かつて仲間とともに盛り上がった、青春の思い出が詰まったゲームの世界。頁をめくった読者から、「うわー、懐かしい」「おれ、このロゴの時代からこのゲームやってたなぁ」という声が今にも聞こえてきそう。
今回のオススメ本、アイデアNo.352は、バンダイナムコゲームス、カプコン、セガの3社が築き上げたゲーム・グラフィックの変遷を、ロゴマークを中心に紹介したファンにはたまらない一冊。
ですが本書はゲームファンのためだけにおすすめしたい号ではありません。
ゲーム・グラフィックは、遊園地やアーケード、映画といった様々なエンターテインメントの変化に加え、大容量化や高性能化といった技術の進歩、海外からの影響なども密接に関係していて、デザイン史をより深く捉えることができるのです。
アール・ヌーヴォーを再解釈する流れを汲んだ70年代のヨーロピアン・ニューウェーブなデザインや、アール・デコ期の流れを受けたロゴ…
こんな風に聞くと、ゲームはあまり詳しくないという方でも、ちょっと想像してみたくなりませんか?