ホルスト・ヤンセン展 わたしは愛するように素描する
戦後ヨーロッパの美術界で一際異彩を放ったドイツの画家、ホルスト・ヤンセンの企画展図録。鉛筆、ペン、パステル、水彩、エッチングなど様々な技法で描かれた作品を多数収録。
Two Thoughts | Svenja Deininger スヴェンヤ・ダイニンガー画集
オーストリア出身の画家、スヴェンヤ・ダイニンガーの作品集。1920年代の歴史的前衛芸術の中心人物であるポーランドのアーティスト、ウラジスラフ・ストルツェミンスキーの作品からインスピレーションを得た絵画作品のシリーズを収録。 英語、イタリア語表記。
The Photographer’s Cookbook | Lisa Hostetler
アンセル・アダムス、リチャード・アヴェドン、ウィリアム・エグルストンなど、名だたる写真家たちのお気に入りのレシピと料理にまつわる写真をまとめた写真集。1970年代後半、ジョージ・イーストマン・ハウスに勤めていたデボラ・バーゼルの呼びかけにより多数のレシピが蒐集されるも頓挫していたレシピブック計画。約40年の時を経て待望の書籍化となった一冊。 英語表記。
ヤノベケンジ 1969‐2005 | ヤノベケンジ
ヤノベケンジ 1969‐2005/現代芸術家、ヤノベケンジの作品集。防護服のようなスーツやマスク、潜水艦など科学技術と人間をテーマにした立体作品を多数収録。ドキュメントムービーを収録したDVD付。2005年に豊田市美術館で開催された「ヤノベケンジ キンダガルテン」に合わせて刊行されたもの。
日本のタイポグラフィ 活字・写植の技術と理論 | 佐藤敬之輔
戦後にわかに発展した日本独自のタイポグラフィ。生活に密接したタイポグラフィの中から、典型的なもの・創作的なものそれぞれを発掘し、多数掲載した実例集。多川精一、杉浦康平、勝井三雄らの作品を多く引用。
The Penguin Classics Book | Henry Eliot
世界的に有名な古典出版社、ペンギン・クラシックスが出版した書籍を包括的に紹介したガイドブック。小説、詩、ドラマ、歴史、哲学などあらゆるジャンルを網羅し、著者の伝記や、書籍の要約、ジャケットデザインなどとともに楽しむことができる一冊。 英語表記。
見立ての手法 Who’s Who | 岡崎和郎
2016年に千葉市美術館などで開催された同名展示の図録。彫刻家、岡崎和郎のライフワークともいえる「Who's Who(人名録)」シリーズが主題。ヨーゼフ・ボイス、ブランクーシ、コーネル、北斎、瀧口修造など、岡崎和郎自身に影響を与えた実在の人物に対する、敬意やメッセージ、そして遊び心を込めた作品群をカラー図版とともに開設。
Maison Martin Margiela | メゾン・マルジェラ
パリ発のファッションブランド、マルタン・マルジェラ(現メゾン・マルジェラ)の写真資料集。それまでのコレクション、アート、デザイン、パフォーマンスなどの仕事を包括して収録。マルジェラの衣服の精神を受け継いだ美しい装丁にも注目。 英語表記。
鳥のビオソフィア Biosophia of Birds | 上田義彦、西野嘉章
写真家の上田義彦による鳥の博物誌。東京大学創立130周年記念特別展示「鳥のビオソフィア─ 山階コレクションへの誘い」展に際し、上田義彦が世界有数の鳥類コレクションを誇る山階鳥類研究所の鳥類標本を撮影したもの。鳥類たちが黒背景の前で新たな生命を得たように不思議な存在感を放つ、異色かつ美しい標本写真集。装丁は原研哉、伊能佐和子によるもの。
(Nothing But)Flowers | Hilton Als、David Rimanelli ほか
50人以上のアーティストによる花の絵画を集めた作品集。ダイク・ブレア、ピーター・ドイグ、アレックス・カッツ、リチャード・ペティボン、チャールズ・バーチフィールド、エイミー・シルマンらの作品を収録。最も豊かでありながら最もシンプルなテーマでもある「花」の永遠の魅力を探求している。 英語表記。
