Axel Huette: Towards the Wood | アクセル・ヒュッテ
ベッヒャー夫妻が教鞭をとったデュッセルドルフ美術アカデミー出身の写真家、アクセル・ヒュッテによる作品集。水面に写る人々、木々、自然を撮影し、現実と非現実感が混ざり合う幻想的な世界を作り出している。 英語表記。
Muge: Ash | 木格
中国・重慶出身の写真家、木格(ムゲ)の作品集。2010年から大型カメラで撮影した静物写真が収められている。切り深い山奥、透明な瓶、薄暗さを照らすイルミネーションライト、壮大な自然。自然への憧憬の中でみつけた山、水、石など変化のしにくい物質とともに、時間と歴史が残した自然へと立ち返る。写真が印刷された未綴じのシート、テキストが印刷された冊子が付属。 日本語、中国語、英語表記。
Sybren Vanoverberghe: 1099 | シブレン・ヴァノーバーベルジ
ベルギーを拠点に活動するアーティスト、シブレン・ヴァノーバーベルジによる作品集。写真作品シリーズ「2099」の第2部。岩や石、木、滝、芸術品、建築。自然や人工物など『時間が風景・物体をどのように変化させるのか』をテーマに撮影する。 英語表記。
Something Beautiful Might Happen | 島尾伸三
写真家、作家である島尾伸三の作品集。中国で目にした日常の風景を撮影したもの。電柱に添えられた花、フルーツジュースの屋台、積み上げられた蒸籠、剥き出しになった廃墟のような建物。その場所特有の印象的な風景が収められている。 英語、一部日本語表記。
Armin Linke: Transient | アーミン・リンケ
イタリア出身の写真家、アーミン・リンケの作品集。過去10年間追求してきたプロジェクトによる、約200枚の写真を収録。ブラジル、日本、イラク、コンゴなど建築物や日常の風景、自然など世界中の文化が変容していく姿を映し出す。 英語表記。
Sex | 徐美姫
写真家、徐美姫(じょう・みき)初の作品集。在日韓国人としての葛藤を経て自分のアイデンティティ追い求め、北陸日本海岸の波や水の軌跡を捉える。セルフヌードともいえる生命の力をモノクロによって写し出す。自身の性、男が男であるということ、女が女であること、『人とはなにか』を見つめる。
Haggadah for Passover | Ben Shahn ベン・シャーン
20世紀のアメリカを代表する画家ベン・シャーンが、中世のヘブライ語の彩色写本にインスピレーションを得て制作した一冊。1930年頃6ヶ月をかけて全12ページのカラー版のうち11枚を制作。一時中断後、改めて12枚目のイラストを完成させ、美しい口絵とタイトルページをデザインした。当時、「アメリカの芸術家がデザインし、挿絵を描いた最も美しい本」と評され、シャーンの「最も素晴らしく、最も独創的な作品」の一つとされた。
Enzo Mari: Drawings | エンツォ・マリ
2022年に開催されたエンツォ・マリの展示を機に刊行されたもの。1951年から2010年に描かれたローイングを各年代ごとに紹介。イタリアにおけるデザイン界の巨匠、エンツォ・マリのアルゴリズミックな芸術研究を集約した一冊。 英語、イタリア語表記。
花 | 市村柚芽
画家・市村柚芽の初画集。2020年から花屋で買った切り花を描き始め、3年の間に描いた47点の花の絵を時系列で掲載。絵とともに日々の中で綴られた日記や空想の物語も添えられており、静けさの中に凛として咲くそれぞれの花の美しさや儚さ、その花への描き手の感情までもが伝わってくるような作品集。
畦地梅太郎展 | 町田市立国際版画美術館 他
1983年から1987年にかけて各地を巡回した展示の図録。山の風景や雪男などの作品で知られる版画家、畦地梅太郎の作品204点をカラーとモノクロで多数収録。
相原求一朗展 北の大地に青春の残像を探し続けた生涯 | サンオフィス
2007年に日本橋高島屋と京都高島屋で開催された展覧会の図録。北海道の大地を描き続けた画家、相原求一朗による初期から晩年に至るまで80点以上の代表的な作品を紹介するほか、北海道の名峰を描いた「北の十名山」、戦時下に兵として召集されていた時代に描いたスケッチ集「満州点描」なども合わせて収録。
Marina Gadonneix: Landscapes
