本の宇宙 詩想をはこぶ容器 | 栃木県立美術館
1992年に栃木県立美術館で開催された「本の宇宙 詩想をはこぶ容器」展図録。版画家・駒井哲郎や瀧口修造を中心に、周囲に集った詩人・画家などの作品も含めながら、時空を超え知識を伝達する「本」という存在の魅力を振り返る。
Picasso: The Art of the Poster | パブロ・ピカソ
20世紀を代表する画家、パブロ・ピカソのポスター作品をまとめた作品集。ピカソがアトリエを構えていた南フランスのヴァロリスでの展示会や広告などのポスター作品を紹介。1948年から1966年にかけての作品66点の図版、テキストを収録。 英語、ドイツ語、フランス語表記。
畠山直哉 | 岩手県立美術館、国立国際美術館
2002年に開催された巡回展の際に刊行されたもの。写真家、畠山直哉の初期の作品から2001年までの作品を紹介。石灰石鉱山、ダイナマイト爆破の瞬間、東京の建築群、川の連作などを収録。人間社会と自然の関係性を、カメラというメディアを通してその在り方を考える。
HANON | 水谷吉法
日本の写真家、水谷吉法による都市空間の中に異常繁殖する川鵜を追った作品集。東京近郊の電線を占拠する大群の川鵜の姿は白と黒のモノトーンで表現されており、ピアノ教則本『HANON』の譜面のように浮かび上がっている。
Vija Celmins: Dessins / Drawings | ヴィヤ・セルミンス
2006年から2007年にかけてポンピドゥー・センターとパリ国立近代美術館で開催された展覧会の図録。海、蜘蛛の巣、夜空、砂漠などの自然現象を写実的に描いた作品で知られるアメリカのアーティスト、ヴィヤ・セルミンスによるおよそ40年の間に描かれた作品群を収録。 英語、フランス語表記。
美術と文学の交流 麻生三郎の装幀・挿画展 | 神奈川県立近代美術館
2014年から2015年にかけて神奈川県立近代美術館で開催された展覧会の図録。文章家としても知られ、絵画制作の他にも数多くの装幀や挿画を手がけてきた洋画家、麻生三郎。季刊雑誌『帖面』のための表紙、カット、デッサンや、麻生による挿画や装幀の原画の数々を豊富に収録した一冊。
郷津雅夫写真集 New York | アドバタイズ・コミュニケーション
現代アーティストであり写真家の郷津雅夫による作品集。70年代から長年に渡って取り組み続けたシリーズ「Windows」のほか、「Harry's Bar」、「246」の3シリーズをまとめて収録したもの。郷津が写し出しているのはダウンタウンで暮らすマイノリティの人々の姿であり、同じく異国の地でマイノリティである自分自身の姿を重ね合わせたものでもある。
Peter Lindbergh: A Different Vision on Fashion Photography | ピーター・リンドバーグ
ファッション写真界の巨匠、ピーター・リンドバーグの作品集。自然体でありながら独創的なモノクロームの写真でファッション写真界に新たな風をもたらしたリンドバーグによる、40年にわたるキャリアの中から400点以上の作品を集めたもの。 英語、フランス語、ドイツ語表記。
Laila Uti | Mette Winckelmann
デンマーク出身のアーティスト、メッテ・ヴィンケルマンの作品集。2019年から2020年にかけて開催された展示に際して出版されたもの。ペインティング、服飾デザイン、パッチワーク、空間演出など多岐にわたる作品を収録。 デンマーク語、英語表記。
山口薫展 | 世田谷美術館 ほか
2008年から2009年にかけて世田谷美術館ほかで開催された展覧会「山口薫展」の図録。郷里の風景や身近な暮らしをモチーフに豊かな色彩感覚と造形表現で作品を生み出してきた山口薫。本書は油彩画の作品およそ90点を画風の変化に沿って紹介するとともに、水彩画やスケッチ、資料などとともに山口の画業を顧みる一冊。
漢聲雑誌 61-62期 老月分牌廣告書
