倫子、ベク・スンウ
韓国を代表する現代写真作家、ベク・スンウと写真家・川内倫子が携帯電話のカメラで撮影した写真を一冊にまとめた写真集。アートプロジェクトの一環として始まり、およそ10年ぶりに再会した二人が約100日間各自の日常を記録しながらメールでやり取りした書簡と写真で構成。二人にとって携帯カメラは旅行に出かける前の期待感や初めて写真に出会った頃の楽しい瞬間を思い起こす記憶の引き金として作動する。
目前心後 | 岩宮武二
米子市出身の写真家・岩宮武二のエッセイ集。日本の伝統的造形美を博物誌的に捉えた『かたち 日本の伝承』や、山陰から東北まで日本海の風物ときらめく四季を写した『日本海』など、生涯に30冊以上の写真集を残した岩宮武二の、読売新聞に13年間連載された文章から本人が選んだ一冊。
感動 | 齋藤陽道
第33回キヤノン写真新世紀優秀賞を受賞するなど、若い世代で最も注目される写真家のひとり、齋藤陽道の写真集。未知の存在と、世界と、自分。これらを貫いて、なお繋ぎなおすことができるもの。「感動」こそが、写真として、人としてのすべての起点であり、ないがしろにはできないものであることを直感する。アートディレクションは寄藤文平。
Sight | 朝海陽子
写真家・朝海陽子初の写真集。本書は、被写体となる人物が自ら映画を選び、自宅でリラックスしながら見始め、映画に没頭して無防備な状態になったころ、朝海がそっとシャッターを切ったシリーズ。写し出された被写体の服装や表情、部屋のインテリア、タイトルとなっている映画題名と都市名などの情報からは、被写体の人物像や日常を想像することができる。
Jack Pierson: New Pieces
英国のアーティスト、ジャック・ピアソンの作品集。コロナ禍に制作を始めたアッサンブラージュの新作を収録。アッサンブラージュは、初期のインスタレーション作品や象徴的な「ワード・ピース」など、ピアソンのキャリアにおいて重要な役割を果たしてきた手法。本作では主にスタジオ周辺で見つけたものを壁に直接貼り付けている。500部限定。 英語表記。
Michael Rakowitz: Backstroke of the West | Omar Kholeif
イラク系ユダヤ人をルーツに持つ米国人コンセプチュアルアーティスト、マイケル・ラコウィッツの初のモノグラフ。イラク文化に対するアメリカの認識を覆す歴史的、学術的、そしてラコウィッツの政治的責任のある作品を深く考察した一冊。
Lee Ufan 李禹煥 | 国立新美術館
2022年に国立新美術館で開催された「もの派」を代表する世界的なアーティスト・李禹煥(リー・ウーファン)の公式展示図録。本書は、1960年代から現代美術に関心を深め、60年代後半に入って本格的に制作を開始した初期作品から、彫刻の概念を変えた〈関係項〉シリーズ、最新作までを収録した一冊。
醜い花 | 原田宗典、奥山民枝
小説家、原田宗典による物語。うす紫の湖のほとりにこっそりと咲いている「醜い花」と冠せられた花。忌み嫌われるこの花を巡って、生と死、そして存在の理由を静かに語りかける。美しくも情緒的な絵と紡ぐ詩的世界。構成・デザインは原研哉。
Dvale | Ivar Kvaal
ノルウェーのオスロを拠点に活動する写真家、イヴァル・クヴァールの作品集。2008年にノルウェーのアフス病院が開業する前に撮影したもの。病院の慌ただしい日常生活とは対照的に、儚い静けさを内包する空間を記録。 英語表記。
ISGM/Laura Owens | ローラ・オーウェンス
アメリカのアーティスト、ローラ・オーウェンスの作品集。2001年にボストンのISGM (イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館)で開催された展覧会のカタログ。水彩、色鉛筆、切り絵、刺繍など様々な手法を用いて、イラスト的作品から抽象画まで幅広い画風の作品を掲載。
Jean Prouve: Architect for Better Days | ジャン・プルーヴェ
フランスの建築家、ジャン・プルーヴェのプレハブ住宅を特集した作品集。完成作品に加え、図面や手書きのメモ、制作過程を記録した写真など、豊富な図版をカラーとモノクロで掲載。英語表記。