クラシックバイク好きな僕が、ノストスブックスで取り扱っている書籍の中から厳選したオススメの5冊をご紹介します。 残念ながら家庭の事情によりバイクはもう降りてしまいましたが、カワサキW650をセパハン、クラシックフェンダー…と、クラシック風にして10年ほど乗っていました。
若者の文化としてのバイク
69’新宿カミナリ族はいま…
- 著者
- 福田文昭
- 出版社
- 第三書館
- 発行年
- 1980年
写真家・福田文昭が、「カミナリ族」を追った写真集。1950〜60年代後半にかけて新宿ゼロヨンを拠点に単車を乗り回し、単車を降りた走り屋たちの昔と今をクリアに描き出す郷愁的な一冊。
写真家・福田文昭が「カミナリ族」を追った一冊。
カミナリ族とは、1950年代に登場したバイク乗りの集団で、中産階級以上の若者たちが当時高級品であったバイクに乗り、夜な夜な公道でレースを行っていた集団で、サイレンサーを外した所謂「直管」マフラーから鳴る爆音が雷のような轟音だったことからこの名がついたとか。
決まったカスタムスタイルもなく、セパハンあり絞りアップハンドルあり、車種も様々で国産車はもちろん、Triumphなどの英国車もいたようです。 エンジンのフィンにアルミの洗濯バサミを付けて空冷効果を上げようと工夫していたのもこの頃だったそう。
60歳以上のオジサンたちはカミナリ族についてよく知っているそうなのですが、彼らに関する文献や写真はすごく限られていて、書籍やWebで紹介されていても断片的であったり、概要のみだったりと情報が少ないため、当時を知る貴重な一冊となっています。
カミナリ族とは、1950年代に登場したバイク乗りの集団で、中産階級以上の若者たちが当時高級品であったバイクに乗り、夜な夜な公道でレースを行っていた集団で、サイレンサーを外した所謂「直管」マフラーから鳴る爆音が雷のような轟音だったことからこの名がついたとか。
決まったカスタムスタイルもなく、セパハンあり絞りアップハンドルあり、車種も様々で国産車はもちろん、Triumphなどの英国車もいたようです。 エンジンのフィンにアルミの洗濯バサミを付けて空冷効果を上げようと工夫していたのもこの頃だったそう。
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バイクを愛する男たち
モーターサイクル賛歌
- 著者
- 松島健二ほか
- 出版社
- ライダースクラブ
- 発行年
- 1978年
オートバイ好きの人々が結成したクラブ、浅間ミーティング。本書はクラブメンバーたちのモーターサイクルを30台ピックアップし、その魅力を記録したもの。
バイクと呼ばず、あえてモーターサイクルと呼ぶあたりに深い愛情を感じますね。
月刊ライダースクラブが創刊されたころに発行されたこともあり、写真一枚一枚に編集者やカメラマンのこだわりを感じることができます。掲載されている車種も豊富で、TRIUMPHやBSA、メグロは当然のこと、陸王やVELOCETTEのVenomまで博物館クラスのものまで。とにかくすごい車種がラインアップされていて、眺めているだけでも走りに出たくなる一冊。
オーナーのみなさんもどこかクセがありそうで、それでいて愛機にかける情熱は誰にも負けない、といった感じのコメントも一読の価値あり。
メグロみたいなカチッとしたマシンも国産らしくて好きですが、HOSKやTOHATSUなどの今はなきピーキーなマシンも個人的にはすごく好みで乗ってみたくなる一台。
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世界最古のバイクメーカー
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ROYAL ENFIELD celebrating 50 years in India
- 著者
- Gordon G. May
- 出版社
- D'zine Garage Pvt
- 発行年
- 20058年
世界最古のメーカーROYAL ENFIELDインド支社の50周年を記念して作られた一冊。
店舗のみで販売しています。
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クラシックバイクと言えば…で大概の人が知っている世界最古のメーカー、ROYAL ENFIELD。