毎号テーマを変え、中国の文化を深く、かつグラフィカルに紹介する雑誌「漢聲(ハンシェン)」第61-62期。本号では1900年から1930年代に中国で展開された広告デザインを紹介。ポスターやパッケージ、カレンダーなどをメーカーや商品ごとに分類。 中国語表記。
タイポグラフィの基礎 知っておきたい文字とデザインの新教養 | 小宮山博史
書体デザイナー、書体史研究家の小宮山博史が、漢字の誕生から今日における和文タイポグラフィのデザインまでを編纂。執筆陣は府川充男、白井敬尚、山本太郎、臼田捷治、鳥海修ら。
アイデア No.312 葛西薫 | 誠文堂新光社
アイデアNo.312、2008年11月号。日本を代表するアートディレクター・葛西薫特集。金原ひとみの『蛇にピアス』や上田義彦の写真集の装丁、アパレルの広告やパッケージデザインまで手広く行う葛西ワークを隅々まで紹介する、充実の1冊。
山名文夫のグラフィックデザイン 装丁・広告・プライベートな挨拶状まで
資生堂のキーデザインでも広く知られるグラフィックデザイナー、山名文夫の作品集。パンフレットのデザインから装幀・挿画、広告、プライベートな年賀状・礼状まで、多彩な作品を紹介する。序文は水野卓史によるもの。
Richard Paul Lohse: Konstruktive Gebrauchsgrafik | リヒャルト・パウル・ローゼ
スイスのグラフィックデザイナー、リヒャルト・パウル・ローゼの作品集。ポスターを中心に、1920年代から1980年代の作品をカラーで多数収録。 ドイツ語表記。
年鑑日本のグラフィックデザイン 1988 | 講談社
日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が発行する年鑑の1988年度版。広告ポスター、ブックデザイン、ロゴデザイン、パッケージデザインなど、優れたグラフィック作品を多数収録。序文は亀倉雄策、装丁は中村誠。
田中一光の文字とデザイン | アート・テクニック・ナウ 19
グラフィックデザイナー・田中一光が自らタイポグラフィの技法を公開。レタリング、カリグラフィ、フォトスケッチ、ロゴ等デザインにおける文字の役割を具体的に解説する。豊富なカラー図版、作例、そして新人へのアドバイスも収録。装丁は粟津潔。
世界の美しい欧文活字見本帳 嘉瑞工房コレクション | グラフィック社
活版印刷会社、嘉瑞工房が制作した欧文活字書体資料集。Helveticaを作った活字鋳造会社ハース社をはじめ、欧米の約20の活字鋳造会社のパンフレットや書体見本帖を用いてすばらしい組版の事例を紹介。カラー図版約350点と解説を収録。
日本語のデザイン | 永原康史
グラフィックデザイナー、アートディレクター永原康史による日本語と文字表現についての指南書。ひらがなの誕生、出版のはじまり、タイプライティング、デザインについてなど、豊富な図版とともに解説。歴史、文化とともにデザインの視点から日本語における文字の変遷を辿る。
IDEA Liquid アイデアリキッド バックナンバー・コンピレーション 8冊セット | 誠文堂新光社
在庫切れとなった『アイデア』のバックナンバーの中から、要望の多い記事を中心に再編集。特集TOMATO、八木保、STUDIO DUMBAR,ディック・ブルーナ、Tyohography∞、ナイキのヴィジュアル・クリエイティヴほか、あらゆる分野のデッドストックとなった貴重な記事がまとめられている。8冊セット。
Dick Bruna: Boekomslagen | ディック・ブルーナ
オランダのグラフィックデザイナーであり、ミッフィーの生みの親としても知られるディック・ブルーナのブックデザイン集。オランダのペーパーバックシリーズ「ブラック・ベア」のために手掛けたブックデザインをカラーで多数収録。絵本作家としてのイメージが強い氏の表現の幅を実感できる一冊。
大橋歩 わたしの時代 1962-2009 | 三重県立美術館
三重県立美術館で開催された展示会「大橋歩展 平凡パンチからアルネまで アート・ファッション・ライフスタイル 1964年〜2009年」のカタログ。1964年創刊の「平凡パンチ」表紙イラストをはじめ、西武百貨店ポスター、長田弘著作の表紙画、立体作品など、時代の流れにあわせて展開されてきた氏の多彩な仕事を辿る。
