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Viktor & Rolf
2026年2月26日
オランダのファッションデュオ、ヴィクター・ホスティンとロルフ・スノランによる初期の作品を集めたビジュアルブック。1993年のデビューから1999年までのコレクションを年代順に紹介し、写真や図版を通して両者の独創的なデザイン世界を俯瞰できる。大胆で実験的なシルエットや素材使い、アート的感覚にあふれるコレクションの数々は、ファッション界における二人の革新的なアプローチを明快に伝える。
Tibet Style | Hippolyte Romain
2026年2月26日
チベットに暮らす遊牧民たちの衣服に焦点を当てた写真集。毛皮のコートや幾何学模様の色鮮やかな布、色石をあしらった銀の装身具、絹織物など、受け継がれてきた装いの数々を収めている。広大な高原の風景や修道院を背景に、厳しい自然とともに生きる人々の姿を写し出す。自由な組み合わせによる装いからは、チベット文化に根ざした美意識と現在の感覚とが交差する様子がうかがえる。
九龍城砦 | 宮本隆司
2026年2月26日
写真家・宮本隆司が、香港に存在した巨大スラム「九龍城砦」を記録した作品集。1987年の取り壊し前の姿を中心に、立ち退き後の1993年の様子も加えた再編集版。消滅した都市空間を伝える貴重な記録となっている。建築が密集した外観、迷路のように入り組んだ内部構造、無数の配管や電線が交錯する光景をモノクロで克明に捉える。無秩序と秩序がせめぎ合う都市の姿を通して、20世紀を象徴する特異な空間の実像に迫る。
Still Lives | Sam Taylor-Wood
2026年2月26日
美術家、サム・テイラー=ウッドの作品集。涙を流す男性セレブリティのポートレートや、眠るデヴィッド・ベッカムを捉えた映像作品など、広く知られるシリーズを収録。静止した画面のなかに、人物の内面に触れるような緊張が保たれる。代表作に加え、個人的な写真やドキュメンタリー的作品も掲載。ニック・ケイヴらによるテキストやインタビューも収め、制作の背景と視点をたどることができる。
Antony Gormley: Expansion Field
2026年2月26日
イギリスの彫刻家アントニー・ゴームリーによる「Expansion Field」シリーズをまとめた作品集。これまで一貫して探ってきた「身体と空間」の関係を軸に、自身の身体の姿勢から導き出した60点の鋼鉄彫刻を収録。人体のスケールを起点としながらも抽象化されたフォルムは、見る位置や距離によって印象を変える。身体の不在と存在が交差する場面を通して、ゴームリーの造形感覚と探究の方向を読み取ることができる。
田中一光回顧展 われらデザインの時代 ハードカバー版
2026年2月26日
昭和期を代表するグラフィックデザイナー、田中一光の没後初となる本格的回顧展にあわせて刊行された図録。ポスター、ロゴマーク、ブックデザイン、パッケージ、CIなど、40年以上にわたる仕事を未発表作を含む564点の図版で総覧している。卒業制作や初期の版画から、東京オリンピック、大阪万博、西武グループ、三宅一生、海外ブランドとの協働に至るまで、その歩みを体系的にたどることができる。
中島英樹作品集 Hideki Nakajima Made in Japan
2026年2月26日
グラフィックデザイナー/アートディレクター、中島英樹の作品集。30年にわたり手がけてきた1万点を超える制作のなかから、自ら選んだ約600点を収録している。ポスター、雑誌、パッケージ、CDジャケットなど、多様な媒体に展開された仕事をフルカラー図版で掲載。未発表作も含まれ、制作の広がりと変遷がたどれる。テキストにはエイドリアン・ショーネシー、エミリー・キング、蜂賀亨による寄稿を収録し、中島の仕事を批評的視点から読み解いている。
A2Z and More Signs | Julian Rothenstein
