Silke Otto-Knapp: In the Waiting Room | シルケ・オットー・ナップ
ロサンゼルスを拠点に活動するアーティスト、シルケ・オットー・ナップの作品集。2020年にシカゴ大学ルネッサンス・ソサエティで開催された展示に際して出版されたもの。黒い水彩絵の具を何層にも重ね、多次元的な舞台装置を思わせる力強い空気感を生み出している。 英語表記。
Cave | 角田純
アーティスト、角田純による初の作品集。過去20年の間に描かれた、淡い色彩の抽象画や作品の展示風景などを多数掲載。光の角度で見え方が変化するような、あたたかく繊細な世界がつまった一冊。
Frida Kahlo: Brush of Anguish | フリーダ・カーロ
民族芸術の先駆者であり、メキシコの現代絵画を代表する画家、フリーダ・カーロの作品集。ポートレートを中心とした絵画作品とともに幼少期から晩年までのエピソード、資料写真を紹介。カラー・モノクロ含む作品75点の図版、解説を収録。苦悩や痛み、その心の内面を鮮やかな色彩と力強いタッチで表現する。 英語表記。
ロシアの夢 1917-1937 | 埼玉県立近代美術館 ほか
2009年から2010年にかけて埼玉県立近代美術館などを巡回した展示の図録。1917年のロシア革命以後、20年間のロシア・アヴァンギャルドが見た夢と激動の時代を紹介。芸術家たちが手がけたポスターや雑誌、テキスタイル、陶器、建築などの図版、解説を収録。
Siegfried Odermatt & Rosmarie Tissi: Graphic Design | ジークフリート・オデルマッツ、ロスマリー・ティッシ
スイスのグラフィックデザイナー、ジークフリート・オデルマッツとロスマリー・ティッシの作品集。1950年前後から1990年代に手がけた、ブックデザインやポスター、切手、パッケージデザインなどを紹介。カラーによる図版とともに、ゴットフリード・ホネガー、ポール・ランド、新島実らによる寄稿を収録。 ドイツ語、英語、一部日本語表記。
Adrian Frutiger: Eine Typografie | アドリアン・フルティガー
スイス出身の書体デザイナー、アドリアン・フルティガーのタイポグラフィに関する指南書。アルファベットの成り立ち、デザイン、書体設計ほか、豊富な図版とともに解説を収録。 ドイツ語表記。
The Art of Illumination: The Limbourg Brothers and the Belles Heures of Jean de France, Duc de Berry
中世ヨーロッパにおいて最も美しいとされる装飾写本「時祷書」の資料集。ベリー公ジャン・ド・フランスがミニアチュール画家・ランブール兄弟に描かせたもの。キリストの生涯と宣教の場面、聖母マリアの祈りなど、写本の原画と同じ大きさで掲載。 英語表記。
The Book of Kells | Bernard Meehan
中世初期ヨーロッパで書かれ、現存する貴重な写本のひとつ「ケルズの書」の研究書。全ページに渡って描かれた伝道者とそのシンボル、特徴的なレタリング、動物、人物を組み合わせた装飾など、独創的で複雑なイメージをほぼ原寸大で掲載。
【新刊書籍】 色と形のずっと手前で | 長嶋りかこ
グラフィックデザイナーの長嶋りかこによるエッセイ集。妊娠、出産、育児を経て感じた仕事と育児の両立の壁。育児の時間と仕事の時間、立ちはだかる資本主義社会、暮らしの中でみえてくる様々な現代社会の問題を巡る混沌、その中で自身と社会と向き合い続けた6年間の記録。
クリエイション 1号 | 田中一光、ブルーノ・ブルーニ、ポール・ランド 他
亀倉雄策が編集長・アートディレクターを務めたデザイン誌「クリエイション」第一号。田中一光、ブルーノ・ブルーニ、ポール・ランド、スタシス・エイドリゲヴィチウス、早川良雄、サイトウ・マコトらのグラフィックデザインを紹介。
クリエイション 2号 | 亀倉雄策
亀倉雄策が編集長・アートディレクターを務めたデザイン誌「クリエイション」第二号。横尾忠則、元永定正、レイモン・サヴィニャック、オルガー・マチス、ロイ・カラッザーズ、仲條正義らのグラフィックデザインを収録。
クリエイション 3号 | 亀倉雄策