フランスの写真家、Marina Gadonneixの写真集。撮影現場の背景で用いられる、グリーンバック、ブルーバックを扱った未発表のシリーズを紹介。Marcelline Delbecqが描き下ろしたテキスト「Blackout」に登場する風景として表現される。階段や箱の置かれた空間、そして何も置かれていない空間は、海景や空のように見えたりと抽象と具象の狭間を感じさせる。 英語表記。
網膜 Retina | 大竹伸朗
現代美術家・大竹伸朗の展示図録。ダダやシュルレアリスムに影響を受けたとされるミクストメディアや油彩などの作品をカラーで多数掲載。“網膜” に焼きつくような衝撃的な造形作品が紙面を埋め尽くす。
Elliott Erwitt: On the Beach | エリオット・アーウィット
フランス出身の写真家であり、マグナム・フォトのメンバーでもあったエリオット・アーウィットの作品集。サンタモニカ、リオ・デ・ジャネイロ、ニース、フロリダなど、世界各国のビーチを撮影。人々の思い出の瞬間をユニークでリアルに写し出す。 英語表記。
Tweed | レイク・タホ
スタイリストの熊谷隆志としても知られる写真家、レイク・タホの写真集。野原と廃墟群、山や空、生い茂る草木、ランウェイ、ポートレートなどを撮影した作品を収録。モデルとして柴咲コウ、浅野忠信、麻生久美子、YUKIらが参加。
イサム・ノグチと岡本太郎 超越者たちの日本 | 川崎市岡本太郎美術館
2018年に川崎市岡本太郎美術館で開催された展示の図録。彫刻家、画家、インテリアデザイナー、など多岐に渡る分野で活躍したイサム・ノグチと日本を代表する芸術家、岡本太郎を通して「日本美」について改めて考える。2人の交流の記録や写真、それぞれの作品図版、テキストを収録。
BAGGU: Hold Everything, 15 Years | Baggu Corporation
カリフォルニア発のバッグブランド『BAGGU』のビジュアルアーカイブ集。創業から15年の間に手がけられたテキスタイルパターン、マテリアル、製品を紹介。コインケースやバッグ、ポーチ、タオル、様々な製品の図版、解説を収録。 英語表記。
Geert Lap: Specific Objects | Titus M. Eliens、Ernst Van Alphen
オランダの陶芸家、ヘアート・ラップの作品を通したドキュメンタリーとして、世界中を旅しながら制作された写真集。プライベートコレクターの家を訪ね、ラップの作品がどのようにインテリアと組み合わされているかを記録。セラミックミニマリズムと呼ばれ、優れた技術と職人技、そして完璧主義者としても名を馳せるヘアート・ラップの人生を記したエッセイも収録。 英語表記。
郷玩画文集 | 酒井秀夫、酒井徳男
画を酒井秀夫、文を酒井徳男が手がけた画文集。日本各地の個性豊かな郷土玩具を、美しい挿絵と文で紹介。題字は武井武雄、装画は酒井秀夫、造本は内藤政勝によるもの。青園荘会員にのみ頒布された当時非売品で、限定140冊発行。
日本の土俗面 | 料治熊太
日本各地に伝わる面の資料集。庶民が暮らしの営みの一つとして作った木彫りの面をカラーとモノクロで多数収録。モチーフや表情に込められた意味についても丁寧に解説。
Artifices Instables: Histoires Des Ceramiques | Cristiano Raimondi
19世紀から今日までの200点以上の陶芸作品を収録したビジュアルブック。2020年にモナコで開催された展示に際して出版されたもの。モナコの陶芸を代表する作家、フィッシャー、アルベール・ディアト、ウジェーヌ・ボーディンのほか、ヨハン・クレンテン、シモーヌ・ファタール、パブロ・ピカソら時空を超えた数多くの芸術家たちの作品を収録。 英語、フランス語表記。
Shun Kadohashi: Unearth 001 | 角橋俊
フランスのアートギャラリー「aato」で開催された際に刊行されたもの。日本人アーティスト、角橋俊による陶磁器の作品を紹介。カラー図版、アーティストのメンギュン・ハンとの対談を収録。 日本語、英語表記。
The Glove: More than Fashion
ドイツにある革博物館で開催された「The Glove: More than Fashion」の展覧会に合わせて出版されたもの。イヌイットのミトン、ボクシンググローブ、教皇のグローブまで数多くの「グローブ」を紹介。決闘の手甲、ときには愛の証としての役割など、「グローブ」の歴史や伝統を振り返る。 英語、ドイツ語表記。
