【6月の展示】上村一夫原画展「血とエレジー」:阿久悠作・上村一夫画、幻の漫画作品『人喰い』発売記念
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【6月の展示】上村一夫原画展「血とエレジー」:阿久悠作・上村一夫画、幻の漫画作品『人喰い』発売記念

山田です。

みなさまお待ちかね、上村一夫原画展のカムバックが決定しました!
阿久悠作・上村一夫画、幻の漫画作品『人喰い』の発売を記念して、6月12日(火)から7月1日(日)までの期間、上村一夫原画展「血とエレジー」を開催いたします。



「血とエレジー」をテーマに原画を展開

今回の展示では、昭和の絵師・上村一夫が描き続けた女の強さと哀しさを「血とエレジー」というテーマで展開。ドロドロとした女の情念、置かれた環境に流されない逞しさ、強い女の生き様。数々の名作に描かれた情感溢れる世界をぜひ味わってください。

上村一夫原画展「血とエレジー」:阿久悠作・上村一夫画、幻の漫画作品『人喰い』発売記念 展示初日は阿久悠作・上村一夫画による幻の漫画作品『人喰い』の単行本発売日。期間中はもちろん当店でもお求めになれます!

購入していただいた方のうち、先着30名様には上村一夫ポスターをプレゼントしますので、ご希望の方はお早めに。

新作オリジナルアイテムは活版印刷カード

また、本展に合わせて新たなオリジナルアイテムを発表します!

1977年1月から1980年9月までの期間、スポーツニッポン日曜版に連載されていた上村一夫の挿絵入りコラム「浮世絵」シリーズから厳選し、活版印刷カード5種を作りました。

上村一夫原画展「血とエレジー」:阿久悠作・上村一夫画、幻の漫画作品『人喰い』発売記念 上村一夫原画展「血とエレジー」:阿久悠作・上村一夫画、幻の漫画作品『人喰い』発売記念 制作の様子はこちらのブログにて。

コラージュ作家・石井利佳による上村一夫コラージュも

そしてそして、当店店長でありコラージュ作家でもある石井利佳が、上村一夫作品を使って新たにコラージュ作品を発表します!

英国ダブの雄エイドリアン・シャーウッドのレコードジャケットや、フルカワミキのCDジャケット、銀座線リニューアルCMのコラージュ作品も石井の仕事です。どんな作品になるのか今からスタッフ一同楽しみ。

Adrian Sherwood『Sherwood At The Controls / Volume 1: 1979 – 1984』

銀座線リニューアルCM

もちろん展示に合わせた古書も厳選して展開します。上村一夫の作品に触れ、作品世界を深める機会となれば嬉しいです。

上村一夫原画展「血とエレジー」:阿久悠作・上村一夫画、幻の漫画作品『人喰い』発売記念


期間:
2018年6月12日(火)ー7月1日(日)

概要:
上村一夫の作品原画を展示するとともに、2018年6月12日(火)発売の未公開漫画『人喰い』を販売いたします。また、新作オリジナルグッズの活版印刷カードを含む、各種グッズや、新刊・古書の関連書籍も販売。コラージュ作家・石井利佳による上村一夫作品の新作コラージュも発表いたします。

プロフィール:

上村一夫 上村一夫(かみむらかずお)
1940年(昭和15年)3月7日、神奈川県横須賀市生まれ。 1962年(昭和37年)、武蔵野美術大学デザイン科卒業。 同年、広告代理店・宣弘社入社。 イラストレーターとして広告制作に携わるが、同社員の阿久悠氏と知り合ったことから、劇画の世界に入る。

1967年(昭和42年)、『月刊タウン』創刊号「カワイコ小百合ちゃんの堕落」でデビュー。翌年、『平凡パンチ』連載の「パラダ』(原作・阿久悠)で本格的に劇画進出。以後、「同棲時代」、「修羅雪姫」(原作・小池一夫)、「しなの川」(原作・岡崎英生)など叙情的な名作を次々と発表。

特に「同棲時代」は"劇画史に一時代を画した"と評されるヒット作品となった。また、その流麗な筆画から"昭和の絵師"と称され、月産400枚の原稿を手掛ける多忙さを極めた。

1985年11月、下咽頭腫瘍で入院。 翌1986年(昭和61年)1月11日、逝去。享年45歳。2017年にはフランスのアングレーム国際漫画祭で遺作賞を受賞。
https://kamimurakazuo.com/

会場:
nostos books
東京都世田谷区世田谷4-2-12
12:00~19:00 水曜定休
03-5799-7982
https://nostos.jp



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1990年4月22日午年、金沢出身。ギリ平成生まれのデジタルネイティブ、nostos booksを拠点にしながらカレーを作り続けるフリーランス編集者。実は理工学系。2019年2月退社。