愛した光景に人生を捧げた画家がいます。
一人目はジョルジョ・モランディ。風景画も有名ではありますが、なにより瓶、水差し、オブジェといったモチーフを繰り返し描いた画家として知られています。
自身の理想とする作品へのこだわりから、瓶に花が活けられた作品に用いた花は実は造花だったというエピソードも有名です。どこまでもストイックに我が道を行くモランディ。
今回入荷した『Giorgio Morandi』は新入荷。水彩画やエッチングなどといった技法を用いて多彩に表現した、そのバリエーションも見どころです。
そしてデンマークを代表する画家、ヴィルヘルム・ハンマースホイ。
本書は2008年に国立西洋美術館で開催された『ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情』の図録で、人のいる室内画をはじめとしたペインティング作品が収録されています。
鑑賞者と作品との絶妙な距離感をここまで再現できるのは見事。
今年1月から東京都美術館で開催されていた「ハマスホイとデンマーク絵画」は会期途中で閉幕となってしまい残念でしたが、ハマスホイの描いた「気配」をぜひ紙の上からでも体感してみてください。
◯『Giorgio Morandi』
◯『ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情』
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