Twentieth Century Houses | Robert McCarter
建築家、フランク・ロイド・ライト、アルヴァ・アアルト、チャールズ・イームズ&レイ・イームズの建築資料集。「落水荘(フォーリング・ウォーター)」、「ヴィラ・マイレア」、「イームズハウス」の詳細な図面やスケッチ、資料写真など作品図版とともに解説を収録。 英語表記。
GA Document 世界の建築 25 GA JAPAN ’90 | A.D.A. EDITA Tokyo
建築作品を独自の視点で紹介し、世界各国へと発信する建築専門誌『GA DOCUMENT』第25号。特集は『JAPAN’90』。安藤忠雄、磯崎新、黒川紀章、槇文彦、篠原一男ら、20名の建築家たちによる作品を紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖。 日本語、英語表記。
Frank Lloyd Wright | フランク・ロイド・ライト
近代建築の三大巨匠の一人として知られているアメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトの資料集。初期のプレーリースタイルによる住宅、落水荘(フォーリング・ウォーター)、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館など、作品図版と併せて解説を収録。 英語、ドイツ語、フランス語表記。
安藤忠雄の建築 0 Process and Idea | TOTO出版
日本を代表する建築家のひとり、安藤忠雄の建築資料集。図面、手書きのスケッチを中心に初公開のドローイングを含めた61作品と併せて解説を収録。緻密な制作過程、その独自のデザインへ繋がる発想の数々を紐解く。
The Hand of the Architect | Francesca Serrazanetti ほか
「MOLESKINE(モレスキン)」とFAI(イタリア環境基金)とのコラボによって刊行された、建築家のアイデアブック。世界各国で活躍する110人の建築家たちによる378点のドローイング作品やスケッチを収録。無地のノートブック(A4、120頁)も付属。 イタリア語、英語表記。
現代の建築家 1981-1989 安藤忠雄 3 | 鹿島出版会
建築家、安藤忠雄の作品資料集。1981年から1989年に手がけた建築作品を紹介。中之島プロジェクト、水の教会、水の劇場、風の教会、六甲の集合住宅ほか、実現されなかったプロジェクトを含む作品図版とともに解説を収録。 日本語、英語表記。
現代の建築家 1987-1992 槇文彦 3 | 鹿島出版会
世界的に活躍し、建築界の巨匠のひとりである、槇文彦の作品資料集。1987年から1992年に手がけた建築作品を紹介。幕張メッセ、ヒルサイドテラス、フランス国立図書館の国際コンペティション案ほか、実現されなかったプロジェクトを含む作品図版とともに解説を収録。 日本語、英語表記。
ミナ ペルホネンのプリント | 文化出版社
ファッションデザイナーの皆川明が立ち上げたファッションブランド「ミナ ペルホネン」設立10周年を記念して発行されたシリーズ、第3巻。フロックプリント、染料プリント、箔プリント、顔料プリントなど101点の作品とともに解説を収録。鳥や花、丸や曲線、やさしく自然と調和したデザインが収められている。 日本語、英語表記。
没後100年記念 エミール・ガレ展 | イムラ・アート・ギャラリー
2003年にイムラ・アート・ギャラリーで開催された展示の図録。アール・ヌーヴォーを代表するフランスの工芸家、エミール・ガレの作品約80点以上のカラー・モノクロ含む図版、解説を収録。水差しや花器、鉢、ランプなどのガラス作品を中心に、目にする機会の少ない家具や陶器作品も紹介。
DAM | 柴田敏雄
写真家、柴田敏雄による作品集。1980年代から2000年代にかけて日本とアメリカ各地にあるダムを撮影。轟々と流れる水流、巨大なカーテンのような白糸、幾何学的なコンクリート構造物など、壮大なスケールで自然と人工物による融合された美しさが写し出されている。限定500部。
スペイン 偉大なる午後 | 奈良原一高 写真集
