その街に生きる人々、その日常を切り取ったストリートフォト。ページをめくっていくたびに、まるで自分自身がその時代にタイムスリップしたかのような錯覚をしてしまいます。
どんなに年月が経っても色褪せない、ウィリアム・クラインの写真集と、「ニューヨーク・スクール・オブ・フォトグラフィー」によるストリートフォトをご紹介します。
戦後の写真界に多大な影響を与えたニューヨーク出身の写真家、ウィリアム・クライン。『Rome+Klein』は、有名な都市四部作の第二作目写真集。
イタリアはローマで撮影したストリートフォトをモノクロで多数収録しています。美しいローマの街並みとともに撮影された人々の姿から、当時のローマ社会をクラインの視点で感じることができます。
『Paris + Klein』もウィリアム・クラインの写真集。都市四部作とほぼ同時期に撮られたパリの作品と、その後の映画活動以後による作品から構成されたもの。
主にフランスを活動拠点とするウィリアム・クラインが、パリでの政治運動、デモ、地下鉄、サッカースタジアム等々、始めてカメラを手にした1960年代から撮影された様々な情景写真を収録しています。
最後は、1930年代から1950年までニューヨークを中心に活動し、多数の写真家が参加していたグループ「ニューヨーク・スクール・オブ・フォトグラフィー」の作品集、『The New York School: Photographs, 1936-1963』。
ダイアン・アーバス、リチャード・アヴェドン、アレクセイ・ブロドヴィッチ、ロバート・フランク、ウィリアム・クライン、ソール・ライター、ウィーギーらの作品を収録した、見応え十分の一冊です。
◯『Rome+Klein』
◯『Paris + Klein』
◯『The New York School: Photographs, 1936-1963』
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