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渋いおじさんになりたい。60才までに圧倒的おじさんになるために見る本
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渋いおじさんになりたい。60才までに圧倒的おじさんになるために見る本

こんにちは、中野です。すっかり春ですね。

私ごとではありますが先日誕生日を迎え、人生の後半戦に突入しております。 あと何年生きられるのでしょうか?

スーツを着るのは冠婚葬祭以外ない人生を歩んでまいりましたが、ここから先は古本屋でもスーツ、休日でもスーツ、というのもアリなのではないかということで、 今後は、60才を目標に男の色気を手に入れようと思います。



紳士たる佇まいとは何か?

Gentleman Fashion 紳士へのガイド

Gentleman Fashion 紳士へのガイド

著者
ベルンハルト・レッツェル
出版社
クーネマン出版社
発行年
2001年
ドイツのジャーナリスト、ベルンハルト・レッツェルによるファッションガイドブック。
ひげの手入れ、下着、シャツの着こなし方、靴、スーツなど、紳士になるために必要なアイテムがこれでもかと書かれたまさしく紳士のガイド。お勉強になります。

床屋での一コマ 「真の紳士は妻以外の女性に体を触れさせない」という古くからの決まりがあるようです。かかりつけの理容店はその大切な店の一つ。なるほどねぇ。最近良い理髪店を見つけたので一歩前進。

ヒゲのあれこれ ヘミングウェイのような髭面になりたいのですが、残念ながら中国人的ヒゲしか生えません。無念。

blog_2016422_05 この貫禄がほしい。

大人の靴 恥ずかしながらまともな革靴を一足も持っていないので早急に揃えます。オールデンとかですよねきっと。「手入れの行き届いた靴は風格を与える」とのこと。肝に銘じます。

革靴に合わせる靴下 左のパターンはNG。スネを見せてはいけない。

パイプ 葉巻 パイプか葉巻か。葉巻かな。一回だけ吸ったことがありますが謎でした。香りを楽しむらしいですね。


紳士に必要なアイテムを一つも持ち合わせていない現実に驚愕していますが、上質な物は年代を超えるといいますから60代に向けて徐々に揃えていかねば。

時代の変化とともに変わるスーツの着こなし方

Sharp Suits

Sharp Suits

著者
ベルンハルト・レッツェル
出版社
クーネマン出版社
発行年
2001年
イギリスのファッションライター、エリック・マスグレーヴによるスーツの文化史。
こちらの一冊は、スーツの着こなしについての参考書。時代の変化とともスーツも変化しています。映画俳優やミュージシャンたちの着こなしが抜群にカッコ良いです。

年代別スーツ 年代別スーツ 40年代が一番好きです。

白のスーツの着こなし 白のスーツを着こなせたら大人。

ステッキを持つ紳士 3人とも渋すぎる。一番奥のおじさんになりたい。60代になったらきっと膝がぐにゃぐにゃでしょうからステッキは必須でしょう。こだわりのステッキを持ちたい。

すべての男のために

男の解剖学

男の解剖学

著者
高橋睦郎
出版社
角川書店
発行年
1978年
日本の詩人、高橋睦郎による評論。「男」という生命体を「肉体」「精神」「典型」の3つから捉え、解説する。
最後は読み物で一冊。すべての男のための男性論。これは読まねばなりません。

背中について
男の背中には顔の表情どころか、内面の表情までが現れている。

おぉ。男の背中の重要性は古代から続いているらしい。猫背はダメ。


お尻について
男のお尻は彼が宇宙と存在の原理を感得するための感覚の中心なのである。

意味がわかりませんがきっと深い意味があるんでしょう。
「人間の本質はすべて後ろ側にあるが、これが信号として前面に出る」ということで、背中もお尻も大切だということですね。


股間について
股間の暗黒時代は終わった。むしろ股間によって男の美醜を決めるべきではないか。

股間の暗黒時代。。どんな時代でしょうか。。



後ろ姿に気をつけて、スーツを着こなし、雪にも夏の暑さにも負けぬ。
丈夫な背中を持ち、欲はなく、決して怒らず、いつも静かに笑っている
ヒゲとステッキを持ち、たまには白いスーツを着る、
そんなおじさんにわたしはなりたい。

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ノストスブックス店主。歴史と古いモノ大好き。パンク大好き。羽良多平吉と上村一夫と赤瀬川原平と小村雪岱に憧れている。バンドやりたい。