2026年2月26日
アルファベットやロゴ、エンブレムを集成したデザイン資料集。『Alphabets and Other Signs』『ABZ: More Alphabets and Other Signs』の両書から選りすぐった図版に、新たな資料を加えて再構成している。20世紀のモダニズム期の書籍や雑誌、専門マニュアルなどから集められた多彩な文字やサインが並ぶ。自由な発想と遊び心に満ちた文字のバリエーションを通して、レタリングやグラフィック、サインデザインの可能性を広げる1冊。
イサム・ノグチ 発見の道
2026年2月26日
2021年に東京都美術館で開催された展覧会「イサム・ノグチ 発見の道」の公式図録。香川県牟礼のイサム・ノグチ庭園美術館で撮影された写真をはじめ、彫刻、庭園、舞台装置、照明作品「あかり」など多彩な実践を豊富な図版で紹介する。ブランクーシとの出会いを契機に、自然と抽象のあいだを往還する造形理念を育んだノグチの歩みを、初期から晩年までの代表作と資料から多角的に検証。磯崎新、安藤忠雄、松岡正剛らによる論考も収録している。
上野リチ ウェーンからきたデザイン・ファンタジー
2026年2月26日
2021年から2022年にかけて開催された巡回展のカタログ。ヨーゼフ・ホフマンに学びウィーン工房の一員として活動し、京都移住後は上野伊三郎と結婚、テキスタイルデザインを中心に活動した上野リチ(フェリーツェ・リックス)の作品を紹介。上野リチによる花やキャンディ、貝殻などの美しく華やかな色彩のテキスタイルデザインや、ヨーゼフ・ホフマン、コロマン・モーザー、ブルーノ・タウトほか、同時代に生きたデザイナーたちの作品、解説も併せて収録。
柳瀬正夢 1900-1945
2026年2月26日
2013年に北九州市立美術館で開催された展覧会の図録。日本でいちはやく未来派の影響を受け、大正期には前衛美術集団MAVOを結成するなど、大正・昭和初期の美術界に足跡を残した柳瀬正夢の活動をまとめている。水彩画に始まる初期作品から、青年期を過ごした北九州ゆかりの制作、関東大震災後の『文芸戦線』ポスターや装丁、週刊漫画誌『読売サンデー漫画』での仕事までを収録。
Imogen Cunningham: Ideas without End
2026年2月26日
写真家、イモージェン・カニンガムの生涯と作品をたどる回顧的作品集。大胆なヌードから静物、植物、ポートレートまで、多様な主題に取り組んだ写真を収録している。20世紀初頭の初期作から晩年の代表作までの100点を掲載し、その多くは未発表作品。写真家として自立した最初期の女性の一人として知られ、生涯にわたり技法やテーマを更新し続けた姿勢がうかがえる。リチャード・ロレンツによる評伝的エッセイ、年譜、参考文献も併載。
Amplification | Jeff Busby
2026年2月26日
オーストラリアの写真家、ジェフ・バスビーによる作品集。バスビーは20年以上にわたり、ダンサーや俳優、オペラ歌手など多彩なパフォーマンスを撮影してきた第一人者であり、本書では、ラグジュアリーカー広告に典型的な編集写真の枠組みを超え、視覚的に魅力的でありながら不穏な美しさをもつイメージを展開。J.G.バラードの小説『クラッシュ』を思わせる、性・死・速度への執着を呼び起こし、観る者に強い印象を残す。
Gerhard Richter: Wako Works of Art 2002
2026年2月26日
2002年、ワコウ・ワークス・オブ・アート開廊10周年を記念して開催された展覧会カタログ。ドイツを代表する現代美術家ゲルハルト・リヒターの油彩画、ガラス作品、オイル・オン・フォトなど、多様なシリーズを横断的に収録。抽象と具象、絵画と写真の境界を揺るがし続けてきたリヒターの探究を、少数精鋭の作品群から読み解くことができる。あわせて清水穣による論考「アブストラクト・ペインティングの変容」を収録。
