Elliott Erwitt: Between the Sexes | エリオット・アーウィット
フランス出身の写真家であり、マグナム・フォトのメンバーでもあったエリオット・アーウィットの作品集。ダンスを踊る少年少女、肩を寄せ合う男女、ホームで抱き合う老夫婦。あらゆる年代の男女の姿が収められている。 英語表記。
メイド・イン・フチュウ 展覧会記録集 | 府中市美術館
2020年に府中市美術館で開催された展示のカタログ。美術家が美術館に通い制作を行うプログラム『公開制作』の20年の記録を紹介。2000年の開館から、80組90名におよぶ作家の公開制作、展示の様子を収録。
朝倉摂展 アバンギャルド少女 | BankART1929
2010年にBankART Studio NYKで開催された展覧会の図録。画家であり、舞台美術の世界で確固たる地位を築いてきた朝倉摂による仕事、絵本や小説の挿絵、ドローイングなどを紹介。
異界の風景 | 東京藝術大学大学美術館
2009年に東京藝術大学大学美術館で開催された展示図録。創造行為が発生する場を「異界」、表現が生まれる媒介となる「風景」を提起する試み。油画現職教員14名と東京藝術大学大学美術館収蔵の作品と解説を収録。
安齊重男の「私・写・録」1970-2006 | 国立新美術館
2007年に国立新美術館で開催された展示の図録。写真家、安齊重男が1970年から約40年の間に撮影した作品を紹介。ヨーゼフ・ボイス、イサム・ノグチ、ジャン=ミシェル・バスキア、村上隆ら著名な芸術家たちの若き姿や展示風景などを収録。カラー・モノクロ含む図版、テキストを収録。
Aesop | Jennifer Down ほか
スキンケアブランド、Aesop(イソップ)の初となるヴィジュアルブック。プロダクトや店舗などの写真に加え、創業者のパフィティスが初めて開いたヘアサロンについてや、製品開発における苦難、Aēsopならではの企業努力などといったエピソードを収録。 英語表記。
The Healthy Indoors: New Challenges, New Designs | Francois-Luc Giraldeau
居住者、利用者の心身の健康をデザインの中心に置いた空間設計を紹介する1冊。柔らかい印象を与えるアーチ型の出入り口、調節可能なスタンディングデスク、自然光が入る天窓など、住居や職場、店舗、病院ほか、45のケーススタディとともに図版、解説を収録。アイデアに溢れた数々の空間が収められている。 英語表記。
日本の古塔 | 西山清
大正期から活動し、アマチュア写真家団体「プレザント・クラブ」会長を努めた風景写真家、西山清の作品集。日本各地の寺社を巡り、撮影した塔のモノクロ写真を多数収録。限定1200部発行。
The Romance of the Cashmere Shawl | Monique Levi- Strauss
19世紀のヨーロッパで人気を博したカシミアショールの装飾デザインを紹介する写真資料集。花や松、糸杉、動物、人間にいたるまで、様々な装飾モチーフが施された美しいショールを鮮明なカラー写真で多数収録。 英語表記。
バウハウス・テイスト バウハウス・キッチン
2010年にパナソニック電工汐留ミュージアムで開催された展覧会にあわせて刊行された図録。多くの女子学生を採用するなど、女性躍進に大きく貢献してきたバウハウス。本書は女性を家事労働から解放するためのキッチンとその周辺器具に焦点を当て、豊富な資料とともに新たな社会像を問い直している。
丘の上の修道院 ル・コルビュジェ 最後の風景 | 范毅舜
20世紀を代表する建築家、ル・コルビュジエが手がけたリヨン郊外の丘の上に佇む宗教建築、ラ・トゥーレット修道院の謎を解き明かす写真資料集。無神論者を公言していたコルビュジエによって設計された、宗教的なシンボルは一切ない、自由で極端な建築スタイルのラ・トゥーレット修道院。そこに隠されていた多くの物語を、キリスト教徒であり写真家の范毅舜による写真、解説で紐解いていく。
メタボリズムの未来都市展 戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン | 広瀬麻美、佐々木瞳 他
2011年から2012年にかけて森美術館にて開催された「メタボリズムの未来都市展」の図録。社会の変化に合わせ有機的に成長する都市や建築物を提案するメタボリズム建築運動を紹介する、世界初の展示会。運動の中心人物は建築家の丹下健三、大谷幸夫、大高正人、評論家の川添登、グラフィックデザイナーの粟津潔など。500点以上の展示物によって、約80のプロジェクトを掲載。