亀倉雄策が編集長・アートディレクターを務めたデザイン誌「クリエイション」第3号。杉浦康平、野又穫、ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン、ソフィー・グランヴァル=ジャスティス、ロマン・シェスレヴィッチ、チャールズ・アンダーソン、戸田正寿、瀧口修造らのグラフィックデザインを紹介。執筆陣は田中一光、永井一正、亀倉雄策ほか。
クリエイション 5号 | 亀倉雄策
亀倉雄策が編集長・アートディレクターを務めたデザイン誌「クリエイション」第5号。永井一正、カール・コラプ、オーダーマット&ティッシ、アレン・ル・フォール、アイヴァン・チャマイエフらのグラフィックデザインを紹介。 執筆陣は米倉守、田中一光ら。
クリエイション 13号 | 亀倉雄策
亀倉雄策が編集長・アートディレクターを務めたデザイン誌「クリエイション」第13号。ヤン・サフカ、ブルーノ・モングッツィ、マッシモ・スコラーリ、アーヴィング・ペン&三宅一生、土橋とし子、たむらしげる、リラ・ロジャース、佐藤晃一らの作品を紹介。執筆陣は三宅理一、椎名誠、ポール・デイビス、早川良雄ほか。
Walter Niedermayr: Kazuyo Sejima + Ryue Nishizawa / SANNA | ウォルター・ニーダーマイヤー、妹島和世、西沢立衛
イタリア出身の写真家、ウォルター・ニーデルマイヤーと妹島和世と西沢立衛による建築家ユニットSANAAとのコラボレーションの長期プロジェクトを記録したもの。金沢21世紀美術館、デイケアセンター、鬼石町多目的ホールなどの建築物を撮影。写真と建築の共存、空間の表現を淡い彩色によって映し出す。 英語表記。
Walter Niedermayr: Raumfolgen 1991-2001 Eikon Sonderdruck #7 | ウォルター・ニーダーマイヤー
2001年に開催された展覧会の際に刊行されたもの。イタリア出身の写真家、ウォルター・ニーダーマイヤーの作品集。イタリアとドイツの病院で撮影された手術室、待合室、病院の廊下、霊安室など、病院を巡るような様々な視点で写し出される。 ドイツ語、英語表記。
Bernard Plossu: Les Paysages Intermediaires | ベルナール・プロス
フランスの写真家、ベルナール・プロスの作品集。北米、中米、ヨーロッパなど各地を旅して撮影された作品を収録。1988年にポンピドゥーセンターで行われた展覧会にあわせて出版されたもの。 フランス語表記。
Rijksmuseum | Wijnanda Deroo
2013年にアムステルダム国立美術館再オープンを記念して刊行された写真集。写真家のワイナンダ・デローが、アムステルダム国立美術館の2004年の改修工事から、その変貌を記録したもの。所蔵作品と工事中の部屋、壁や床が抜かれたフロアなど、着々と進行する美術館の姿を映す。 オランダ語表記。
Brett Weston: A Personal Selection | ブレット・ウェストン
20世紀を代表するアメリカの写真家、ブレット・ウェストンの作品集。抽象絵画のような砂漠、荒涼とした土地、花や植物、ビルの反射、女性のヌードなど、ウェストン自身によって選ばれたモノクロ作品100点を収録。 英語表記。
Robert Frank: The Lines of My Hand 改訂版 | ロバート・フランク
アメリカの写真家、ロバート・フランクの写真集。シュタイデル社にる改訂版。1940年代の初期写真から1950年代に撮影されたペルー、パリ、バレンシア、ロンドン、ウェールズへの旅行写真、代表作『The Americans』を制作した際のコンタクトシートまで、1972年までの作品を年代順に紹介。 英語表記。
Howard Bond: White Motif | ハワード・ボンド
アメリカ出身のアーティスト、ハワード・ボンドによる写真集。エーゲ海にある島、キクラデス諸島の白壁の建物とそこに暮らす人々を撮影。丸みを帯びた屋根、くり抜かれた窓など、直線と曲線、光と影によって、まるで抽象絵画のように写し出される。
Robert Mapplethorpe: Certain People | ロバート・メイプルソープ
アメリカの写真家、ロバート・メイプルソープのポートレイト作品集。パティ・スミスやイギー・ポップ、アンディ・ウォーホルなど名だたる人物たちが被写体となったモノクロームの写真を大型図版で多数収録。序文はスーザン・ソンタグによるもの。 英語表記。
遊 稲垣足穂・野尻抱影追悼号 | 工作舎