Mina Perhonen: Ripples | Akira Minagawa
2026年2月26日
ファッションブランド「ミナ ペルホネン」を主宰する皆川明によるビジュアルブック。ブランド設立から約20年にわたる代表的なテキスタイルやコレクションを、新旧の写真や図案とともに収録。原画やアーカイブ資料を交えながら、図案が衣服へと展開していく過程を辿る。三宅一生やスーザン・ブラウンによるテキストも収録。ブックデザインはサイトヲヒデユキが手がけ、ブランドの詩的な世界観を繊細に映し出している。
Richard Deacon: Phaidon Contemporary Artist Series
2026年2月26日
イギリスを代表する彫刻家、リチャード・ディーコンの創作を包括的に紹介する作品集。代表作をはじめ、初期のパフォーマンスやドローイング、舞台美術など幅広い活動を収録している。木材や金属といった異素材を自在に組み合わせ、構造的でありながらも有機的なフォルムを生み出す造形表現を展開したディーコン。作品図版とテキストを通して、その制作プロセスと思考の展開を辿る。
Drawing Restraint 7 | Matthew Barney
2026年2月26日
現代美術家、マシュー・バーニーによる代表的プロジェクト「Drawing Restraint」シリーズの第7作を記録したアートブック。映像作品のスチールや関連イメージを収録し、身体、拘束、欲望、変容といった主題を視覚的に提示する。寄稿テキストとともに、制約の中から創造が生まれるというバーニーの思想と実践を紹介。
Tadao Ando | Philip Jodidio
2026年2月26日
建築家・安藤忠雄の作品を総覧する作品集。住吉の長屋、六甲の集合住宅、城戸崎邸、光の教会、水の教会、直島コンテンポラリーアートミュージアム、大山崎山荘美術館など、代表的なプロジェクトを収録している。写真図版に加え、ドローイングやアクソノメトリック、平面図なども掲載。コンクリートと光、幾何学的構成によって生み出される静かな緊張感のある空間を紹介している。
チャールズ・M・シュルツと『ピーナッツ』の世界
2026年2月26日
スヌーピーやチャーリー・ブラウンを生み出したチャールズ・M・シュルツの創作と人生を辿るビジュアルブック。『ピーナッツ』の原画やスケッチ、未公開資料、写真などを収録している。カリフォルニアのチャールズ・M・シュルツ美術館所蔵資料をもとに、作品誕生の背景や制作過程、時代との関わりを紹介。ユーモアの背後にある思索や日常へのまなざしにも光を当て、長年にわたり描き続けられたコミックの世界を読み解く。
NIPPONの47 2025 CRAFT 47の意志にみるこれからのクラフト
2026年2月26日
2024年から2025年にかけてd47 MUSEUMで開催された展覧会の公式図録。47都道府県それぞれの土地に根ざしたつくり手47組を紹介するもので、作品写真とインタビュー、寄稿文を通して、現代における「クラフト」の意味と可能性を問い直す。手仕事の技術や素材の背景だけでなく、つくり手の意志や姿勢に焦点を当て、地域文化とこれからのものづくりの関係を紹介。
日本の美 京いろとかたち | 岩宮武二
2026年2月26日
写真家・岩宮武二による京都を主題とした作品集。社寺建築や町家の佇まい、庭園や四季の草花、染織や工芸の意匠など、京都に息づく「色」と「かたち」に焦点を当てている。広告写真で培われた構図感覚を背景に、伝統の中にある造形の緊張感と調和を読み解く。京都という都市に重ねられてきた美意識の層を辿る一冊。
アイデア No.288 Visions of Video Games
2026年2月26日