日本の色 | 牧直視
写真家、牧直視の写真集。建築や寺、工芸、陶器、仏像など、日本の伝統的なものに宿る鮮やかで重厚な色彩を大胆かつ細部に着目して切り取った写真を大型図版で収録。巻末にテキストや解説も合わせて収録。限定600部刊行。
Paper Is a Leaf That Will Destroy Us in Its Fall | Sarah van Lamsweerde、Kris Dittel
ブリュッセルとアムステルダムと拠点に活動するアーティスト、サラ・ヴァン・ラムスヴェールデのアートブック。コンゴ民主共和国のレガ族に受け継がれる風習「ムタンガ」をテーマにしたプロジェクトをまとめたもの。様々な物品を紐に吊るし、ことわざを視覚化する「ムタンガ」を通し、物質とコミュニケーションの作用を探る。 英語表記。
Casper Sejersen: Belongs to Joe | キャスパー・セイェルセン
デンマーク出身のフォトグラファー、キャスパー・セイェルセンの作品集。ラース・フォン・トリアー監督の映画『ニンフォマニアック』の脚本の解説をまとめたフォトエッセイであり、教会の歴史、サディズム、ファシズム、植物学など、複雑な連想の連鎖の中に織り込まれた脚本の幾重もの層を解きほぐしていく一冊。 英語表記。
Murakami: Versailles | 村上隆
2010年にヴェルサイユ宮殿で開催された村上隆の展示風景をおさめた写真集。豪華なバロック様式の装飾と現代的なポップアートによる創造的な対話を記録している。当時の新作7点を含む22点の作品の展示風景のほか、準備作業、スケッチ、スタジオ写真などの制作過程も収録。 英語表記。
Maxime Guyon: Aircraft | マキシム・ギヨン
フランス出身のアーティスト、マキシム・ギヨンによる写真集。2017年から2020年にかけて航空機械の構成部品を撮影したもの。エンジン部分、緻密な回路、機内のシートなど、カラーによる70点の図版、解説を収録。コンセプチュアルな美学が凝縮された一冊。 英語表記。
Hibernation | Sander Van Wettum
オランダを拠点に活動する写真家、サンダー・ヴァン・ウェットタムの作品集。南ヨーロッパの海岸線に点在する観光地をオフシーズンに巡り撮影したもの。観光客のいないホテル、バー、レストランなどを、Hibernation=冬眠状態の超現実的な空間として新たな視点で捉えている。 英語表記。
福田繁雄展 福田美蘭展 2冊セット
2001年に世田谷美術館で開催された展覧会の図録2冊セット。グラフィック界の巨匠、福田繁雄のポスターをはじめ、立体造形、オブジェほか、現代美術家、福田美蘭による新作絵画を中心とした99年代以降の作品を掲載。
実験工房と瀧口修造 第11回オマージュ瀧口修造展
1991年に佐谷画廊で開催された展示の際に刊行された図録。瀧口修造が主宰した芸術家集団・実験工房の活動、駒井哲郎、大辻清司、武満徹、湯浅譲二ら、作家たちによる作品、記録写真ほか、瀧口修造による実験の精神を再録。 日本語、英語表記。
Inujima Note 犬島ノート
瀬戸内の犬島アートプロジェクトの全容を紹介した一冊。三島由紀夫をモチーフとした「ヒーロー乾電池」や、「家プロジェクト」のインスタレーションなど様々な作品を多数の写真とテキストで解説。明治・大正期に10年間操業し、廃墟となった銅の精錬所跡を舞台に出現した巨大なインスタレーション作品に込められたメッセージを、「美術史」「日本近代と産業遺産」といったキーワードから読み解いていく。
ミレー<晩鐘>の悲劇的神話「パラノイア的=批判的」解釈 | サルバドール・ダリ
シュルレアリスムの代表的作家、サルバトール・ダリの絵画観をまとめた理論書。ダリに脅迫的イメージとして影響力を与えた、ジャン=フランソワ・ミレーによる<晩鐘>の考察、シュルレアリスムと精神分析についてなど新資料を交え、図版と併せて紐解いていく。
水の音が走る夕刻 | 金田実生
画家、金田実生が2018年に府中市美術館で公開制作した作品をまとめた一冊。制作は4月から7月に行われ、府中の公園などの周囲の環境が、初夏から夏へと移ろいで行く気配、纏う空気、その変化の姿を描く。
南蛮渡来気分 限定500部 | 大塚健二、寺本界雄
