一着の同じ服でも、その着こなしや思い入れは実に様々です。今日はそんな多種多様な衣服のかたちをご紹介します。
シャネルが1954年にデザインした、リトル・ブラック・ジャケット。『The Little Black Jacket Chanel’s Classic Revisited』は、そんな時代を超えてもなお色褪せないそのジャケットを、著名人たちがそれぞれに着こなしたファッションポートレートを掲載した一冊です。
参加したのは、シャネルミラ・ジョヴォヴィッチ、サラ・ジェシカ・パーカー、アナ・ウィンター、エリザベス・オルセンなど。日本からはオノ・ヨーコ、椎名林檎、蒼井優、菊地凛子、玉木宏、平井堅らが参加。
100枚を超える作品すべてを撮り下ろしたのは、シャネルのアートディレクターにして写真家でもあるカール・ラガーフェルド。
アメリカ初のクチュリエと呼ばれたイギリス系アメリカ人デザイナーで、技術と方法論の両面でファッション界に多大な影響を与えたチャールズ・ジェームズ。
『The Couture Secrets Of Shape』は、1973年に出版された著書「The Charles James Approach to Structural Design」の復刻版を収録したもの。さらにジェームズの仕様に従ってカスタマイズした、マネキンの制作過程も紹介しています。服作りに携わるすべての人におすすめしたい、教科書的な一冊。
最後にご紹介するのは、『Portraits in Lace: Breton Women』。ブルトン人女性がレースのを身にまとったポートレートシリーズを収録した、フランスの写真家、シャルル・フレジェの写真集。
それぞれの衣装やヘッドドレスは年齢や身分だけでなく、着用者の村を示したものもあり、巻末にはそれぞれの解説も掲載しています。
◯『The Little Black Jacket Chanel’s Classic Revisited』
◯『The Couture Secrets Of Shape』
◯『Portraits in Lace: Breton Women』
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