この本はインド支社50周年を記念して作られた一冊で、倒産してしまったイギリス本社の意思を受け継ぎ、現在まで製造を続けているそうです。 デザインもさることながら排気量もクラシックならではの350ccや500ccという現行のバイクとは異なった区切りなど、僕自身バイク購入時には候補に入れていた一台。
現行車でありながら昔ながらの機構で動くという点も特徴でしたが、現在はインジェクションを搭載していて近代化された中身になっているとのことで、環境配慮のためとは言えちょっと寂しい気もします。
この本はインド支社50周年を記念して作られた一冊で、倒産してしまったイギリス本社の意思を受け継ぎ、現在まで製造を続けているそうです。 デザインもさることながら排気量もクラシックならではの350ccや500ccという現行のバイクとは異なった区切りなど、僕自身バイク購入時には候補に入れていた一台。
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バイクとともに生きる
The Bikerider
- 著者
- Danny Lyon
- 出版社
- Chronicle Books
- 発行年
- 2003年
激動するアメリカの姿を記録し続ける写真家/ダニー・ライアンが、シカゴを拠点とする「Chicago Outlaw Motorcycle Club」のバイカー達の姿を撮影したドキュメント写真集。
激動するアメリカの姿を記録し続ける写真家/ダニー・ライアンが、バイクチーム「Chicago Outlaw Motorcycle Club」を追った写真集。
写真と共にインタビューも載っているのですが、国や乗る車種は違うけど、バイク乗りってこういうマインドだよなぁ…と感じます。 目的がどうとか将来がどうとか、そいういうことじゃなくて、今は走りたい、そんな気持ちにさせてくれる一冊です。
個人的にはハーレーをはじめとしたアメリカンは余り詳しくないので、景色やバイク乗りの表情を見て楽しんでいます。
写真と共にインタビューも載っているのですが、国や乗る車種は違うけど、バイク乗りってこういうマインドだよなぁ…と感じます。 目的がどうとか将来がどうとか、そいういうことじゃなくて、今は走りたい、そんな気持ちにさせてくれる一冊です。
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バイクとともに生きる
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ご存知、暴走族御用達の月刊チャンプロード別冊の写真集。
特攻服、パンチパーマ、世界随一の独自なデザインを誇る族車、気合の入ったキャッチコピーなど、彼らのヤンチャ(笑)がむき出しになった一冊です。
暴走族は1970年頃からカミナリ族の爆発的な広がりとバイクの低価格化が重なり、バイクを乗り回すようになった不良たちが暴走族と呼ばれるようになりました。
目立つことや暴力行為を行うことでそのフラストレーションを爆発させ、最終的には社会問題にまで発展していきましたね。
この暴走族が乗るバイク、通称「族車」ですが、独自過ぎる解釈と進化を遂げたカスタムになっていきます。もはやバイクの形状をとどめていない(笑)
実は族車の源流は、新聞社や雑誌社と契約し原稿を最速で運ぶフリーのバイク便であるプレスライダーが始まりと言われており、前に倒した布製の風防、すり抜け用に絞り込んだハンドル、フロントタイヤ脇の社旗、直立乗車姿勢、コルクの半キャップ等々、暴走族の特徴となっているものばかりです。そこからさらに目立つことだけを目的に暴走族たちはカスタムを発展?させていったということのようです。
特攻服、パンチパーマ、世界随一の独自なデザインを誇る族車、気合の入ったキャッチコピーなど、彼らのヤンチャ(笑)がむき出しになった一冊です。
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この暴走族が乗るバイク、通称「族車」ですが、独自過ぎる解釈と進化を遂げたカスタムになっていきます。もはやバイクの形状をとどめていない(笑)
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自分がこのブログを書きながらまたバイクに乗りたくなったように、是非この5冊からバイク乗りが増えてくれると嬉しいです。