Louis I Kahn | ルイス・I・カーン
第二次世界大戦後の近代建築に大きな影響を与えた巨匠、ルイス・I・カーンの資料集。イェール大学美術館、キンベル美術館、ソーク研究所、インドやバングラデシュでの作品、そしてカーンの死後40年を経て実現したニューヨークのフォーフリーダムズ・パークなどの仕事や、実現しなかったプロジェクトを幅広く取り上げ、豊富な図版とともに包括的に解説している。 英語表記。
少年民芸館 | 外村吉之介
民芸運動家、染織家の外村吉之介による親子民藝入門書。世界各国の器や籠、人形、織物などをカラーとモノクロで掲載し、やさしく解説。毎日の暮らしを美しく良くするための道具を提案する。装丁は柚木沙弥郎。
Less Is More(Difficult): 20 Years of Design at Blu Dot | ブルードット
アメリカの家具ブランド、ブルードットの設立20周年を記念して出版された写真資料集。初期の作業用ベンチのデザインから、ユビキタスで象徴的なベリーグッドチェアまで、20年分のアイデア、インスピレーション、デザイン、製品を収録し、現代アメリカ家具を代表するブランドの進化を記録している。 英語表記。
Memphis: Plastic Field | Constance Rubini、Jean Blanchaert
イタリアのポストモダンを代表するデザイン集団、メンフィスの作品集。2019年から2020年にかけて開催された展示会に際して刊行されたもの。世界中で成功をおさめた作品を年代順に紹介するほか、インタビューなどもあわせて掲載。
Barkow Leibinger: Spielraum
ドイツ・ベルリンを拠点にする、フランク・バーコフとレジーヌ・ライビンガーによって設立された建築オフィス「バーコフ・ライビンガー」の作品集。プロトタイプやインスタレーションから近年のプロジェクトまで、5つのテーマ分野に分けて包括的に紹介。 英語表記。
Wild at Home: How to Style and Care for Beautiful Plants | Hilton Carter
インテリアスタイリストやファインアーティストとしても知られるヒルトン・カーターが、植物のある暮らしについて紹介。200種類以上の植物を育てているカーターが、植物の手入れに必要なノウハウ、植物の飾り方、適切な鉢の見つけ方などを写真とテキストで詳しく解説。英語表記。
Kengo Kuma a LAB for Materials くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質 | 東京ステーションギャラリー
2018年に東京ステーションギャラリーで開催された展示の図録。建築家、隈研吾の30年に及ぶ活動を紹介。物質との対話をテーマに置き、竹・木・紙・土・石・火・金属・膜/繊維といった章にわけ、その仕事が有機的に広がっていく様を記録している。
欧文文字の基本 | 田中正明
女子美術大学教授・田中正明による新技術シリーズ、欧文文字の基本篇。書体の紹介から、欧文書体の移り変わり、そして現代生活の中の書体まで、豊富な図版とテキストで解説する。装丁は米村隆。
Botanical Inspiration: Nature in Art and Illustration | Victionary
世界中の様々な植物にまつわるイラストレーションをあつめた作品集。時代も国も超えた作品の数々からは、植物そのものの美しさや、多彩な表現方法、芸術的テクニックを楽しむことができる。英語表記。
Fresh Fly Fabulous: 50 Years of Hip Hop Style
ヒップホップのスター達が魅せる、ヘア、ネイル、シューズやスニーカーなど、過去半世紀にわたるヒップホップスタイルの決定版となる一冊。KANGOL、Versace、Timberlandなどを身につけたアーティスト達の写真とともに、ヒップホップファッションの進化をたどる。 英語表記。
Rene Gruau: Master of Fashion Illustration