現代日本のブックデザイン史 1996-2020 | 誠文堂新光社
2019年に刊行されたアイデア No.387「特集:現代日本のブックデザイン史 1996-2020」に最新のブックデザインの事例や新規コンテンツを加え増補改訂したもの。1996年から2020年までの日本のブックデザインを取り上げ、「出版不況」の時代におけるブックデザインを現役のブックデザイナーである長田年伸、川名潤、水戸部功の3名が選定し、スタイル別に紹介。5名のブックデザイナーとの対談も収録。
TDC年鑑 ’99 | 東京タイプディレクターズクラブ
東京タイプディレクターズクラブ(現 東京TDC)の年鑑、1999年度版。文字と言葉の視覚表現の可能性を追求するために1990年から始まった国際的なコンペティションであり、国内外から集まったタイポグラフィとグラフィックデザイン作品を掲載。会員金賞は松永真、一般金賞は野田凪。装丁は澤田泰廣、立花文穂。
The Wild World of Barney Bubbles: Graphic Design and the Art of Music | バーニー・バブルス
イギリスのグラフィックデザイナー、バーニー・バブルスの80歳の誕生日を記念して出版された作品集。ビリー・ブラッグ、エルビス・コステロ、デペッシュ・モード、イアン・デューリー、ホークウィンド、ダムド、ニック・ロウなどのレコードジャケットやポスター、プロモーションビデオなどを制作し、没後40年を経てなお現代のアーティストに強い影響を及ぼしている。本書は、何百点もの貴重な未発表の写真、スケッチ、ノート、オリジナル・アートワーク、著者が長年にわたって丹念に収集した16ページの貴重なエフェメラも追加収録されている。
八木保の仕事と周辺 | Director and Designer SCAN
グラフィックデザイナー、アートディレクターの八木保の仕事をまとめた一冊。八木保がコンセプトとしている「観る・聴く・嗅ぐ・触れる・味わう」の五感をテーマとして八つの章に分けたデザインワークを紹介。その仕事と人との出会い、プロジェクトのプロセスを通して八木保の仕事を紐解く。
副田高行の仕事と周辺 | Director and Designer SCAN
グラフィックデザイナー、アートディレクターの副田高行の仕事をまとめた一冊。「photography・typography・illustration・celebrity・series etc.」と大きく5つの章に分けた仕事を紹介。写真、新聞、タレント広告、色の話などをテキストによる解説と豊富な作品を収録。
Record Covers in Wadaland | 和田誠
日本のイラストレーター・グラフィックデザイナー、和田誠のレコードジャケット作品集。クラシックからジャズ、シャンソン、流行曲まで、自らも音楽好きであった氏が手掛けたデザインの数々をカラーで掲載。また氏自身によるエッセイ「ジャケットデザインのときめき」も併せて収録。
アイデア No.276 中島英樹 美しき抑圧 | 誠文堂新光社
アイデア No.276、1999年9月号。巻頭特集「中島英樹ー美しき抑圧エディトリアル」ではミュージックパッケージ、ポスターなど代表作から近年の作品までを掲載。特集2「ミュージック・パッケージに見るネクストスタンダードの予感」ではティーンエイジファンクラブ、プラシーボなどロックやエレクトロニカにおける代表的作品を取り上げながら、90年代の果てに見えたデザインの現在形を検証する。
生きている | 佐内正史
写真家、佐内正史の作品集。オレンジがかった空と鳥、凛と上を向く花、美しい彩色の海景、連続した車のショット、日常にある風景を捉える。デザイナーの町口覚と2人で創り上げた色褪せることのない一冊。
The Art of Instruction | Katrien Van der Schueren
