ファッションは身につける人の個性や価値観を表すとともに、憧れの姿やなりたいイメージに近づくための手助けをしてくれるものでもあります。今日は、写真家、編集者、モデルという異なる視点からファッションの魅力を引き出し続けてきた三者の書籍をご紹介します。
『Not in Fashion』は映像作家、詩人など多彩な活動をしつつ、Purpleやi-D Magazineなどの紙面を飾る先鋭ファッション・フォトグラファー、マーク・ボスウィックの作品集。
ファッション写真の常識を覆した氏の、広告写真、ポートレート、ポラロイド写真など、20年間の活動の軌跡を追う一冊です。
美しいブックデザインも秀逸。
インディ・カルチャーの発火点となったフランスの雑誌「Purple」の創刊編集長、エレン・フライスによる初の単著『エレンの日記』も入荷しております。
ファッション・映画・文学への情熱、アーティストや作家たちとの交流、東京やブラジルなど世界各地への旅、友人・恋人との出会いと別れ、新しい個人誌「Hélène」The Purple Journal」の立ち上げ。
薄っぺらな流行や商業主義を拒否しながら、自らの感受性を信じ、常に「美しさ」を追い求める孤高の編集者エレンが綴った、珠玉の日記エッセイを38篇しています。「Purple」世代はもちろん、世代じゃない方にもぜひ読んでいただきたい。
ファッションについての価値観や私生活を含んだエッセイといえば、アレクサ・チャンの『IT』も読み応えのある一冊。
モデルとして活躍する傍ら、自らの名を冠したブランドも立ち上げた彼女が綴る、ファッションのこと、恋愛のこと、好きな音楽や映画、そして人生のこと。自らが描いたスケッチや、プライベートなポートレイトとともに楽しめる、ファンにはたまらない一冊です。
◯『Not in Fashion』
◯『エレンの日記』
◯『IT』
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