ハマスホイとデンマーク絵画 | 東京都美術館
2020年東京都美術館で行われたデンマークの画家/ヴィルヘルム・ハンマースホイの展示図録。ハマスホイの作品だけでなく、19世紀前半に花開いたデンマーク絵画の黄金期の作品も併せて収録。ハマスホイという特異な才能を生んだデンマークの豊かな芸術文化を辿る。
The Diary of Frida Kahlo | フリーダ・カーロ
民族芸術の先駆者であり、メキシコの現代絵画を代表する画家、フリーダ・カーロによる手記をまとめたもの。1944年から1954年にかけて人生における激動の最後の10年を綴った記録。色鮮やかに描かれた水彩画、スケッチと併せて、思想、詩、夢、夫のディエゴ・リベラとの関係などが記されている。 英語、スペイン語表記。
HOME | 坂口トモユキ
写真家、坂口トモユキの作品集。東京近郊にある住宅地を深夜にデジタルカメラで撮影したもの。鮮明に映し出された住宅の光景はどこか怪しさを伴っており、ページをめくるごとに不思議な感覚に陥る一冊。
Robbie Lawrence: Freetown | ロビー・ローレンス
スコットランド出身の写真家、ロビー・ローレンスによる作品集。アーティストが自身で選んだ都市を撮影する「Portraits de Villes」シリーズ。ローレンスはシエラレオネ共和国の首都フリータウンを舞台に撮影。シエラレオネの貧困の中にいる妊産婦たちの健康状態、生じる課題を記録する。 英語、フランス語表記。
Derek Jarman’s Garden | デレク・ジャーマン
英国の映画監督デレク・ジャーマンの庭を、友人でもある写真家ハワード・スーリーが撮影した写真集。ダンジネス原子力発電所に面する荒涼とした土地を、美しい庭園へと変化する過程を記録。
イブ・クライン展 | 高輪美術館
1985年から1986年にかけて全国各地で開催された展覧会の図録。フランスの現代作家イブ・クラインが1962年に34歳という若さで夭折するまでのわずか7年の活動期間に制作した絵画、立体作品、火による絵画、空気の建築など、クライン芸術を幅広く網羅して紹介。
マグリット展 | 国立新美術館 ほか
2015年に国立新美術館ほか各地で開催された展覧会の図録。20世紀を代表する芸術家でシュルレアリスムの巨匠、ルネ・マグリットの初期から晩年にいたるまでのおよそ130点の代表作を5つの章に分けて紹介する。
Dorothy | 村橋貴博
guse arsとしても活動中のコラージュ・アーティスト、Takahiro Murahashi(村橋貴博)による作品集。どこかの部族の工芸品や偶像、超古代のオーパーツ、はたまた未来の生物を思わせる不思議な造形作品を収録。限定1000部。
Athene Galiciadis: An Acrylic Glass Pyramid and Three Pendulums Attached to a Triangle on a Table | アテネ・ガリシアディス画集
スイスのアーティスト、アテネ・ガリシアディスの作品集。方眼紙に印刷された人物像、螺旋、パターン、花瓶のカラー複製、作家の自画像、そして20世紀初頭のスイスの芸術家であるエマ・クンツからインスピレーションを得た写真資料を収録。 英語表記。
Vera Szekely | ベラ・セーケイ
ハンガリー出身の造形作家、ベラ・セーケイの作品集。粘土、金属、木、ガラスなどを使用した立体作品や、タペストリー、インスタレーションなど、セーケイの作品を包括して紹介。 英語、フランス語表記。
Wong Sze Chit: Where She Sleeps | MOSSES
香港出身のイラストレーター、Wong Sze Chitの作品集。Wong Sze Chitの愛する作家の1人、マルグリット・デュラスの眠るモンパルナス墓地で過ごした3日間を描く。木々の網目、墓石に刻まれた言葉、佇む彫像。思いがけず暖かさを感じたこの場所を、赤い色鉛筆で描くそれらは自身の心境を映し出している。
写真論 松尾修 | PLANCTON
写真家、松尾修による2作目となる作品集。故郷である長崎・佐世保と居住地の東京。それぞれの場所で暮らす友人や家族の姿、出来事を写真を通して記録し物語る、写真の真髄に迫るような一冊。
The Polaroid Book: Collection of Photography | Taschen
ポラロイド社の創設者であるエドウィン・ランドと写真家のアンセル・アダムスによって始まったコレクションを書籍化したもの。デイヴィッド・ホックニー、ヘルムート・ニュートン、ジャンルー・シーフ、ロバート・ラウシェンバーグらの作品を含む400点以上のポラロイド写真を収録。 英語表記。
金子國義エロスの劇場 | 小学館
澁澤龍彦訳『O嬢の物語』の挿画などを手がけた画家、金子國義の作品集。退廃的で妖艶な作品図録、篠山紀信による写真、高橋睦郎との対談等を収録。アートディレクションは浅葉克己。
封印された星 瀧口修造と日本のアーティストたち | 巖谷國士