イラストレーター、ファッションデザイナー、ルネ・グリュオーの作品集。写真が主要な媒体となる以前、1940年、ディオールのキャンペーンに参加したのを皮切りに、20年以上にわたってファッションデザインの最前線に立ち続けたグリュオー。本書では、ディオールとの長く実りあるパートナーシップに加え、ジバンシー、バルマン、バレンシアガ、ラクロア、スキャパレリといった高級デザイナーとの仕事を紹介。フランスファッションの黄金時代を華やかに紹介する決定版といえる一冊。
1017-ALYX-9SM, Preparation F20
ファッションデザイナーのマシュー・ウィリアムスが手掛けるブランド「ALYX」のヴィジュアルブック。パリで開催されたALYXのショーへと導く様々な「準備」にまつわる出来事に焦点を当て探求した一つのシーズナル・シリーズの第四作。本作では、ロンドンを拠点に活動するアーティスト、ユアン・マクファーレンの彫刻に焦点を当てつつ、アレクサンダー・ガーバー、OK-RM、ゲイリー・ギルとのコラボレーションでデザインされたバックステージミラーにもフィーチャー。ロンドンを拠点とするフォトグラファー、エスター・シーカーによる写真と、デザインユニット「OK-RM」によるアートディレクションによって作られた本作は、結果親密なコラボレーションを生み出した。 新刊書籍。
August Sander: Masterpieces | アウグスト・ザンダー 写真集
ドイツの写真家、アウグスト・ザンダーの写真集。1910年代から20年代にかけてのドイツ社会の類型的な肖像画を制作したザンダーの画期的なプロジェクト「20世紀の人々」から厳選したマスターポートレートを紹介するもの。 英語表記。
Ilulissat: Sculptures of Change, Greenland 2003-2017 | Olaf Otto Becker
ドイツの写真家、オラフ・オット・ベッカーの作品集。グリーンランド西部で最も古い集落のひとつ、イルリサットを起点に極海域をボートで移動し、氷山を撮影したもの。 英語表記。
武井武雄作品集 II 版画 | 武井武雄
昭和を代表する装丁家でありイラストレーターでもある武井武雄の版画集。画と併せて詩も掲載。限定700冊。片面印刷仕様。冒頭に小林義昭による手摺版画を収録。
Alan Fletcher: Picturing and Poeting | アラン・フレッチャー
イギリスのグラフィックデザイナー、アラン・フレッチャーの作品集。スケッチや頭に浮かんだアイデア、そしていたずら書きなどから生まれた作品とともに、詩的テキストを併せて掲載。英語表記。
iichiko design 「いいちこ」のポスターとデザインワークの世界 | 三和酒類株式会社
iichiko design 「いいちこ」のポスターとデザインワークの世界/三和酒類株式会社の麦焼酎「いいちこ」の広告作品集。アートディレクター、河北秀也がデザインを手掛けたことでほかの酒類とは一線を画した「いいちこ」の広告作品。12年間の間に制作されたポスター広告や、新聞広告といった作品をカラーで多数収録。
Saul Steinberg: The Labyrinth | ソウル・スタインバーグ
ルーマニア出身のイラストレーター、ソウル・スタインバーグによる作品集。1956年に『ニューヨーカー』の仕事でロシアを訪れた際に見た人物や風景のドローイング作品を中心に収録。
リトル・ドラマー・ボーイ | 舟越桂
彫刻家・舟越桂が、妻へのクリスマスプレゼントに作った手製の絵本を書籍化したもの。貧しい少年がただ一つの持ち物である太鼓と共に、救い主といわれる赤ん坊を賛美しに行く物語を、やさしいタッチで描いている。
The Detroit Printing Co-op: The Politics of the Joy of Printing | Danielle Aubert
1970年代のデトロイトにおける印刷協同組合・Detroit Printing Co-opの活動を追った資料集。フレディ・パールマン家と仲間たちによってはじまったDetroit Printing Co-opでは、「Society of the Spectacle」の英訳版の出版や、政治、社会問題、労働問題、人種問題などにまつわる内容を書籍化。実験的な印刷方法やコラージュなどの技法を駆使した出版物からは、社会に対する問いかけに加え、デザインのもつ可能性や自らが手掛けるものへの誇りが感じられる。
上村一夫原画展「風狂の人」を開催します