松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌「遊」1977年臨時増刊号は、稲垣足穂・野尻抱影の追悼号。生前の写真や原稿を紹介するほか、両氏を偲んで赤瀬川原平、堀内邦彦、荒俣宏らが寄稿。「われらはいま、宇宙の散歩に出かけたところだ」とのコピーを具現化したコズミックな本文の装丁は羽良多平吉。
Aline Diepois, Thomas Gizolme: Dust Book | Steidl
写真家・アートディレクターのAline DiepoisとThomas Gizolmeによる写真集。パリで共同生活を送る2人が、トゥーソン、マーファ、ウィルコックスを越え、砂漠の街を旅する様子を記録。ノスタルジーを感じさせる写真の数々と、コラージュを交えたテキストによって、まるで映画のようなストーリー性が漂う。
Innocence | 石内都
写真家・石内都の作品集。身体に傷を持った女性から放たれる熱量や美しさを写し出しながら、人が生きていることの根源的な存在をもう一度見つめ直す。著者自身によるエッセイ「キズアトの女神たち」も併せて掲載。アートディレクションは中島英樹。
Bianca Brunner: Gap in the Real | ビアンカ・ブルンナー
2010年にスイスのクール・ビュンドナー美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。ロンドンを拠点に活動するスイス出身の写真家、ビアンカ・ブルンナー初の作品集。人工的な照明やフラッシュを使用せずに撮影された、木箱やダンボールの立体作品など未発表の作品を中心に紹介。 英語表記。
Red Water | 野村恵子
写真家、野村恵子の作品集。「水」をゆるやかなテーマとして、海へと続く道、岩に打ち付けられ飛沫を上げる波、古びた街並み、女性たちなどを撮影。生が生み出すあらゆる光を捉える。エレン・フライスによるテキストを収録。
The World of Box 箱の世界展 | 水戸芸術館
1991年水戸芸術館で開催された展覧会の図録。マルセル・デュシャン、ジョゼフ・コーネル、ヨーゼフ・ボイス、荒川修作、菅木志雄、草間彌生らによって制作された箱のテーマにした作品を90点収録。装丁は浅葉克己。
草間彌生 2004-2005 | 東京国立近代美術館 ほか
2004年に開催された草間彌生巡回展のカタログ。絵画、彫刻、インスタレーション作品など、草間彌生が1980年代以降に手がけた作品を中心に、約150点をカラー・モノクロ含む図版、解説にて収録。幼少期、初期の代表作などの作品を交え、草間彌生の芸術を辿る。
エクスパンデッド・シネマ再考 | 東京都写真美術館
2017年に東京都写真美術館で開催された展示のカタログ。従来の映画館等とは異なる方法・形式で上映される「エクスパンデッド・シネマ(拡張映画)」。日本におけるエクスパンデッド・シネマの代表作、フィルムインスタレーション、ポスター・チラシ・冊子などの関連資料ほか、図版とともに解説を収録。
Mondrian De Stijl | Lenbachhaus Munchen ピエト・モンドリアン画集
ワシリー・カンディンスキー、カジミール・マレーヴィチらと並び、抽象絵画を描いた最初期の画家としてしられるピエト・モンドリアン。初期のペインティングから、新造形主義への流れ、そしてデ・ステイルでの仕事など様々な作品を掲載しながら、芸術家としての仕事を包括的に紹介。ドイツ語・英語表記。
Joan Miro 1893-1993 | ジョアン・ミロ
20世紀のスペインを代表する画家、ジョアン・ミロの生誕100周年を記念して刊行されたもの。1900年代から1980年代の約80年間に制作された作品を紹介。 ドローイング、絵画などキャリアの中で重要な作品を収録。キュビスムからの影響が色濃い時代からシュルレアリスム、太陽や星を示す記号を描いたシリーズなど、ミロの芸術の変遷を辿る。 イタリア語表記。
エリオット・アーウィット写真集 ふたりのあいだ | マグナム・フォト東京支社
フランス出身の写真家であり、マグナム・フォトのメンバーでもあったエリオット・アーウィットの作品集。アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカなど世界各国で「カップル」をテーマに撮影。ダンスホール、公園、ビーチ、ヌーディスト、様々なシチュエーションの瞬間が捉えられている。
