2024年5月18日（土）～27日（月）の期間、画家・市村柚芽さんの個展「窓辺の肖像」を開催します。

市村さんの絵は、いつも小説を読むかのごとく、見るたびに新しい物語を見つけることができます。その絵はまるで時間を超越しているかのよう。

今回の展示タイトルを「窓辺の肖像」にしたいと市村さんからお聞きしたとき、とても心惹かれるテーマだと思いました。というのも、特に近代以降物語性を感じさせるモチーフとして「窓」は多くの画家が描いてきたもの。マティス、ハンマースホイ、リヒター…etc。いつの時代も窓は室内と外界をつなぐものであり、窓を描いた絵は鑑賞者を別の世界へ誘います。これって本の役割とも似ている…！かもしれない！

そして絵画＝窓であるならば、額縁は窓枠のようなもの。ということで、今回は高円寺の古道具店「背骨」の吉田さんに制作していただいています。市村さんの絵を最大限に生かす素敵な額、今から楽しみです。

他にもポスターやポストカード、昨年発行された作品集「花」も販売予定ですのでお楽しみに。
皆さまのご来店をお待ちしております。