シニカルかつユーモア溢れる作風も魅力ですが、わたしはなんといっても針金のように細い線でちくちくと縫うように描かれた独特のタッチが好き。
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スタインバーグが大学の建築学科を卒業していることもあってか、実在する建築物のみならず架空の個性的な建物も頻繁に描かれるのですが、これがまたよくてですね。
緻密に書き入れられた窓の数だけ、扉の数だけその奥には物語がある。そんなことをスタインバーグが考えたかはわかりませんが、一枚のイラストの中に無数のストーリーを閉じ込めるスタインバーグらしいモチーフだなといつ見ても思うのです。