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Affinities: A Journey Through Images from The Public Domain Review
2025年12月16日
非営利プロジェクト「The Public Domain Review」の10周年を記念して刊行されたビジュアルブック。500点を超える歴史的な版画、絵画、イラスト、写真、スケッチなどを横断的に収録し、時代や分野を越えて連なっていく視覚表現の“親和性(Affinities)”を浮かび上がらせる。アートブックであり、資料集であり、万華鏡のような視覚詩でもある一冊。ページをめくるごとに新たな発見を促し、視覚文化への想像力と探究心を静かに刺激する内容となっている。
雪国の民俗 | 柳田国男、三木茂
2025年12月16日
日本民俗学の父・柳田國男と、記録映画のプロデューサーで撮影監督・三木茂が共同でまとめた、雪深い地域の暮らしと文化を描いた民俗誌。1940年から1941年までの約一年にわたる調査と記録を基に、「土に生きる人々」「農村歳時記」「衣食住と民具」「信仰・まじない・その他」の章立てで構成されている。雪に閉ざされる北国の農村における日常生活や季節の労働、年中行事、民間信仰や風習を、豊富な写真・図版とともに克明に記録している。柳田による民俗学的考察と、三木が捉えた農民の肖像や日常の風景は、記録性と同時に作家的な味わいを備え、本書を貴重な民俗資料として際立たせている。
Mirages | Lieven Hendriks
2025年12月16日
オランダのアーティスト、リーヴェン・ヘンドリクスの約20年にわたる制作をまとめた作品集。日常の中に人の痕跡が残るモチーフを起点に、光の操作やトロンプルイユ的な効果を用いながら、希望や安らぎ、欲望といった抽象的な概念を表現している。平面でありながら立体的にも見える画面は、見ることの確かさを揺さぶり、絵画の本質や価値を静かに問いかける。時間性と永遠性、存在と不在、真実と虚構のあいだに生じる緊張関係が、作品全体を貫いている。
Fred W. McDarrah: New York Scenes
2025年12月16日
アメリカの写真家フレッド・W・マクダーラによる作品集。約50年にわたり新聞『ヴィレッジ・ヴォイス』の専属写真家として活動し、ニューヨークのダウンタウン文化を内側から記録してきた仕事をまとめている。バーやカフェ、ギャラリー、アパートやロフトに集った作家や芸術家、ミュージシャンたちの姿を捉え、ジャック・ケルアックの朗読、ボブ・ディランの佇まい、アンディ・ウォーホルのファクトリー、ストーンウォール暴動といった歴史的瞬間も収める。
Brooklyn+Klein | William Klein
2025年12月16日
20世紀を代表する写真家ウィリアム・クラインが、ブルックリンの街を初めてデジタルカメラで撮影した作品集。ソニーの依頼によるプロジェクトのもと、店先のきらめく色彩や夜のスーパーマーケット、警察署の内部、コニーアイランドの浜辺まで、街をかたちづくる瞬間を途切れない勢いで捉えている。クラインならではの“ノールール、ノーリミット”という姿勢はデジタル技術と結びつき、都市に潜む雑多さと活力をより直接的に示す視覚体験へと昇華。ブルックリンの多層的な魅力を、自由奔放なまなざしで鮮やかに描き出している。
Walker Evans: American Photographs(Books on Books)
2025年12月16日
入手困難な名作写真集をページ単位で再検証する〈Books on Books〉シリーズの一冊。アメリカの写真家ウォーカー・エヴァンスの代表作『American Photographs』を、全ページ収録で紹介。1930年代アメリカの貧困や社会の現実を静謐な視線で捉えた87点の写真に加え、リンカーン・カースティンによる名エッセイ、研究者ジョン・T・ヒルの論考も収録。
NYC Makers: The 2014 MAD Biennial
