鉄瓶  iron kettle S-VK | iwatemo

鉄瓶 iron kettle S-VK

iwatemo

岩手とフィンランドのものづくりから生まれたブランド「iwatemo」の鉄瓶。デザインはVille Kokkonen(ヴィッレ・コッコネン)によるもの。砂岩の表面のような風合いをもつ「砂肌」は使い込むうちに光沢が増し、一生ものの道具へと変化していきます。鉄瓶で入れたお湯はまろやかな味わいに。

岩手とフィンランドのものづくりから生まれた「iwatemo」

日本の北部に位置し、農閑期の手仕事として多彩な道具をつくり出す技を磨いてきた岩手。寒く長い冬を少しでも心地よく過ごすべく、数々の優れたデザインを生み出してきたフィンランド。

そんな2つの地が手を繋ぐことで生まれたブランドが、「iwatemo」です。

デザインを手掛けているのは、世界的デザイナーであるVille Kokkonen(ヴィッレ・コッコネン)と、Harri Koskinen(ハッリ・コスキネン)の2人。逆境から育まれたものづくりの歴史を大切にしながら、岩手の確かな技術を持つ職人たちとともに、現代の生活にも寄り添う美しいデザインをつくり出しています。


伝統技術と現代のデザインが生んだ、洗練されたかたちの美

岩手は江戸時代から受け継がれてきた伝統工芸・南部鉄器の産地としても知られています。これまで鉄器を手掛ける工房として南部鉄器づくりの一端を担ってきた三協金属では、工程ごとに試行錯誤が重ねることで「iwatemo」らしい洗練されたかたちを実現しました。

和洋どんなインテリアにもしっくり馴染む「鉄瓶 iron kettle S-VK」は、光の当たり具合によってその立体的な表情が引き立つかたち。仕舞い込まず、いつも表へ出しておきたくなる佇まいです。

砂岩の表面のような風合いをもつ「砂肌」は独特の陰影を生み出し、使い込むうちに光沢が増していきます。時間を重ねるほど美しく、大切に使えば一生かけて愛用できる、頼もしい道具へと育っていくのです。

容量は650mlなので、3〜4人でのお茶時間にも。お出かけ用のマイボトルを用意するときも、さっと沸かせます。

そして重さも約1.5kgなので、お湯が入っている状態でも楽に持ち運べるのも嬉しい。忙しい朝、ちょっとひと息の昼、ゆっくり寛ぐ夜と一日を通して使うものだから、いつでも気軽に使えるサイズと重さは、とても大事。


まろやかな湯を沸かして育てる、一生ものの道具

鉄瓶は取り扱い方法が難しいと誤解されがちですが、お手入れ方法はとてもシンプルです。大切なのは、使ったらその都度きちんと乾かすこと。

お湯を沸かして注いだあとは、蓋を開けておけばすぐに蒸発するので簡単です。余ったお湯はそのままにせず、ボトルに移すか捨てて空にしておくと、サビを防ぐことができます。

使用していくうちに内側に赤い斑点が現れ、やがて白い湯垢の膜が出てきます。これが水をまろやかにしてくれる所以。白い膜は水に含まれるミネラル成分で、沸かした水を美味しくしてくれるだけでなく、鉄瓶の内側を錆びにくくしてくれる効果があります。

鉄瓶で淹れると鉄分摂取の一助になるのも嬉しい。朝に飲む一杯の白湯や、茶葉の味わいをじっくり楽しむお茶の時間にも。

こちらの「鉄瓶 -iron kettle S-VK」のほかに、デザイン違いで「鉄瓶 iron kettle S-HK」もございます。ぜひあわせてご覧ください。
「鉄瓶 iron kettle S-HK」
https://nostos.jp/archives/294776

iwatemo
iwatemo は岩手の確かな技術を持つ職人たちとフィンランドのデザイナーであるハッリ・コスキネン氏とヴィッレ・コッコネン氏とのコラボレーションで生まれた新しい暮らしのブランドです。二人は自ら工房を巡り職人とともに、手仕事のあたたかみと洗練された美しさを兼ね備えた、時を超越したデザインの新しい工芸品をつくり上げました。

Ville Kokkonen(ヴィッレ・コッコネン)
1975年生まれ。ヴィレ・コッコネンにとって、デザインは、科学的な発見に導かれる素材と製造過程の精査であり発明である。工業デザイナーである彼の創作世界は広大で、手掛けるプロジェクトは、先端技術や伝統工芸とその技術の探求に留まらず、これからの世の中における生活の在り方とその可能性へと及ぶ。
2004年に独立して以来、デザイン及び技術界のトップ企業であるノキア、イッタラ、エクセルコンポジット、フィンランドのエンスト電機や林産企業であるUPMキュンメネ株式会社などと、精力的にコラボしている。2005年から2014年にかけてはアルテックに在籍し、研究開発プログラムを手掛け、2008年以降はデザインディレクターを務めた。国境を越え主要教育機関で講演すると同時に、現在はアアルト大学美術・デザイン・建築学部の教授を務めている。
01ブランドiwatemo
02素材
03デザインVille Kokkonen
04重さ約1.5kg
05サイズW175 x D140 x H195mm
06容量650ml

スタッフレビュー

  • 中野 鉄瓶で沸かすお湯はとてもまろやか。いつものお茶の味も変わります。いつでも気軽に使えるサイズと重さ、とても大事。

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