Typoundso | Hans-Rudolf Lutz
スイスのグラフィックデザイナー、ハンス・ルドルフ・ルッツによる著作。タイポグラフィの教育的・社会的文脈を個人的な視点から探るもので、400ページを超えるボリュームのなかで、タイポグラフィとデザインが社会や文化の変化にいかに反応してきたかを論じる。前作『Ausbildung in typografischer Gestaltung』を発展させた内容で、1997年にライプツィヒの「世界で最も美しい本」コンクールにおいて最高賞「ゴールデン・レター」を受賞。
The Hasselblad Award 1998 | William Eggleston
カラー芸術写真の先駆者として知られるウィリアム・エグルストンの作品集。スウェーデンの権威ある写真賞「ハッセルブラッド・アワード1998」受賞を記念して刊行されたもの。「ニュー・カラー」を代表する存在として知られるエグルストンの、1967年から1996年にかけての作品112点を収録。テネシー州メンフィス周辺の人々や街並み、日常のなかで見出されたスティルライフを被写体とした鮮明なカラー表現が並ぶ。インタビューと小論、バイオグラフィ・書誌資料も収録。
The Prints of Paul Klee
スイスの画家・パウル・クレーの版画40点を収めた作品集。1903年から1931年にかけて制作された作品を原寸大で再現し、未綴じの状態で布張りの箱に収納。イタリア留学後に制作した諷刺的な銅版画に始まり、幾何学的な抽象構図や色彩を加えた作品へと移行していく過程が一連の図版を通じて浮かび上がる。版画というメディアを通じて、クレーが伝統的な表現からモダニズムの核心へと向かう軌跡を追うことができる。小冊子付属。
The Gathering Storm: The Album Art of Storm Thorgerson
グラフィックデザイナー、ストーム・トーガソンによる作品集。レッド・ツェッペリン、ピンク・フロイド、ブラック・サバスなど世界的なロックバンドのアルバムジャケットを約50年にわたって手がけ、アーティストの写真に頼らず音楽のイメージを視覚化するアプローチでジャケットアートの表現を更新したことで知られている。100点以上の作品に加え、本人によるスケッチや各作品へのコメントも掲載。
Suffo Moncloa: 17 8 176 8 6(Evidences)| Suffo Moncloa
スペインの写真家、スッフォ・モンクロアによる作品集。5年間のアーカイブから厳選した79点を収録。抽象と具象、自然と技術、写真的なものと造形的なものといった対比が交差する瞬間を捉えた作品が並ぶ。暗室での実験や再構築も制作プロセスに含まれており、イメージが物体や別の何かへと変容する瞬間を記録することがテーマの核にある。形、色、謎めいた気配をもとに写真同士が響き合い、現実と虚構の境界を揺らすような体験をもたらす。
Karl Blossfeldt: The Complete Published Work
ドイツの写真家・カール・ブロスフェルト(1865-1932)が生前に出版したすべての作品を収録した写真集。30年以上にわたり植物だけを撮り続けたブロスフェルトは、無地の厚紙を背景に北方の自然光のみを用い、茎の節・つぼみの断面・巻きひげの曲線といった微細な形態を克明に記録したことで知られている。写真・自然科学・造形芸術の境界をまたぐその仕事は、今日でも写真家やデザイナーから広く参照され続けている。
Le Corbusier: Ideas & Forms
モダニズム建築を代表する建築家ル・コルビュジエの没後50周年に刊行された包括的な作品集。建築作品を中心に、スケッチ、図面、家具デザイン、絵画まで、その多岐にわたる実践を年代順に整理し、都市計画や芸術観と結びつけながら読み解く構成となっている。本書は1996年に発表された名著を大幅に増補・改訂した新版で、近年の研究成果や資料を反映しつつ、コルビュジエの思想と造形の展開を丹念に掘り下げている。ル・コルビュジエ財団のアーカイブ資料にも基づき、新規写真、図面、スケッチを豊富に掲載。
Eames House | Marilyn Neuhart