19世紀半ばから20世紀のヨーロッパで手掛けられた教育用ポスターをあつめた資料集。チューリップやリンゴの木から、ハリネズミやヒトデの解剖図にいたるまで、デザインやアートとしても楽しめるビンテージポスターを100点以上収録。
William Eggleston Portraits | ウィリアム・エグルストン写真集
写真家、ウィリアム・エグルストンの作品集。1950年代から1970年代に撮影された友人や家族、ミュージシャン、アーティストなどを被写体とした作品群とともに、また、エッセイ、年表、エグルストンと近親者へのインタビューを収録。 英語表記。
イサム・ノグチの世界 | 綿引幸造
イサム・ノグチの没後10年、そして1998年に完成したモエレ沼公園のオープニングを記念して刊行された作品集。氏が遺した国内外の立体・建築作品を札幌在住の写真家・綿引幸造が撮影して収録。
Silent Theater: The Art of Edward Hopper | エドワード・ホッパー
エドワード・ホッパーの作品集。油彩画を中心に、水彩画、エッチング、スケッチなどを多数収録し、ホッパーがどのようにして映画のワンシーンのようなイメージを生み出したのかを明らかにする。英語表記。
佐野繁次郎展 | 東京ステーションギャラリー
2005年に東京ステーションギャラリーで開催された同名展示の図録。1950年代以降の油彩画を中心に、コラージュ、素描、装幀、「銀座百点」表紙画など、幅広い分野で活躍した佐野繁次郎の魅力を紹介。
モランディ展 | 神奈川県内近代美術館
1989年から1990年にかけて開催された「モランディ展」の図録。生涯生まれ故郷のボローニャで過ごし、繊細な眼差しで静物画や風景画を描き続けたジョルジョ・モランディ。初期から晩年にいたるまでのペインティング、デッサン、エッチングなどを多数収録し、その画業を丁寧に辿っていく。
Gerhard Richter: Landscape | ゲルハルト・リヒター
ドイツを代表する現代アーティスト、ゲルハルト・リヒターの作品集。リヒターが60年以上にわたってこだわり続けてきた「風景」というテーマに焦点を当て、海景から田園風景まで、さまざまな環境を描いた作品を紹介したもの。 英語表記。
Tim Walker: Stern Portfolio No.43 | ティム・ウォーカー
毎号1人の写真家の作品を紹介するドイツの写真誌『Stern Fotografie』43号。ファッションフォトグラファーとして世界的に活躍するティム・ウォーカーの写真作品を収録。ファッションフォトを中心に、空想的で美しいイメージの数々を収録。 英語、ドイツ語表記。
Joseph Cornell 1900-2000 | ジョゼフ・コーネル
パリのGalerie 1900-2000で開催された展示の図録。アッサンブラージュの先駆者、アメリカの芸術家のジョゼフ・コーネルの1930年代から1960年代の作品を紹介。
没後30年 熊谷守一展 天与の色彩 究極のかたち | 平澤広、渡辺浩美他
2007年から2008年にかけて開催された「没後30年 熊谷守一展 天与の色彩 究極のかたち」の図録。植物や動物に対する尊敬と、ささやかな日常に対するあたたかな眼差しが感じられるペインティングや書などを多数収録。池田良平や平澤広らによるエッセイもあわせて掲載。
アレクサンダー・カルダー展 | Alexander Calder: Motion and Color
カラフルなモビール作品で知られる現代美術家、アレクサンダー・カルダーの展示図録。ドローイングやペインティング、金属を用いた立体造形などの作品をカラーで多数収録。アートディレクションは中島英樹。
renoma revue vol.1 セルジュ・ゲンズブール | 著者名
1970年から1980年代のファッションを牽引してきたブランド「アルファ・キュービック」が創刊した『renoma revue』vol.1。特集はフランスの詩人、音楽家、映画監督、俳優、多岐に渡り活躍したセルジュ・ゲンズブールの追悼号。ゲンズブールの写真とともに、ジェーン・バーキンのインタビュー、ジュリエット・グレコ、あがた森魚らによる寄稿を収録。