2025年12月16日
2014年にニューヨークのミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザインで開催された展覧会に際して刊行されたカタログ。「ニューヨーク・メイカーズ MADビエンナーレ」は舞台装置デザイナーや楽器の職人、メディアアートにいたるまで、様々な分野のクリエイティブに焦点を当てた展示であり、卓越した職人技を持ちながらも普段美術館で作品を展示しないような舞台裏で活躍するおよそ100人のアーティスト、職人、デザイナーの作品群を紹介している。
Future Proof? On Going Research 2015-2020 | Samy Rio
2025年12月16日
フランスのデザイナー、サミー・リオによる2015年から2020年までの研究をまとめた一冊。自然素材の可能性やその現代的な使われ方を問い直し、より持続可能なデザインの実践を探るプロセスに焦点を当てている。アトリエ・ルマとの協働や各地でのレジデンスを通して生まれた、接合部や構造、システム、オブジェやマイクロオブジェなどの試作を多数収録。素材や技術を一つひとつ分析しながら、日常の新しい道具や使い方のあり方を考察している。
Nasa: Graphic Design Guide
2025年12月16日
アメリカ航空宇宙局(NASA)のビジュアル・アイデンティティを体系化したガイドラインを、実物バインダーの形式ごと再現した書籍。リチャード・ダンとブルース・ブラックバーンが1975年以降に設計・拡張し、1992年に撤回された「NASA Graphics Standards Manual」をもとに、ロゴ、タイポグラフィ、レターヘッドなどのステーショナリーから、スペースシャトル〈ディスカバリー〉のマーキングまでを網羅している。
The Bauhaus Brand 1919-2019: The Victory of Iconic Form over Use
2025年12月16日
バウハウスが生み出した「かたち」や視覚的イメージに焦点を当て、そのブランドとしての広がりを検証する資料集。正方形や円といった幾何学形態、ヴァーゲンフェルトのランプ、オスカー・シュレンマーの造形、白い箱型建築など、バウハウスのイメージを読み解く。バウハウス・デッサウ財団元理事長のフィリップ・オズワルトが、約950点の図版を通して、1919年の創設から現在に至るまでのバウハウス・ブランドの変遷と世界的な受容を紹介。
Lance Wyman: Process. A proposal for the 1976 USA Bicentennial Identity
2025年12月16日
アメリカのグラフィックデザイナー、ランス・ワイマンによる作品集。1976年のアメリカ独立200周年記念事業に向けて制作された、ロゴおよびグラフィック・アイデンティティのデザインプロセスを記録している。当時ワイマンが一点物として制作した革装の「スケッチブック」をほぼ原寸で再現したもので、アイデアの発想から検討、洗練に至るまでの思考の軌跡を丁寧にたどることができる。
Elnias Forest エリナスの森 | 津⽥直
2025年12月16日
写真家津田直による作品集。バルト海東岸の国リトアニアを舞台に、4年にわたり撮影を続けたシリーズを収録している。森に根付く伝承や儀式、自然と共生する暮らしに焦点を当て、人と自然の関係を静かに見つめている。大地や樹木、祈りの場といったモチーフを通して、土地に息づく文化や信仰が浮かび上がり、写真を通じて自然と人間の精神的つながりを探る。
Eileen Gray | Francois Baudot
2025年12月16日
モダン・デザインの先駆者のひとり、アイリーン・グレイの仕事と生涯を紹介する回顧録。約70年にわたりパリを拠点に活動し、漆の屏風や家具、照明、カーペットなど、快適さと造形美、強い個性を備えたデザインでアール・デコ期に高い評価を得た。のちに独学で建築を学び、南仏に革新的な住宅を設計。ル・コルビュジエら同時代の建築家からも注目されたが、その真価が広く認識されたのは1976年の没後であった。現代の感性と深く響き合うグレイの思想と表現をあらためて描き出している。
