絵筆、色鉛筆、ペンを片手に、ユーモラスに、時に皮肉を入り混ぜながら社会をうつしたイラストレーターたち。彼らによって生み出された作品は、時代を超えてもなお、わたしたちに多弁に語りかけてくるようです。
まずご紹介するのは、アメリカ西海岸を代表する現代アーティストのひとり、レイモンド・ペティボン。
『Raymond Pettibon: Plots Laid Thick』には、テレビや漫画のキャラクターや野球など、アメリカの大衆文化的なイメージと、ジャンルレスな文学世界から引用されたテキストを組み合わせた作品が多数掲載されています。氏の作品に含まれる、辛辣なメッセージを感じられる。
ポーランド派ポスターの草分け的存在と称されるヘンリク・トマシェフスキ。
『Henryk Tomaszewski: Wersja Polska』は生誕100周年を記念した展示にあわせて出版された作品集です。第二次世界大戦後のポーランドのグラフィックデザインの歴史において重要な役割を果たした氏の作品を大判で多数収録。
明るい色彩とその組み合わせ、デフォルメされた抽象的なモチーフ、知性とユーモアを感じる作品を、368ページにわたって掲載した見応えのある一冊です。
最後にご紹介するのは、アメリカのイラストレーターで漫画家の、ソウル・スタインバーグ。
多様な文化と人々が入り交じるアメリカという広大な国を、ときにユーモラスに、ときに滑稽に描きました。
『The Discovery of America』には、作品約200点を収録しています。
◯『Raymond Pettibon: Plots Laid Thick』
◯『Henryk Tomaszewski: Wersja Polska』
◯『The Discovery of America』
本日の入荷一覧はこちらからご覧ください▼