大橋正といえばイラストレーター。
と思ったら大間違いなのだ。
アートディレクター、デザイナー、イラストレーターと1人三役当たり前。本来はグラフィックデザイナーなのである。
「私の制作するイラストレーションは、私のデザインのエレメントです。」と本人も語るように、デザインのコンセプトやレイアウトにふさわしいカタチを描くために野菜を描く。写実的だがそのままそっくり描いているわけではない。
自然が生み出した葉脈や根毛の躍動をじっくり観察し、美しいと感じる部分を強調し、描きたくないものを省略する。
野菜と対峙しながら画を描く大橋正の眼は、あくまでデザイナーの眼なのだ。