Latin American Houses | Mercedes Daguerre
2025年12月16日
ラテンアメリカにおけるモダニズム建築の展開を紹介する建築資料集。メキシコ、チリ、ブラジル、ペルー、ウルグアイ、アルゼンチンに建てられた19の住宅をケーススタディとして取り上げ、それぞれの設計思想や背景を解説している。プリツカー賞受賞建築家パウロ・メンデス・ダ・ロシャをはじめ、地域を代表する建築家たちの作品を豊富な図版とともに収録。
ジャパニーズ・アーキテクチュラル・モデルズ 2015 | ホンマタカシ
2025年12月16日
写真家ホンマタカシによる作品集。丹下健三以降の日本建築を象徴する建築模型約40点を撮り下ろして収録している。2014年から2015年にかけて金沢21世紀美術館の開館10周年を記念して開催された展覧会「ジャパン・アーキテクツ 1945-2010」で展示された模型を中心に構成。建築家の構想が凝縮された模型を写真として捉え直し、戦後日本建築の軌跡を新たな視点から切り取っている。
アサヒカメラ増刊 ハイ!マリー
2025年12月16日
『アサヒカメラ』増刊として刊行された、篠山紀信による写真集。モデルはマリー・ヘルヴィンとその兄弟姉妹。ハワイ(モロカイ島)で過ごす一週間を、カラーとモノクロで撮影している。リラックスした日常の気配と、自然体の美しさをとらえた一冊。
アサヒカメラ増刊 北井一夫「村へ」
2025年12月16日
『アサヒカメラ』の増刊号として発行された、北井一夫の写真集。『アサヒカメラ』で連載され、第一回木村伊兵衛写真賞を受賞した北井一夫の代表作シリーズ「村へ」を増刊号として再度特集掲載したもの。「稲刈りのころ」「湯治場」「雪の中で」「田舎道」「お盆」など、日本の農村を歩きながら、そこに暮らす人々の生活や営み、農村の静謐な息づかいを丁寧に映し出している。
アサヒカメラ増刊 Hiroshima ヒロシマ 土田ヒロミ
2025年12月16日
『アサヒカメラ』増刊として刊行された、土田ヒロミの写真集。被爆の痕跡が日常の風景に埋もれていく様子を記録した「ヒロシマ・モニュメント」、作文集『原爆の子』の作者を追った「ヒロシマ 1945–1979」、被爆資料を写した「ヒロシマ・コレクション」の三章で構成。1970年代半ばから広島と向き合ってきた土田が、抑制された視線で記憶と現在をつなぎ、「ヒロシマ」という問いを静かに投げかけている。
日本の民家 信州・甲州
2025年12月16日
日本各地の民家をテーマにしたシリーズ写真集の「信州・甲州」編。ぶどう畑と甲州農家、宿、茅葺の民家、水田に映る白壁など、民家の外観や内部、集落の風景をモノクロ写真で収録。各写真には説明が付され、信州・甲州地方略図や地方街道図、建築史家・伊藤ていじによる解説も掲載。
Xavier Veilhan
2025年12月16日
フランスの現代美術家、グザヴィエ・ヴェイヤンのモノグラフ。過去10年にわたる代表的な立体作品を中心に、彫刻、インスタレーション、建築的プロジェクトまでを包括的に収録。歪められたバギーやキュビスム的なサメの彫刻など、日常的なモチーフを異化する造形は、古典彫刻から未来派、オプ・アートに至る幅広い参照を背景に生み出されてきた。本書はヴェルサイユ宮殿でのプロジェクトに際して刊行されたもので、親しみやすさと距離感を併せ持つヴェイヤンの表現を、「21世紀のポップ・アーティスト」として位置づける一冊となっている。
Bottega Veneta | Tomas Maier
2025年12月16日
イタリアを代表するラグジュアリーブランド、Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)のモノグラフ。2001年にトーマス・マイヤーがクリエイティブディレクターに就任したことで、世界で最も人気のあるラグジュアリーブランドの一つにまで再生を果たしたボッテガ・ヴェネタ。本書はバッグ、スーツケース、レザーアクセサリーだけでなく、ウィメンズ、メンズのプレタポルテ、ジュエリー、家具、食器、そしてフレグランスにまで展開する同ブランドの魅力と物語を余すことなく伝える一冊。