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.288(2001年9月号)。特集「Visions of Video Games」では、テレビゲームを視覚文化として再考。ノース、ザ・デザイナーズ・リパブリック、藤本健太郎、草野剛(Level 1)、広岡毅(Level 1)らがオリジナルデザインワークを提供している。ドット表現や8ビット機のグラフィックに立ち返り、ゲーム創成期のイメージを現代の視点から読み替える試みを展開。あわせてアタリのアーケード筐体やリリースチラシ約40点を紹介し、紙媒体におけるゲーム表現にも光を当てる。
アイデア No.284 M/M issue
2026年2月26日
グラフィックデザイン誌『アイデア』284号(2001年1月)。パリを拠点に活動するデザインユニットM/M(マチアス・アウグスティニアック、ミカエル・アムザラグ)のオリジナルワークス。56ページにわたり、ファッションや音楽、展覧会など多領域にわたる仕事を紹介。ヨウジ・ヤマモトやジル・サンダーのショウに関わるカタログ制作などで注目を集めた彼らの視覚言語が誌面に展開する。表紙デザインもM/Mが手がけている。
クリスト | マリーナ ヴェゼイ
2026年2月26日
巨大な布で建築物や自然を包み込むプロジェクトで知られる現代美術家、クリストの作品集。橋や海岸線、公共建築を覆うインスタレーションの記録写真をはじめ、ドローイングや計画資料を収録。構想段階のスケッチから設営、公開、撤去に至るまでの過程を辿りながら、時間と空間、そして社会との関係を問い直す実践を追う。壮大なスケールと繊細な構想力が交差する制作の全体像を概観できる1冊。
権鎮圭展 1922-1973
2026年2月26日
2009年に東京国立近代美術館で開催された韓国近代彫刻の先駆者、権鎮圭の展覧会図録。日本滞在期の彫刻や二科展受賞作、素描・水彩など約30点の代表作を収録。松本透や柳枝延らの論考、自身の声明、年譜・作品リストも掲載し、リアリズムと精神性を融合させた権の造形思想を紹介する。日本と韓国の美術史をつなぐ位置付けにある権の足跡を、豊富な図版と詳細解説とともに読み解く。
村田森展
2026年2月26日
2012年に鎌倉芸術館で開催された展示の公式図録。京都を拠点に活動する陶芸家・村田森が手がけた出展作品の中から、薪窯焼成による器を中心に、白磁、染付、粉引、刷毛目、黒高麗、井戸、彫三島など多彩な作陶を収録。展示された9基の大壺や制作風景の記録とともに、創作の歩みをたどる。直筆題字をあしらった装丁も印象的で、村田の陶芸世界を余すことなく伝える一冊。
辻村史朗 壺と茶碗
2026年2月26日
1999年に茶道資料館で開催された展覧会の公式図録。陶芸家・辻村史朗による茶陶を中心とした作品64点を、写真と解説で紹介。辻村は独学で作陶を始め、禅や自然観に基づく独自の造形美を追求してきた陶芸家であり、茶碗や壺には静謐さと力強さが共存している。本書では、作品の細部や質感、形の妙を丁寧に捉え、茶の湯の美意識や制作背景を深く読み解くことができる。
月のたね | 小前洋子
2026年2月26日
造形作家、小前洋子による作品集。個展に合わせて刊行されたもので、陶芸作品の数々をモノクロで収録。装丁はサイトヲヒデユキが手がけ、活版印刷による文字や、極細の糸で綴じられた手製本など、紙や装丁の質感にまでこだわった造本となっている。限定300部発行。
Ken Done: Paintings, Drawings, Posters, and Prints
2026年2月26日
オーストラリアの画家、ケン・ドーンの初期作品をまとめた作品集。絵画、ドローイング、ポスター、プリントを豊富なカラー図版で収録し、1970〜80年代の代表作を中心に紹介している。大胆で鮮烈な色彩とポップな構図を軸に、海や街並み、自然や動物といった身近なモチーフを独自のタッチで描く。ケン・ドーンの造形感覚とその広がりを俯瞰できる一冊。
Australia | Ken Done
2026年2月26日