版画家、大塚健二の作品集。時は江戸、鎖国の日本から見た南蛮文化をテーマにした版画をカラーで収録。絢爛な南蛮人の衣装や装飾品を緻密な版で表現する。執筆は寺本界雄。巻末には「日本の南蛮美術」を収録。
Helmut Newton: Work | ヘルムート・ニュートン
20世紀後半におけるファッション写真の巨匠、ヘルムート・ニュートンの写真集。1960年代から1990年代にかけて撮影された作品を収録。ファッション、ポートレート、ヌードなど、挑発的でエロティックなヘルムート・ニュートンのインパクトのある作品が収められている。 英語、フランス語、ドイツ語表記。
小金沢健人展 動物的 | 猪熊弦一郎現代美術館
香川県丸亀市にある猪熊弦一郎現代美術館。略称MIMOCAが新進気鋭のアーティストを紹介するMIMOCA’S EYEの第二弾。アーティスト小金沢健人は、身の回りにあるものを作品の素材として用い、そこに手を加え、視点を変え、あるいは「動き」や「音」などと組み合わせることで、日常の中に潜む謎や美しさを現出させる。本書は、本展の出品作品を撮り下ろした写真を中心に、2009年までに国内外で発表された作品の中から、インスタレーション作品を選んで多数収録した一冊。
ドリス・サルセド展 | 広島市現代美術館
2014年の広島市現代美術館で開催された展示のカタログ。現代美術を通して平和を希求する「ヒロシマの心」を世界へと発信する表現の活動を行った作家の業績を顕彰する「ヒロシマ賞」を受賞したビジュアルアーティストのドリス・サルセドの作品を紹介。
【新刊】 デレク・ジャーマンの庭 | 創元社
英国の映画監督デレク・ジャーマンの庭を、友人でもある写真家ハワード・スーリーが撮影した写真集。日本語版。ダンジネス原子力発電所に面する荒涼とした土地を、美しい庭園へと変化する過程を記録。
融点・詩と彫刻による | うらわ美術館
2002年にうらわ美術館で開催された展示の図録。「本をめぐるアート」を作品の収集方針としてきたうらわ美術館による関連展覧会。河口竜夫×篠原資明、村岡三郎×建畠晢、若林奮×吉増剛造ら、彫刻家と詩人との組み合わせから「本」について考える。作品図版、解説を収録。
HEAVEN ヘヴン 創刊号 | 羽良多平吉
伝説のオルタナティヴ系成人向け自販機雑誌『Jam』の後継誌『HEAVEN』創刊号。巻頭特集「直観」、鈴木いづみ「普通小説」、佐内順一郎・山崎春美・近藤十四郎の座談会「編集と変態の超存在学」などを収録。表紙と一部ページのデザインを羽良多平吉が手がけている。
Norm: Dimension of Two
2020年にチューリッヒデザイン美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。スイス・チューリッヒを拠点に活動するデザイン事務所、Normによるグラフィックデザインの基本原則をまとめた1冊・サイズ比、ページ分割、グラフィック・オブジェクトなど9つの章にカテゴライズして紹介する。 英語表記。
Peter Saville: Editions | ピーター・サヴィル
イギリスのグラフィックデザイナー、ピーター・サヴィルが2002年から2019年の間に手がけた印刷物とマルティプル作品を収録した『Peter Saville: Prints and Multiples』と、ドイツのアーティスト/アンナ・ブレストマンとの共作『Anna Blessmann and Peter Saville: Signs』の2冊組。 英語表記。
Graphic Herman Miller | ハーマン・ミラー
アーロンチェア、ノグチ・テーブル、イームズラウンジチェアなどを生み出したハーマン・ミラー。この20世紀を代表する家具製造メーカーが展開してきた広告デザイン、図面、パンフレット、ポスターなどを収録。
アートディレクター 太田英茂の仕事 | 長野県信濃美術館
2012年に開催された「アートディレクター 太田英茂の仕事」の図録。昭和初期に広告会の神様とも称された太田英茂。少年時代から、花王宣伝部時代、共同広告事務所の設立、そして戦後の活動にいたるまで、その業績と仕事の全貌を紹介する。
Book Covers in Wadaland | 和田誠
デザイナー、イラストレーターとして活躍した和田誠が、20年間に装丁を手がけた書籍・文庫を中心に、フルカラーで一挙に収録。手描き文字、イラストレーション、写真など多彩な手法を用い、長年にわたって数多くの書籍を飾ってきた氏の仕事を一望できる1冊。
