展示概要
木村と吉田は共に、自分自身の家族をテーマにした写真集を出版社Three Booksから刊行した写真家です。木村肇は、なぜ家族をテーマに作品を制作するかをインタビューと写真で綴った「嘘の家族」(2024) の出版をきっかけに同タイトルの作品をさらに発展させ、吉田亮人は長年カメラを通して見つめてきた自身の祖母と同居するいとこ、大輝の関係性を描く二作目の写真集「The Dialogue of Two」(2025)を発表しました。父の死をきっかけに、嘘で隠してきた本来の家族の記憶をたどった「嘘の家族」。亡くなった孫が帰ってきたと繰り返し語る祖母をカメラで追いながら、祖母と亡き孫の目には見えない会話を紬ぎ出した「The Dialogue of Two」。家族はそれぞれ違えど、亡き人と記憶の間で揺れる物語が軸となった二作品が隣り同士で展示される二人展となります。
ぜひこの機会にnostos booksで二冊の写真集とともにご高覧ください。
トークイベント「家族と記憶と写真:Family Matters」
家族という私的、かつ普遍的なテーマで作品を制作し発表することについて、木村肇、吉田亮人が制作や編集、写真集出版の経験を軸に対談します。家族と写真の関係に興味をお持ちの方はもちろん、今まさにこのテーマで制作をしている方も、会場からの質問にもお答えしながら展開予定です。ぜひご参加ください。
◉日程 3月7日(土)13-15時 ◉入場無料
木村肇 / 吉田亮人 二人展「Family Matters」
日程:2025/3/7 sat 〜3/30 mon
プロフィール:
木村肇
写真家
1982年千葉県生まれ 大学で建築を学んだ後写真を始める。マタギ、北海道の競争馬、限界集落などのテーマを丁寧に取材し詩的な白黒写真を中心に描いてきた。近年では家族、旧ユーゴスラビア紛争、東京大空襲など自身や人々の記憶を辿る視覚表現に挑戦する。上野彦馬九州産業大学賞や、バッテンフォール写真賞(独)など数多くの写真賞を受賞。写真集はイタリア、 フランス、ドイツ、日本から出版されている。
web:https://www.hajimekimura.net/
Instagram:@hajimekimura
吉田亮人
写真家。写真集出版社「Three Books」共同ディレクター
1980年宮崎県生まれ。京都市在住。滋賀大学教育学部卒業後、タイで日本語教師として1年間勤務。帰国後小学校教員として6年間勤務し退職。2010年より写真家として活動開始。個人的な問題や原体験から出発した作品を多数制作。その作品は国内外で展覧会が開催されるとともに、多くの出版物が刊行されている。2023年に写真集出版社「Three Books」をヴィジュアルアーティストの鈴木萌と設立し共同ディレクターを務める。主な出版物に「Brick Yard」(私家版)「Tannery」(私家版)、「THE ABSENCE OF TWO」 (青幻舎・Editions Xavier Barral)「The Screw」(Three Books)、『はたらく』写真絵本シリーズ(創元社) 「The Dialogue of Two」(Three Books)、写真家としての10年間を綴った書籍「「しゃにむに写真家」(亜紀書房)などがある。Paris Photo Aperture First Book Award 2015ノミネート、第47回木村伊兵衛賞2023最終候補、Images Vevey Book Award 2023ノミネート、日経ナショナルジオグラフィック写真賞2015・ピープル部門最優秀賞、コニカミノルタ・フォトプレミオ2014年度大賞など受賞やノミネート多数。 2026年3月からはオーストリア・ウィーンの「アルベルティーナ美術館」で展覧会開催予定。
web:https://akihito-yoshida-jp.myportfolio.com/
Instagram:@yoshidaakihito
Three Books
2023年設立の写真集出版レーベル。写真家吉田亮人と、アーティスト鈴木萌が共同代表を務める。「物語」「表現者」「読者」の3つの要素が互いに繋がる写真集の制作を目指し、これまで国内外の4人の作家による5冊の写真集を出版。
web:https://www.threebooks-publishing.com/
Instagram:@threebooks_publishing
会場:
nostos books
東京都世田谷区砧5-1-18 102号室
OPEN 13:00-19:00 金土日月
03-5429-6969
https://nostos.jp