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ハーブ・ルバリンとアメリカンタイポグラフィ
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ハーブ・ルバリンとアメリカンタイポグラフィ

ソール・バス、ポール・ランドと並びアメリカを代表するデザイナー/ハーブ・ルバリン。氏の仕事を紹介する書籍と、年月をこえていまなお新しく、刺激的なアメリカンタイポグラフィにまつわる書籍が入荷しましたのでご紹介します。

『Herb Lubalin: American Graphic Designer 1918-81』はハーブ・ルバリンの作品集。

ニューヨークの広告業界から始まり、世界で最も影響力のあるタイポグラファー・グラフィックデザイナーとなるまでの軌跡を大量の作品資料とともに俯瞰します。

作品がページ一面に大きく掲載されている上に、本書自体の装丁も非常に美しく、手にするだけで心躍る一冊。

お次は、『アイデア No.329 ハーブ・ルバリンのタイポグラフィックス』

氏の作品とタイポグラフィーを豊富な図版で振り返ります。作品解説に加え、ハーブ・ルバリンのインタビューなどを掲載しており、情報量の多さはさすがアイデア。しっかり読み込んで知識をつけたい方へおすすめします。

最後にご紹介するのは、『U&lc: influencing design & typography』。アメリカで設立されたフォントメーカー、ITC発行のタブロイド誌「U&lc」から良質のカバー・記事・イラストレーションをセレクトし、編纂したもの。

ハーブ・ルバリンやペンタグラムなど、名だたるデザイナー陣に支えられた素晴らしいグラフィックデザインとタイポグラフィーの傑作を収録しています。中には絵のようなタイポグラフィや、立体で表現されたものもあり、創造性を刺激してくれる一冊です。


『Herb Lubalin: American Graphic Designer 1918-81』
『アイデア No.329 ハーブ・ルバリンのタイポグラフィックス』
『U&lc: influencing design & typography』

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故郷・広島県で雑貨のお店をしていた影響で、器に目がない。盛り付ける料理は修行中。ノストスブックスの雑貨担当として奮闘します。暮らしにまつわる本、民藝本、画集が好きです。