以前の記事ではパンクにハマっていた頃の話を書きました。
ロカビリー、サイコビリー、モッズ、パンク、このあたりの時代がとにかく好きなので、ユースカルチャー関連の書籍が入荷されると一人で小躍りしております。
50年代というと、リーゼント。この髪型、男なら一度は憧れるスタイルじゃないでしょうか?もうそんな時代じゃないんでしょうか? 似合う人とそうでない人の差が激しいこのリーゼント。個人的にはブライアンセッツァーがベスト・リーゼントだと思っています。
というわけで、今回は「50年代のリーゼントがカッコ良い男達 」にスポットを当ててご紹介してみようと思います。
階級意識から生まれた男達の美意識:テッズのスタイル
The Teds
- 著者
- Chris Steele-Perkins
- 出版社
- Dewi Lewis Publishing
- 発行年
- 2003年
50〜60年代にロンドンで流行したテディボーイ・スタイル、通称「テッズ」の写真集。
こちらは一冊丸ごとテディボーイ通称「テッズ」を収めた写真集。テディボーイとは、1950年代のロンドンで発生したファッションスタイルで英国国王エドワード7世のエドワーディアン・ルックと呼ばれたスタイルを誇張したもの。
丈の長いエドワードジャケットに細身のパンツ、厚底靴が特徴です。真ん中にトサカのように集めるリーゼントはクイッフ。後ろの流れを美しく強調するのはダックテイル。
中学生ぐらいのころ、必死で水つけてリーゼントの真似事してたなー。ポマードとか臭くてダメだった記憶。
左の2人が来ているのがエドワードジャケット。
こなれた感。先輩ですかね。
後ろの過剰にやりすぎちゃったスタイルの人ってどこでも絶対いますよね。
見事な完成度。セットに何時間かかるんでしょうか?美しい。
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ジャズ界の伊達男チェット・ベイカー
Young Chet
- 著者
- William Claxton
- 出版社
- Schirmer/Mosel
- 発行年
- 1993年
ウエストコースト・ジャズの代表的なトランペット奏者である、ジャズミュージシャン/チェット・ベイカーの音楽活動に密着して撮影されたポートレート。
若きチェット・ベイカーの姿を写した写真集。1950年代半ばにおいて時代の寵児と呼ばれたジャズマンのプライベートや演奏、妻と過ごすおだやかな顔などの日常のポートレート。撮影はウィリアム・クラクストン。
ポマード撫でつけ系リーゼント。撫で付けた髪がハラリとたれる繊細で物憂げな雰囲気。さぞかしモテたんでしょう。
よくみるとグルリと巻きつけたようなポンパドールスタイル。演奏するときとプライベートでリーゼントの仕様をわけていたのかな。
トランペットも吹いて、歌もうまい。甘い声をお楽しみください。
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トランペットも吹いて、歌もうまい。甘い声をお楽しみください。
キング・オブ・ロックンロール
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エルヴィス・プレスリー LIFE写真集
- 著者
- Charles Hirshbergs
- 出版社
- Life
- 発行年
- 2002年
永遠のロック・スター、エルヴィス・プレスリーの写真集。LIFE誌のアーカイヴを編纂した写真を、モノクロで多数収録。
キング・オブ・ロックンロール、エルヴィス・プレスリー。50年代に大流行したリーゼントは彼の影響で世界的に流行したと言われています。ロックンロールの創始者の一人であるとともに、髪型、ファッションなどあらゆる影響を世界中に与えました。
下半身の動きが卑猥だと言われテレビでは上半身だけの映像が流れるほど。今見るとなんでもない動きですが、当時の人々はアゴが外れんばかりに驚いたようです。
キャー!
ポンパドールといわれるスタイル。撫でつけたあとにぐいーっと前に持ってきて横に流すやつ。若いときの髪型はさすがにカッコ良いんですが、後年はどうしてあんなことになったのかが謎。
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ちなみにわたくしの現在はといいますと、美川憲一みたいな髪型をしていることが先日判明しました。悲しい。