建築家・デザイナーとして20世紀のモダンデザインを牽引したチャールズ&レイ・イームズ夫妻の自邸「イームズ・ハウス」に焦点を当てた資料集。プレハブ工法のスチールフレームとガラスを用いた軽やかな構造、周囲の自然と呼応するファサード、夫妻が収集した家具や品々の配置まで、設計の経緯から生活の痕跡に至るまでを写真・図面・資料をもとに辿る。
黒田泰蔵 白磁
2019年にヴァンジ彫刻庭園美術館で開催された陶芸家・黒田泰蔵の展示図録。円筒や梅瓶、花入、台皿などの作品を豊富な図版で収録し、轆轤によって生まれる端正なフォルムや、焼締め後に磨き上げられた白磁の表情を伝える。伊豆のアトリエ風景や作家によるテキスト「円筒について」のほか、寄稿論考も掲載され、黒田泰蔵の制作と思考をたどることができる。
Cyclops | Albert Watson
スコットランド出身の写真家、アルバート・ワトソンによる作品集。ヴォーグ、ライフ、タイム誌など主要な雑誌の誌面を幾度も飾った1980年代から1990年代前半にかけての作品約240点を収録する。ケイト・モス、シャーデー、マルコムX、2PACらのポートレートをはじめ、俳優、ミュージシャン、政治家など多彩な著名人を被写体にした鮮烈なイメージが並ぶ。ブックデザインはデヴィッド・カーソンが手がけ、ジェフ・クーンズによるヴィジュアル・エッセイも収められている。
Enzo Mari: ll gioco delle favole. The fable game. El jeugo de las fabulas.
イタリアのデザイナー・エンツォ・マリ(1932-2020)による絵本兼ゲームブック。動物・植物・自然物をかたどったシンプルな図版のピースを組み合わせ、子ども自身が物語をつくれる構成。1965年の初版刊行以来、デザインと遊びを結びつけた作品として長く評価されてきた。余分な情報を削ぎ落としたマリらしい造形は、子ども向けでありながら視覚的な純度が高く、絵本・デザイン・教育の境界をまたぐ独自の位置に置かれている。
once and again | 小浪次郎
写真家・小浪次郎による美容室「she」のビジュアルブック。山形県庄内地方を舞台に、17歳のモトーラ世理奈を撮影した写真を収める。少女と大人の間にいる彼女の瑞々しい表情と、移り変わる自然の光や風景が呼応するように画面に収められており、その瞬間ごとの息づきを記録している。200部限定刊行。
文字の宇宙 | 杉浦康平
写真植字機研究所設立60年を記念して刊行されたビジュアルブック。1975年から1985年にかけて制作された写研の「文字の生態圏」カレンダーをもとに、杉浦康平が企画・構成。文字のかたちや装飾、文字をめぐる習俗などを切り口に、文字文化の広がりと奥行きを紹介している。解説には松岡正剛や白川静が参加し、さらに草森紳一、中沢新一、谷川俊太郎らによる文字をめぐる対話も収録。
デザインのぐう・ちょき・ぱぁー | 五十嵐威暢
グラフィックデザイン、インダストリアルデザイン、環境造形など広い分野にわたる五十嵐威暢の作品集。タイトルの「ぐう・ちょき・ぱぁー」はジャンケンになぞらえた氏独自のデザイン論で、グー=コンセプト、チョキ=イメージの開拓、パー=経験・伝統からの影響を指す。この三項の関係を軸に、ポスター、プロダクト、立体造形など分野をまたぐ多様な仕事が整理・収録されており、氏がデザインに向き合う思想と方法論を具体的につかむことができる。
田中一光回顧展 われらデザインの時代 ソフトカバー版
2003年から2004年にかけて全国を巡回した「田中一光回顧展―われらデザインの時代」にあわせて刊行された図録のソフトカバー版。ポスター、ロゴマーク、パッケージなど幅広い領域にわたる代表作に加え、未発表作を含む計564点を掲載している。グラフィックデザインの可能性を拡張し続けた田中一光の活動を総覧でき、造本は勝井三雄が手掛けている。
フィリップ・ワイズベッカー作品集
フランスのアーティスト、フィリップ・ワイズベッカーの作品集。独特のパースで描かれた鉛筆ドローイングを中心に、2000年以降の作品約700点を12のカテゴリーに分けて収録する。立体作品も含め、半世紀にわたる創作活動を幅広くたどることができる。パリのアトリエ取材や、ワイズベッカーのインスピレーションの源となるコレクションの紹介、ロングインタビューも掲載。アートディレクションは、日本での初個展以来の友人でもある葛西薫が手がけている。