オーストラリアを代表するアーティスト、ケン・ドーンの作品集。1979年から1987年頃に制作された絵画やドローイングを中心に収録し、海辺の街や港、内陸の風景などを描いた作品が並ぶ。鮮やかな色彩と大胆な筆致、簡潔な構成によって、強い陽光や海のきらめき、都市の活気を表現。身近な景色を独自のフォルムへ置き換えながら、エネルギーに満ちた筆致で描いている。
GA No.29 ケビン・ローチ&ジョン・ディンケルー:エトナ・ライフ・インシェアランス・ビル
2026年2月26日
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第29号。建築家、ケヴィン・ローチとジョン・ディンケルーが手がけたエトナ・ライフ・インシェアランス・ビルとカレッジ・ライフ・インシェアランス・ビルを紹介。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖が、テキストはウィリアム・マーリンが担当している。
GA No.28 ジョン・ポートマン:ハイヤット・ホテル アトランタ他
2026年2月26日
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第28号。アメリカの建築家、ジョン・ポートマンが手がけたハイヤット・リージェンシー・ホテルを紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖が、テキストはポール・ゴールドバーガーが担当している。
山中俊治ディレクション「骨」展 | 21_21 DESIGN SIGHT
2026年2月26日
2009年、21_21 DESIGN SIGHTで開催された展覧会「骨」の公式図録。プロダクトデザイナー・山中俊治がディレクションを手がけ、「骨」をテーマに企画された本展は、ふたつの空間で構成される。「標本室」では、生物の骨や工業製品の構造美を可視化し、「実験室」では「未来の骨」を探る試みとして多彩な作品を展示。参加作家には、玉屋庄兵衛、ニック・ヴィーシー、エルネスト・ネト、湯沢英治、明和電機、THA/中村勇吾らが名を連ねる。
Erwin Wurm
2026年2月25日
オーストリアのアーティスト、エルヴィン・ヴルムの作品集。彫刻とは何かという問いを軸に、約25年にわたる制作を紹介している。作家自身や参加者が奇妙な姿勢や行為を一時的にとる「One Minute Sculptures」や、膨張した家や車をかたどった「Fat Sculptures」など、代表的なシリーズを収録。ユーモアと違和感を伴う造形は、彫刻の定義そのものを揺さぶる試みでもある。物質やイメージの変容を通して現代彫刻の可能性を探る。
Richard Serra: Sculpture 1985-1998
2026年2月25日
アメリカの彫刻家リチャード・セラの1985年から1998年までの作品をまとめた展覧会図録。1998年から1999年にかけてロサンゼルス現代美術館ゲフィン・コンテンポラリーで開催された展覧会にあわせて刊行されたもの。巨大な鋼板によるインスタレーションを中心に、設計図や設置風景なども掲載。批評家ハル・フォスターによる論考、デイヴィッド・シルヴェスターによるインタビューを収め、1985年以降の制作を一覧できる1冊。
アンダーグラウンド | 畠山直哉
2026年2月25日
写真家・畠山直哉による写真集。東京・渋谷の地下約5メートルを流れる暗渠の川をテーマに、地中へと降りて撮影を行ったシリーズを収録している。毎日芸術賞を受賞した代表作のひとつ。都市の直下に広がる空間をライトで照らし出し、地層のような壁面や水の流れ、たくましく生きる生きものの姿を克明にとらえる。近代化の過程で覆われた川を通して、都市の裏側に潜む構造と生命の痕跡を見つめる。
ビル景 1978–2019 | 大竹伸朗
2026年2月25日