Cy Twombly | サイ・トゥオンブリー Glenstone Foundation
戦後最も偉大で特異なアーティストの一人として知られる、サイ・トゥオンブリーの作品集。60年のキャリアの中で生み出された特異な彫刻作品にフォーカスした一冊。木や金属、拾った物などのありふれた素材に、白い絵の具を繊細かつ統一的に塗り重ねた作品を掲載。
Juergen Teller: The Donkey Man and Other Strange Tales | ユルゲン・テラー
1990年代以降ファッションフォトの開拓者として活躍し続ける写真家、ユルゲン・テラーの作品集。30年以上に渡る、ファッションと編集の仕事を彼の注釈付きで掲載。未公開カットも収録。 英語表記。
Calder: Small Sphere and Heavy Sphere | アレキサンダー・カルダー
20世紀で最も評価が高く影響力のある彫刻家の一人、アレキサンダー・カルダーの作品集。作品や展示風景のアーカイブ写真を用いてカルダーの革新的な手法の幅広さを紹介し、1931年に彼がモビールを構想するまでの道のりを辿る。 英語表記。
Private Confessions: Drawings & Jewellery
アートジュエリーの分野で活躍する国際的な作家36人の、制作過程におけるドローイングをまとめた作品集。著名なアーティストや新進気鋭のアーティストによるグラフィック作品に焦点を当て、ジュエリーのオブジェと並置することで新たな展望を切り開く。 英語表記。
Marcel Duchamp | マルセル・デュシャン
1959年に出版されたデュシャンの歴史的な画集を復刻した一冊。現代フランス美術を専門とする美術史家、ロベール・ルベルの膨大なテキストと記録写真、デュシャンの作品図版を組み合わせることで、デュシャンの人生とその周辺を複雑かつ個人的に描き出している。
Samaritaines | Christian Caujolle
アールデコとアールヌーボーを絶妙に融合させたパリを代表する建築物、ラ・サマリテーヌで展開された大規模なアートプロジェクトを記録した写真集。世界的なアーティスト50名を招待し、知られざる芸術作品の数々を紹介する。 英語、フランス語表記。
視覚の実験室 モホイ=ナジ/イン・モーション | 神奈川県立近代美術館、京都国立近代美術館 他
2011年に神奈川県立近代美術館、京都国立近代美術館、DIC川村記念美術館を巡回した「視覚の実験室 モホイ=ナジ/イン・モーション」の展示図録。20世紀美術に革命をもたらした美術家であり、バウハウスでも教鞭をとったモホリ=ナジ・ラースロー。その生い立ちから構成主義への傾倒、そしてバウハウス時代へと順を追いながら、写真・ペインティング・グラフィックデザイン作品を掲載。自身のエッセイ「写真は光の造形である」の他、パシュート・クリスティナ「画家モホイ=ナジ・ラースローの誕生」、オリヴァー・A・I・ボーター「モホイ=ナジ・ラースローと生命中心主義(バイオセントリズム)」などを収録。
北京 ’95~’96 斎藤康一写真集
ルポルタージュ・フォトグラファー、斎藤康一の作品集。天安門事件から数年後の北京を撮影したもの。平穏ながらも変わりゆく町並みとともに、路上で出会った様々な人物を写し取っている。
福田繁雄のポスター | 光村図書
日本を代表するグラフィックデザイナー、福田繁雄によるポスターを集めたアートワーク集。時代を遡って網羅したポスター242点と、未発表の貴重なアイデアスケッチも収録。装丁は福田繁雄本人によるもの。序文は亀倉雄策ほか。 日本語、英語表記。
Avant Garde #6 | ラルフ・ギンズバーグ、ハーブ・ルバリン
Avant Garde #6/ラルフ・ギンズバーグとハーブ・ルバリンが手掛けた実験的カルチャー誌「Avant Garde」6号。特集はオランダ人アーティストMelle Oldeboerrigterの作品紹介、「Tomorrow's Classics」と称して40人の著名なアーティスト・批評家をピックアップ。