GREEN GREEN | てんてん
写真家・てんてんによる作品集。広告写真の分野で活動する一方、日常のなかで自然に撮影された写真を紡ぎ合わせて構成している。桜の舞う瞬間や緑の草原、木漏れ日の光、亀の亡骸といったモチーフが、生から死へとつながる有限の時間を示している。明確なテーマを設けず、日常の中で出会う風景をやさしくとらえ、静かなまなざしで時間の移ろいを描き出している。
Synthetic Flightlog | 具嶋成保
写真家・具嶋成保による作品集。世界各国の空港に発着する航空機を被写体に、フィンエアー、デルタ航空、エアフランスなど各地を代表する機体のほか、滑走路に佇む機体、機内から見下ろした夜景、雪の積もる街並みなどを収録する。観光地でも名所でもなく、通過点としての空港とその周辺にカメラを向け、移動の途中にしか存在しない時間と光をとらえている。
Apricot Poodle | Laura Leal
写真家・ローラ・レアルによる作品集。経済的背景の異なる複数の家族が、同じ犬種・同じ毛色のアプリコット色のプードルを選ぶという事実に着目し、各家庭のペットをめぐる暮らしの断面を記録。犬の毛並みの整え方、住む街区、飼い主の佇まいはそれぞれ異なるが、同じ「象徴」を共有することで、かえって階層や分断が浮かび上がる。似たものを持つことが均質化ではなく差異の表明になるという逆説を、淡々としたまなざしで掬い上げている。
TASTY REGGAE | Kenya Hanley
アメリカのアーティスト、ケニア・ハンリーによる作品集。チーズバーガー、フライドポテト、ドーナツ、レッドベルベットケーキといったアメリカの大衆フードと、バニー・ウェイラー、ピーター・トッシュ、ボブ・マーリーらレゲエの名アーティストの顔が、リズムよく繰り返す画面に並ぶ。食べ物と音楽へのふたつの愛着が等価に扱われ、どこかユーモラスで親しみやすい世界をつくっている。
奥村靫正作品集 Graphic Works of Yukimasa Okumura
グラフィックデザイナー、奥村靫正による作品集。YMO、細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏、チェッカーズらのジャケットデザインで日本のポップカルチャーの視覚表現を牽引してきた奥村による、半世紀にわたるビジュアルワークを収録。ジャケットデザインを中心に、ポスター・広告・ブックデザインまでを網羅。音楽と同期しながら進化してきたそのグラフィックは、時代のムードを記録している。
Campeggi
イタリアの家具ブランド、カンペッジ(Campeggi)によるカタログ。折りたたみや変形が可能なソファベッドや椅子を中心に収録し、豊富な図版でバリエーション・サイズ・形態の変化を伝える。「OSPITE」「ARA」をはじめとする各製品は、素材技術と人間工学を組み合わせ、限られた空間での快適な暮らしを追求している。
Tribute from Green Forest | 津田直
写真家・津田直による作品集。ポーター表参道での個展に合わせて出版されたもの。青森県三内丸山遺跡の冬の景観と、同遺跡から出土した縄文時代の編みかご「縄文ポシェット」を撮影した14点を収録する。積雪に覆われた遺跡の地形と、数千年前の人々が編んだ袋状の器物を並置することで、土地に刻まれた時間とそこで続いてきた人間と自然の関係が見えてくる。津田が継続的に取り組んできた青森での制作をまとめた写真集。
アレック・ソス Gathered Leaves
2022年、神奈川県立近代美術館 葉山で開催された展覧会の図録。マグナム・フォトに所属する写真家アレック・ソスの作品を紹介する。『Sleeping by the Mississippi』、『NIAGARA』、『Broken Manual』、『Songbook』といった代表的シリーズや、新作『A Pound of Pictures』から選出された作品を掲載。各作品には詳細な解説が添えられ、ソスの多面的な視点とアメリカの社会風景を深く理解できる内容となっている。
1960年代 現代美術の転換期