戦後の日本写真界を代表し海外からも高い評価をうける写真家、奈良原一高の作品集。闘牛士、踊り子、祭りの風景など、熱狂の渦巻くスペインの魂をとらえたもの。著者自身による作品解説「約束の旅」冊子もあわせて収録。
Bego Anton: The Earth Is Only A Little Dust Under Our Feet
アイスランドで語られるエルフ、ユニコーン、トロールなどの神秘的な存在を、物語形式で探っていくスペイン人写真家ビーゴ・アントンの作品集。ビーゴがアイスランドを旅しながら、占い師や信仰者を尋ね、魔法の生き物たちとの体験、ポートレート、そして想像力や懐疑心のための意図的な白いページなど"現実と幻想"の世界がおとぎ話のような風景の写真とともに収められている。 英語表記。
金山明 ドローイングブックA・B 2冊セット | 著者名
戦後の美術史において重要な位置を占める前衛的な美術集団「具体美術協会」の主要メンバーである金山明のドローイングブック2冊セット。1951年から1954年にかけて制作された作品を収録。デッサン帳を複製し、金山明のポートレー […]
Richard Misrach: 11.21.11 5:40 PM | リチャード・ミズラック
米国の写真家、リチャード・ミズラックの作品集。ミズラックがファインダーに収めた、ビーチで夕日を撮影しているように見えたカップル。後に彼らが自撮りをしていることに気づき、同じ被写体を同時に撮影している不思議な事象の「写真と時間」の関係性を探る。双方の画像をリンクさせた16枚の写真で構成されている。 英語表記。
Robert Weingarten: 6:30 am | ロバート・ワインガーテン
金融業界で活躍した後、キャリアを転向したニューヨーク出身の写真家、Robert Weingartenの作品集。1年以上の歳月をかけマリブの自宅からサンタモニカ湾の南に位置する、ロサンゼルス空港を眺める同じ視点から、同じ時刻の「6:30 AM」に撮影されたもの。水彩で描かれたような淡い色彩の空、海、かすかに見える対岸の景色は幻想的な世界に写し出される。 英語表記。
Hand Smoothed by Coin | FOS
デンマークのアーティスト、FOSの作品集。2018年から2019年に開催された3つのイベントから構成され、FOS、デザインユニットのOK-RM、写真家のエスター・シーカーによる3組のコラボレーションを収録。写真、コラージュ作品、立体作品など、様々なものを組み合わせた作品により、デザインとアートとの間を行き来する。 日本語、英語表記。
Birds of Silence | 永禮賢
2005年第8回新風舎・平間至写真賞大賞受賞を機に刊行された、写真家、永禮賢の作品集。花とタバコ、空いたグラスに入り込んだクモ、破れた網戸、間々に挟み込まれた微かな波形など、永禮賢が捉えた静かな世界を紡いでいる。
【新刊書籍】 地景を刻む | 国松希根太
北海道・飛生アートコミュニティーを拠点に活動する彫刻家、国松希根太による作品集。自身のアトリエでもある飛生アートコミュニティー全域を使った展覧会を記録したもの。「自分が見ている地景、そして作品が生み出される現場で作品をみせたい」という思いで開催した展覧会の展示風景や、これまでに影響を受けてきた風景とともに作品、自身による散文が収められている。
【新刊書籍】 Encounters | ロハン・ハッチンソン
オーストラリアを拠点に活動する写真家、ロハン・ハッチンソンによる作品集。2019年から2020年にオーストラリアのアルプス地域で起きた森林火災により、荒廃した土地をに焦点当て撮影。雪山や凍った草木、黒くなった山肌、失われた自然。気候変動と戦う山のありのままの姿を写し出す。サイン入りの8✕10インチのファインアートプリント付属。 英語表記。
prism | 大和田良
日本の写真家、大和田良の作品集。風景写真を万華鏡のように昇華したシリーズ作品「World of ROUND」のほか、何げない日常スナップや自然を柔らかな光で捉えられた写真など、多数の作品を収録。装丁は中島英樹。
記憶 | 新津保建秀
写真家、新津保建秀の作品集。春夏秋冬のテーマをもとに、学生服姿の少女とともに季節の移ろいの物語を撮影。花の蕾、夏の縁側、イチョウ並木、少女の透明感と危うさ、四季の風景を織り交ぜながら少女たちのその一瞬を捉える。モデルとして戸田恵梨香、香椎由宇、hanae*、宮崎あおいが参加。