加藤孝個展「NewYork Days 34 years ago」
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加藤孝個展「NewYork Days 34 years ago」

鎌倉の高校の写真部だった42年まえ、初めて写真展に行った。
池袋の西武百貨店での『ダイアン・アーバス写真展』
その頃、よく見ていた写真誌はカメラ毎日。
森山大道さんが好きで、有田泰而さんの写真が好きで、
部屋には操上さんのポスターが貼ってあって。
カメラ毎日は山岸編集長の強い意志が有った雑誌だった。
そのカメラ毎日で紹介されていたのが、アーバス。
強い衝撃を覚えた。
MOMAの『Mirrors and Windows』も。
ニューヨークに行きたい気持ちを抱くようになった。
写真の学校に行き、出版社の写真部に入り。
その時、時間はかかったが初めてのNYC。
短い時間だったが、毎日が刺激的だった。
東京に帰り、半年後にフリーに。

ロバート・フランク、ジャック=アンリ・ラルティーグ、
アンリ・カルチェ=ブレッソン、セバスチャン・サルガド、
ウィリアム・エグルストン、アーヴィング・ペン、
アニー・リーボヴィッツ……。
これからも、写真展・写真集、たくさんの写真に出会い、
たくさんの刺激をもらい生きていくと思う。

写真は素晴らしい、そして、苦しい。

ー加藤孝


34年前、ニューヨークに降り立ったあの日から、写真への変わらない愛と情熱を持ち続ける写真家の加藤孝さん。雑誌「東京人」やPARCO劇場などの演劇、さらには広告など幅広い世界でポートレート撮影を中心に活躍しています。当時の想いを収めた写真展「NewYork Days 34 years ago」がお隣の牡蠣とおばんざいのお店・マルショウ アリクで好評を博し、このたびnostos books2015年最後の展示としてアンコール開催となりました。

会期中は、加藤さん自身が刺激を受けたという私物写真集の展示や、私家版写真集の販売も行います。お楽しみに!


加藤孝個展「NewYork Days 34 years ago」

DATE:2015年12月5日(土)ー12月20日(日)

PROFILE
加藤 孝 Takashi Katoh

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1955年神奈川県鎌倉市出身
日本大学芸術学部写真学科卒
株式会社新美容出版写真部勤務を経て1981年よりフリーランスに

人物を中心に、演劇・広告・雑誌で活動。
最近は、演劇のポスター・パンフレットが多数。
雑誌「東京人」講談社 集英社等 / 演劇「野田地図」「sis company」「PARCO劇場」「新橋演舞場」「歌舞伎座」「明治座」等 / 広告「eAccess」「イー・モバイル」「monex」「美酒爛漫」等
2007・2009年読売演劇広告賞優秀賞 受賞


nostos books
東京都世田谷区世田谷4-2-12
12:00~20:00 水曜定休
03-5799-7982
http://nostos.jp

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