現代美術家・大竹伸朗が約40年にわたり制作してきた「ビルディング・シリーズ」=“ビル景”をまとめた作品集。1978年から継続して描いてきた未発表作から最新作まで、全830点を収録。実在風景の写実ではなく、香港やロンドン、東京などの都市の記憶や、意識と無意識のあいだに断続的に立ち現れる「ビルのある風景」のイメージから生まれた作品群を掲載し、約40年の軌跡を一望する。
横山裕一 カラー画集
2026年2月25日
漫画家・美術作家、横山裕一の画集。絵画作品に焦点を当て、1990年代から2000年代に制作された「わたしたち」「野獣」「ユンボのまち」「戸田」「小平」などの絵画、版画、立体作品を収録。高濃度蛍光色を多用した鮮やかな色彩表現で、横山ならではの独特な画面世界を堪能できる一冊。
Portraits | Thomas Struth
2026年2月25日
写真家トーマス・シュトゥルートのポートレート作品集。ハノーファーのシュプレンゲル美術館での個展にあわせて刊行されたもの。被写体は静かにカメラと向き合い、その視線と佇まいが画面に緊張感をもたらす。デュッセルドルフ派の流れを汲み、均質な構図と抑制された表現を基盤としながら、人物の存在そのものに焦点を当てる。背景や装いも含めた全体の構成から、個人と社会の関係がにじむ。
Jean Nouvel: Complete Works 1970-2008
2026年2月25日
フランスを代表する建築家 ジャン・ヌーヴェルの活動を網羅的に収録した2巻構成・全800ページ超の大判モノグラフ。1970年代初頭から2008年までの仕事を対象に、初期の実践から国際的評価を確立した主要プロジェクトまでを辿っている。アラブ世界研究所、リヨン・オペラ座、カルティエ現代美術財団、ケ・ブランリ美術館、アグバール・タワーなど、都市や文化と強く結びついた代表作を多数掲載。本書はヌーヴェル自身が編集・デザインに深く関わり、透過素材やレイヤー表現など、建築に通底する造形思想が造本にも反映されている。
Les Vitrines Hermes
2026年2月25日
パリのメゾン、エルメスのウィンドウディスプレイを紹介する一冊。旗艦店のショーウィンドウを舞台に、長年その演出を手がけたアニー・メンシャリの仕事を収録している。1927年チュニス生まれのメンシャリは、美術学校で舞台美術を学び、その経験をもとに幻想的な空間演出を展開した。馬具工房として創業したエルメスの歴史を背景に、物語性と洗練を備えたヴィトリーヌが生み出されていく過程が、豊富な図版とともにたどられる。
イサム・ノグチ庭園美術館 | 篠山紀信、佐藤卓、三宅一生
2026年2月25日
イサム・ノグチ庭園美術館の写真集。篠山紀信がノグチ本人と作品群を背景に撮影した写真に加え、10年後に再び篠山とデザイナー佐藤卓が美術館を訪問し、新たに撮り下ろした図版を収録している。2009年、三宅一生の監修による開館10周年を記念して刊行された一冊であり、彫刻と空間、そして作家の存在が交差する場を記録する構成となっている。
Isamu Noguchi: Space of Akari and Stone
2026年2月25日
彫刻家イサム・ノグチの代表的なモチーフである「あかり」と石に焦点を当てた図録。光を内包する和紙の彫刻「Akari」と、重量と質量を備えた石の造形を対比させながら、空間における存在のあり方を探っている。軽やかさと重さ、透過する光と凝縮した物質という両極の要素が、一冊の中で交差する。会場構成や展示風景の写真も交え、ノグチが追求した彫刻と空間の関係をたどる内容。
Heavey Metal | 松尾修
2026年2月25日
写真家・松尾修による出版プロジェクト「THE SASEBO PROJECT」第3弾。故郷・佐世保の基幹産業である巨大造船所で働く男たちを被写体にしたポートレート集。風景や構造物の写真を抑え、白背景の前に立つ職工たちの姿を正面から捉えている。映画的な空気を帯びながらも、物語を語りすぎることなく、その存在そのものに視線を向ける。
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