アーティストたちが自分の家族、あるいは子どもたちのために制作した「贈りもの」にこそ、最大の愛とクリエイティブが詰まっているのかもしれない。
『作家からの贈りもの』には、名だたるアーティストたちが手がけた「贈り物」の記録が、まるで宝箱のように閉じ込められています。収録作家は舟越桂、ライオネル・ファイニンガー、香月泰男、藤田嗣治、有元利夫、本郷新、アレクサンダー・カルダー、パウル・クレー、猪熊弦一郎、パブロ・ピカソ、若林奮。あぁ、なんと豪華な...。
作家としての豊かな想像力、いち家族としてのあたたかな眼差し、そしてこれまで知りえなかった新たな一面を垣間見ることができると思います。
『おもちゃのいいわけ』は舟越桂が手掛けたおもちゃたちと、作品や子どもたちに対する想いを収めた作品集。なんて優しい本...大好きです。
子どもたちへ向けた愛情と優しい記憶が溢れ出ていて、なんだか読んでいる自分の幼少期まであたたかく抱きしめられているような気持ちになります。
いつか自分に子供ができたら、こんな贈り物ができたらいいなぁと夢見たり。大切な誰かへのプレゼントに贈る本としても素敵だと思います。
最後は新刊書籍『話せば短くなる 原田和明のオートマタ』。芳しいももからプーとオナラの音がする「桃の声」、自分の頭を持ち上げるお茶目な「テディベア」など、全43のオートマタ作品を楽しめる本書。手がけるのは日本を代表するオートマタ作家・原田和明。
なんとなくインスタグラムを眺めているときに原田さんのオートマタが流れてくると、思わずくすっと笑っちゃう。「ねぇねぇ見て」と誰かにも教えたくなる、愛すべきからくりの世界が満載です。
◯『作家からの贈りもの』
◯『おもちゃのいいわけ』
◯『話せば短くなる 原田和明のオートマタ』
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