Avant Garde #7 | ラルフ・ギンズバーグ、ハーブ・ルバリン
Avant Garde #7/ラルフ・ギンズバーグとハーブ・ルバリンが手掛けた実験的カルチャー誌「Avant Garde」7号。特集はアメリカ建国200周年をどう迎えるか、ニーナ・シモーネやマーシャル・マクルーハンら米国の著名な42人に行ったインタビュー、ドイツの現代作家パウル・ヴンダーリッヒの紹介他。
Avant Garde #12 | ラルフ・ギンズバーグ、ハーブ・ルバリン
Avant Garde #12/ラルフ・ギンズバーグとハーブ・ルバリンが手掛けた実験的カルチャー誌「Avant Garde」12号。巻頭特集は米国タカ派政治家のプライベートな電話番号を一挙に掲載した反戦プロジェクト”Dial-A-Hawk”、画家ヨルゲン・ボベアの作品紹介他。
iichiko design 2017 | 三和酒類株式会社
三和酒類株式会社が販売する麦焼酎「いいちこ」の広告作品集2017年版。ポスター、雑誌広告、季刊誌・iichiko、地下鉄窓上ポスターなど幅広く収録。河北秀也の優れたアートディレクションと浅井愼平らの美しい写真に注目。
Markku Kosonen: Time of Wood | マルック・コソネン
フィンランドの家具職人・デザイナー、マルック・コソネンの作品集。北欧の自然と寄り添い、丁寧に向き合ってきたコソネンが手掛けたプロダクトから、木のぬくもりや自然の穏やかさが感じられる一冊。 英語表記。
Colorful | 黒田泰蔵
陶芸家・黒田泰蔵の生活空間を1年半にわたって撮影し、その人生の出来事や「モノ」にまつわる話をまとめた写真集。リーバイスのヴィンテージジーンズ、歴代の作品たち、作業場から見える窓など、その写真とともに対話しているような優しい言葉でエピソードが語られている。 日本語、英語表記。
Anni Albers: Notebook 1970-1980 | アニ・アルバース
テキスタイル、プロダクトデザインなど多彩な分野で活躍したデザイナー、アニ・アルバースのスケッチ集。アルバースが使用していたグラフ用紙のノートを書籍化したもの。美しい幾何学模様のパターンからデザインのプロセスをうかがい知ることができる1冊。 英語表記。
世界のグラフィックデザイン 6 エディトリアルデザイン | 勝井三雄、大淵武美 編集
著名なデザイナーが各巻の編集を担当している人気シリーズ「世界のグラフィックデザイン」第6巻。雑誌/書籍/百科事典/地図帳/絵本などのエディトリアルデザインを、前半はメディア別、後半は年代を追ってテーマ別に掲載。編集は勝井三雄、大淵武美。装丁は細谷巖。
The Posters 1983-2012 世界ポスタートリエンナーレトヤマ受賞作品 | 永井一正
2012年に富山県立近代美術館で開催された展覧会の図録。国際的なポスターコンペティションで知られている「世界ポスタートリエンナーレトヤマ」の30年に渡る歴史を振り返るもので、歴代の受賞作品を中心に収録。監修はグラフィックデザイナーの永井一正。 日本語、英語表記。
Hipgnosis Portraits | Aubrey Powell
ピンク・フロイドやレッド・ツェッペリンのアルバムジャケットワークを手掛けたイギリスのデザイン・グループ、ヒプノシスの作品集。ポートレートに焦点を当て、無限に広がる創造的なアイデアを2つのセクションに分けて紹介。革新的で超現実的なアートワークの制作過程、ミュージシャンたちの未公開写真も収録。 英語表記。
芸術と広告 Art&Publicitie | セゾン美術館
1991年に開催された展示の図録。芸術と広告との間に育まれた豊かな創造関係を検証するため、19世紀末から1960年までの芸術作品379点をカラー図版と詳細な解説とともに収録した一冊。
Takeo Desk Diary 2012 | 株式会社竹尾