1981年に東京国立近代美術館で開催された展示の図録。ポップ・アート、オプ・アート、プライマリー・ストラクチュア、ミニマル・アート、キネティック・アートなど、1960年代以降に登場した顕著な動向のいくつかを取り上げるとともに、その後の美術との関連を検討している。72名の作家による作品とあわせて、当時の日本の社会変化や国際的美術動向と結びついた現代美術の展開を示す貴重な資料。
FLOWERS | 河合正人、大川直人
フラワーコーディネーター・河合正人と写真家・大川直人による作品集。コダックのアナログポジフィルムを用い、1年をかけて四季折々の花を記録。撮影では花に寄り添うように構え、光を受けた花が新たな生命を宿すかのように変化する瞬間を捉えている。つぼみから満開、そして朽ちていくまでの儚い表情を通して、神秘的な花の姿を映し出している。
ATMOS | 畠山直哉
写真家・畠山直哉による作品集。フランス・アルル近郊のカマルグ湿原地帯で撮影されたシリーズを収録。観音開きの造本をとり、片面には工場から吹き上がる激しい蒸気の雲を、もう片面には周囲に広がる雄大な湿原の風景を配している。工業と自然という対極の光景をひとつの本の中に収めることで、それぞれの迫力が際立ち、両者の間に横たわる緊張が伝わってくる。
みたての正月 Mitate 1/1
京都・紫竹の町家に店を構える、和花を中心に扱う花屋「みたて」による写真集。日本の美意識や季節の感覚を大切に受け継ぎながら制作される「正月飾り」に焦点を当てている。松や竹、紙や縄など、素材の組み合わせやしつらいに込められた時間、自然、信仰へのまなざしを丁寧に写し出す。美しい写真とともに、巻末には素材や飾りの解説を収録。
Pattern Mini | Orla Kiely
アイルランド出身のデザイナー、オーラ・カイリーによる著作。独自のパターン言語とグラフィカルなデザイン感覚で知られるカイリーが、自身の仕事と創作の背景を語る。バッグやウィメンズウェア、アクセサリー、インテリア用品まで幅広い製品に展開されてきたパターンを題材に、スケールとプロポーション、リズムと質感、そして色彩が生み出す効果を実例とともに論じる。自身の作品と、そのスタイルを形作ってきたインスピレーション源となるイメージを多数収録。
箱の本 | エドワード・デニソン、リチャード・コースレイ
エドワード・デニソン、リチャード・コースレイによるパッケージデザイン集。箱の形状に特化した内容で、前半ではパッケージデザインの歴史・基本・環境との関係・素材・名品などを代表的な事例とともに解説する。外観デザインの紹介にとどまらず、構造・閉じ方・素材・用途といったテクニカルな細部にまで踏み込んでいる点が実用的。後半は多様な箱の形状について無地の完成写真と展開図をセットで掲載し、素材・接合方法・用途などをアイコン化してわかりやすく解説する。ロイヤリティーフリーのEPS展開図データを収録したCD-ROM付属。
CLOSURES 蓋の本 | アン &ヘンリー エンブレム
アン&ヘンリー・エンブレムによる、蓋やキャップ、栓といったクロージャーに焦点を当てたパッケージデザイン資料集。スポーツドリンクのボトルやスプレー容器、チューブ型歯磨き粉など、日常の製品に使われる多様な蓋の構造と仕組みを、写真や詳細な図面、キャプション付きで紹介している。CD-ROM付属。
佐賀町エキジビット・スペース 1983-2000 現代美術の定点観測
2020年に群馬県立近代美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。1980年代から2000年代にかけて、佐賀町エキジビット・スペースにて開催された展覧会の様子、出展作品を紹介。杉本博司、安藤忠雄、川久保玲、シェラ・キーリー、野又穫、剣持和夫ら、25名の作家による作品図版、展示風景、解説を収録。
A Collaboration with Nature | Andy Goldsworthy
イギリスのアーティスト、アンディ・ゴールズワージーの作品集。葉、樹皮、小枝、花びら、岩、石、羽根、雪、氷など自然素材のみを用いて制作した野外彫刻を、120点のカラー写真で収録する。草や葉を繊細に組んだ小品から、氷や石板を積み上げた大型作品まで、スケールを自在に横断する。自然との「協働」として制作された作品は、鑑賞者の自然に対する知覚を研ぎ澄ます。