いや〜ついに!というか再び!と言うか、みたび(三度)というか、3月10日(金)より上村一夫原画展を開催します。嬉。 今回の展示タイトル「風狂の人」は、名作・狂人関係の巻末に寄せた久世光彦氏のエッセイから。久世さんは風狂の […]
Umgang mit Menschen | Saul Steinberg ソウル・スタインバーグ
ルーマニア生まれのアメリカの漫画家・イラストレーター、ソウル・スタインバーグのイラスト集。五線譜に描かれた音楽家やBARに集まる同じ顔かたちの男たち、くすっと笑ってしまうような人々がユーモアにときには風刺的に描かれる。小口にマーブル染めが施された貴重な一冊。
長い名まえ 諸国むかし話 | 福田繁雄
国際的にも活躍したグラフィックデザイナー、福田繁雄による絵本。デフォルメされた造形とトリックアートが合わさった、遊び心のあるデザインが特徴の福田らしい個性が詰まった一冊。
The Ugly Duckling | Warja Lavater
スイス出身のイラストレーター、ウォーリャ・ホネガー・ラヴァターによる蛇腹折りの絵本。「みにくいアヒルの子」を独自の記号に置き換え物語を表現。イラストとともに記号表、要約文が収録。英語、ドイツ語、フランス語表記。
Walk, Don't Walk, Walk, Attendez, Gehe, Don't Walk, Passez, Warte, Walk, Don't | Warja Lavater
スイス出身のイラストレーター、ウォーリャ・ホネガー・ラヴァターによる蛇腹折りの絵本。チューリッヒのアトリエでオリジナルのリトグラフから印刷されたもの。人のようにも見えるイラストが連なりどこへ向かうのか、想像力が膨らむ一冊。
Homo Sapiens? | Warja Lavater
スイス出身のイラストレーター、ウォーリャ・ホネガー・ラヴァターによる蛇腹折りの絵本。人類の進化を地図という手法で表現。綿密に描かれたイラストは一枚ずつページをめくっても、横に引き伸ばし一枚の絵としても、全てが繋がっていく構成の一冊。
17のこもりうた | 和田誠、高橋睦郎
イラストレーター、グラフィックデザイナー、エッセイストなど多彩な顔を持つ和田誠が、ライトパブリシティ在籍時代に私家版として刊行した7冊の絵本のうちの最後にあたる一冊。詩人・高橋睦郎のタッグを組み、自ら作曲した童謡に高橋の歌詞をつけ、音符とイラストで表現した美しい一冊。和田誠の私家版絵本の中でもなかなか市場に出回らないコレクターズアイテム。
船の本 | 柳原良平
寿屋(現・サントリー)宣伝部でユニークなキャラクターを産み出し一世を風靡した、イラストレーター・柳原良平のエッセイ集。船キチと称されるほど筋金入りのマニアだった柳原良平による、船にまつわるエッセイとあらゆる国々の船イラストで構成された一冊。
E. McKnight Kauffer: The Artist in Advertising | エドワード・マクナイト・カウファー
キュビズム、ヴォーティシズム、シュルレアリスムといった新しい視覚言語を駆使して、商業美術の発展を形作るモダンなグラフィックスタイルを創り上げたデザイナー、エドワード・マクナイト・カウファーの作品集。ロンドンの交通機関、ランダムハウス、アメリカン航空、シェルなど主要なクライアントのための洗練されたデザインから、第二次世界大戦中の連合国のプロパガンダポスター、ブックカバー、ラグ、衣装、舞台装置まで、カウファーのキャリアをすべて網羅した1冊。 英語表記。
SangBleu Typeface | SWTY Publishing
SangBleu書体の発売を記念して、スイス・タイプフェイス社が発行した書体見本帖。Empire、Kingdom、Republic、Versailles、Sunriseの5つのファミリーで構成されるSangBleuを、ユニークで自由なグラフィック表現で紹介。見出しやイタリック体、小説や雑誌の本文組など、大小さまざまなサイズの使用例を掲載。 英語表記。
Ghost Signs: A London Story | Sam Roberts、Roy Reed
ロンドンで最も印象的で歴史的に重要なゴーストサイン(=古い手描き広告)約250点を、地理的な位置と、アーカイブや他の文脈の画像を添えて紹介する資料集。ありふれた光景に隠された広告の名残を、都市考古学的な見地で解説している。 英語表記。
Candida Hofer: Editions 1987-2020 | カンディダ・へーファー写真集