紙の専門商社・株式会社竹尾が半世紀にわたり発行し続けているデザイン・ダイアリー、TAKEO DESK DIARYの2012年版。手帳のように予定や日記を書き込めるページとともに、その季節に応じた行事や日本の生活文化を「歳時記」という観点からアプローチし、様々なチャートやグラフを盛り込んだユニークな一冊になっている。
Takeo Desk Diary 2013 | 株式会社竹尾
紙の専門商社・株式会社竹尾が半世紀にわたり発行し続けているデザイン・ダイアリー、TAKEO DESK DIARYの2013年版。今号では「紙の暦」と題し、古くから日本の生活や伝統に深く結びついてきた紙に注目し、年中行事や暮らしとともに様々な形、素材の紙の姿を紹介。
10th anniversary
今月13日あたり(うろ覚え)で実店舗オープンから丸10年経ちました。これもひとえにいつもご利用くださっているお客様、一緒に働いてくれているスタッフ、サポートしてくれる仲間たちのおかげです。感謝申し上げます。 思い起こせば […]
風貌 | 土門拳
昭和期を代表する写真家、土門拳が戦前から戦後にかけて撮影したポートレート集。土門拳が尊敬する人物や親しい人々を写した写真と、思い出を綴ったテキストを収録。藤田嗣治、谷崎潤一郎、柳田國男、イサム・ノグチら、様々な分野で活躍した人々の風貌を映し出す。
Tomoe Yokoi: Color Mexxotint Works | 横井巴
銅版画家の横井巴による作品集。黒を背景にテーブルの上に置かれた静物をモチーフとした作品が多く、静寂でありながら日常における普遍的な記憶が呼び起こされるような不思議な感覚になる一冊。 日本語、英語表記。
永訣の朝 | 宮沢賢治挽歌画集
宮沢賢治の詩作品「春と修羅」に収録されている「永訣の朝」ほか11篇の挽歌に、画家の遠山繁年が絵を添えた詩画集。石版石によるリソグラフ作品19点を大判カラーで収録。
Pipeline Iceland/Alaska | 石塚元太良
写真家、石塚元太良氏のライフワークの1つであるパイプラインの作品を集めた作品集。アイスランドとアラスカの大自然の風景と、人工物であるパイプラインとの対比が観る者に不思議な感覚を呼び起こす。
造形思考 上下巻揃 | パウル・クレー
バウハウスでも教鞭をとった画家、パウル・クレーの美術評論、上下全2巻揃。造形論、フォルム論、色彩論などを図版付きで詳細に展開する。翻訳は土方定一、菊森英夫、坂崎乙郎。
Koudelka Piemonte | Josef Koudelka ジョセフ・クーデルカ
チェコスロバキア出身の写真家、ジョセフ・クーデルカの作品集。イタリア・ピエモンテ州で撮影された白黒のパノラマ写真シリーズをまとめたもの。マッジョーレ湖の海岸からアルプス山脈の峠、農場の谷からトリノの建設現場、セメント工場まで、人間が自然に残した痕跡を映し出し、風景の変化を探求している。 フランス語表記。
Rachel Whiteread | レイチェル・ホワイトリード
英国の造形作家、レイチェル・ホワイトリードの作品集。「House」や「Holocaust Memorial」など、“空間や静寂の感覚をミイラ化”した作品を、豊富な図版とともに多数収録。
Berlin Wonderland | Gestalten
ベルリンの壁崩壊後、1990年から1996年にかけてのベルリン・ミッテ地区を撮影した写真集。世界中からアーティストが集まり、国際的に大きな影響を与えたベルリンのアート復興期を辿る。ファウンドオブジェ、ギャラリーやイベントなど、当時の光景をモノクロ写真で収録。 ドイツ語、英語表記。
季刊Off 創刊号 Visual Dummy Quarterly Photography
工作舎より発行された写真季刊誌「Off: Visual Dummy Quarterly Photography」創刊号。沢渡朔、田中長徳、森永純、稲越功一、岡本圭らなどによるモノクロ写真100点に加え、松岡正剛によるテキストを巻末に掲載。