日本のロゴ・マーク50年
2025年12月16日
1969年創刊の『日本レタリング年鑑』から『日本タイポグラフィ年鑑2019』まで、40冊から、約1000点のロゴ・マークを厳選して収録したアーカイブ集。50年にわたる日本のロゴデザインの変遷と系譜を年代順にたどり、時代ごとの表現や思想の移り変わりを俯瞰できる。日本タイポグラフィの歴史を知る資料としても価値の高い一冊。
THE BURNING HEAVEN 井上嗣也作品集
2025年12月16日
アートディレクター井上嗣也の活動を紹介する作品集。2019年にギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催された展覧会にあわせて刊行されたもの。サントリーやパルコ、コム・デ・ギャルソンなどの広告デザインで知られる井上が、太陽や月、水や植物といった自然の要素を題材に、光と残像の重なりから生み出したモノクロームの架空の宇宙を構築。約100点に及ぶシリーズ作品を収録し、広告表現とアートワークを横断する井上嗣也の創作の一側面を映し出している。
Fabric Pictures 糸の季節 森麗子作品集
2025年12月16日
日本におけるファブリック・ピクチャーの第一人者、森麗子による作品集。旅先で出会った風景や植物など、多様なモチーフを布と糸で描き出し、絵画のように仕立てた刺繍作品を収録。やわらかく温もりのある質感と、繊細な色彩が魅力となっている。それぞれの作品には、作者自身による詩が添えられ、刺繍とことばが響き合いながら世界を紡いでいく。
Fabric Pictures 糸の絵 森麗子作品集
2025年12月16日
日本におけるファブリック・ピクチャーの第一人者、森麗子による作品集。動植物や街の風景、静物など、さまざまなモチーフを布と糸で描き出し、一枚の絵画として表現する。温かみのある美しい刺繍作品を多数収録し、それぞれの作品には森自身の詩が添えられている。
光のダンディズム | 中山岩太
2025年12月16日
戦前日本の新興写真を代表する写真家・中山岩太の作品集。フォトグラムやフォトモンタージュなど先鋭的な技法を用いた、モダンで妖しい光の表現を収録している。煙のように揺らぐ陰影と洗練された構図が、当時の前衛的な写真表現の到達点を伝えている。装丁は仲條正義が担当。
東京大学コレクションXIX SystemaNaturae 標本は語る
2025年12月16日
2004〜2005年に開催された「東京大学コレクションXIX Systema Naturae 標本は語る」展の図録。東京大学総合研究博物館が所蔵する、日本最大規模の標本コレクションを鉱物界、動物界、植物界に分類して紹介。生物学の父カール・リンネが提唱した自然の体系を手がかりに、収蔵品の歴史的価値や科学的意義を紐解き、標本が語る多様な生命の姿を可視化している。
プランタン=モレトゥス博物館展 印刷革命がはじまった グーテンベルグからプランタンへ | 印刷博物館
2025年12月16日
2008年に印刷博物館で開催された展示の図録。ベルギー・アントワープにあるプランタン=モレトゥス博物館が所蔵する、15世紀以降の貴重な書籍や版画を紹介している。グーテンベルク以後に発展したヨーロッパ近代印刷の歩みを軸に、16世紀フランドル地方の出版文化の隆盛をたどる内容で、アジア初公開作品を含む約100点を収録。印刷技術と出版産業の成立を一望できる一冊。
濱田庄司 大阪市立東洋陶磁美術館所蔵 堀尾幹雄コレクション
2025年12月16日
2012年に開催された展覧会「大阪市立東洋陶磁美術館所蔵 堀尾幹雄コレクション 濱田庄司」の図録。壺、瓶、茶碗といった濱田庄司の作品をカラーで多数収録するほか、「濱田庄司と交友のあった作家たち」として、バーナード・リーチや河井寛次郎らとのエピソードを紹介。
アナザーエナジー 挑戦しつづける力 世界の女性アーティスト16人