ピカソと写真展 | Bunkamura
1998年にBunkamuraで開催された、パブロ・ピカソの写真に焦点を当てて開催された展覧会の図録。絵画を制作するために参考にした写真やセルフポートレイトのほか、ドラ・マール、ジョン・ミリ、アンドレ・ヴィレールらが撮影したピカソ自身の写真も掲載。
武井武雄 版画小品集 | 武井武雄
グラフィックデザイナー、童話作家・童画家として知られる武井武雄の版画作品集。原寸収録された45点の版画作品をフルカラーで収録。
生誕120年・没後100年 関根正二展 | 著者名
2019年から2020年にかけて開催された巡回展のカタログ。大正期を象徴する画家、関根正二による作品、書簡や貴重な資料を紹介。油彩、水彩、ドローイング、雑誌、私製葉書など、カラー・モノクロ含む豊富な図版、解説を収録。
GENKYO 横尾忠則 I A Visual Story 原郷から幻境へ、そして現況は? | 国書刊行会
2021年に開催された巡回展の際に刊行されたもの。日本を代表する現代美術家、横尾忠則の80年に及ぶ芸術の軌跡をまとめた一冊。劇団状況劇場、「Y字路」シリーズ、著名人の肖像画ほか、時代ごとの作品とエピソードとともに変遷を辿る。カラーによる図版、解説、インタビューを収録。
戦後美術の現在形 池田龍雄展 楕円幻想 | 練馬区立美術館
2018年に練馬区立美術館で開催された展覧会の図録。1950年代から日本のアートシーンの第一線で活躍し続けた画家、池田龍雄の初期から現代に至るまで、およそ200点の作品から資料図版、インタビューを収録。
アイデア No.304 Alexander Gelman | 誠文堂新光社
アイデア No.304、2004年5月号。ニューヨークを拠点に活動するメディアアーティスト、アレクサンダー・ゲルマンの特集。グラフィックワークを多数掲載している他、ゲルマンについて北川一成や深澤直人らが寄稿。連載は都築響一、付録は大竹伸朗。
アイデア No.299 宇宙岬ブルース 大竹伸朗+Edit.35 | 誠文堂新光社
アイデアNo.299、2003年7月号。スケッチや絵画、インスタレーション作品、レコードなど、大竹伸朗が少年時代から作り続けてきた数多の作品より、音楽にまつわるものをセレクト。大竹自身のバンド19/JUKEや、ヤマタカEYEとのパズルパンクスのためのアートワークや演奏風景、ギター自動演奏装置作品であるダブ平の雄姿と共に青江三奈、ボブ・ディラン、ジミー・ヘンドリックス、クラフトワークなどの音楽家をモチーフにした絵画作品を多数掲載。
Niklaus Troxler: Jazzplakate | ニクラウス・トロホラー
スイスのグラフィックデザイナー、ニクラウス・トロホラーの作品集。1970年から1990年にかけて制作されたジャズフェスティバルやコンサートのポスターを紹介。色鮮やかな配色やユニークなモチーフで、躍動や音の響きが表現されている。 英語、ドイツ語、フランス語表記。
Dieter Roth: Inserate/Advertisements | ディーター・ロス
スイスを拠点に活動したグラフィックデザイナーでありアーティスト、ディーター・ロスの作品集。1971年から1972年にかけて新聞の広告欄に格言を掲載し続けたものの、読者から不満の声が上がり、ロスによる格言の広告は248回で打ち切られてしまった。本書はロスによる格言の数々を当時の広告欄とともに英訳付きで掲載。 ドイツ語、英語表記。
Karl Gerstner: Designing Programmes | カール・ゲルストナー
スイスデザインを牽引してきたグラフィックデザイナー、カール・ゲルストナー著。グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、音楽、建築、アートの各分野から多くの事例を引用しながら、ゲルストナー自身の設計手法・デザイン論理の基本的な紹介を行い、コンピュータ時代の初期の設計のモデルを提案している。復刻版。 英語表記。
Seven | 浅葉克己、服部一成、葛西薫 ほか
2005年に香港で開催された、日本を代表するアートディレクターやグラフィックデザイナー7人を紹介する展覧会のカタログ。青木克憲、浅葉克己、服部一成、葛西薫、中島英樹、佐藤可士和、澤田泰廣らが手がけた数々の代表的なアートワークを掲載。 中国語、英語表記。