東京大学コレクション XII 真贋のはざま デュシャンから遺伝子まで | 西野嘉章
東京大学コレクション XII 真贋のはざま デュシャンから遺伝子まで/古今東西から研究や教育のために集められた、東京大学総合研究博物館所蔵品の数々。明治時代に海外から招来した精巧なレプリカ、そして石器のコピーなど多くの「ニセモノ」もあるなかで、一体何が「ホンモノ」で、何が「ニセモノ」なのか?同博物館の館長である西野嘉章編纂のもと、真贋の概念を問い直すとともに、「ニセモノ」の効用を検討する。【構成】総論:揺れ動く「真」と「贋」/第1部:複製価値論 ホンモノ・ニセモノの峻別は可能か?/第2部:複製制度論 コピーこそがオリジナルである!/第3部:複製美術論 オリジナルは唯一無二ではない!/第4部:複製教育論 コピーにしか果たし得ぬもの/第5部:複製技術論 コピーのコピーはコピーか?/第6部:複製様態論 コピーは世界の摂理である!