文学者、随筆家、写真家、小説家など多方面で活躍する巖谷國士によるエッセイ集。瀧口修造と、瀧口修造に関わりのあったアーティストらをめぐるエッセイをまとめたもの。「加納光於 『運動』ー旅人たち」「野中ユリ 自我の集中と払散について」「澁澤龍彦 『裸婦の中の裸婦』をめぐって」などを収録。
等角投像 アンドレ・ブルトン | 著者名
フランスの詩人、シュルレアリストのアンドレ・ブルトンの資料集。晩年に書かれた最も貴重と思われるエッセイ『等角投像』、『この代価を払えばこそ』2篇、インタビュー、愛読書ほか、ブルトンが発掘した22名の画家とその作品を収録。
瑛九 1935-1937 闇の中でレアルをさがす | 東京国立近代美術館
2016年に東京国立近代美術館で開催された展示の図録。昭和初期から活動し、版画や油彩など様々な技法を駆使した芸術家、瑛九。その多彩な活動から、デビュー前後の1935〜1937年に焦点を当て、フォトデッサン、コラージュ、油彩、デッサンなどを収録。
庭と園 | 久家靖秀
日本の写真家、久家靖秀の作品集。四季折々の緑が見せるさまざまな表情、日本独特の湿り気を帯びた情景…。のどかさと切実さ、懐かしさと幻想の間でさまよう風景が、独自の視点で切り取られている。
21_21 Design Sight Book | 三宅一生デザイン文化財団
デザイナーの深澤直人、三宅一生、佐藤卓を中心に創立されたデザインリサーチセンター「21_21 DESIGN SIGHT」の資料集。設計を手がけた建築家の安藤忠雄をはじめ、36名のデザイナーや表現活動を行う者たちがこの場所の展望や思いなどを綴っている。
日本 Japan マイケル・ケンナ写真集 | エディシオン・トレヴィル
風景写真の巨匠、マイケル・ケンナが日本の自然美を撮影した作品集。浜辺や寺院、壮大な雪山など、氏の手によって切り取られたまるで山水画のようなランドスケープには、悠久の日本が映し出されている。
Wolfgang Tillmans: View from Above | ヴォルフガング・ティルマンス
ドイツ出身の写真家、ヴォルフガング・ティルマンスの2001年から03年にかけて各国で開催された展覧会を機に刊行されたもの。自然や都市の風景、静物、日食、光の効果を用いて制作された作品など主に未発表の写真作品を収録。 英語表記。
Stephen Shore | スティーブン・ショア
写真家、スティーブン・ショアの作品集。Phaidon社のコンテンポラリー・アーティストシリーズの1冊。代表作品「American Surfaces」や「Uncommon Places」に加え、インタビューもあわせて収録。英語表記。
William Kentridge: The Refusal of Time | ウィリアム・ケントリッジ
南アフリカ・ヨハネスブルグ出身のアーティスト、ウィリアム・ケントリッジの作品集。インスタレーション・パフォーマンス「The Refusal of Time」を記録したもの。舞台のスチール写真、ドローイング、スケッチ、科学史家ピーター・ガリソンへのインタビューなどを収録。 英語、フランス語表記。
Jiro Takamatsu: Works 1966-1978 | 高松次郎
戦後を代表する現代美術家、高松次郎の作品集。日本の視覚芸術に大きな影響を与え、多岐にわたる表現方法で知られている高松が1960年代から1970年代にかけて制作した絵画、彫刻、写真作品をカラー、モノクロ図版で収録。 英語表記。
河原温 1954, 1954, 1956 内藤礼 1991 | 名古屋市美術館
1995年に名古屋市美術館で開催された展覧会の図録。概念芸術の代表する作家・河原温と美術家・内藤礼による4点の作品を掲載。戦後50年の年に合わさった、作品形式も表現方法も異なる2人の作家による影と光が融合したかのような一冊。
Arnold Quetsch: Ephemera | アルマンド・クエッチ
ルクセンブルクの写真家、アルマンド・クエッチの作品集。ポートレート、剥製、生物、風景などを被写体とした、不穏さと幻想が織り交ぜられたような独特の世界観の写真をカラー、モノクロで収録。 フランス語表記。
Tantra Song: Tantric Painting from Rajasthan | Franck Andre Jamme
フランスの詩人フランク・アンドレ・ジャムが収集したインドのタントラ美術のコレクションブック。ラージャスターン州の寺院にて匿名で描かれた抽象的なタントラ絵画を多数収録。神々を幾何学的で鮮やかな色合いの形で表現しており、世に知られた具象的なタントラ絵画とは一線を画しているもの。 英語表記。
Bente Saetrang | ベンテ・セートラン画集
ノルウェーの芸術家、Bente Sætrangの資料集。エッセイ、詩、インタビュー、モンタージュ、イメージなど、様々な段階に焦点を当てながら40年に及ぶテキスタイルに対する取り組みを紹介。
Hockney’s People | デイヴィッド・ホックニー
20世紀を代表するアーティスト、デイヴィッド・ホックニーのポートレート作品集。鏡を用いて描いた自画像、家族、恋人、友人たちの姿を描いた絵画やドローイングをおよそ250点収録。 英語表記。