2025年12月16日
2021年に森美術館で開催された展示の図録。1950〜70年代に活動を始め、現在も制作を続ける世界各国の女性アーティスト16名を紹介。フィリダ・バーロウ、カルメン・ヘレラ、ミリアム・カーン、宮本和子、三島喜美代らの50年以上にわたる歩みを、絵画、彫刻、映像、インスタレーションなど約130点の作品とともに収録。時代や評価に左右されず、独自の表現を貫いてきた創作の力を伝える一冊。
ArT RANDOM 90 Hanne Darboven
2025年12月16日
京都書院が刊行し、都築響一が編集を手がけたアートブックシリーズ「ArT RANDOM」の第90巻。ドイツのコンセプチュアル・アーティスト、ハンネ・ダルボーフェンの作品を収録している。数字や時間の経過をテーマにした体系的・反復的な作品で知られるダルボーフェンによる作品群や展示風景を多数収録。
ArT RANDOM 50 Outsider Art
2025年12月16日
京都書院が刊行し、都築響一が編集を手がけたアートブックシリーズ「ArT RANDOM」の第50巻。1981年にロンドン・ヘイワード・ギャラリーにおけるアウトサイダー・アート展に続いて開設されたアウトサイダー・アーカイヴ所蔵の作品からヘンリー・ダーガーやマッジ・ジル、ミシェル・ネジャールをはじめとする16人のアーティストによる作品群を収録。各アーティストの解説文も併せて掲載している。
年末年始の営業日と発送業務につきまして
2025年12月15日
いつもnostos booksをご利用いただき誠にありがとうございます。 年末年始の営業日と発送業務につきましてお知らせします。 オンラインストア オンラインストアでのご注文は、年末年始期間中も随時承っております。 発送 […]
On the Scent - VAVOOM | Raymond Pettibon
2025年12月12日
アメリカのアーティスト、レイモンド・ペティボンによる作品集。1992年に開催された展覧会にあわせて刊行されたもので、ドローイングと言葉を組み合わせたペティボン独自のイメージが収録されている。物語性や批評性を帯びた断片的なテキストと、荒々しくも鋭い線描が並置され、視覚と言語の緊張関係が際立つ構成は90年代初頭のペティボンの表現を生々しく伝えている
Dark Trees | Damien Hirst
2025年12月12日
現代美術家ダミアン・ハーストによる作品集。2010年にメキシコのヒラリオ・ガルゲラで開催された展覧会「Dark Trees」に際して刊行されたもので、2006〜2008年に制作された「ブルー・ペインティング」シリーズから未公開作品を多数収録している。油彩で描かれた頭蓋骨のモチーフは、メキシコの祝祭「死者の日」からの影響を色濃く反映し、ハーストが一貫して取り組んできた生命と死の対比を象徴的に示している。
LANDLICHE INNENRAUME | Martin Rosswog
2025年12月12日
ドイツの写真家マーティン・ロスヴォークによる写真集。1989年頃から継続して取り組んできたプロジェクト「Heritage」の一環として、ヨーロッパ各地の農村に残る住居の内部空間を記録したもの。近代化やグローバル化の進行によって失われつつある、地域固有の住まいのかたちや生活の痕跡を、民俗学者や歴史家の協力のもとで丁寧に撮影している。
Vanishing Vernacular: Western Landmarks | Steve Fitch
2025年12月12日
アメリカの写真家スティーブ・フィッチによる作品集。高速道路網の発達や全国チェーンの拡大によって失われつつある、アメリカ西部のロードサイド文化を40年以上にわたり記録してきた集大成となる一冊。ネオンのモーテル看板、手描きの商店サイン、ドライブイン・シアターのスクリーン、通信塔など、古代から現代に至る多様な被写体を通して、風景に刻まれた時間の層を描き出している。
Friederike von Rauch: Sites
2025年12月12日
