ブックレビューBOOK REVIEW

アアルトからムーミンまで。北欧の建築とデザイン
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アアルトからムーミンまで。北欧の建築とデザイン

まずは新入荷のアルヴァ・アアルト作品集『Aalto』

パイミオチェア、スツール60、ヴィープリ図書館、セイナキヨ・タウン・ホール、ベース・コレクションなど、代表作品を楽しみた方も、この一冊ならばっちりです。


そしてデンマークの建築家を代表するアルネ・ヤコブセンの『Room 606: The SAS House and the Work of Arne Jacobsen』

氏が建築、家具、カトラリーにいたるまですべてのデザインを手がけた「ラディソンSASロイヤルホテル」の仕事を、美しい写真でじっくり味わうことができます。

個人的にもホテルライクな内装が大好きなので、全体のコーディネートが見られるのはたまらなく嬉しい...。


北欧建築・インテリアとおなじくらい、ムーミンは北欧のイメージをかたちづくった大切な存在ですよね。図録『ムーミン展 THE ART AND THE STORY』は、これまで入荷したムーミン関連書籍のなかでも装丁が可愛らしく、贈り物にもおすすめできる一冊。

小説や絵本の挿絵をはじめ、初期のグッズやフィギュア、企業広告や舞台に登場したムーミンなど、世界中で愛され続けるムーミンと仲間たちの色々な表情に出会えますよ。


最後はムーミンの世界からもう一歩踏み込んでみましょう。ムーミンの世界がフィンランドという国とどのように繋がっているのかを引紐解いてくれる図録『フィンランドのくらしとデザイン ムーミンが住む森の生活』は、北欧文化を学ぶ上でもとっても心強い一冊。

長く厳しい冬、そしてそのなかで培われた人々の暮らしに対するあたたかな眼差しを感じられるはずです。

『Aalto』
『Room 606: The SAS House and the Work of Arne Jacobsen』
『ムーミン展 THE ART AND THE STORY』
『フィンランドのくらしとデザイン ムーミンが住む森の生活』

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ノストスブックス店長。前職では某テーマパークのお姉さんや、不動産会社の営業をしていました。小説とクラシックなものが好き。一緒に、好きだと思えるものを沢山見つけましょう。