婆娑羅 | 矢後直規
気鋭のアートディレクター・グラフィックデザイナー、矢後直規の初作品集。ラフォーレ原宿をはじめとする広告のアートディレクション、RADWIMPS、THE YELLOW MONKEY、菅田将暉、矢野顕子らのCDジャケット、篠山紀信、奥山由之、瀧本幹也の写真集のブックデザインなど、多方面にわたる仕事を収録する。篠山紀信、椹木野衣、エクスペリメンタル・ジェットセットとの対談も掲載。
アイデア No.383 YELLOW PAGES 東アジア グラフィックデザインプロジェクトの現在地
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.383(2018年10月号)。誌面連載「YELLOW PAGES」を再構成し、東アジアで活動する7組のデザイナーを現地取材をもとに紹介している。各々の実践や思考、協働のあり方をたどりながら、連載から展示、そして再び誌面へと展開したプロジェクトの流れを収録。社会や文化の背景がデザインに与える影響にも目を向け、東アジアにおけるグラフィックデザインの現在の状況を読み解いている。
アイデア No.376 グラフィックデザイナーと展覧会
デザイン誌『アイデア』第376号(2017年1月号)。巻頭特集「グラフィックデザイナーと展覧会」では、グラフィックデザインを〈展示〉という形式から捉え直し、その役割や可能性を探っている。半世紀以上の歴史をもつブルノ国際グラフィックデザイン・ビエンナーレを軸に、欧米や韓国での具体的な取り組みを紹介。デザイナー自身が展覧会を表現や批評の場として用いる動向を通じて、制作と発表、デザインと社会の関係を考察。あわせて日本の現状にも触れながら、展覧会という場がもつ意味をわかりやすく問い直している。
Instant Future: Visions of the Osaka Expo 1970 | 都築響一
写真家・編集者の都築響一による写真集。1970年3月から9月にかけて千里丘陵で開催された大阪万博の光景を、豊富なカラー写真で記録する。太陽の塔をはじめ、各国・企業のパビリオンのインテリア、コンパニオンのミニスカートドレス、スタッフのユニフォームまで、当時の最先端技術と夢が結集した場の熱量を余すところなく捉えている。
沖縄の工藝 | 岡本吉右衛門
沖縄の工芸を記録した資料集。染色・陶芸をはじめ、日常の器や染物など生活に根ざした品々を取り上げ、それぞれの技法と意匠を詳細に記録している。中国・日本・東南アジアの文化が交差する沖縄で育まれた手仕事の造形は、装飾的な美しさだけでなく、人々の暮らしや信仰と深く結びついており、工藝を通じて沖縄の文化の多層性が伝わってくる。
Baseline Magazine no.22
イギリスのブラッドボーン・パブリッシングが刊行する、タイポグラフィとグラフィックデザインの国際専門誌『Baseline』第22号。ラルフ・ベイヤーの書体論、アーノルド・シュワルツマンによるソール・バス論、スイスのブックデザインやオズ・クーパーの仕事を取り上げた論考に加え、紙メーカーGFスミスとストラスモアに関する考察など、多彩な内容を収録している。
Baseline Magazine no.23
イギリスのブラッドボーン・パブリッシングが刊行する、タイポグラフィとグラフィックデザインの国際専門誌『Baseline』第23号。セオ・ロイトホルドによるフルロン(活字装飾)を起点にした書体実験、ペネロペ・ジョーダンによるファッションとタイポグラフィの交差、ポール・バーンズによるジョナサン・ホーフラー論をはじめ、タイポグラフィ史や非アルファベット文字の研究など多彩な論考を収録している。
Baseline Magazine no.24
イギリスのブラッドボーン・パブリッシングが刊行する、タイポグラフィとグラフィックデザインに特化した国際的専門誌『Baseline』第24号。イアン・テーが漢字の魅力を探求し、デビ・アニが組版の心理的効果を考察する。またデイヴィッド・ドライバーによる『Eagle』コミックの造形美を分析、キース・ゴダードの展示デザイン、ローズマリー・サスーンの子ども向け書体、南アフリカ『I-Jusi』誌の政治的デザインなど、多彩なテーマと人物の論考を掲載。