Robert Adams: The Plains, from Memory | ロバート・アダムズ
アメリカの写真家、ロバート・アダムズのペインティング作品集。新型コロナウイルス感染症が蔓延しはじめた2020年の春から描き始めた、23枚の美しい絵画を収録。古い本棚の廃材などに版画のインクを用いて描かれた素朴でエレガントな作品は、パンデミックがもたらす困難の向こうにある希望を見出そうとしている。 英語表記。
Guy Bourdin: Stern Fotografie Portfolio No.61 | ギイ・ブルダン
毎号1人の写真家の作品を紹介するドイツの写真誌「Stern Fotografie」61号。挑戦的なファッション写真で知られる写真家、ギイ・ブルダンのモノクロ・カラー含む作品約80点を収録。1972年から1983年にかけて撮影され、女性を中心とした官能性、美、芸術性を取り込んだ作品を掲載。 英語、ドイツ語表記。
Mack. Sculptures: 2003-2020 | ハインツ・マック
戦後の現代美術に大きな影響を与えたアーティスト・グループ「ZERO」創設メンバーであり、ドイツを代表する現代アーティスト、ハインツ・マックの独創的な彫刻作品を纏めた一冊。カラー600点の画像で紹介。
Imitation Bijou | 鈴木敦子
写真家、鈴木敦子の作品集。模造宝石を意味するタイトルの本書は、東京から故郷である福井に帰郷したあとの3年間に撮影された写真を収録したもの。淡い色彩が記憶の断片のように積み重ねられ、一冊のアルバムに具現化したかのような写真集。
Thomas Struth: Works 2007-2010 | トーマス・シュトゥルート
ゲルハルト・リヒターに絵画を、ベルント・ベッヒャーに写真を学んだ写真家、トーマス・シュトゥルートの写真集。物理学研究所、製薬工場、宇宙ステーション、造船所、原子力施設などを撮影した作品を収録。英語表記。
Grain Elevators | Bernd Becher、Hilla Becher ベルント&ヒラ・ベッヒャー 写真集
ドイツのコンセプチュアルアーティストおよび写真家、ベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻の作品集。給水塔、溶鉱炉、ガスタンク、冷却塔といった夫妻が長年にわたって記録してきた建築物に加え、アメリカ、ドイツ、ベルギー、フランスで撮影された穀物倉庫を収録。過ぎ去った時代の農業の繁栄と、それに取って代わる今日の空虚さを想起させる。
トポフィリア | 由良環
写真家、由良環の作品集。東京、パリ、ニューデリー、イスタンブールなどの10都市を"同じ方法論"で撮影。朝と夕方に撮影された写真が対になり、その都市の空気、雑踏、人々を捉える。あらゆる都市の中に凝縮された歴史や文化、政治情勢が写し出される。モノクロームの図版、テキストを収録。
Lukas Felzmann: Waters In Between | ルーカス・フェルツマン
スイスの写真家、ルーカス・フェルツマンの作品集。サンフランシスコから100マイルに位置する広大なサクラメント川流域に魅了されたフェルツマンによる、自然のままの原風景、広大な農地、生き物、水平線などを撮影。 英語表記。
恩地孝四郎版画集 1891-1955 | 形象社
版画家、恩地孝四郎の作品集。大判の版画作品に加え、駒井哲郎や池田満寿夫らによる寄稿、そして恩地孝四郎自身によるエッセイ「恩地孝四郎試論」を掲載。装丁は白井晟一によるもの。
日本近代の青春 創作版画の名品 | 和歌山県立近代美術館編 ほか
2010年から2011年にかけて開催された展示のカタログ。1900年代から1940年代までの日本の近代版画をまとめたもの。山本鼎、田中恭吉、恩地孝四郎、藤森静雄ら、様々な作家たちによる作品ほか、版画集『月映』など全11章にカテゴライズして作品とともに解説を収録。
月映 | 東京ステーションギャラリー
2014年から2015年にかけて開催された展示会「月映」の図録。田中恭吉、藤森静雄、恩地孝四郎によってつくられた詩と木版画の雑誌「月映(つくはえ)」。創作版画の草創期を形成したこの同人誌に掲載された全版画や、私家版となる私輯「月映」やその関連作品などを掲載。
村山知義の宇宙 すべての僕が沸騰する
1920年代から戦後にわたり、絵画や造形、ダンスパフォーマンス、舞台美術、映画、小説、戯曲、デザイン、児童文学に至るまで、様々な分野の前衛芸術活動を行なった村山知義の図録。力強くも写実的なペインティング、「マヴォ」をはじめとするアヴァンギャルドなブックデザイン、絵本の原画など多岐に渡る活動を網羅した一冊。
ダンテ神曲の旅 描かれた地獄・煉獄・天国 | 町田市立国際版画美術館
2004年に町田市立国際版画美術館で開催された展覧会の図録。イタリアの詩人、ダンテの「神曲」にインスピレーションを受けた作品に焦点を当てたもので、15世紀の写本からサルバドール・ダリに至るまで、様々な作家による作品と解説のテキストを通して「神曲」の世界を紐解く一冊。