ドイツの写真家、カンディダ・へーファーの写真集。1987年から2020年の間に撮影した、図書館、オペラハウス、コンサートホール、教会、美術館などのエディション付の作品約100点を、アンネ・ガンテフューラー・トリエの紹介文とともに収録したもの。 英語表記。
安部公房写真展 Kobo Abe as Photographer | ウイルデンスタイン東京
1996年に開催された安部公房写真展の展示会図録。路上に寝そべる酔っぱらいや道端に投げ捨てられたゴミなど、「見えているようで、見ていないもの」を作品として白黒のスナップ写真で「見せて」いる。晩年に撮られたセルフポートレートなども含め55点の作品を収録。
ミクロ=サロン | 東京画廊
1961年に東京画廊で開催された展示の図録。岡本太郎や白髪一雄ら気鋭の21名のアーティストが参加し、本書には各作家が1人1枚ずつ描いたイラストカードが収録されている。
森山大道 記録 20
森山大道が1972年に自身の写真を見つめ直すために個人で出版し始めた『記録』シリーズ、第20号。本書は、2011年9月東伊豆一泊の旅を記録したもの。きらめく夜景、怪しいオブジェ、キッチュな秘宝館などを撮影。
森山大道 記録 23
森山大道が1972年に自身の写真を見つめ直すために個人で出版し始めた『記録』シリーズ、第23号。本書では、2012年にウィリアム・クラインとの二人展開催のため訪れたロンドン(一度目は5月に会場下見のため数日、二度目は10月の展覧会オープニングのために2週間)滞在中のストリートスナップを掲載した一冊。
森山大道 記録 26
森山大道が1972年に自身の写真を見つめ直すために個人で出版し始めた『記録』シリーズ、第26号。本書では、代名詞となった新宿ではなく、自身が10年余り住み続けた池袋に舞台を移し、そこに行き交う人や街の匂いを閉じ込めた1冊。
Boats, Books, Birds | Robert Adams、Joshua Chang
アメリカの写真家、ロバート・アダムズが自身で手作りした木製のオブジェを撮影した作品集。本や鳥、船などのオブジェはアダムスが暮らす自宅の風景に溶け込み、分断する世界の中で一貫性を求める彼の知られざる一面が見て取れる。ニューヨーク公共図書館の写真部門のシニアキュレーターであり、編集者でもあるジョシュア・チャンとの共著。 英語表記。
Exist Otherwise: The Life and Works of Claude Cahun | クロード・カアン
フランスの芸術家、写真家、クロード・カアンの写真集。世界中が大混乱だった1920年代から30年代、前衛演劇に携わり、シュルレアリスムに傾倒し、写真、フォトモンタージュ、文章でジェンダーの固定観念に挑戦した。本書は彼女の生涯を描き、その複雑な文章やイメージを分析することで、多くの読者にその魅力を伝える一冊。
つつみのことわり 伊勢貞丈「包之記」の研究 | 山口信博+折形デザイン研究所
2013年に開催された展示の図録。天保11年に伊勢貞丈が記した『包結図説』の上巻『包之記』を、山口信博と折形デザイン研究所が読み解く。贈答の際の包みと結びの礼法「折形」のバイブルを現代的に蘇らせた1冊。
Picasso: Ceramics | パブロ・ピカソ
20世紀を代表する芸術家、パブロ・ピカソの陶磁器作品集。様々な陶材、酸化物、釉薬を用いて実験を行い、気まぐれでエレガントな形と線の陶製の作品を生み出したピカソ。その中から最も重要な陶磁器作品150点以上を美しい4色刷りで再現するとともに、この媒体を使った作品についての新しいテキストも掲載。 英語表記。
Herman Miller: A Way of Living | Amy Auscherman、Sam Grawe、Leon Ransmeier
アメリカンモダンデザインを代表する家具メーカー・ハーマンミラー社の資料集。同社のアーカイブから2000枚以上の写真をピックアップして収録し、その革新的な歴史を10のチャプターにわけて包括的に紹介。
ランプ | 榎恵
ランプ/近代日本における照明・ランプのプロダクトデザイン集。「無尽灯」「明治の石油ランプ」「ランプ時計と時計ランプ」などを収録し、時代ごとのランプの種類・構造や用法詳細に解説。灯明皿から石油ランプまで、技術と風俗にみる東西のともしびの移りかわり(函より)。