ベルリンを拠点に活動する建築写真家、フリーデリケ・フォン・ラウフによる写真集。ベルリン、ブリュッセル、ロッテルダムで見つけた建築の細部をとらえたプロジェクトを収録している。タイルが剥がれた柱、雑多に並ぶ書棚、堆積する砂利の山など、日常に潜む断片的な風景を丁寧に記録。アナログカメラと自然光による撮影は、構造物の質感を際立たせながら、抽象的で神秘的な印象を生み出している。
Andy Warhol, Cinema
2025年12月12日
アンディ・ウォーホルの映画作品に焦点を当てた作品集。1962年から1968年にかけて制作された膨大なフィルモグラフィーの中から、ヨーロッパでは紹介の機会が少なかった映画表現を中心に、その思想と実践を読み解いている。固定カメラによる長回しや、物語性を極限まで排した構成など、初期映画に通じる手法を用いながら、「表面」だけを見つめる独自の映画観を紹介。絵画や版画と同様に、ウォーホルの映画が消費社会やイメージの在り方を映し出す重要な表現であったことを示す一冊。
Joe | Jonathan Sanfran Foer、Hiroshi Sugimoto
2025年12月12日
現代美術家・杉本博司の作品集。安藤忠雄が設計したピューリッツァー美術館を訪れ、中庭に恒久展示されたリチャード・セラの巨大彫刻《Joe》を撮影。作品と向き合いながら過ごした2日間、光や構図を探り、美しく見える瞬間を捉えていく。アメリカの小説家ジョナサン・サフラン・フォアによる詩的な散文とともに、モノクロ図版が丁寧に綴じられた本書は、視覚と言葉が響き合う静謐な読書体験をもたらす。
Matisse | Pierre Schneider
2025年12月12日
20世紀を代表するフランスの画家、アンリ・マティスの画業を包括的に紹介する大判作品集。1890年代の初期作品から、フォーヴィスム期の絵画、ドローイングや彫刻、そして晩年の切り絵作品に至るまで、その表現の変遷を豊富な図版とともにたどっている。マティス研究の第一人者であるピエール・シュナイダーによる詳細な解説も収録され、作品理解を深めるための資料性も高い。
Before You, Santa Claus, Life was like a Moonless Night | Andrea Alessio
2025年12月12日
イタリアの写真家アンドレア・アレッシオによる作品集。ミラノでの展覧会にあわせて刊行されたもので、作家が暮らす北イタリア・トレヴィーゾとその周辺を撮影している。クリスマスツリーや玄関の装飾、街のネオンライト、ショーウィンドウ、駐車場といった日常の光景を題材に、暗闇の中に浮かび上がるイルミネーションをとらえている。祝祭性とメランコリーが交錯する情景を映し出している。
Hanezawa Garden | Anders Edstrom
2025年12月12日
スウェーデン出身の映画監督・写真家アンダース・エドストロームによる作品集。かつて東京・羽根沢に存在した庭園を題材に、静かな観察と記録を重ねた写真群を収録している。窓辺に置かれた段ボール、通り過ぎる作業員の背中、裁判中の幕を掲げた住宅、密生する竹や雑草といった断片が、場所の時間的変化を示している。地元住民の保存活動にもかかわらず、2012年に三菱地所によって取り壊された羽根沢ガーデンの記憶を映し出している。
The Work of Jorg Schlaich and His Team: The Art of Structural Engineering
2025年12月12日
ドイツの構造エンジニア、ヨルク・シュライヒとそのチームの仕事を紹介する一冊。構造設計の技術と美しさをどのように結びつけてきたのかを丁寧に追っている。橋や屋根構造など多様なプロジェクトを通して、構造が建築の裏方ではなく、造形そのものを支え、かたちづくる存在であることを伝えている。各プロジェクトの背景や設計思想、シュライヒ自身の哲学にも触れながら、構造エンジニアリングがもつ創造性と可能性を多数の図版とともに紹介。
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