簡単にいえば、印刷物における可読性や視認性、そして美しさを得るための活字の配置と構成、経済的に効率よく印刷物を作る術が初期タイポグラフィであり、それを設計する人をタイポグラファーと呼んだ。
ヤン・チヒョルトが、わずか21歳で世界に宣言した「タイポグラフィの基本」は、初期タイポグラフィに新たな息吹をもたらすことになり、彼は若くして「新しいタイポグラフィ」の旗手となる。
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後年「あれはまったくの若気の至りだった。」と自己否定し、苦悶の中で新たなタイポグラフィについての考えを進化させていく「ふたりのチヒョルト イワンとヤン」もおすすめ。 機会があればぜひ読んでみてほしい。