今回のブログでは誠文堂新光社発行のグラフィック情報誌「アイデア」のバックナンバーから、海外のタイポグラフィやグラフィックを特集した号をピックアップしてご紹介します。
「アイデア」は1953年に創刊されて以来、国内外の良質なデザインを紹介し続けている雑誌です。デザインにまつわる仕事に就かれている方ならば必ず一度は手にとったことがあるのでは。デザインに煮詰まった。参考資料を探したい。そんなときは過去のデザインアーカイブを活用してみましょう。それでは、どうぞ。
32人のレタリング・カリグラフィー
アイデア No.131
- 出版社
- 誠文堂新光社
- 発行年
- 1975年
- 32人のレタリング・カリグラフィー/アルファベット・ショウ
- ベルギーの叙情派作家ヨセ・ゴファン
- バザレリーIII、20世紀の造形芸術
- 個性的なデザイナズグループ、トータルデザイン ほか




エイプリル・グレイマンとジェイム・オジャースの作品
アイデア No.167
- 出版社
- 誠文堂新光社
- 発行年
- 1981年
- 奥行きの深い空間の中の秩序だった無秩序:エイプリル・グレイマンとジェイム・オジャースの作品
- テツ・ヤマシタのデザイン
- 中川憲造のグラフィック・ストリート ほか



スイス派と80’sテイストがセンスよくミックスされているこのスタイル、たまりません。


今世紀のタイポグラフィックデザイン
アイデア No.256
- 出版社
- 誠文堂新光社
- 発行年
- 1996年
- パート1:今世紀のタイポグラフィックデザイン
- パート2:カッティング・エッジ・オブ・タイポグラフィック・デザイン
Typography ∞(タイポグラフィ・インフィニティ)と題された本号は、1冊まるまるモダンタイポグラフィを特集しています。
「パート1:今世紀のタイポグラフィックデザイン」は未来派からはじまり、デ・ステイル、ダダ、構成主義、バウハウス、アール・デコ、スイス派、そしてサイケデリック・ムーブメントへと、19世紀末から20世紀中盤までのタイポグラフィの潮流を辿ります。
「パート2:カッティング・エッジ・オブ・タイポグラフィック・デザイン」では、デザイナーのインタビューやコメントをはさみつつ、20世紀末までの国内外のタイポ作品を紹介。コンピュータ・グラフィックス黎明期を経て、進化し続ける文字のデザインを追うことができます。タイポグラフィックデザインの参考資料として、おすすめの1冊!






オトル・アイヒャー デザインとしての世界
アイデア No.322
- 出版社
- 誠文堂新光社
- 発行年
- 2007年
- 特集1:オトル・アイヒャー
- 特集2:海外雑誌カルチャー
- 雑誌文化を知るための読書案内
- ヘルムート・シュミット:デザイン・イズ・アティテュード ほか






トマト:アンダーワールド かたちをあたえること
アイデア No.337
- 出版社
- 誠文堂新光社
- 発行年
- 2009年
- トマト:アンダーワールド 「formgiving かたちをあたえること」
- ボブ・ギル 答えが導くイラストレーションとデザイン
- 日本のテクノ同人誌とフリーペーパー ほか





「アイデア」の人気のある絶版号はなかなか見つからなかったりもします。記事でご紹介した以外にもバックナンバーがございますので、この機会に入手しそびれた特集号を探してみたり、隠れた名特集を掘り出してみてはいかがでしょう。