Foale and Tuffin: The Sixties, a Decade in Fashion | Iain R. Webb
1960年代のイギリスを代表するデザイナーユニット、フォール&タフィンの作品集。2人が手がけたデザインの数々や貴重なスケッチ、インタビューなどの豊富な資料を通して、わずか10年の活動でありながらも、ロンドンのカルチャーシーンに多大な影響を与えた彼女たちの軌跡と全貌をたどる一冊。 英語表記。
Trine Sondergaard: 203 Works | トリーネ・ゾンダーガード
デンマーク人ヴィジュアルアーティスト、トリーネ・ゾンダーガードの作品を包括的に網羅した作品集。15年間に及ぶ制作活動から生み出された10以上のプロジェクトを見ることができる。初期の風景写真シリーズ『How to Hunt』、デンマークの邸宅のインテリアを撮った想像をかき立てられる『Interior』、歴史的な頭飾りをつけた少女たちの瞑想的なポートレート『Strude』、『Guldnakke』、『Hovedtøj』、その他の重要な作品とともに初公開となる新作も収録。 英語表記。
Tokyo Parrots | 水谷吉法
写真家、水谷吉法が東京で大量発生したライムグリーンのインコを撮影した作品集。得意とするストロボ撮影で映し出されたインコと都市の風景との違和感を、鮮やかな色彩で観るものへ問いかける。
Luke Stephenson: An Incomplete Dictionary of Show Birds | ルーク・スティーヴンソン
イギリスの写真家、ルーク・スティーヴンソンによる作品集。ショーバードと呼ばれる品評会に参加するような色とりどりの鳥たちを1羽ずつ撮影したもので、シンプルな構成も美しい一冊。 英語表記。
Gregoire Pujade-Lauraine: Double Orbit | グレゴワール・プジャド・ロレイン写真集
フランス人写真家、グレゴワール・プジャド・ロレインの写真集。秘密の通路、巨大な鍵、コンクリートでできた黒い月など、西欧の都市に形成された一見不可解な建築物やそのディテールを写し出した一冊。本来関係性のないそれぞれの写真は組み合わせられることによって物語性を帯び、まるでタロットカードのような意味付けを感じさせる。限定1000部発行。英語表記。
The School Prints: A Romantic Project | Ruth Artmonsky
第2次世界大戦末期に行われたスクール・プリント・プロジェクトおける作品とその歴史についてまとめた作品資料集。スクール・プリント・プロジェクトはブレンダ・ローンズリーによって企画され、イギリスの子どもたちが現代美術家たちによるアートに触れる機会を作るために実施された。本書ではヘンリー・ムーアやパブロ・ピカソ、アンリ・マティス、ラウル・デュフィらと契約し、制作されたリトグラフ作品を収録するとともに、商業的には成功しなかったものの20世紀半ばのイギリス美術において重要な運動となったこのプロジェクトについて資料とともに紹介する。 英語表記。
Pablo Neruda, Isidro Ferrer: Libro de las Preguntas | パブロ・ネルーダ、イシドロ・フェレール
チリの詩人で政治家のパブロ・ネルーダと、スペインを拠点に活動するグラフィックデザイナーでイラストレーターのイシドロ・フェレールによる作品集。ネルーダの詩的な遺言とも言われている本書は、見開き左側のページにネルーダの詩が、右側にフェレールによる作品がモノクロの写真で添えられており、どこかユーモアと奇妙さが入り混じったような世界観となっている。 スペイン語表記。
写真集 棟方志功 | 飯窪敏彦
国際的にも評価されている日本の板画家、棟方志功の制作風景を撮影した写真集。彫る、摺る、画く…写真を通して伝わってくる棟方の制作に対する姿勢と激しい情熱、そして日常の穏やかな一面まで、モノクロ写真で芸術家、棟方志功の様々な姿を捉えている。
宮本隆司写真展 壊れゆくもの・生まれいずるもの | 世田谷美術館
2004年に世田谷美術館で開催された展示のカタログ。写真家、宮本隆司の代表作である『建築の黙示録』や、展覧会のために撮影された『ピンホールの家』などのシリーズ作品を紹介。劇場、映画館、刑務所などの巨大建築のつかの間の廃墟の姿、東京やパリの路上生活者の段ボールの家、阪神淡路大震災の崩壊した建築物など、変貌する都市と建築の姿、内包する問題が写し出される。